概要
2013年4月、同年に放送された『ウルトラマンギンガ』とともに、円谷プロ創立50周年新事業展開の一つとして発表された。
ウルトラマンが存在しない「プラズマギャラクシー」と呼ばれる世界を舞台とし、歴代ウルトラシリーズに登場した宇宙人たちが「プラズマソウル」と呼ばれる鉱石を獲得するため、それを体内に宿した「プラズマ怪獣」をハンティングする、という世界観のアーケードゲーム。主人公が強大な怪獣をハンティングするというコンセプトは、DSソフト『怪獣バスターズ』と通ずるものがある。
そのタイトル通り、ストーリーはゴールドラッシュをモチーフにしている。
途中からウルトラ戦士も参戦するようになった。
ゲーム媒体を基盤にしたメディアミックス作品であり、後述のアニメシリーズのテレビ放送と劇場公開がされた他、サイドストーリーを描いた漫画も掲載された。
大胆なコンセプトを打ち出したものの、設置店舗が限定される大型の筐体やほぼマルチプレイ前提のゲームシステムなど、ユーザーのプレイ環境が制限されてしまったことが災いし、コンテンツとして充分な訴求力を発揮できないまま、2015年11月末にひっそりと稼働を終了、「新世代ヒーローズ」に後を譲るような形で約2年間の展開に幕を下ろした。
しかし、独特の世界観や個性的なキャラクター達に惹かれたファンも多く、今でも隠れた人気を持つ作品でもある。
アニメ
『新ウルトラマン列伝』内において、CGショートムービーが2013〜2014年の間で不定期に放送された。これは同時期に放送されていた『ギンガ』および『ギンガS』と交互に展開を行なっていたという当時の事情も関係している。
『ウルトラマンギンガ劇場スペシャル』の同時上映として劇場版2作品が公開された。
映像ソフトは、『ギンガ』のBlu-ray・DVDの特典映像としてシーズン1、『ギンガS』のソフト版特典映像としてシーズン2、劇場版が『ギンガ劇場スペシャル』と抱き合わせで収録されたが、本作単独で映像ソフト化はされていない。
公式サイトで過去に放映されたムービーはYouTubeにて視聴が可能だったが、現在では視聴ができなくなっている。
こうした事情もあり視聴がなかなか難しい作品だったが、2021年7月に円谷プロ公式サブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」にて単独配信が開始されたことで視聴へのハードルは低くなった。
用語
超エネルギーを宿した鉱石・プラズマソウルを宿した怪獣。本作に登場する宇宙人より遥かに巨大であり、体表にプラズマソウルが露出している。露出したプラズマソウルを全て破壊されると倒される。なおこの宇宙の宇宙人たちはM78シリーズなど他のウルトラシリーズに登場する星人たち(ウルトラマン含む)のいわゆる「巨大化状態」と同じ数十メートルサイズと設定されており、相対的にそれより遥かに巨体なプラズマ怪獣たちは数百メートルサイズと言うことになる。
星人ハンター
ギルドに所属しプラズマ怪獣からプラズマソウルを獲得に挑む宇宙人達。「ハンターステーション」で3人1組のハンターチームを組み、プラズマ怪獣ハンティングに赴く。討伐報酬として「ガネー」が与えられ「ハンターライセンス」に入金される。
七星剣
かつてプラズマギャラクシーで起こった巨大な騒乱を治めるのに尽力したという七人の剣士、ひいては彼らが使用していた妖刀そのもの。七星剣だった剣士の大半は現在なにをしているのか、どこにいるのかすら不明な者が殆どであり、また剣自体が何らかの理由で元の所有者の手を離れている場合もあるようである。
所有者 | 七星剣 | 備考 |
---|---|---|
ノダチザムシャー | 無銘 | 手にしたものの生気を吸い取る妖刀 |
ババルウ星人フガク | サカマシ | 竜巻を発生させる力を持つ |
メフィラス星人ジェント | 破軍 | 星を破ることが出来ると言われている |
ナックル星人ブランケ | ハリサシ | 死の剣とも呼ばれ、鞘から抜かれることはない |
バルタンバトラー・バレル | カナツキ | 刃が三又に変形する。バレルは後任であり、前任者は不明 |
ガッツガンナー・ガルム | フニブシ | 薙刀状の剣。ガルムは後任であり、前任者は不明 |
マグママスター・マグナ | ナナマス | 6つの剣の力を集約できる骨のような剣。マグナは後任であり、前任者は不明 |
属性
キャラクターに設定されている炎、水、雷、土、メタル、光、闇の7属性。
炎は土に強く、水に弱い。水は炎に強く雷に弱い。雷は水に強く、土に弱い。メタルにはかなり有利。土は雷に強く、炎に弱い。メタルは炎水土の三属性にやや有利だが、雷にはとても弱い。
光属性は闇属性に有利な唯一の属性となる。
主な登場キャラクター
登場する宇宙人は原作のデザインと変わらない者もいれば、もはや別人というか別種族なのでは?と疑うレベルでアレンジされているキャラも多く、中には明らかにイケメン化しているキャラもいたりする。デザインは後藤正行氏が担当。なお、原作と変わらないデザインの星人の中にはグローザムやデスレムもいるが、並行同位体だと思われる。
