概要
ここでは、組織としてのGUYSについて説明する。個々の所属メンバーに関してはウルトラマンメビウスの項目を参照。
『ウルトラマン80』に登場したUGM解散後しばらく後、ある報告をもとに10年の歳月をかけて結成された。少なくとも『ウルトラマンメビウス』本編より何年ほどか前から活動しているようだ。「GUYS」の名前は、「Guards for UtilitY Situation(あらゆる状況に対応する防衛隊)」の略で、読み方は「ガイズ」。
出撃の際に上官が発言する「GUYS,sally go!」了解を意味する「G,I,G!」という掛け声がある。
その結成のきっかけは、(当時)科学特捜隊のサコミズが冥王星軌道から帰還した際、地球が今でも狙われていること、その脅威からウルトラ戦士が密かに守っていたことを報告したことにある。
組織の特色としては全体の雰囲気が非常に明るくメンバー同士の仲も非常に良い。
また歴代の防衛チームのなかで現状までのテレビシリーズで唯一ウルトラマンがチームの一員であると発覚した後も共に闘い続けた組織である(ウルトラマンギンガも変身者は仲間にバレているがこちらは防衛チームではなく民間人の集まり、劇場版を含めるとウルトラマンティガのGUTSとウルトラマンエックスのXIOも該当)。
ライセンス
GUYSに所属するためにはライセンスが必要。これは、防衛部隊であれば特に変ではないが、怪獣頻出期(『ウルトラQ』~『ウルトラマン80』の時期、怪獣が続々現れた期間を指す)の沈黙から25年近く経過した本編のころには、「就学や就職に便利な資格」程度にしか扱われていなかった。16歳からなら誰でも試験を受けられるようになるため劇中の民間人にも取得者はいたのだが、上記の扱われ方から、実際に入隊するものは少なかった。第2話で入隊することになるメインキャラも、当初は渋っていたくらいである。
組織体制・主な戦力
ニューヨーク沖に総本部を置き、各国にそれぞれの本部が配置されている。そのほか、宇宙空間や公海など、領空・領海に含まれないエリアを担当する部署もある。
CREW GUYS JAPAN
本編にて主に登場する、日本支部GUYS JAPANの実戦部隊。劇中、第1話以前→本編→最終回以降で所属メンバーが異なり、主要キャラは本編でのメンバー。
怪獣が次々と日本に現れる中、超科学メテオールを駆使し、メビウスと力を合わせて戦い抜く。
主な戦力
- ガンクルセイダー
ガンフェニックス配備前の主力戦闘機。UGMのメカとは違い宇宙を行き来できるなど第二期シリーズ防衛チーム機なみの性能があるが、ディノゾールによって全滅してしまった。
最終回ではメテオールを搭載したMXが登場しているが、エンペラ星人に破壊されており、出てくる度に破壊されている哀しきマシンである。
ちなみにモデルとなった戦闘機はマイティジャックのコンクルーダー。
- ガンフェニックス
- ガンフェニックストライカー
- ガンウィンガー
- ガンローダー
- ガンブースター
- ガンスピーダー
- フェニックスネスト
- ガンブレイバー
武装はカウル内にトライガーショットを装備しているのみ。また、通常モードのほか、30mのジャンプを可能とする『ハイパーホッパー・モード』、高度5mまでの浮遊が可能な『ハイパーハミングバード・モード』、電磁キャタピラを精製していかなる悪路も走破する『ハイパーセロー・モード』の3モードに変形が可能。しかし、性能がピーキーすぎてさすがの元ライダーであるマリナもあまり乗りたがらないらしい。
- ガンスピンドラー
過去の作品で活躍したライドメカ達。物語作中に度々登場。小説版によればマグマライザーとラビットパンダはアライソ整備長の手により整備またはリストアされている事がわかっている。
GUYSオーシャン
