ダイス星人「あの生物は……ギャビッシュは、凶暴な宇宙生物だ。奴等のために我々の星は、多大な犠牲者を出した……」
概要
別名: | 凶悪怪獣 |
---|---|
身長: | 8cm~70m |
体重: | 70g~7万t |
出身地: | 宇宙 |
第7話「箱の中のともだち」に登場。
ダイス星の特別捜査官の故郷バース星雲ダイス星に現れ、甚大な被害をもたらした怪獣。
カプセル状の檻の中に閉じ込められている間は仔犬か仔猫のような姿をしているが、カプセルから出されると次第に本来の獣のような姿に戻っていく。
知能は非常に高く、愛くるしい姿を利用して言葉巧みに相手を騙し、味方に付けるなど策士。
目の中に相手を捕獲する能力を持ち、ダイス星人曰く「人質を取るのはギャビッシュの常套手段」。他にも口からは針状の光線、尻尾からは電撃を放ち、相手の光線を目から吸収し口から跳ね返す「カウンター光線」や鋭い牙など多彩な攻撃手段を有する。瞬間移動も得意。
ダイス星人によって2匹がブラックホールに護送される途中で地球に逃亡。地球の大気内では一定時間を過ぎると檻を構成している物質が崩壊してしまうため、1匹は速やかに殺処分されたが、もう1匹が怪獣災害で親を亡くした子供達が暮らす孤児院「カトレア学園」に住む吉村由香という少女に拾われる。(そもそもブラックホールに移送などせず即始末してしまえば良かったのにとか言ってはいけない。)
ダイス星人に見つかり、殺されそうになるが、たまたま孤児院に慰問に来ていたアスカ・シンとユミムラ・リョウに助けられ、TPC本部基地・グランドームに運ばれる。その時に「私はギャビッシュ。私を助けて」と助けを求め、いかにもか弱い生物であるかのように振る舞い、スーパーGUTSをまんまと騙してしまった。
その後はグランドーム内のD2研究室で保護されていたが、時間経過により檻が消えたことで少し巨大化。瞬間移動でD2研究室に踏み込んできたダイス星人に再度殺されそうになるが、D2研究室に入ってきた由香に阻止され、さらにスーパーGUTSが駆けつけた隙を突いて、目から発する「テレポート光線」で由香を連れ去る。
和解したダイス星人から真相を聞いたスーパーGUTSの捜査により、J地区の廃屋で発見されるが、すでに本性を現しており、目の中に由香を取り込んで人質にした上で巨大化して暴れ出した。
由香の救出に苦心するスーパーGUTSの攻撃をものともしなかったが、一瞬の隙を突かれてダイス星人に由香を奪い返されてしまう。
ギャビッシュを説得しようとした由香に「乱暴する子は友達じゃない!」と叫ばれ、その仕返しとばかりに2人を攻撃し、由香をかばったダイス星人を殺害。怒りに燃えるアスカが変身したウルトラマンダイナと戦い、光線や怪力で苦しめるも由香の応援を受けたダイナのダイナスラッシュで尻尾を切断され、ソルジェント光線(スペシウム光線)を受けて青い炎に包まれ消滅した。
余談
このエピソードでは、スペシウム光線が披露されており、『ダイナ』本編が『ティガ』の続編であることから、何気に昭和要素と併用要素の両方が存在した最初の話となった。
着ぐるみの頭部はガイガレードに改造された。
また、カプセルから出た後、愛くるしい姿から、メイン画像のような凶悪な外観の完全体に変化しているが、その中間形態として「愛くるしい面影を残しつつ、巨大になりつつある」姿も披露している。劇中では出番はわずかだったが、この中間形態の造形物も作られた。
関連タグ
ベムラー、ガモス、ビースト・ザ・ワン:似たような立ち位置の凶悪宇宙怪獣。ガモスは追手である宇宙人の家族を殺していると言う共通点がある。ちなみにほかの2匹はウルトラ戦士に追われて地球にやってきた。
ノスフェル:幼女を体内に閉じ込めた怪獣繋がり(後輩)。
ベジベジ:6年前のロボットアニメに登場した怪物で、幼体のかわいらしい姿で少女(主人公のクラスメイトの妹)を欺いたギャビッシュの先輩