曖昧さ回避
- ソビエト連邦・ロシア共和国の極軌道気象衛星
- オーストリア=ハンガリー帝国の駆逐艦
- ドイツ・ドレクメーラー製の2階建てバス「E440メテオール」
- 架空戦記『旭日の艦隊』に登場する戦闘機。グロスター・ミーティアの後世版という触れ込みだが作中で描写される外観はミーティアのそれと異なる。
- 『ウルトラマンメビウス』に登場する超兵器。本項で解説
概要
GUYSの対怪獣、宇宙人用超絶科学技術として研究、応用されている超兵器。
地球外生物起源的超絶科学技術を意味するMuch Extrem Technology of Extraterrestrial ORiginの頭文字を取り、メテオールと呼ばれている。
ウルトラQからウルトラマン80までの時代「怪獣頻出期」においてウルトラマンを含んだ地球以外の文明を起源とする兵器や戦略の総称で、使用すれば驚異的な力を発現できるが技術的には不安要素も多く、「メテオール規約」と言う条例でその使用は厳しく制限されている。
運用には原則として緊急時に隊長以上の権限を持つ人物の発動の承認を受けたうえで、60秒という時間制限が存在する。
GUYSJAPANでは当初トリヤマ・ジュウキチ補佐官が発動承認を行っていたが、発動後の報告書提出を条件にサコミズ隊長に委任されている。
一方で、メテオール規約7条によれば「危機的状況において使用許可を取ることが不可能な場合のみ、特例として解禁する」とあり、非番中にムカデンダーに襲われたマリナがお守りとして持たされたミクラスのカプセルを使用した(持ち出しに関しては事前に許可を取っており、トライガーショットを持っていないが故の判断である)。逆に、別のエピソードでは、隊長の使用許可を取らずに戦闘中にジョージ隊員が勝手にメテオールを使用してしまい(一応、使用後に隊長に連絡は入れたが)、サコミズ隊長に「以降、無断使用厳禁!」と厳しく叱責されている。
小説『アンデレスホリゾント』によれば起源は科学特捜隊のマルス133と言われているが、アライソ整備班長は複数量産されたウルトラ警備隊のマグマライザーこそが起源であるという見解を示している。
また同小説に登場したガンクルセイダーの変形機能のように、メテオールに見えてメテオールではないものもある。
登場メテオール
名称 | 起源 | 対応メカ | 説明 |
---|---|---|---|
ガイズマシン・マニューバモード | 各宇宙人の円盤 | 各ガイズマシン | 発動すると、機体が金色のオーラに包まれ、ファントム・アビエイションやその他特殊装備の使用が解禁される。起動口上は「permission to shift maneuver」 |
ファントム・アビエイション | 各宇宙人の円盤 | 各ガイズマシン | マニューバモード時に行う航空力学を無視した超絶飛行。単純に言えば、UFOがジグザグ動くアレ。機体の残像を生み出し、敵を攪乱する事ができる。技術元の為か、使用中は怪獣頻出期に飛来した侵略者達の円盤と同じ飛行音が鳴る。 |
スペシウム弾頭弾 | スペシウム | ガンウインガー、ガンクルセイダーMX | マニューバモード時に使用する、スペシウム光線に含まれる宇宙由来のエネルギー物質スペシウムを使用したミサイル。理論上スペシウム光線と同等の威力を持つが、複数を一か所集中させてヒットさせなければ充分な効果は得られない。 |
スペシウムトライデント | スペシウム | シーウインガー | スペシウム弾頭弾の派生形。三発同時に発射される。 |
ブリンガーファン | 不明 | ガンローダー | マニューバモード時に展開する機体下部のファンから放つ、怪獣すら巻き上げる強力な荷電粒子の竜巻 |
ペンレーション・ボルテクサー | 不明 | ガンローダー | ブリンガーファンの応用で、有毒ガス等を吹き飛ばし、隠れた敵をあぶりだす。 |
マクスウェル・トルネード | 不明 | ガンローダー | グローザム戦にあたって搭載されたブリンガーファンの新機能。マクスウェルの悪魔理論に基づき、炎の竜巻を発生させる。エントロピーの低下により強力な発熱効果を生み出す。グローザムにトドメを刺した。 |
スパイラルウォール | 不明 | ガンブースター | マニューバモードで使用できるメテオール。高速回転する事でバリアを作り、敵からの攻撃を弾き返す。 |
インビンシブル・フェニックス | 不明 | ガンフェニックストライカー | マニューバモードで使用。機体全体から機体のシルエットを象った金色のエネルギーを発射し、敵を一瞬にして蒸発させる。インペライザーをも完全破壊する威力を持つ。 |
