概要
本稿では、組織としてのGUYSについて説明する。個々の所属メンバーに関しては、ウルトラマンメビウスの登場人物一覧の項目を参照。
『ウルトラマン80』に登場したUGMの解散後、ある報告をもとに10年の歳月をかけて設立された(詳細は下記)。少なくとも、『ウルトラマンメビウス』本編より数年前から活動している模様。GUYSの名前は、「Guards for UtilitY Situation(あらゆる状況に対応する防衛隊)」の略で、読み方は「ガイズ」。
出撃の際に上官が発言する「GUYS,sally go!(=GUYS,出撃せよ!)」、了解を意味する「G,I,G(=GUYS IN GREEN)!」という掛け声がある。
組織の特色としては全体の雰囲気が非常に明るく、隊員同士の仲も非常に良い。
また今のところ、テレビシリーズの防衛チームのなかで唯一ウルトラマンがチームの一員であると発覚した後も、ともに戦い続けた組織でもある(防衛チームではなく民間人の集まりでなら変身者が仲間にバレても共闘し続けた例はある。劇場版を含めると『ウルトラマンティガ』のGUTSと『ウルトラマンX』のXioも該当)。
小説版によれば、オリジナルデザインのトートバッグが存在するという。
テーマ曲は『Run_through!~ワンダバ「CREW_GUYS」~』(歌:Project DMM with TMC)、『我らCREW_GUYS』(予告BGMも兼ねる)、『バトルフィールド』(メテオール解禁時)。
設立
設立のきっかけは、科学特捜隊所属の亜光速試験船「イザナミ」船長であったサコミズ隊員が冥王星軌道で体験した以下の出来事から始まる。
搭載艇での哨戒飛行中、地球侵略を狙う多数の円盤群と遭遇。包囲されつつも果敢に応戦しながら、冥王星の陰で待機中の「イザナミ」に「地球が今でも侵略者たちに狙われていること」を地球に報告するようメッセージを託す。
そして円盤から放たれた光線が自機に迫ったその時……
「俺たちは守られていたんだ……俺たちの知らないうちに、俺たちの知らない場所で、俺たちの知らない敵からな…。」
まばゆい光の中からとあるM78星雲人が盾になるように出現。
円盤からの光線をいともたやすく弾き、逆に腕から放った光線で薙ぎ払うように円盤群を殲滅して見せる。
応戦しつつも、唖然としてその光景を見ていたサコミズに対し、彼は人類が自力で冥王星軌道まで辿り着いたことに感嘆するとともに、「いつか、人類が自分たちと肩を並べて星々の狭間を旅する時が来るまで、我々がその盾となろう……次に会うのが楽しみだ。」と言い残して去っていった。
その後、無事に帰還した彼らに待っていたのは、ウラシマ効果によって既に怪獣頻出期が終焉し、四半世紀続くことになる平穏期に突入していた地球だった。
最後の防衛チームであったUGMも解散して久しく、誰もが十数年ぶりの平和を謳歌している最中、サコミズ班からもたらされた一連の報告から今後を見据えた防衛組織の設立が提唱。各国政府及びかつての防衛軍上層部への根回しによって、10年という長い歳月をかけてGUYSが設立されることとなる。
ライセンス
GUYSに所属するためにはライセンスが必要。
これは、防衛部隊であれば特に変ではないが、怪獣頻出期(『ウルトラQ』~『ウルトラマン80』の時期)の沈黙から25年近く経過した本編の時期には、就学や就職に便利な資格程度にしか扱われていなかった。16歳になれば誰でも試験を受けられるようになるため、劇中の民間人にも取得者はいたが、上記の扱われ方から実際に入隊するものは少なかった。第2話で入隊することになるメインキャラも、当初は渋っていたくらいである。
ちなみにプレイムービーの「ガイズサリーゴー編」では体験入隊ができることが判明しているが、やることは実戦そのものである。体験入隊とはいったい…。なお、プレイムービー版の主人公はこの体験入隊を経て入隊した模様。
組織体制・主な戦力
