データ
概要
第3話『地底怪獣アルフォン』に登場する怪獣。
50年前にコンゴの奥地でたった2、3度だけ、それも体の一部だけが目撃された幻の生物。
四足歩行で地底を時速80キロで進む事が可能。特殊な酸を発する。武器は鋼鉄も噛み切る鋭い歯。また尻尾で土砂崩れも起こす。
アルカリ性の土壌を好み、それを求めて地底を移動する。しかしその地底移動により地震が巻き起こってしまうと言う迷惑な怪獣でもある。
弱点は酸。
この日本に現れたアルフォンはコンゴに現れた個体なのか別個体なのか不明だが電波特捜隊の毛利は岩と岩との間に挟まれ日本で唯一生息していた一匹と推測している所から別個体であると見なしている。
劇中での活躍
大湯温泉近くの大湯山で地震を引き起こし、山小屋を倒壊させる。しかし温泉宿の従業員にはその揺れは感知されていなかった。
そして湯之谷村で目撃され、その僅かな目撃情報と回収された体組織から電波特捜隊にその存在を察知される。
とうとう出現して、その地割れでハイカーを生き埋めにしたりがけ崩れなどの被害をもたらし、その存在は報道されていった。
電波特捜隊と毛利の分析でアルフォンがアルカリ性の土壌目当てで移動している事と強酸性駅が弱点である事を突き止められる。
毛利としては生け捕りにしたい所だったが野放しにすれば被害が大きくなるため殲滅する事になった。
電波特捜隊によって超音波により三方を厚い岩盤に囲まれたアルカリ液散布済みの土地に誘われて、そこで強酸性液と電波銃を食らってとうとう死亡した。
余談
着ぐるみは『帰ってきたウルトラマン』に登場したステゴンの流用・改造である。
デザインは米谷佳晃。本作唯一の巨大怪獣だが、米谷は作品の方向性を考慮して怪獣ではなくUMAとしてデザインしていたと述べている。頭部のデザインモチーフはアフリカに出現する地底怪獣という設定から、ハダカデバネズミが選ばれた。背中から尾先にかけてはカイコをモチーフとしているが、そのままにするとモスラのように芋虫のような感じになってしまうため、四足の怪獣となった。