カリヤ「怪獣ってのは、俺たちの常識を超えてるから怪獣なんだ」
概要
別名: | 超高熱怪獣 |
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身長: | 59m |
体重: | 7万7千t |
出身地: | ニューギニアの火山 |
第21話「発熱怪獣3000度」に登場。
火山の中に棲息し、変成岩地層を食べて生きている怪獣。その際、ソドムが掘った横穴にマグマが流れ込み、マグマの圧力が下がって噴火を抑えることに繋がるため、人間や森に住む動物を助ける益獣として、古文書にも「火の神の怒りを鎮め、人々を噴火から救う守り神」との名で存在が記載されている。
口から火炎弾を放射するが、あくまでも身を守るための武器であり、性格は大人しい。
変成岩地層を食べるのに夢中になり、ニューギニアの火山から地面を掘り進んでいるうちに日本にあるTPC本部基地・グランドームの地下シャフト付近で風邪を引いたため停止、風邪により体温が2500度まで上昇していたため基地内部を真冬にもかかわらず酷暑で覆い尽くした。
スーパーGUTSがその高温を何とかしようと冷却作戦によって対応したために冷却ガスを吹きつけられるわ頭から水を浴びせられるわと散々な目に遭い風邪が悪化し、体温が3000度にまで上がってしまった。
ウルトラマンダイナとの戦闘中にくしゃみをしたことからようやく風邪をひいていたことが分かり、勘違いを悟ったナカジマ隊員の「地底に返してやってくれ」という頼みを聞き入れたダイナ・ミラクルタイプのウルトラサイキックで人のいない火山に送り返される。
こうして基地内の気温は元に戻ったものの、今度はスーパーGUTSの面々が急激な温度変化に耐えきれず風邪をひいてしまった……。
ナレーター「寒い日が続きます。皆さんも風邪には、くれぐれもご注意ください」
派生作品
DARKNESS HEELS -Lili-
ある人物から技術供与を受けた惑星フースの下層民(インフェルニア)の作り出したロボット怪獣として登場。
まだ稼働する前だったためなのか、さすがに原作のような高温を発するような描写はなかった。
その後、起動して他のロボット怪獣共々進撃を開始するものの、最後はキリエロイドⅡに変身したサイロの一撃で粉砕されてしまった。
余談
『ウルトラマンオーブ』のメイキング映像で「発熱ジェッタ3000度」というセリフが出てくる。
今話の放送時期は冬であり寒暖差が逆転する季節ネタの回であり、この回以降鏡を水面に例える、深海、湖の怪物、南極での決闘など暫くの間水に関連した怪獣や話が続くことになる。
監督・特技監督を担当した北浦嗣巳は、ソドムの設定や第21話の展開に関して「『地球環境の変化によって地上に現れた怪獣』の設定を、ハードな展開で扱うのは果たして良いのか」という意見があったのを参考に、全体的にコミカルな面を付け足していったことを証言している。
関連タグ
ゴモラ:名前が「ソドムとゴモラ」として対になる。ダイナのリブート先である『ウルトラマンデッカー』にはこちらが登場。ちなみにそのゴモラもデッカーより前々作の『ウルトラマンZ』に登場した時には、花粉症を患って何度もくしゃみをしていた。