ニューヨーク沖に総本部を置き、各国にそれぞれの本部が配置されている。そのほか、宇宙空間や公海など、領空・領海に含まれないエリアを担当する部署もある。
CREW GUYS JAPAN
本編にて主に登場する、日本支部の実戦部隊。劇中、第1話以前→本編→最終回以降で所属メンバーが異なり、主要キャラは本編でのメンバー。
怪獣が次々と日本に現れるなか、超科学メテオールを駆使し、メビウスと力を合わせて戦い抜く。
基地内には、F/A-18ホーネットや90式戦車などのような通常兵器や、6連装シンクロトロン砲も配備されている。
武装
- GUYSスーツ
耐寒性や耐熱性、防弾性を発揮するスーツ。女性が着るスカートタイプなどもある。
- GUYSメット
性能はスーツと同様。通常のパトロールではキャップを被る事も。
携帯可能な小型拳銃で、通常のハンディショット、バレルを伸ばした長距離用のロングショットの2形態に変形する他、3色のシリンダーをチェンジする事でそれぞれ違った弾丸を撃つことが可能。赤はアキュートアローを撃ち出し、黄色は高火力弾のバスターブレット、青は各種メテオール弾を撃ち出す(メモリーディスプレイをソケットに装着する)。
『ウルトラ銀河伝説』でもメビウスがヒビノ・ミライの姿になった際の武器として使用されている。『ウルトラマンタイガ』の時点では光の国の資料館に保管されており、メテオールの力によって光の国に転送されてきたことがボイスドラマにて語られている。そこには、GUYS隊員たち地球での仲間からメビウスへのボイスメッセージが録音されていたと言う。
地球の技術がウルトラの星に到達するなど前代未聞であり、当時光の国は大騒ぎになったらしい。
ゲーム『ロストヒーローズ2』ではウルトラマンメビウスの最強装備として登場。
- GUYSメモリーディスプレイ
隊員たちが常備している携帯端末。身分証明証兼通信機として使える他、側面のソケットにカプセルを差し込み、トリガーを引くことでマケット怪獣を召喚したり、ガンスピーダーの起動認証キーとしても機能する。
側面のソケットには音叉型装置の装着機能の他、カメラ機能もあり、撮影した対象をアーカイブドキュメントと照合する事も可能。
リュウのものにのみ、セリザワ隊長によってファイヤーシンボルが描かれているが、第30話以降はミライのものにも描かれている。
- メテオールショット
メテオール弾を撃ち出す光線銃。メモリーディスプレイを差し込むことで起動する。
GUYSメットでスキャンされた使用者の脳波と連動して誘導弾を撃ち出すことができるが、その性能ゆえに凄まじい空間認識能力と動体視力が要求されるために、ジョージが使用することが多い。必殺技は3発のメテオール弾を独立させて操作する「アメイジングトリプル」。
- GUYSタフブック
持ち運びに優れる高性能PC。インターフェースにカプセルを装填することで、マケット怪獣の戦闘シミュレーターとしても機能する。
主な戦力
ライドメカをマニューバモードに変形させる際の口上は『パーミッション・トゥ・シフト!マニューバ!』(GUYSオーシャンも共通)となる。
- ガンクルセイダー
全長 | 12.5m |
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全幅 | 6m |
全高 | 5m |
定員 | 2名 |
ガンフェニックス配備前の主力戦闘機。UGMのメカとは違い、単独で宇宙を行き来できるなど第2期ウルトラシリーズの防衛チーム機なみの性能があるが、ディノゾールによって全滅してしまった。主な武装は、両翼下部に装備された合計10連のロケットランチャー。一般機はウォータージェット部分が廃されて合計六門のロケットランチャーを装備していて、カラーロングはグレー一色という違いがある。
第49話では試験的にメテオールを搭載し、「スペシウム弾頭弾」を装備したMX型が登場しているが、エンペラ星人に破壊されており、出てくるたびに破壊されている哀しきメカである。
