概要
フルタイトルは『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』
2003年に公開された劇場版『ウルトラマンコスモス』第3弾にして、シリーズの完結編。円谷プロ創立40周年記念作品。
前作『THE_BLUE_PLANET』の3年後の続編を描いた作品で、タイトルにVSとあるものの2大ウルトラマンが戦うのは冒頭だけで、後はウルトラマンジャスティスをメインにストーリーが展開され、人間体のジュリや強化形態クラッシャーモードが、コスモスも新形態フューチャーモード、さらにコスモスとジャスティスが合体した新戦士ウルトラマンレジェンドも登場する。
今作を最後に『コスモス』シリーズは終了したが、後年の『ウルトラマンサーガ』、『ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』、『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』では本編のその後が描かれている。
あらすじ
カオスヘッダーとの和解、サイパン島でのサンドロスとの戦いから3年後の西暦2015年。
春野ムサシは宇宙開発ロケット「コスモ・ノア」のパイロットとして地球の怪獣達と共に宇宙へ飛び立とうとしていた。
見送りに来ていたEYES新隊長のフブキと雑談しながら歩くムサシ。すると彼の前に謎の女が現れ、何故コスモスと同化したのかと問う。
すると宇宙空間から巨大ロボットグローカーが出現。それを追ってきたかのようにウルトラマンコスモスも飛来した。
コスモスと同化したムサシは、グローカーの動きを止める。すると再び謎の女が現れた。
「コスモス。お前は夢などという曖昧なものを宇宙の正義より、優先するというのか!」
その言葉と共に女の体は光に包まれ、なんとウルトラマンジャスティスとなった。しかもジャスティスはグローカーを再起動させ、コスモスに襲い掛かってきた!
登場ウルトラマン・登場怪獣
余談
『ウルトラマンジード』で主演を務めた朝倉リク役の濱田龍臣は、この映画のDVDを何回も観て繰り返したとの事。
序盤でムサシが変身したロケ地は『ウルトラマン』第32話、『帰ってきたウルトラマン』第14話、最終回、『ウルトラマンA』第18話、『ウルトラマンタロウ』最終回、『ウルトラマンレオ』第4話、『ウルトラマン80』第12話、『ウルトラマンマックス』のDASHの基地、『ウルトラマンオーブ』最終回などで多く使用されたお台場晴海埠頭である。
一方でその直前、春風コンビが会話していたロケ地は『ウルトラマントリガー』、『ウルトラマンデッカー』などに登場したさいたまスーパーアリーナである。ちなみに『コスモス』本編でも登場している。
劇中でジュリに助けられた子犬・コスモスを演じたのは後にソフトバンクのCMでお父さん犬役で出演することになるカイくんである。
関連項目
劇場版ウルトラマン ウルトラマンコスモス ウルトラマンジャスティス
踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!:本作の2週間前に公開された映画。こちらも舞台が本作と同じお台場である。ちなみにコスモスの声を演じた稲田徹は前作『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』にて、警察無線の声や湾岸署内の放送の声として出演している。
THE_BLUE_PLANET/新世紀ウルトラマン伝説←ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス/新世紀2003ウルトラマン伝説THE_KING´S_JUBILEE→ULTRAMAN(映画)