ラッシュハンターズとその関係者
バルタン星人。故郷の星が消滅してしまったことで同族を全て喪った過去を持つ。
ガッツ星人。チームでは最年長でハンターとしての経験も豊富。
マグマ星人。若さゆえの猪突猛進っぷりでチームのムードメーカー的存在。
ラッシュハンターズを結成したメフィラス星人。ハンティングとは別にチームを組ませた別の思惑がある模様。かつてプラズマギャラクシーの危機を救ったとされる七星剣の一人。
ハンターたちに武器や道具を提供している商人。
ハンター
ザムシャーの一族の一人でかつてガルムとチームを組んでいたこともある。巨大なアントラーを一刀両断するほどの剣技の持ち主で、七星剣の一人でもある。
3人チームを組むダダの一族のハンター。プラズマギャラクシーでは最近まであまり表舞台に出てこなかった種族らしくその素性を知る者は少ない。個人単位の感情は別として、「ダダのカーテン」という言葉が使われるなど他種族に対し閉鎖的な部分がある。
星人ハンター(ゲーム版のみに登場)
- メトロン星人デストロイ
- メトロン星人メルド
- チブル星人(チブローダー)
- チブル星人(チブローダーストロング)
- ガッツ星人シーズ
- マグマ星人フッグ
- デスレ星雲人デフレイム
- グローザ星系人グランザー
- ザラブ星人レイント
- メトロン星人ウィップ
- イカルス星人アロウ
- バルキー星人ラース
- マグマ星人トライド
- デスレ星雲人デスラル
- デスレ星雲人デスレード
- グローザ星系人グロウラン
- グローザ星系人グロール
- ザラブ星人ザラガン
- メフィラス星人スライサー
- バルキー星人キルバ
- バルキー星人グーガー
- ナギナザムシャー
- ユミザムシャー
- ババルウ星人フガク
- ババルウ星人ドマノ
- ナックル星人ラボラ
- ザラブ星人ウェイバ
- ヒッポリト星人アーチャー
- ヒッポリト星人ヒルガ
- ピッコラ星雲人ピッタ
- メフィラス星人シックル
- メトロン星人メタバー
- チブル星人(チブローダーリミテッド)
- マグマ星人ヴァイザー
- デスレ星雲人ダイロ
- ナックル星人ジェイラ
- ヒッポリト星人ケイプ
- グレンファイヤーインディゴ
- グレンファイヤーヴェルデュール
- グレンファイヤーバーミリオン
- ババルウ星人ハマー
- ナックル星人ブランケ
- ナックル星人
- ヒッポリト星人
- ザラブ星人
- ダダ
- ザムシャー
- ギギ
- 巨大ヤプール
- バルキー星人
- ピッコロ
- ババルウ星人
- メトロン星人
- グローザム
- デスレム
- マグマ星人
- テンペラー星人
- ガッツ星人
- イカルス星人
- チブル星人エクセラー
ウルトラマンべリアルの配下。ウルトラマン列伝での言によると「全ての宇宙を手に入れる」というべリアルの野望を叶えるためプラズマギャラクシーへの関与を企ている。なお、本編に還元される設定かどうかは不明であり、いわゆる本来の歴史から分岐した存在の可能性も考えられる。
ウルトラ戦士
- ゾフィー
- ウルトラマン
- ウルトラセブン
- ウルトラマンジャック
- ウルトラマンエース
- ウルトラマンタロウ
- ウルトラマンティガ
- ウルトラマンダイナ
- ウルトラマンガイア
- ウルトラマンコスモス(エクリプスモード)
- ウルトラマンネクサス(ジュネッス)
- ウルトラマンマックス
- ウルトラマンメビウス
- ウルトラマンゼロ
- ウルトラマンゼロ(ウルティメイトゼロ)
- ウルティメイトフォースゼロ
- ウルトラマンギンガ
- ウルトラマンギンガストリウム
- ウルトラマンビクトリー
- ウルトラマンギンガビクトリー
プラズマ怪獣(ゲーム版)
CGアニメに登場
※恐竜戦車はアニメでは恐竜戦車マークⅡと呼ばれている。
オリジナル怪獣
- マグマレッドキング
- アースゴモラ(ブラックアースゴモラ)
- プラズマルチタイラント(ブラックプラチナタイラント)
- アクアペスター(オリハルコンペスター)
- プラズマメタルキングジョー(オリハルコンキングジョー)
- プラズマキラーザウルス(オリハルコンプラズマキラーザウルス/レインボープラズマキラーザウルス)
- サンダービートスター
- ライトニングシーボーズ(ライトニングシーボーズ(闇属性))
- プラズマボーンバードン
関連タグ
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大怪獣ラッシュ
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ウルトラマンフュージョンファイト!/ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ
ウルトラ怪獣擬人化計画feat.POPComiccode - 登場人物たちが大怪獣ラッシュをプレイしようとするシーンがある。