小説「アンデレスホリゾント」ではとある人物が設計を担当していたことが判明する(ただしパラレルワールドであることに注意)。
ちなみに、モデルとなった戦闘機は『マイティジャック』のコンクルーダー。
第1話の脚本上ではメテオール未搭載のガンフェニックスがディノゾールと交戦する設定だったが、原口智生監督秘蔵のコンクルーダーを複製・改造した旧型機を登場させることになった。
全長 | 24m |
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全幅 | 14m |
全高 | 8m |
定員 | 6名 |
GUYS JAPANの主力戦闘機。ガンウィンガーとガンローダーに分離し、共同戦線を張るのが主な戦法。メテオールにより、UFOのような軌道で飛行する「マニューバモード」に変形する(下のガンブースターも同様)。別名「俺たちの翼」。機体のファイヤーシンボルは、隊員たちによってペイントされたもの。
全長 | 26m |
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全幅 | 16m |
全高 | 10m |
定員 | 8名 |
ガンフェニックスとガンブースターが合体した大型戦闘機。宇宙航行を可能にしたほか、火力も上昇。
通常時の必殺技は全砲門からビームを発射する「バリアントスマッシャー」。マニューバモードでの必殺技として、自機のシルエット状に固めたエネルギー波を放つ「インビンシブルフェニックス」を使うことも可能。
DXウルトラコクピット『出撃!ウルトラゾーンへの旅編』ではキングジョーにライトンR30を発射する役目を担ったが、どう見ても爆弾ではなくウイングレットブラスターなのは気にしないように。
GUYS USA所属の機体は「ストライクサンダー」と呼ばれており、濃紺をベースに赤いポイントカラーで塗装されている上に性能を20%向上させた「パワード・ガンブースター」を接続させることにより、スペックの向上に成功しているという差異があるが、ユーゼアルのスピードには追いつけなかった。ちなみにUSAは機体になんでも「パワード」と付ける癖があるらしい。
全長 | 14m |
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全幅 | 10m(マニューバ:16m) |
全高 | 5m |
定員 | 2名 |
ガンフェニックスの前半分にあたる攻撃戦闘機。元から鳥っぽいデザインだが、マニューバモードではさらに鳥っぽくなる。武装は機関砲ビークバルカンと熱線砲ウイングレットブラスター、メテオール使用時ではスぺシウム弾頭弾を武器としている。グローザムに凍結されたメビウスにエネルギーを与えるべく、マグネリウムメディカライザーが搭載されたこともあり、機体前部からメビウスのカラータイマーに向けて放たれた。
ボンブベイからは、高分子プラスター弾や金属火災用消火弾を発射する。特に後者はサーペント星人との戦いで有効打となった。
小説版によれば、GUYS CHINAのガンウインガーはお国柄を反映して左右に龍の頭がペイントされている。ガンローダーには龍のボディが描かれていて、ガンフェニックスに合体すると2匹の龍が向かい合う粋な仕様になっている(ガンフェニックスじゃなくてガンドラゴンなんじゃ…と言うツッコミは禁句)。
このような各支部専用カラーが登場するようになったのはガンフェニックスが配備されてからであるようで、ガンクルセイダー時代からファイヤーシンボルを描いていたリュウはそれを誇りにしている様子。
また、メテオール発動時に展開されるイナーシャル・ウイングの考案者はTACに所属していた梶洋一主任だとされている。
全長 | 12m |
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全幅 | 14m(マニューバ:24m) |
