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データ編集

全長70メートル
体高20メートル
体重1万3000トン

概要編集

化石怪獣 ステゴン

帰ってきたウルトラマン』第10話「恐竜爆破指令」に登場した四足歩行怪獣

別名化石怪獣」


小学生が発掘した草食恐竜の化石で、実は仮死状態になって生き存えており、発掘現場が工事されることになった際に、ダイナマイトのショックを受けて復活した。体はプラスチックの数百倍頑丈で、暗闇でも1万km見通す視力を持つ目から生物の脳を狂わせる波長を放つ(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)。

性質は温厚だが自衛手段として強酸性の溶解を体からの様に分泌し、口からは毒ガス「ショットガス」を吐き出す。このガスには消火剤としての役割も備える(というかむしろこっちの方が性質的に本質と思われる)。


化石を発掘した子供達は「ステゴンを殺さないで!」と言った(学校の先生によると実は大人しい性格である)が、その危険性や死者が出た事もあって、MATが処分を決行。しかしこれは失敗に終わった。


その後再び出現し、応戦したMATが放った麻酔弾を目に受けるも、耐えて暴れ回る。現れたウルトラマンのスペシウム光線を背中に食らい致命傷を負ってしまう。子供達の意思を汲んだウルトラマンが生け捕りにしようとするが、毒ガスを吐いて抵抗されてしまう。

しかしその後、撃たれた麻酔が効き大人しくなり、ストップ光線を浴びて完全に活動を停止、宇宙に運ばれていった。

ステゴンは、「誰にも邪魔されず宇宙で眠っている」と聞いた子供達は、大喜びしステゴンは星になったのだと、空を見上げた。


膝をつかない編集

ステゴンは後ろ足の膝をついていない。普通、四足歩行の怪獣を人間が演じようとすると“四つん這い”の格好となり、どうしても膝をついてしまう。

ドドンゴスーツの前後に演者が入って“直立”を表現したが、ステゴンは前足に“高下駄”を入れて膝をつかないようにしている。その為、足が長く胴体が高い位置にある、独特のシルエットを持っている。

なお、一人用のスーツとしては、キングザウルス三世に次ぐ二体目の“膝をつかない”怪獣であるウルトラシリーズトータルでは3体目)。

ちなみに『帰マン』に登場した四足歩行怪獣はステゴンを含めて10体近くで、『ウルトラマン』に次ぐ数である。


レッドマン編集

Battle-47、49、50に登場。

一度も単独では登場せず、他の怪獣たちと同時に出現してレッドマンに戦いを挑んだ(ただし、第50話では一緒に登場した怪獣を倒した後、レッドマンと一対一の戦闘を行っているため、実質的にステゴンがメインを張る形となっている)。

第47話ではグロンケンザウルス(『戦え!マイティジャック』の登場怪獣)、第49話ではグロンケン、第50話ではキングストロンと共に出現した。


着ぐるみは『帰マン』のものをそのまま使っているが、四足歩行でのアクションが困難だったのか、他の怪獣たちに合わせて二足歩行で戦闘を行っているため、かなり違和感がある(第47話でレッドマンの方へ走っていく際にのみ四足歩行で移動している)。


余談編集

ウルトラQ』からウルトラ怪獣の着ぐるみ制作を担当した高山良策氏が最後に製作した怪獣がこのステゴンである。


着ぐるみは後に『緊急指令10-4・10-10』の怪獣アルフォンに改造された。


ウルトラ銀河伝説』のベリュドラ右の角を構成している。


発掘現場のロケ地はかつての『ウルトラファイト』にも使われた東京都稲城市東長沼の三栄土木であり、通称「稲城のグランドキャニオン」とも呼ばれている。このロケ地は後に本編第26、45話、『ウルトラマンA』第29話、『ウルトラマンレオ第6話でも使用されており、特に『レオ』第6話はジープ特訓でも有名である。


劇中で、レッドキングラドンタッコングが名前のみ登場している。



関連項目編集

帰ってきたウルトラマン ウルトラ怪獣 四足歩行怪獣

シーボーズガヴァドン:同じく温厚な性質を持った怪獣。

エリガル:同じく大人しい性質だが自衛手段として毒ガスを吐ける怪獣。マルチバースとなった現在では上記の2匹共々『ウルトラマンコスモス』の遊星ジュランで一緒に暮らしているかもしれない。

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