データ
飛行速度 | マッハ9 |
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走行速度 | マッハ2.5 |
水中速度 | マッハ1.5 |
潜地速度 | マッハ2 |
ジャンプ力 | 1200メートル |
握力 | 100000t(フューチャーモードと同格) |
概要
「強さ」を体現し、「太陽の燃ゆる炎のごとき、戦いの赤き巨人」と呼ばれるモード。ウルトラマンでは珍しい左右非対称の体色が特徴。また、頭部の形状もエースやセブンのようにトサカが尖った形状に変わる。見た目以外では掛け声も野太く力強いものに変わる。
能力が一転して攻撃的になるため、邪悪な敵を倒すためのモードというイメージが強いが、相手に鉄拳制裁を加えて戦意喪失させる時、単に大きなパワーが必要な時にも使用される。この形態でも他のウルトラマンが持つような救助用の技はそれなりに使える上、コロナエキストラクトによりカオスヘッダーを切り離す事もできる(だがこの技はルナエキストラクト同様ある事情により使われなくなる)。
ただエネルギー消費が激しいのか、エネルギー不足でチェンジできなかったり(第29話)必殺技が撃てなかったり(最終話)した場面があった。
一応、純粋な戦闘力ではエクリプスモードの方が上なのだが、その登場後もヘルズキングやサイドバクターのようにカオスヘッダーとは関係ない敵を倒す際は基本的にコロナモードで戦っており、ラグストーン・メカレーターやヘルズキング改のようなコロナモードでも歯が立たないと判断した時のみエクリプスモードにチェンジしていた。
この力はウルトラマンゼロにも与えられストロングコロナゼロとなった。
亜種として、宇宙戦闘に長けた紫色のスペースコロナモードがある。また、劇場版第2作にはムサシが見た幻影として透明なスケルトンコロナモードが登場している。
なお、放送時点では劇場版で1回しか登場した事がなく、出番のほとんどをエクリプスモードやスペースコロナモードに取られていたが、劇場版『ウルトラマンギンガS決戦!ウルトラ10勇士!!』にて久しぶりに登場を果たした(何気にムサシと一体化した状態でこのモードにチェンジしたのは今作が初めてである)。しかしこの時点でスーツが限界だったらしく、その後またしても再登場の機会がしばらくなかったが、『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』にて7年ぶりに登場することとなった。
なぜか『ウルトラマン Fighting Evolution3』ではコスモスの並列形態で唯一出番がなかった。
次作の『Rebirth』でようやく参戦。同じパワータイプのティガと比べるとこちらはスピードと手数で勝り、初心者でも使いやすい強さとなっている。
なお、上記のゲームやゼロに与えたこともあってかパワー系戦士に思われがちだが、スピードも上がっていることとコスモス自体がルナモードをはじめ高速移動を頻繁に行うスピード戦士であることもあって、決してティガやダイナで見られたようないわゆる「パワー枠」ではない。
必殺技
ネイバスター光線
両腕に宇宙エネルギーを集めて放つ、コロナモード最強の必殺光線。ただし、エネルギーの消費が激しい。
図鑑等では「L字に組む」とされているが、実際にはL字を組んでおらず、所謂ワイドショットポーズの光線ではない。文字で例えるなら、漢字の「人」字を組んでいる。似たような例では、フォトンストリームに近い。そこそこバリエーションがあったりする。
エクリプスモードが登場するまでコスモスの最大火力技であったが、ラグストーンには全く通用しなかった。
なお、ヒウラキャップが技名を知っていたが、どうやって知ったのかは不明(地球人側が便宜上名付けた名前だと解釈すれば納得はいくが)。
倒した敵
ブレージングウェーブ
両手を合掌の形に転じ、その間に発生させた気を炎の圧殺波動として一気に放つ。相手の戦意を挫くための技でもあるためネイバスター光線よりも使用頻度が多い。ネオバルタン戦では身体を破壊するまでには至らなかったが、ビルを連鎖的に倒壊させながら吹っ飛ばすという凄まじさを見せつけた。
軍事衛星アンジェリカを破壊したタイプは「ブレージング・バニッシュ」と呼ばれる。
『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』ではゼロ距離で放たれた。
倒した敵
プロミネンスボール
手先に気を集め、発生したエネルギーを球状に固めて飛ばす、炎の破壊光弾。インキュラスにのみ使用した。
本編では一度しか使用していないかなりのマイナー技にもかかわらず、「ウルトラマン FightingEvolution Rebirth」では前二つの光線技を差し置いて必殺技に採用されている。
