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概要編集

M78星雲から地球の文明が別の惑星の住人に対して脅威になりえるか、端的に言えば、『侵略などの悪事を働いていないか』を監視する為にやってきた宇宙人。

地球人青年のトウマ・カイトが自分の身を賭して、人々の命を救助する姿に心を打たれ、人類を防衛することを決意した。


変身時はマックススパークを左腕に装着し、胸から徐々に姿がマックスのものへ変わった後、腕を突き上げない仁王立ちした姿勢でのぐんぐんカットが入るという、初代ウルトラマンウルトラセブンのものを合わせたような派手な変身プロセスを取る(第34話ではダークバルタンに一度敗れるが、タイニーバルタンが水から作り出したエネルギーで再変身している)。

ちなみに、マックススパークが偶然左腕に装着された場合でも変身は可能であるが、額や足裏に装着しても変身出来ない。


「最強!最速!」のキャッチコピーに違わない実力者で、特にスピードやパワーはウルトラ戦士の中でも圧倒的なのだが、彼の場合相手も最強レベルのスペック・特殊能力を有するものが多く、苦戦を強いられる場合も多々あった(実際、『ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ』でも「あの地球には強豪怪獣が多く、マックスでなければ守り切れなかったかもしれない(意訳)」と言われている)。

……数値上は標準的だが、後述の通り殆ど意味を成していないため他作品以上に単純な比較が出来ない。


自身の力については「人間の力ではどうしようもない時のみ使うもの」「地球の住人同士の争いには干渉しない」というスタンスを取っており、カイト彼を人類の味方とアピールしようとした時や、地球文明同士の衝突では変身を拒否した事がある。

ただし、ラゴラスエヴォ戦では変身を躊躇うカイトに自分の力を使うよう背中を押した。


劇中の設定では「文明監視員」という役職であると分かっている。

この文明監視員は複数のウルトラマンがいることが確認されており、宇宙警備隊とは異なる光の国内の組織の模様。

一方でマックスやゼノンが宇宙警備隊の戦士として紹介される事もある為、現在でも詳細は不明である。


またスペシャルフィナーレでの発言から自力でマルチバースを超えられるという推測も出来る


本編や『ギャラクシーファイト』シリーズを見れば分かる通り、本人は至って冷静沈着な人物なのだが、マックスの作風の関係上、コミカルなシーンも多数見られる。

なお、人格はマックス本人とカイトどちらの意思が優先されているかは不明だが、第24話のようにカイトの意思が明確に表に出ている回も存在する(第16話ではカイトの利き手が理解出来ているので、変身時にカイトの知識が共有されているのは間違いない…ハズ)。


なお、古代の地球でギルファスとマックス似のM78星雲人が戦ったとされているが、姿こそ酷似しているもののマックス本人かは不明。



データ編集

本編での宿主トウマ・カイト(第22話のみカイトと入れ替わった蓮沼が変身者となっている)
変身アイテムマックススパーク
身長48メートル(ミクロ化、超巨大化も可能)
体重3万7千トン
飛行速度マッハ9.99
走行速度マッハ7
水中速度マッハ5
潜地速度マッハ3
ジャンプ力750メートル
年齢7800歳(人間換算で20代後半〜30代前半)
CV中井和哉青山草太(第24話など)、松本健太(決戦!ウルトラ10勇士!!)
スーツアクター岩田栄慶(TV版)、寺井大介(TV版)、山本諭(TV版)、石川真之介(ウルトラマンX)
テーマ曲『NO_LIMITED』、『ウルトラフライ』(劇伴)、『マックススパーク』(劇伴)、『救世の光』(劇伴)他

防御力も高く、後述のギャラクシーカノンを跳ね返されてもタイマーが点滅せずそのまま戦闘を行うことができるほどである。


最強最速のウルトラマンだが、カタログスペックのみを見ると、そこまで極端なことになっていないのは気にしてはいけない。というかマックスの場合、カタログスペック上の最大体重6万7千トンのクラウドスに押しつぶされそうになっていたにもかかわらず体重7万トンのレッドキングは平気で持ち上げて宇宙に運んでいたりすることもあるなど、他作品との比較どころか作品内ですら設定上の数値やスペックに全く意味がないという、平成では割と珍しいキャラクターだったりする。そのため数値上は普通だが、設定上は基本的なスペックでは他のウルトラマンたちを上回るとされている。


