DATA
別名 | 灼熱怪獣 |
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身長 | 40m |
体重 | 2万t |
出身地 | 火山地帯 |
概要
第32話「果てしなき逆襲」に登場。
典型的な四足歩行タイプの怪獣。鼻先の一角と背中の鉱物の結晶のような突起が特徴で、いずれもマグマのような赤光を放っている。
摂氏約10万度という凄まじい体温の持ち主で、科特隊の冷却弾も効果が無い。
鎌倉近辺に出現。工場建設のために自分の住処まで破壊されたことに怒って出てきて暴れだした。
頭の角と背中にある突起から赤い閃光ともに発する熱光線で山火事を起こしたり、化学工場を破壊、撃退に出動した戦車も破壊した。10万℃という体温のため科特隊の冷凍弾も大した効果がなかった。熱光線でウルトラマンに対して優位に立つも投げ飛ばされて気絶し、スペシウム光線を受けて爆死した。
その後の作品での登場
ウルトラマンパワード
第7話「灼熱の復讐」に登場。
初代と区別して「パワードザンボラー」と呼ぶ事が多い。
詳細は個別記事を参照。
ウルトラマンブレーザー
2019年5月にアメリカ合衆国・ロッキー山脈に出現した個体がGGFと交戦した記録があり、第2話「SKaRDを作った男」ではアオベ・エミが討伐作戦に参加したことが地球防衛隊勤務記録書に記載されていた。
出現地からパワードザンボラーであった可能性が高い。
派生作品
ウルトラマンSTORY0
若い頃のウルトラマンタロウの前に立ち塞がる強敵として登場。体格はタロウの何倍もあり、文字通り山のような巨体を持ち、カラレスを一呑みしてしまった程である。体から撃ち出す火山弾で周囲をむやみやたらに破壊しつくす暴れん坊で、原作のような自然保護思想などカケラも存在しない。
スワローキックを受けてカラレスを吐き出した後、タロウのストリウム光線をで体に大穴を開けられ、宇宙まで運ばれてウルトラダイナマイトで粉砕された。
酩酊!怪獣酒場
第52話に登場。
灼熱を放つ能力から猛暑の原因にされるが、実際は人間達の文明の営みによるツケだと指摘する。
最後は文明で生活していながら「車も子孫もいらない」という現世代達の価値観に肝を冷やして去って行った。
ウルトラ忍法帖
朧党の巨大忍獣として登場。しかしその役目はウル忍と戦うことではなく、マンを毒殺する目的で作った毒チョコの実験台という悲惨な物であった。結果は一欠片食っただけで泡を吹いて横死したが、作戦自体はマンにバレてしまい、糠喜びで怒り狂ったマンにより朧党が絵に描けない位の悲惨な目に遭うことに…。
余談
デザインを手がけたのは成田亨氏。ライオンのシルエットをモチーフに構成したと言うが、完成形のシルエットはオオトカゲかイグアナに近い。
スーツはガヴァドンBの改造。
鳴き声は、ガメラをアレンジしたもの。
準備稿では、ウルトラマンに冷凍液で凍結され、スペシウム光線で蒸発して倒されるという流れだった。
撮影時には爆発と火勢が強かったといい、機電の倉方茂雄はスタジオの東京美術センター側から苦情が寄せられ、以後の撮影では火薬が控えめになったと証言している。