メモリーディスプレイ・カートリッジ | 不明 | 各メテオールのデータが入ったカートリッジ。メモリーディスプレイに接続してデータをインストールし、これを介して各武装にてメテオールを使用する | |
キャプチャーキューブ | 不明 | トライガーショット、メテオールショット | ドーム状のバリアを発生させるビームを放ち、敵の攻撃から身を守る他、有害物資が飛散するのを防ぐ。 |
ニューロン・ニュートラライザー | 不明 | 神経を麻痺させる光線を出す | |
リージョン・リストラクター | 不明 | トライガーショット | 対ヤプール用メテオール。超獣出現時に発生する異次元ゲートを強制的に封鎖するビームを放つ。 |
スピリット・セパレーター | 不明 | メテオールショット | ウルトラマンの光線に含まれているエネルギー素粒子と反応させ、人間に憑依した怪獣を分離させるビーム。メビュームシュートと合わせ、フェミゴンに取り憑かれた女性を救った。 |
マケット怪獣 | カプセル怪獣 | メモリーディスプレイ | フェニックスネスト地下の粒子加速器で形成された高エネルギー分子ミストに、過去に出現した怪獣のデータを組み込んだ大型分子マケット。実用化されたのはミクラス、ウインダムの2種のみ。 |
フェニックスネスト・フライトモード | 不明 | フェニックスネスト | フェニックスネストが変形した大型飛行機。この形態を使用する際は宇宙空間での活動が主目的である事が多い。主砲であるフェニックスキャノンから強力なメテオール弾を発射する。変形後は掃除が大変。 |
ディメンショナル・ディゾルバー | 不明 | フェニックスネスト・フライトモード | リージョン・リストラクターの強化版。異次元のゲートを半永久的に封鎖する。 |
フェニックス・フェノメノン | 不明 | フェニックスネスト・フライトモード | フェニックスネスト・フライトモードの巨大砲塔から放つ1億ボルトの超強力イオンビーム。怪獣や宇宙人を呼び寄せる時空波の発生源を破壊する為に使用された。 |
重力偏向盤 | 不明 | 地球の重力方向を変え、地球上の気体を大気圏外に吹き飛ばす。 | |
グロテスセル | グロテス星人 | - | 空洞の物質に入ると生物の様に動き出す力を持つメテオール。以前グロテス星人が魔人の象をコダイゴンに変えたもの。カプセル一つでコダイゴン3つが作れるらしい。 |
自己催眠装置 | 各宇宙人の催眠術 | - | 偽の記憶を植え付ける。発動には「プロテ・ペガ・ペロリンガ」と言う合言葉が必要。 |
マグネリウム・メディカライザー | マグネリューム鉱石 | ガンウインガー | 活動不能になったウルトラマンにエネルギーを与える装置。かつてガッツ星人に捕まったウルトラセブンを復活させたマグネリュームエネルギーの発展版。 |
スペシウム・リダブライザー | スペシウム | - | ファイナルメテオール。ウルトラマンの光線に含まれるスペシウムエネルギーを増幅させる巨大装置。メビュームナイトシュートとM87光線を増幅し、エンペラ星人を牽制した。 |
ガンスピンドリラー | 不明 | マグマライザー | 小説『アンデレスホリゾント』に登場。機体の三分の一を占めるドリルとペガッサ製音波破砕装置で地底を掘り進む。構造上機体そのものがメテオールと言われている。 |
ウルトラアーマー | ルパーツ星人 | - | 小説『ウルトラマンF』に登場。イデ隊員にも解析できないメテオールとルパーツ星人からの技術提供で作られたパワードスーツ。科特隊の装備を人間が使用できるサイズで搭載されている。 |
バルンガイージス | バルンガ | - | 小説『ウルトラマンF』に登場。エネルギーを無限に吸収するバルンガ構造体を利用した盾。ハイパーゼットンの暗黒火球を二度受け止めるが、エネルギーの排出機構を設けていなかった為キャパオーバーで大破した。 |
ダイダラメカ | ダイダラホーシ | - | 漫画『ウルトラマン超闘士激伝新章』に登場。この中に入ると時間の干渉を受けなくなる。要は精神と時の部屋 |
類似例
基本的にはM78スペースの特に『ウルトラマンメビウス』時点における宇宙からの伝来技術をメテオールと呼ぶが、後年の作品や別の世界観を舞台にした作品でもメテオールと呼んで差し支えないものもある(ただし、これらは狭義のメテオールではないので混同しないように)。
