リョウ「ダイナ、あなたにも『恐れ』はあるの?」
概要
別名: | 妖獣 |
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身長: | 人間大~61m |
体重: | 人間大~6万2千t |
出身地: | 4世紀前半の日本 |
第22話「ツクヨの兵士」に登場。
4世紀前半の日本に実在したと言われている国「ツクヨ」にある「ツクヨの泉」に潜んでいた魔物。
人間の恐れの感情を食べるため、ツクヨの国の兵士から守り神として崇められており、兵士に願掛けをした石を泉へ投げ入れさせ、石に込められた恐怖心を食べていた。
そのため、ツクヨの兵士は戦に連勝してきたが、恐れを捨て去るのは人間らしい感情を捨てるのと同じだということに気付き、また月が泉に映ると巨大な魔物の姿で出現するため兵士たちによって「凍れる泉」=青銅鏡の中に封じ込められた。
時は流れ現代。青銅鏡が出土され、スーパーGUTSのユミムラ・リョウ隊員の先輩である綾野塔子博士が封印を解いてしまったため復活。綾野博士に重傷を負わせ、駆けつけたリョウを後述の能力で動けなくさせたが、月が雲に隠れてしまったため青銅鏡の中に逃走。リョウがスーパーGUTSの隊員、すなわち「戦士」であることに目を付け、その恐れを食べようと暗躍を開始する。
相手の恐怖心を増幅させて身をすくませる能力を持つ他、影のような姿に変身して高速で移動し、ツクヨの兵士が投げ込んだ石礫を口から発射して攻撃する。
この石礫はただの石ではないらしく、そのまま口から地面に零れ落ちただけでも爆発を起こしていた描写や着弾した建物を爆散させていた事から、爆発性を持っているものと思われる。
鏡の中に潜み、光を反射する物体の間を自由自在に移動することも可能(ツクヨの兵士が遺した警告などの「泉」とは「光を反射するもの」のことを指していた)。
上記の特殊能力だけではなく格闘能力にも優れており、フラッシュタイプのダイナ相手にも接近戦で戦いを優勢に進め、カラータイマーを点滅させるまで追い込んでいた。
出現する時は月が紫色に輝くが、月が隠れてしまうとパワーが急速かつ大幅に低下する。そのため、月が雲に隠れる夜や、月のない昼間は鏡の中に逃げる。
ツクヨの泉は現代では埋め立てられていたが、その場所に建っている高層ビルのガラス窓に月が映ってしまったことで復活し、活動を開始。
ガッツイーグルを石礫で撃墜し、現れたウルトラマンダイナをも恐れさせるが、恐怖を乗り越えたダイナの猛反撃で大ダメージを受ける。
戦いの最中、月が雲に隠れてしまったため高層ビルのガラスの中に逃げようとしたが、同じく恐怖を乗り越えたリョウのXXバズーカで足を止められ、ソルジェント光線を受け爆死した。
後にメージヲグの作り出した幻影として登場するが、対となる白い花の花粉から出来た幻によって消滅。
余談
「死闘!ダイナ対ダイナ」でも、合成やの背景に登場していたりする。