全高 | 8m |
定員 | 4名 |
ガンフェニックスの後ろ半分に当たる多用途重戦闘機。武装は重粒子ビーム砲バリアブルパルサーと、尾翼前方の連装旋回機関砲ダブルガンランチャー。 マニューバモードでは竜巻発生装置ブリンガーファンを武器としており、怪獣を巻き上げての一本背負いをしたことも。
このブリンガーファンにマックスウェルの悪魔の理論を応用した灼熱の竜巻マクスウェル・トルネードが搭載され、グローザム戦での決まり手になった(この他にも荷電粒子ハリケーンやベンチレーション・ボルテクサーなどの突風技を持つ)。
- ガンブースター
全長 | 14m |
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全幅 | 8m(マニューバ:11m) |
全高 | 7m |
定員 | 2名 |
途中で新たに配備されたメカ。ほか2機を上回る火力を誇り、ガンフェニックスと合体してガンフェニックストライカーとなり、宇宙空間への発進も可能にする。主な武装は機首に装備された2門のビーム砲アルタードブレイザーと両翼に装備された6門のビーム砲で、マニューバモードではエネルギーを纏って回転する技スパイラルウォールで防御も可能。必殺技はガトリング・デトネイター。
他の機体よりもスピードに優れており、『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』によれば、東京からニューヨークをわずか数10分で飛行可能とされている。
全長 | 5m |
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全幅 | 2.2m |
全高 | 2m |
定員 | 2名 |
上記3機のコックピットブロックを兼ねたメカ。脱出ポッドとして使えるほか、これ単体でも移動・戦闘をこなす。実は空中・水中・地上・宇宙と、一通り移動できる万能機。機首からはレーザービーム砲や超音波砲フェノンメーザーを発射する。フェニックスネストには4機あり、それぞれ1、2、3、EXと呼称して区別されている(それぞれ先端部分と操縦席のベルトの色で見分けることが可能)
実は初期案では車という設定であり、車のようなデザインになっているのもそのため(玩具版でもコロ走行が行える)。「アンデレスホリゾント」によると道交法に引っかかるため緊急時以外は公道上を走行できないらしい。
全長 | 70m |
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全幅 | 50m |
全高 | 60m |
GUYS JAPANのシンボルともいえるもので、劇中にて主に映るのはこれであり基地は地下にある。巨大メカのフライトモードに変形可能で、圧倒的な火力を秘めている。和訳すると「不死鳥の巣」。
必殺技はフェニックスキャノンから放たれる破壊光線フェニックス・フェノメノン。また、ディメンショナル・ディゾルバーも発射可能。
ゲーム『グレイトバトルフルブラスト』ではヒーロー達の拠点として登場。仮面ライダーディエンドからもお宝判定されている。
ゲーム『ロストヒーローズ』ではフェニックスブレイブの解放イベントで登場する。
- ガンブレイバー
小説版で登場。貴重な陸上戦力で、ベース車両はスズキのファルコ・ラスティコ。もともとはアライソ整備長が趣味で製作した同機のレプリカだったが、元ライダーであるマリナの入隊を記念して後述の装備を追加。サコミズの厚意によりGUYSの試験装備としてナンバーを取得した。
シールド部分にメモリーディスプレイを翳すことでシールドが展開され、そこにメモリーディスプレイをセットする仕組み。ハンドルもL字型でスライディングレール方式で操縦する。
