「トドメは次のお楽しみだ・・・!」
データ
別名 | 策謀宇宙人 |
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身長 | 50m |
体重 | 1万5千t |
出身地 | デスレ星雲 |
CV | 郷里大輔 |
概要
第43話「脅威のメビウスキラー」で初登場し、第45話「デスレムのたくらみ」にて本格的に活動を開始。
後に出身地が設定されたため、正式名称はデスレ星雲人デスレムになる。
皇帝「エンペラ星人」に仕える「暗黒四天王」の謀将でありシーボーズよろしく骨と筋肉が逆転した外骨格を纏った様な姿に、顔はゼットンを思わせるような黄色い発光体がある。
グローザムと同じく3万年前に引き起こされたウルトラの星との全面戦争「ウルトラ大戦争(ウルティメイトウォーズ)」に参加している古参である。
先を越された新参のヤプールに怒りを見せるなど、彼とはあまりウマが合っていない。
扇の様に発達した左腕を使った「デスレムクロー」や時空を歪ませてあらゆる所から火球を降らす「デスレムインフェルノ」が主な武器。
あらゆる場所から乱れ打つデスレムインフェルノは大怪獣バトルNEOにおいては「天地煉獄光」と呼ばれた。
肩書き通り卑劣な作戦で相手の精神を追い込んでいくのを得意としており、GUYSをフェニックスネストごと人質にしてメビウスの戦意を削いでしまい、人間の反感を買う様に仕向けた(市民たちは最初はGUYSが犠牲になったと思い込み、GUYSの犠牲を悲しむような発言をしていたが、生存していたと知るや恥知らずと罵詈雑言を飛ばし、マスコミもGUYSを避難する記事を書くように…)。
しかし、善良な市民もおり電気屋「きくち電器商会」の社長がGUYSの通信をアマチュア無線で傍受し、TV局のKCBを通して拡散した。GUYSの仲間達の励ましを受け立ち上がったメビウスの逆襲を受け、フェニックスネストを攻撃しようとするがウルトラマンジャックに阻まれてしまう。
挙句の果てに地上の民衆にデスレムインフェルノを向けるも、イカルガ・ジョージによって全弾撃墜。
最期はメビュームバーストとスペシウム光線を同時に浴びて倒された。GUYSを非難していた市民も自分たちの所業を悔いて改心したようだ。
その後
『ウルトラマンメビウス外伝ゴーストリバース』ではアーマードメフィラスの力で復活させられ、他の四天王と共に「ギガバトルナイザー」を手に入れて皇帝の復活を企んだが、タロウにストリウム光線で倒された。
炎の谷に行く為に地下を爆破したのはいいものの、強固な外壁に歯が立たずアーマードメフィラスと共に咳き込んでいたり、ヤプールが憑依したメビウスキラー達と大喜びをするなどコミカルなシーンも目立った。
また、新技として顔面から火球を放つ姿も見られた。
メビウス最終回以降のパラレル設定となる『ウルトラマンプレミアステージ』では暗黒エネルギーの影響で他の四天王諸共復活。皇帝復活の為に怪獣軍団を率いて暗躍していたが、最期はウルトラ兄弟を支援する為に現れたウルトラマンマックス、ウルトラマンゼノン、ウルトラマンネクサス(ジュネッスブルー)に敗れた。
内山まもる『ウルトラ兄弟VS暗黒大軍団』
本人が再生された状態で登場。
インペライザー軍団でタロウを苦しめ、巻き込まれたピグモンを助けようとするウルトラ兄弟たちをビームミサイルキングとの連携で追い詰める優れた謀将っぷりを発揮するが、流離いのロボット剣士メカザムに脅されて頼みの綱であるビームミサイルキングを瞬殺された挙句、駆けつけたウルトラの父のファザーショットを受けて致命傷を負ったところにヤプールの召喚したバキシマムのツノが突き刺さってしまうという悪役とはいえ、哀れすぎる末路を迎えた。
『大怪獣バトル』
NEO第2弾で登場。グローザムとのタッグ必殺技が設定されており、グローザムが敵を串刺しにして凍結させた後にデスレムインフェルノでトドメを刺す「双天煉獄氷斬」がそれである。
ただし、自力での再生能力を持たない為にグローザムのようにストーリーモードでの出番はなかった。
また、メフィラス星人がアーマードメフィラス、グローザムがアーマードグローザムと専用の強化形態を貰ったにも拘らず、デスレムに強化形態を与えられることは終ぞなかった。
HONDA「ステップワゴン スパーダ」CM
同僚のグローザムと共演。
スパーダに轢かれまいと道を譲っていた。
『ウルトラゾーン』
マッサージ店の客として登場。性格は大幅に本編とは異なるが、一応原典通り、暗黒四天王の謀将デスレムその人である。
CVは河野洋一郎氏。
『ウルトラマンゼロ&オールスターウルトラマン超絶!!ウルトラリーグ』
テレビマガジン版2011年8月号にてグローザムと共にゼロに挑戦するが、ゼロツインソードで宇宙の藻屑と化した。
当時は『ウルトラゼロファイト』制作前なのであくまでデスレムという扱いであるが、奇しくも今回のゲストはウルトラゼロファイト」にてキーパーソンとなったダイナとコスモスである。
『大怪獣ラッシュ』