余談だが、ウルトラマンギンガの世界観から発展した『マウンテンピーナッツ』によるとエコテロリスト団体のマウンテンピーナッツがメテオール兵器を持っていると明確に設定されている。
M78スペース
技術名 | 起源 | 備考 |
---|---|---|
ペダニウムランチャー | ペダン星人 | キングジョーブラックに搭載されたビーム砲。スペースペンドラゴン(PD-MOD)にも搭載された |
ザ☆ウルトラマン
平成ウルトラセブン
ウルトラマンパワード
技術名 | 起源 | 備考 |
---|---|---|
リダブライズド・システム・コンバーター | ウルトラマンパワード | 変身アイテムのフラッシュプリズムを動力源として強化されたレーザー砲 |
ウルトラマンコスモス
ウルトラマンネクサス
技術名 | 起源 | 備考 |
---|---|---|
ナイトレイダーの装備全般 | 来訪者 | 来訪者が対ビースト用に齎した技術を基に開発されている |
ポテンシャルバリア | " | スペースビーストが市街地に侵入することを防ぐ障壁 |
ウルティメイトバニッシャー | ウルトラマンネクサス(ジュネッス) | オーバーレイ・シュトロームと同等の力を持つ兵器でハイパーストライクチェスターに搭載 |
ウルトラマンX
技術名 | 起源 | 備考 |
---|---|---|
サイバーカード等 | ファントン星人グルマン | Xioのオーバーテクノロジーはグルマン博士の協力によって実用化に至った。そのうちのいくつかは怪獣やウルトラマンを解析して作ったものである |
ウルトライザー | ファントン星人グルマン/ウルトラマンエックス | グルマンがエックスを解析して作った光線銃(正確にはジオブラスターとウルトラブースターの合体兵器)、人間でも必殺光線を放つ事が出来る |
サイバーカード(ウルトラマンマックス) | ウルトラマンマックス | マックス本人が力をサイバーカードという形で与えたもの。マックスギャラクシーを召喚する |
サイバーカード(サイバーゼットン) | スラン星人クワイラ | 当麻博士(に変装したクワイラ)が持ち込んだゼットンのスパークドールズによって作られたサイバーカード |
ウルトラマンジード
技術名 | 起源 | 備考 |
---|---|---|
ネオブリタニア号 | ウルトラマンベリアル/伏井出ケイ | ベリアル陣営で使用されていた宇宙船。地下に埋まり秘密基地「星雲荘」となった。 |
ウルトラマンZ
技術名 | 起源 | 備考 |
---|---|---|
特空機 | グルジオライデン | グルジオライデンのデータを基に作られたストレイジのロボット兵器 |
特空機3号キングジョーストレイジカスタム | キングジョー | キングジョーを鹵獲し、改造を施した機体 |
異次元壊滅兵器D4 | バラバ(ヤプール) | バラバのテリブルソードを解析して作られた兵器で、次元崩壊を引き起こして対象を殲滅する |
特空機4号ウルトロイドゼロ | 後述 | 特空機4号機。ウルトラマンゼットのゼスティウム光線のデータを使用し、D4レイの制御を可能にした |
新世代TD
技術名 | 起源 | 備考 |
---|---|---|
ナースデッセイ号 | ナース | ワイルド星人が齎したナースを解析して作られたGUTS-SELECTの巨大戦艦。 |
ナースデッセイ号(バトルモード) | アブソリューティアン | 彼らの持つ「アブソリュート粒子」を基にバトルモードへの変形を可能とした |
GUTSハイパーキー(ウルトラマンゼット用) | ウルトラゼットライザー/ウルトラメダル | ウルトラゼットライザーとウルトラメダルを解析して作成されたウルトラマンゼット用のハイパーキー |
GUTSハイパーキー(ウルトラマンリブット用) | ウルトラマンリブット | リブットの力を注ぎ込んで完成したハイパーキー。マキシマギャラクシウムの発動にも使われる |
ウルトラマンブレーザー
技術名 | 起源 | 備考 |
---|---|---|
チルソナイトスピア | ガラモン | セミ人間の侵略兵器ガラモンの外装チルソナイトを製錬したもの。ゲバルガの雷を吸ってチルソナイトソードとなった。 |
ワームホール発生装置 | V99 | 1999年に地球に飛来した地球外生命体から齎されたもの。復元後に起動実験が行われるも制御不能に陥り暴走、実験施設は大破し、多数の死傷者を出す結果となった。 |
アースガロン | V99 | 最終話にてワームホール発生装置同様、V99由来の技術で建造された事が判明。 |