武装はカウル内にトライガーショットを装備しているのみ。また、通常モードのほか、30mのジャンプを可能とするハイパーホッパー・モード、高度5mまでの浮遊が可能なハイパーハミングバード・モード(ポインターのホバークラフト機能を転用したもの)、不可視電磁キャタピラを精製していかなる悪路も走破するハイパーセロー・モードの3モードに変形が可能。しかし、性能がピーキー過ぎてさすがのマリナもあまり乗りたがらないらしい。
命名はマリナで、「よほど勇気のある奴かバカじゃなきゃ乗れない」ことが由来。
- ガンスピンドラー
小説版で登場した、GUYSの4機目の戦闘機。機体前部のドリルが特徴で、大気圏の単独飛行の他、機体側面のキャタピラとメテオールを使用して地中に潜行することが可能。また、ガンフェニックスと互換性があるため、合体してガンフェニックスピンドラーに変形することができるが、結局こちらの形態は未登場であった。
GUYSオーシャン
公海の防衛を行うチーム。本編中にて、GUYS JAPAN以外で直接的に登場したほぼ唯一のチームで、隊長は勇魚洋。その名の通り、水中や水上での任務を得意とする。
主な戦力
- シーウィンガー
ガンウィンガーの実用性が認められ、GUYSオーシャン用にカスタムされた機体。水上を滑るようにして航行するワイズ・クルージング機能を持つほか、水中への潜航もできる。玩具版ではガンローダーとも合体。
水深100mまで潜行することも可能。
- ブルーウェイル
オーシャンに配備されている大型潜水空母。指令本部も兼ねている。
シーウィンガーもこの艦艇に格納されている他、魚雷や爆雷、ミサイルなどの戦闘用武装や投下式ソナーボックスといったツールを搭載している。
ちなみにブルーウェイルとは英語でシロナガスクジラを意味する。
GUYSスペーシー
大気圏外の宇宙空間で任務に就くチーム。宇宙人や宇宙怪獣の地球侵入を防ぐのが劇中での役回りだが、大抵は侵入を許してしまう。話の都合もあるし、仕方ない(上層部は立場が苦しそうだ……)。
本編ではシンクロトロン砲あるいは後述のシルバーシャークGを搭載した無人要撃衛星やライトンR30マインしか登場せず、小説版でやっとスペースウインガーが登場した。
『ウルトラマンプレミアステージ2』ではタケル隊員とユウキ隊員が登場。当時流行っていたネタに宇宙人軍団やダンを乗せるなど、ゼアス&ナイスコンビとともにステージを盛り上げた。
- スペースウィンガー
小説版に登場したGUYSスペーシー版のガンウィンガー。
宇宙空間での使用実績が少なくリスクが未知数という理由でMe型という改修機を除いてメテオールは搭載されていない。
GUYSアンタクティカ
南極圏を防衛するらしい。劇中未登場。
GUYSホスピタル
GUYSの職員専用の病院施設で基地の外部に設置されている。
小説版で存在が判明し、日の出サユリが運び込まれた。
生活棟
本部内にある隊員たちの生活スペース。最上階には食堂があり、日替わりランチはAとBの選択式。
小説版で詳細が明らかとなり、それによればコンビニ、書店、レンタルビデオ店、理髪店が完備されている。
ATMも設置されているが、支払いは隊員証の提示で済み、一般市民よりも比較的安価で買い物ができるという。
調査部
小説版に登場。一般人への聞き取り調査を専門とする部署。過去の防衛チームでは実働隊員が自ら聞き取り調査を行うこともあったが、GUYSではこの手の調査は調査部に一任しており基本的に実働隊員が調査に出ることはない。
GUYSが陸上戦力を基本的に有していない理由は、本来陸上戦力は調査時の自衛用であり、本格的な対怪獣戦闘には適していないため、調査を調査部に一任しているGUYSでは必要性がないためとされている。
アルファロメオやフィアットなどイタリア車をベースとした特捜車両を保有しているほか、隊員は自衛用にスーパーガンを携行しているとされる。
過去の防衛チーム関連の装備
歴代の防衛チームの装備に由来・関係した武器
シルバーシャークG