並行同位体が登場。
武器持ちである事が殆どだが、あのような右手の形でどうやって持つのか気になる所だが、カードイラストを見る限りではそこまで苦労している様子はないらしい。
炎上地雷「デスレ火炎地雷」、対象を汚泥塗れにする「アースプリズン」といったアイテムで戦う。
また、本シリーズへの参戦に伴い、以下の能力が新たに設定された。
- ナックルでの攻撃「プロミネンスアッパー」
- 陽炎で分身を作り出す「陽炎幻影陣」
- デスレムインフェルノとアッパーのコンボ「天地煉獄昇波」
- 発火能力で敵を焼く「煉獄残傷」
- ヘヴィガンでの攻撃「煉獄重炎爆」
- ヘヴィガンでの砲撃とデスレムインフェルノのコンボ「天地煉獄重弾」
- ブーメランでの攻撃「フレイムウイング」
- 火炎を纏ったブーメランとデスレムインフェルノのコンボ「天地煉獄斬弾」
- 大剣での攻撃「プロミネンスブレイカー 」
- デスレムインフェルノと火炎斬のコンボ「天地煉獄豪斬」
- マジックワンドでの攻撃「ブレイズインフェルノ」
- 巨大火球を落とす「デスレフレイムインパクト」
闘士デスレム
『ウルトラマン超闘士激伝新章』でもグローザムと共に第四回銀河最強トーナメントに出場。グローザムとは対照的に冷静で「謀将先生」と(皮肉を込めて)呼ばれている。
亜空間「皇帝空間」にメビウスを拉致し追い詰めたが、乗り込んできたウルトラマンネオスの捨て身の戦法で戦闘不能になったグローザムを処刑(後述の仕様もあって実際はデスルーラに近い)。現実世界に帰還するも脱出してきたメビウスの攻撃で上下に両断されたが、自らデストクローで喉を突き破って自害(これも後述の仕様によるデスルーラであり「皇帝騎団は死など恐れぬ」と嘯いていた)。過たず噴き出した血液が体を再構成し、怪獣形態魔獣デスレムに変身。
超闘士タロウ含む会場全闘士の一斉攻撃で撃破されたが、彼の目的は闘士ウルトラマンの拉致にあり、自分かグローザムのどちらかがウルトラマンの体に触れることで成し遂げられるものだった。
魔獣化する前にウルトラマンと握手したことで目的が達成されてしまい、動き出した天騎甲がウルトラマンを拘束し、何処かへ連れ去ってしまった。
その後、皇帝空間最上層にて暗黒司祭ジェロニモンにより蘇生させられ、同じく復活したグローザムと共に四天騎聖に選抜される。
原作通り闘士ウルトラマンジャックに苦戦するが所詮は時間稼ぎ、究極超獣戦艦Uキラーザウルスが起動するとすぐさま闘士ヤプール、グローザムと共に飛び乗りウルトラ戦士を虫けらのように捻り潰す。彼らがチャージスラッガーによる一発逆転を狙っていることを明晰な頭脳で見抜くとグローザムを引き連れてこっそり離脱、セブンを襲撃しチャージを妨害した。
しかし記憶を取り戻したメフィラス大魔王があっさり皇帝軍を裏切り、タロウに加勢したことで形勢は逆転。離脱も叶わずに抜群の連携の前に追いつめられ、「大丈夫だ! ジェロニモンがいるのだから我々は不死身だ!」と一縷の望みをかけるもメフィラスの口からそれが不可能と伝えられて完全に希望が断たれ、超魔光閃・二重撃を受けて跡形もなく消し飛ばされた。
同族
詳しくはデスレ星雲人の項目を参照。
余談
初期名は「ジェノア」。
デザイナーはグローザムと同じく酉澤安施でデザインコンセプトは「筋肉と骨の逆転」。
怪獣絵師の一人である開田裕二もそのデザインを絶賛したという。
デスレムとグローザム中の人はスターフォックス64やスターフォックスアサルトでも共演している。
デスレムとの対決回は前話での暗黒四天王一番手との戦いで、身勝手な地球人の行いを目の当たりにして人間にも悪意や私利私欲がある事を知って衝撃を受けたメビウスにとって、更に追い打ちをかける事となり、前話の様に傍について激励してくれる存在がいなかったのでかつてない人間不信へと陥り、地球や人間を守る事に疑念を抱く。そんな時に今回のメビウスと同じく人間に愛想を尽かし、見捨てそうになったことのあるウルトラマンジャックは、自身が見つけた答え=「人間を愛する為には、人間の弱さや醜さも知らなければいけない」 事をメビウスに教える等、「怪獣使いの遺産」と同じく「怪獣使いと少年」の続編とも言える回となっている。
第45話では市民役でムナカタリーダー役で知られる瀧佳人(大滝明利)氏、電気屋の社長役として帰ってきたウルトラマンのスーツアクターとして知られるきくち英一氏がゲスト出演している。
きくちのトレードマークであるヒゲは健在であり、アマチュア無線のくだりは『帰ってきたウルトラマン』第51話で通信士役で出演していた事に、ジャックの登場に際し、「ウルトラマンが、帰ってきた!!」というくだりもかつてはジャックのスーツアクターであった事に由来する。
なお、何かと後続作品でセブンと交戦したグローザムとは異なり、ジャックとの再戦の機会には恵まれない(『ゴーストリバース』での対戦相手はタロウである)。
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