概要
ウルトラシリーズに登場する怪獣の中でも常に四足歩行で活動する、もしくは二足歩行も出来るが、場合によっては四足歩行で活動する怪獣を指す。
一般的な二足歩行型のウルトラ怪獣と違って手が使いにくい為、頭突きや巨体によるのしかかりを武器に戦う事が多い。
登場頻度について
現実の哺乳類や爬虫類、両生類では四足歩行で活動する種が多くを占めるが、ウルトラシリーズにおいてこの様な移動方法を取る怪獣は少ない。
理由は色々あるが、一番の理由はスーツアクターであろう。二足歩行の人間が入って四足歩行を演じる以上、フォルムや動きがどこか不自然になってしまうのは否めない(移動の問題もあり、基本的に四足歩行の怪獣は所謂はいはいの姿勢を取っていることが多い)。かといってドドンゴの様なケンタウロス型デザインにすればスーツアクターが2人必要になってしまう。
また、ドレンゲランやグワームの様な首長竜タイプの怪獣は非常にカッコイイ見た目をしているので人気は高いが、実は首を操演で動かす必要があるので猶更登場機会に恵まれないジレンマを抱えている。
一応、この問題を払しょくするために『帰ってきたウルトラマン』に登場したステゴンは両腕に下駄を履かせることでこれまでよりも自然で生物的な動きを可能としており、その後『ネクサス』で登場したゴルゴレムでさらに改良が重ねられることとなる。それでもアクションに色々と制約が出てしまうこともあってか、四足歩行怪獣の登場頻度は現在もあまり多いとは言えないのが現状である。
『デッカー』で登場したスフィアザウルスは、二足歩行型をベースにしつつ、「両腕を極端なまでに大型化させることで四足歩行にする」という何とも斬新なデザインとなっており、これにより「フォルムや動きが不自然になりがち」「アクションで制約を受けやすい」という難点を新たな切り口で解消している。戦闘シーンも四足歩行で戦っているというよりかは、「両腕に巨大な装備を装着した二足歩行型の怪獣」とでも言うべきアクションになっている。
怪獣一覧
ここでは、四足歩行を行う体勢に分けて怪獣を分類する事にする。
勿論、今のこのページに記載されてない怪獣も多数いるので、気づいた方は遠慮なく追記していただきたい。
1.完全四足歩行型
2.必要に応じて四足歩行型
ゴルゴス | パゴス | ピーター |
---|---|---|
ネロンガ | ゲスラ | ガボラ |
アギラ | キングトータス | クイントータス |
ミニトータス | ジレンマ | オカリヤン |
ハングラー | オロラーン | 改造オロラーン |
マーゴドン | バランガス | ムザン星人 |
ネオダランビア | ギール | ジョーモノイド |
スピットル | モグルドン | イフェメラ |
ボルギルス | サビコング | サラマドン |
パラグラー | アングロス | ホロボロス |
スフィアネオメガス | レヴィーラ | ズグガン(成体) |