GUYSスペーシーやフェニックスネスト横などに配置された大型ビーム砲台。『ウルトラマンA』に登場した、メタリウム光線も効かない強敵ファイヤーモンスを撃破したシルバーシャークが原型。地上に落下してくる隕石群を狙撃で全滅できる射程と精度を誇る。
宇宙機雷ライトンR30マイン
キングジョーを破壊したライトンR30爆弾を発展させたもの。その名の通り、宇宙空間に設置して地球への侵入を防ぐ。
AZ2006
ムルロアを倒したAZ1974爆弾の改良型にあたるミサイル。
映像は前作『ウルトラマンマックス』に登場したコスモ・ディーバの流用。
GUYSアローMA1型
全長 | 15m |
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全幅 | 14m |
重量 | 15t |
『帰ってきたウルトラマン』に登場したマットアロー1号の改装機。出番はなかった。
GUYS特別機
GUYS総本部のあるニューヨークへ向かう為の専用旅客機。
『ウルトラマンガイア』に登場したダヴ・ライナーのリペイント。
マグマライザー/ラビットパンダ/ウルトラホーク1号/GUYSアロー/ジェットビートル
過去の作品で活躍したライドメカ。物語作中に度々登場。小説版によればマグマライザーとラビットパンダはアライソ整備長の手により整備またはレストアされていることが判明。
内山まもる氏の漫画「戦え!ウルトラ兄弟」では宇宙ビートル、ウルトラホーク1号、マットアロー1号、タックファルコンがレストアされて登場。ウルトラ兄弟のピンチにフェニックスネストとともに駆けつけた。
ウルトラホーク1号/ウルトラホーク3号/マッキー2号/マッキー3号/マットアロー1号/マットアロー2号/タックファルコン/タックアロー
プレイムービー版「超銀河大戦」で登場。ガンスピーダーをコアにすることで拡張性を広げたもの。専用ゲートも存在し、活躍シーンは操作場面を除いて過去作の流用。
ウルトラホークの正式名はGUYSホークと呼ぶのが正式であり、同じようにタックファルコンはGUYSファルコンと呼ぶのが正確なのであろうが、マッキー系はどう呼ぶのが正しいのかは不明。
なお、ウルトラホーク3号にはマグマライザーが搭載されており、マグマライザーにはマグネリウムエネルギーの照射機能も健在。
ハイヤータイプ
小説版にて言及された、GUYS研修隊員が専科での訓練中に使用する訓練専用機。かつてUGMが使用していたスカイハイヤーを再設計したものである。
ステーションホーク1号
プレイムービー版「超銀河大戦」で登場。元々は『セブン』で登場した宇宙用の戦闘機で、GUYSスペーシーで運用されている。映像が『セブン』の流用なので目立った活躍もなく、アイロス星人の円盤に撃墜された。断じてGUYSスペーシーに運用されたから詰みというわけではない。
メテオール
「Much Extreme Technology of Extraterrestial ORigin(地球外生物起源の超絶技術)」の略。かつて地球に現れた、ウルトラ戦士を含む宇宙人が残した兵器や円盤、怪獣の特殊能力を研究・解析して手に入れたオーバーテクノロジーの総称。通常戦力では対処不能な緊急時(実験時は例外)に、上層部の許可のもと1分間のみ使用できる。この制限時間は、ウルトラ戦士の活動時間のようにその時間が限界なのではなく、まだまだ危険性を秘めた未知の技術であるが故に設けられたその時間しか使ってはならない制限である。
主に登場するメテオール
- ガイズマシン
ガンフェニックス以降の新型機に搭載されているマニューバモードも、メテオールの1つ。かつて襲来した侵略者たちの円盤を思わせる、航空力学を無視した超機動が可能になる。
- キャプチャーキューブ
怪獣や宇宙人のバリア能力を元にした兵器。メテオールに対応した銃器から発射したビームが、着弾直前にバリアとして展開される。自身や仲間、民間人も守るほか、敵を閉鎖空間に閉じ込めたり爆発を抑えたりと、高い汎用性を誇る。
- マケット怪獣
