概要
劇場映画『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス』にて登場。
ジャスティスとの戦いに敗れ、光量子空間内に幽閉されていた春野ムサシ/ウルトラマンコスモスがチームEYESや心を通わせた仲間たちの「未来への可能性、夢を信じる心」の力「フューチャーエフェクト」を注ぎ込まれる事によって復活、パワーアップを遂げた「未来を信じる、希望の巨人」。
「優しさ」「強さ」「勇気」といったコスモスの全ての要素に「希望」が加わった最強形態で、体色と頭部の形状こそエクリプスモードと同様だが配色は異なる。
もともと初代ウルトラマンに近いデザインであるコスモスを、顔は変えつつも模様をさらに初代に近づけ派手にした姿と言った感じになっている。
『コスモスvsジャスティス』ではルナモード、『Fighting Evolution 3』ではエクリプスモード、『運命の衝突』ではスペースコロナモードからチェンジしていることから、エクリプスモードと異なりどのモードからでもチェンジ可能な模様。
大幅にパワーアップしてはいるのだが、相手が相手であった事や、ウルトラマンレジェンドへの過渡期的な存在である事から、あまり話題になりにくい。後に似たようなウルトラマンも登場した(ちなみにそのウルトラマンもコスモス同様、初代を意識したデザインである)。
イベントでの出演は意外と多めであったのだが、映像作品の場合は時系列的には後の時代である『ウルトラマンサーガ』や『決戦!ウルトラ10勇士!!』ではエクリプスモードまでしか登場していないので長い間再登場が無かった(前者は登場させる事が検討されていた)。自在にチェンジできるかも不明瞭であった。
ゲームでも『FE3』以降も目立った出番がなく、『大怪獣バトル』シリーズでもクラッシャーモードやウルトラマンレジェンドは参戦しているのにフューチャーモードが参戦していないなどの歪な状況が続いていた。
しかし『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』でスペースコロナモード共々再登場。
掛け声は映画版の稲田徹のものとなっている。
その甲斐あってか、『ウルトラマンフュージョンファイト!』ではUD2弾にて参戦している。
また、劇場版の目玉という事もあってか、『ウルトラヒーローシリーズ』、『ハイパーディティールシリーズ』、『HGシリーズ』、『ウルトラマンソフビ道シリーズ』など当時としては立体化の機会はそれなりに多い。
データ
飛行速度: | マッハ18 |
---|---|
走行速度: | マッハ4.5 |
水中速度: | マッハ3 |
潜地速度: | マッハ2.5 |
ジャンプ力: | 2500メートル |
握力: | 100000トン(人間換算で100キロ) |
初登場: | 『劇場版ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス』 |
必殺技
- コスモストライク
コズミューム光線がフューチャーエフェクトの力によってパワーアップを遂げた光線。
金色で太めのエフェクトであったコズミューム光線に比べて、こちらは細めであり、スペシウム光線を思わせる青いエフェクトとなっている。
コズミューム光線よりも威力が上がっている設定なのにポーズがコズミューム光線より簡略化されてたり、『FE3』では(クロスパーフェクションが存在するためか)コズミューム光線よりも威力が低いと以後も目立った活躍をしているコズミューム光線と比べると微妙な扱いとなっている。
『大いなる陰謀』ではルーゴサイトを撃破とまではいかなかったが、怯ませることには成功している。
- フューチャーフォース
相手に自らのエネルギーを分け与えることで回復させる技。
劇中ではジャスティスの腕に直接エネルギーを送っているが、『FE3』ではジャスティスに手を翳してエネルギーを送っているという違いがある。
- ゴールデンエクストラバリア
コスモス最強のバリア。なお、色はゴールデンライトバリアと違って名前に反して青色(『FE3』では「ゴールデンライト・バリア」を使用)。
グローカービショップの攻撃を防ぎ(連続攻撃で割れかけてはいたが)、ギガエンドラのイレイザーボールも途中まで防ぐ、とフューチャーモードの技の中では一番活躍した。
- クロスパーフェクション
コスモストライクとジャスティスのダグリューム光線を収束させた合体光線。
左右どちらに立ってても使用は可能。本人視点から見て内側の腕でエネルギーを集束させた後、その反対の外側の手から(右側は右拳から、左側は左拳から)それぞれ光線を放つ。グローカービショップ戦では右側から、ギガエンドラ戦では左側から使用した。
『大いなる陰謀』ではギガエンドラに放った立ち位置で使用しており、左手発動の技の少ないコスモスとしては珍しく共闘した戦士の中で他が全員右手使用の中、唯一の左手使用であった。
- フューチャーパンチ
パンチ技の総称。
『FE3』ではエクリプスモードと同様に急接近して放つ事も出来る。
- フューチャーチョップ
チョップ技の総称。
- フューチャーキック
キック技の総称。劇中ではジャスティスと共に空中から放ってグローカービショップの頭部を破壊した。
『FE3』ではエクリプスモード同様に連続蹴りとしても放つ事ができる。
- フューチャーヘッドバット
頭突き技。
- フューチャースウィング
劇中未使用技。ジャイアントスイングで敵にダメージを与える。
- フューチャーフラッシュ
強烈な閃光を発して敵の体勢を崩す。
(出典:『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』(デアゴスティーニ・2009年・19-4)より)
- エクリプス・ウィンドミル
『FE3』にて攻撃技として使用。
- エクリプススパーク
『FE3』で光弾技として使用。『ウルトラマンフュージョンファイト!』では青い光弾を発射しているが、正式名は不明。
余談
エクリプスモードをアップデートする形でまとめており、区別が付くようにトサカの形を変更している。
関連イラスト
関連タグ
ルナモード コロナモード エクリプスモード スペースコロナモード
平成ウルトラマン最強形態
ウルトラマンアグルSV←エクリプスモード/フューチャーモード→クラッシャーモード