ちなみに地球人から見てもかなり重い部類に入る生命体なのだが、モエタランガ戦では体制を崩してプール付きのマンションにもたれ掛かったが、何故かマンションは壊れていなかった。

またカタログスペックに記載はないが、等身大で変身して活動したこともある。


主な必殺技・能力編集

  • マクシウムカノン

ウルトラセブンのワイドショットと同じタイプの必殺光線。最大威力で放てば相手を光の粒子レベルで昇華することができる

左腕をパワータイマーに当ててから天に掲げてエネルギーをチャージしたのちにL字に両腕を組んで発射。左腕に装着されているマックススパークから放つため、構えは逆L字。

よく見るとイーヴィルショットなどと違って右腕が肘下ではなく、前に出ているのがわかる。

チャージが長いのが特徴的(『ウルトラ10勇士』等では比較的短めだったが)。

また磁気を帯びているらしく、アントラーの磁力光線にチャージしかけていたエネルギーをかき消されてしまったことがある。


一回のチャージで複数の怪獣を葬る事ができ、第1話ではグランゴンを撃破した後にそのまま方向転換してラゴラスを撃破している。ゼットンのゼットンシャッターを破る事は出来なかったが、フルパワーで放った際にはヒビを入れていた。


宇宙化猫タマ・ミケ・クロによって記憶が消えた際には腕を天に掲げてから大きく回し、右腕の先を反らせたスペシウム光線の構えを取ったが、煙が出ただけで光線は発射されなかった。その後も妙なポーズを取っては宇宙化猫を固まらせていた。



  • マクシウムソード

セブンのアイスラッガーと同じタイプの武器。ハンドスラッシュのような所謂弱光線ポジションとしてもよく使われるが、ナイフのように手にもって必殺の一撃にもなり得る威力を持つ(この決まり手は『ソードスラッシュ』と呼ばれる)。

また、二つに分裂させて当たり判定を大きくしたり、無数に分裂させ、相手をバラバラにしてしまう『マクシウムソード分身シュート』は地上から大気圏外においてもコントロール可能なほどの精度を持つ他、相手の光線などを相殺するという使用方法も可能。

『X』客演時にはあらかじめ地中に埋めておき、敵の奇襲に対してカウンターとして使うという離れ技を見せた。

ちなみにアイスラッガーとは違って、使用後も頭部の形状に変化はない。メタ的にはマスクのマクシウムソード部分が分離できる構造になっていないからだが、描写を見る限りその都度頭頂部から再生されているようだ。

宇宙化猫タマ・ミケ・クロによって記憶が消えた際には頭を撫でた時に頭からポロッと出てしまい、海に落ちたマクシウムソードを拾って水切りをしていた。頭に戻そうにも戻し方がわからずに放り捨てた。


倒した怪獣
ケサムメタシサスエレキング二代目

マックスギャラクシーでの技編集

  • ギャラクシーカノン

マックス

左手をかざすことでマックスギャラクシー先端から放つ新たな最強の必殺光線。マクシウムカノン以上の威力を持つため、マクシウムカノンが通じない敵に対して使用することが多い。『ウルトラマンX』ではスラン星人クワイラを倒した。


  • ギャラクシーソード

マックス

マックスギャラクシーの装着時に現れる光を伸ばした鋭い長槍。マクシウムソード以上の切れ味を持つ。敵を攻撃することはもちろん、敵の光弾を切り払うことにも使用する。地表から宇宙空間まで届くほど超巨大な光剣ギャラクシーソード最大パワーを形成することも可能だが、それには膨大なエネルギーが必要なため、後述の900メートルに超巨大化した時のみ使用している。

『決戦!ウルトラ10勇士!!』ではスラン星人(エタルダミー)を倒した。


なお、マクシウムカノンとギャラクシーカノンは平成ウルトラマンたちの能力を授けられた、ウルトラマンギンガビクトリーも使用可能である。ギャラクシーカノンはマックスのサイバーカードを授けられたウルトラマンエックスも使用可能である(後述)。