過去に出現した怪獣・宇宙人を、特殊な分子で再現して使役する。人類に味方したことにちなんでミクラスやウインダムがロールアウトされたほか、グドンやあのゼットンなどのプロトタイプが多数存在している。1体の怪獣に、ほかの怪獣の能力を上乗せしてカスタマイズすることもできる。実体の維持は1分間が限界。なお、小説版ではアギラは実装こそされているものの召喚されずじまいだった。
- グロテスセル
意志を持たない物体に生命を与えるメテオールで、グロテス星人が使ったとされる。制御の方法が見つからず廃棄処分となるが、コダイゴンジアザー誕生の原因になった。
- リージョン・リストリクター、ディメンショナル・ディゾルバー
異次元人ヤプール封じともいうべきメテオールと、その強化版。異次元空間への扉を封じるために開発された。
- マグネリウム・メディカライザー
かつてガッツ星人に倒されたウルトラセブンを蘇らせたエネルギー光線をカートリッジ化。
- スぺシウム・リダブライザー
ウルトラ戦士の光線に含まれるスペシウムを増幅させ、光線の威力を強化するファイナルメテオール。ウルトラ戦士との共同戦線を前提としたもの。
アーカイブドキュメント
総本部のデータベースに存在する、かつて出現した怪獣・宇宙人にまつわるデータ群。要はリアル怪獣図鑑である。過去のシリーズにて人類が観測した怪獣や超獣、ウルトラ戦士を含んだ宇宙人などがその時代の防衛チームごとに記録され(例外あり)ており、メテオール開発の参考にしたり、過去に出現した怪獣の別個体が出た際に参照したり、マケット怪獣のカスタマイズ、職員への講義に使われたりなど活用法は広い。
なお、あくまでも人類側の観測記録であるため、必ずしもその怪獣の登場作品が登録されている防衛チームのドキュメントに対応しているわけではない(小説版『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』P239によると目撃情報を基にCGが起こされたり、遺体写真ぐらいしか記録画像がない宇宙人も一定数いるとのこと)。怪獣の名前を指す単語は「レジストコード」と呼ばれる。
GUYSメモリーディスプレイからも閲覧可能。
なお、メビウスの遥か未来が舞台である『大怪獣バトル』の時代にはこうした怪獣の生体情報が「怪獣学」という一つの学問として成立している。
ドキュメントのカテゴリ、及び『メビウス』でも登場した怪獣に関して
- ドキュメントSSSP(科学特捜隊)
『ウルトラマン』に登場した怪獣・宇宙人の記録。ザラブ星人(GUYSは交戦していない)、レッドキング、ゴモラ、メフィラス星人、キングゲスラが登場したほか、この記録を元にしたプロトマケット怪獣ゼットンが作られた他、ネロンガの記録がエレキミクラス作成に利用された。
『出撃!ウルトラゾーンへの旅編』では過去の世界でザラガスとも交戦している。
小説版ではバルタン星人、グリーンモンス、ケロニア、ゼットン星人に言及している他、マグラーが出現したとされている。
- ドキュメントUG(ウルトラ警備隊)
『ウルトラセブン』に登場した宇宙人や怪獣の記録。マケット怪獣ウインダムとミクラスの元となったカプセル怪獣やファイヤーウインダムの作成元となったパンドン、リムエレキングの元となったエレキングも登録されている。
劇中ではガッツ星人(劇場版では交戦せず。『超銀河大戦』にてGUYSと対決)、エレキング(『超銀河大戦』で登場)、アイロス星人(『超銀河大戦』で登場)が出現。
小説版ではワイアール星人、ビラ星人、ペガッサ市、メトロン星人、チブル星人、ナース(作中で対決したのは派生機であるナーガ)、ペダン星人、シャプレー星人(作中で対決したのは女性の個体)、ギラドラス(作中で対決したのは亜種のアルビノギラドラス)、ミミー星人、ブラコ星人、カナン星人、ギエロン星獣、フック星人にも言及している。
- ドキュメントMAT