後に『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』にて二度目の使用がなされ、こちらではゼロ距離で放たれた。
サンライトバリア
ルナモードのムーンライトバリアよりも強力なバリア。バリアを前進させて押し返すことも、自らバリアを飛び越えて上空から攻撃することも可能。ルナモードのリバースパイクを強化、敵の攻撃を吸収して打ち返す「リバースパイクハイパー」も使用可能。
サンライト・プロテクション
光線状にして対象にバリアを放って保護する技。
イゴマスとの戦いで倒壊した観覧車から子供達を守った。
コスモ・カウサー
カオスヘッダー以外の要因で変異した対象を元の姿に戻す光線。ネオバルタンに対して使用した。
コロナ・ブランチ
6人に分身する能力。劇場版第1作で使用。
サンダースマッシュ
天空にエネルギーを送り込み落雷を敵に浴びせる、自然の力を利用した技。
光線技を含む科学的攻撃の一切が通用しない戀鬼に対して使用した。
『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』ではアブソリューティアンの雑兵の光弾を撃ち落とす為に使用、爆発を煙幕がわりに利用してエクリプスモードへの変身に繋いだ。
ウルトラマンゼットの使用する「ライトニングジェネレード」の基になったと思しき技。
シャイニングフィスト
右拳から緑色の破壊光弾を連続で発射する。人差し指から放つ光弾は「ハンドドラフト」と呼ばれる。
ヘルズキング戦で使用された両手から放つ赤いタイプは「ハンドドラフト・レッド」であり、ヘルズガンを回避しながら早撃ちを行なっている。
コロナエキストラクト
ルナエキストラクトのコロナモード版。両手から発射する。ルナエキストラクトに比べ、より強力なカオスヘッダーを切り離すことができる。しかし・・・
コロナ・ウィンドミル
荒ぶるように体を高速回転させ、敵の攻撃を撃ち落とす技で、ネオバルタンのバンブスプレーを一つ残らず撃ち落とした。劇場版第1作ではテレビ版以上に物理法則を無視した変態挙動で戦闘するシーンが多く、仮面ライ●ーを思わせる効果音と共に姿勢を高速で変えるといったアクションを見せた。
コロナ・プロテクト
突き出した両手からウルトラ念力を放って敵などを弾く。
コロナリスニング
遠くの音も聞き取れる超聴力。
コロナパレント
透視能力。
劇中未使用技
額のサニースポットから放つ破壊光線「ヒートパッション」、虹色の破壊光線「グレイシーブーン」、敵の頭脳回路に異常を起こす結界「シンディアロウ」、敵を空中で静止させる「コロナスティルレイ」、霊魂や透明化した相手を実体化させる「コロナマテリアル」、水流、気流、電流、熱流を噴射する「コロナカレント」などが存在する…とルナモード以上に万能な能力を持っており、ダイナでいうとミラクルタイプとストロングタイプのいいとこ取りとも言うべきか…冷静に考えたらチートすぎである。
格闘技
ソーラーブレイブキック
飛び上がってマッハ9のスピードから急降下キックを放つ。カオスパラスタンSの角を破壊するほどの威力がある。
コロナ・パンチ
パンチ技の総称。
コロナ・キック
飛び蹴りの「コロナフライングキック」、体を発光させて敵を蹴り上げる「コロナサスペンドキック」、高速回転して放つ「コロナ・ローリングハーパーキック」をはじめとした蹴り技の総称。
コロナ・チョップ
空手チョップの「ソーラーチョップ」をはじめとしたチョップ技の総称。
「ピッキング・ブローク」や「スウィード・シェイバー」のようにルナモードから引き継がれたチョップ技もある。
サンメラリーパンチ
両手で同時に繰り出すパンチ。ほとんどの戦いで放った代表的な技のひとつ。
コロナ・エルボー
肘打ちを敵に放つ。水平に放つ「エルボースマッシュ」、全体重を掛けた「エルボードロップ」のような派生技を持つ。
コロナ・レイジホイッパー
組み付いた敵を遠くまで投げ飛ばす技。
コロナ・スウィング
相手の尻尾や足を掴んでジャイアントスイングを浴びせる。
コロナ・バックドロップ
敵の背後を取り、両手で脳天から地面に叩きつける技。
コロナ・ヘッドバット
頭突き技。
コロナ・ヘッドロック
暴れる怪獣の頭に組み付いて捕縛する。
また、両腕で敵の首を絞めて吊り上げる「コロナ・ネックハンギング」という技もある。
コロナ・ショルダーアタック
肩を使った強力な突進攻撃。
余談
外伝作品ではコロナモードが過激な性格として扱われる場合も多く、一部のファンからは「ブッコロナ」のあだ名を戴いている。
実際には上述の通り、コロナモードになった=相手を倒すとは限らない事に注意されたい。
マスクのデザインはウルトラセブンを意識しており、耳は太陽を模している。また、カラータイマーを中心に放射状に模様が広がった左右非対称なデザインが特徴で、差し色として青を入れている。
関連タグ
ルナモード エクリプスモード スペースコロナモード フューチャーモード