公海の防衛を行うチーム。本編中にて、GUYS JAPAN以外で直接的に登場したほぼ唯一のチームで、隊長は勇魚洋。その名の通り、水中、水上での任務を得意とする。
主な戦力
- シーウィンガー
ガンウィンガーの実用性が認められ、GUYSオーシャン用にカスタムされた機体。水上を滑るようにして航行する「ワイズ・クルージング機能」を持つほか、水中への潜航もできる。
- ブルーウェイル
GUYSスペーシー
大気圏外の宇宙空間で任務に就くチーム。宇宙人や宇宙怪獣は地球へ侵入するのを防ぐのが劇中での役回りだが、大抵は侵入を許してしまう。話の都合もあるし、仕方ない。
作中では無人の怪獣要撃衛星ぐらいしか出番がなく、小説版でやっとスペースウインガーが登場した。
GUYSアンタクティカ
南極圏を防衛するらしい。劇中未登場
過去の防衛チーム関連の装備
歴代の防衛チームの装備に由来・関係した武器
シルバーシャークG
GUYSスペーシーやフェニックスネスト横などに配置された大型ビーム砲台。『ウルトラマンA』に登場した、メタリウム光線も効かない強敵超獣・ファイヤーモンスを撃破したシルバーシャークが原型。地上に落下してくる隕石群を狙撃で全滅できる射程と精度を誇る。
宇宙機雷ライトンR30マイン
キングジョーを破壊したライトンR30爆弾を発展させたもの。その名の通り、宇宙空間に設置して地球への侵入を防ぐ。
AZ2006
GUYSアローMA1型
『帰ってきたウルトラマン』に登場したMATアロー1号の改装機。出番はなかった。
メテオール
「Much Extreme Technology of Extraterrestial ORigin(地球外生物起源の超越技術)」の略。かつて地球に現れた、ウルトラ戦士を含む宇宙人や怪獣が残した兵器や円盤、技術や能力を研究・解析して手に入れたオーバーテクノロジーの総称。基本的に緊急時(実験時は例外)に上層部の許可のもと1分間のみ使用できる。この制限時間はウルトラ戦士の活動時間のように「その時間が限界」なのではなく、まだまだ未知の技術であるが故に設けられた「その時間しか使ってはならない」制限である。
主に登場するメテオール
- ガイズマシン
ガンフェニックス以降の新型機に搭載されているマニューバモードもメテオールの1つ。円盤を思わせる、航空力学を無視した機動を可能にする。
- キャプチャーキューブ
- マケット怪獣
- グロテスセル
- リージョン・リストリクター、ディメンショナル・ディゾルバー
- マグネリウム・メディカライザー
- スぺシウム・リダブライザー
アーカイブドキュメント
総本部のデータベースに存在する、かつて出現した怪獣・宇宙人にまつわるデータ群。要はリアル怪獣図鑑である。過去のシリーズにて人類が観測した怪獣や超獣、ウルトラ戦士を含んだ宇宙人などがその時代の防衛チームごとに記録され(例外あり)ており、メテオール開発の参考にしたり、過去に出現した怪獣の別個体が出た際に参照したり、マケット怪獣のカスタマイズに使われたりなど活用法は広い。
なお、あくまでも人類側の観測記録であるため、必ずしもその怪獣の登場作品が、登録されている防衛チームのドキュメントに対応しているわけではない。
ドキュメントのカテゴリ、及び『メビウス』でも登場した怪獣に関して
- ドキュメントSSSP(科学特捜隊)
- ドキュメントUG(ウルトラ警備隊)
- ドキュメントMAT
- ドキュメントTAC
- ドキュメントZAT
- ドキュメントMAC
- ドキュメントUGM
- アウトオブドキュメント
- ドキュメントフォビドゥン
関連タグ
DASH:前作の防衛組織。
DEUS:次作の防衛組織。
ウルトラマンメビウス:登場作品
科学特捜隊:特に関わりが深い防衛チーム
CREWGUYS:表記ゆれ(?)
防衛チーム