『帰ってきたウルトラマン』に登場した怪獣・宇宙人の記録。『メビウス』では、この記録に残っている怪獣が多く登場した。
劇中で出現したのはグドン、サドラ、ツインテール、コダイゴン(厳密には亜種のコダイゴンジアザー)、ベムスター、アーストロン、ナックル星人(GUYSは交戦していない)、フェミゴン(厳密には亜種のフェミゴンフレイム)、ムルチ(厳密には改造種のゾアムルチ)、シーゴラス・シーモンス(『超銀河大戦』で登場)。
『出撃!ウルトラゾーンへの旅編』では過去の世界でキングザウルス三世とも交戦している。
この他にもエレドータスのデータがエレキミクラス作成に利用された他、第13話ではキングザウルス三世、ステゴン、オクスターが記録されている事が分かる(余談だが、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』にてオキの持つハンディコンピューターにこの三体が記録されているという小ネタがある)。
ゲーム『ロストヒーローズ』ではシーモンスとシーゴラスのデータが登録されている。
小説版ではビーコン、ゴルバゴスに言及。同作によれば、ムルチはドキュメントMATとドキュメントTACに登録されているとの事である。
- ドキュメントTAC
『ウルトラマンA』に登場した超獣などの記録。ベロクロン(『出撃!ウルトラゾーンへの旅編』では過去の個体とも対決)、バキシム、ドラゴリー、ルナチクス、ガマス(『超銀河大戦』で登場)などが登場。
ちなみに、有名どころなエースキラーは人類には目撃されていないため記録されていない。そのため、『メビウス』に登場したエースキラーやメビウスキラーは新たな怪獣という扱いとなる。
- ドキュメントZAT
『ウルトラマンタロウ』に登場した怪獣や宇宙人の記録。『タロウ』は過去作から再登場した怪獣や宇宙人、ウルトラ戦士が多いため、他のドキュメントとの重複も多い。バードン、ムカデンダー、バルキー星人、テンペラー星人(劇場版ではGUYSと交戦していないが、『出撃!ウルトラゾーンへの旅編』では過去の個体と対決している)が登場。
第13話ではアリンドウの記録も確認できる。
- ドキュメントMAC
『ウルトラマンレオ』に登場した宇宙人や怪獣などの記録。マグマ星人(本編では未交戦。『超銀河大戦』で交戦)やババルウ星人、ギラス兄弟(『超銀河大戦』で登場)などが出現。
- ドキュメントUGM
『ウルトラマン80』に登場した怪獣や宇宙人の記録。怪獣頻出期最後の記録でもあり、これ以降の記録は『メビウス』まで長らくなかった。サラマンドラが登場したほか、ホーを含めたマイナスエネルギー怪獣が多数登録されている様子。
小説版ではゾラについて言及された。
- アウトオブドキュメント
『ウルトラQ』の時期の怪獣や、『ウルトラマンレオ』の円盤生物などを記録。防衛チームが存在しない時期に出現した怪獣や宇宙人のデータである。劇中ではノーバが登場した他、ブラックエンドの記録がファイヤーウインダムの作成元となっている。本編開始5年前にはナメゴンが出現している。
小説版ではラゴンに言及している他、ガーベラ遭難事件の情報提供者としてルパーツ星人の存在が言及されたが、あくまでも自称宇宙人の日系人と見なされている模様。
- ドキュメントフォビドゥン
小説『アンデレスホリゾント』に登場。
『マン』のジャミラ、『帰マン』のメイツ星人など、地球人類側の過失に由来する事件が登録。かなりデリケートな内容でもあり、一般隊員がこれに該当する怪獣の項目を閲覧した場合はきわめて簡素な「表向きの事項」しか表示されず(例としてジャミラの場合、「国際平和会議を妨害した凶悪な怪獣」としか表示されない)、隊長以上の権限がなければ本当の内容が閲覧できないという最重要機密である。
劇中ではメイツ星人が登場した他、ジャミラについての言及もあった。
関連タグ
ウルトラマンメビウス:登場作品
科学特捜隊:特に関わりが深い防衛チーム
CREWGUYS:表記ゆれ(?)