その他の技編集

  • パワードトルネード

体を高速回転させてエネルギーを放出する。魔デウスを内側から破壊した。


  • マクシウムリバース

マックススパークからエネルギーを発生させ、絡み付いてきた敵にダメージを与える。


  • コメットダッシュ

残像を残すほどの超高速で移動する。マックスが「最速」と呼ばれる所以の一つ。

『ウルトラマンX』客演時はカイトの姿でも使用してみせた。

設定上は超光速での移動も可能

第35話「M32星雲のアダムとイブ」では金星まで往復、恋人でもあるミズキ隊員に「どこ行ってたの?」と聞かれる程度の時間で帰ってきている。使用した明示はないが、金星は光速でも片道8分掛かる距離にあり、超光速コメットダッシュを使った可能性は高い。


  • 超巨大化

身長300メートルに巨大化する。ダークバルタンとの戦いで初使用したが、普段以上にエネルギーの消費が非常に激しいために結果的に敗北する遠因となってしまう。

活動時間の短縮という大きすぎるデメリットを抱えているため、普段はよほどのことがない限りは使用しないが、最終回では膨大な量の太陽エネルギーを送り込まれたことで常時フルパワーでの戦闘が可能になり、身長900メートルにまで巨大化した。


空を覆うほどの数の分身を作り出す。当然のように全てが実体を持っているだけで無く、戦闘力も全て元のマックスと同等。

これもダークバルタンとの戦いで使用した。


  • マックススウィング

設定上は体重3万トンクラスの敵を片手で300メートルも投げ飛ばす技。第27話では4万2千トンものエレキング大気圏外まで投げ飛ばした

他の投げ技にジャイアントスイング「マックスシュート」などがある。


  • スパークシールド

マックスが使用する赤く渦巻くバリヤー。自由な大きさで生成でき、横に延長したり、7色のオーロラ状のバリヤー(対象を消滅させるユニジンの粒子から短時間とはいえ街を守れるほどの防御力を持つ)として展開する事も可能。移動中や飛行中にも使える優れものである。


  • マックスバリヤー

初代ウルトラマンのウルトラバリヤーと酷似した技。違いは初代マンの物と比べて赤い色をしている。

敵の攻撃を吸収し、エネルギー嵐『マックスタイフーン』で敵をバラバラにするといった芸当も可能。


  • バリアフィールド

キングジョーに囚われた小田夏美を保護する際に使用したバリアー。


  • アイシングウェーブ

突き出した腕から青い波状の冷凍光線を打ち出し、火災を消火する。

"冷凍"光線としての活躍は現在未確認。


  • 浄化光線

対象を沈静化させる緑色の光線。ナツノメリュウに対して使用した。


  • ミサイル投擲

ダッシュバードが発射した不発弾にエネルギーを込めて投擲し、ルガノーガーの背に大ダメージを与えた。


  • マックスボディスピン

高速回転して空中に飛び上がる。アントラーの蟻地獄から脱する為に使用。


  • ウルトラ念力

ヘイレンに撃墜されたダッシュバード2号を着陸させる為に使用した。


高速回転して勢いで出した光線(正式名称)

宇宙化猫タマ・ミケ・クロに対して使用。縦回転して三方向に発射する必殺光線。

どういう原理で発射しているのかは不明…というかマックスも知らないと思われる。


  • マックスパンチ

パンチ技の総称。高速で敵に連続パンチを浴びせる「アシュラマックス」と呼ばれるバージョンもある(出典:『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』(デアゴスティーニ・2011年・101-3)より)。


  • ヘッドロック

レッドキングに使用。


  • マックスクラッシャー

マックススパークで強化された左アッパーを放つ。


  • マックスチョップ

チョップ技の総称。マガオロチ戦では手に黄金のエネルギーを発生させてチョップを放っている。


  • マックスキック

キック技の総称。膝蹴り「マックスニーインパルス」、回し蹴り「マックススピンキック」、飛び蹴り「マックス・フライングキック」、急降下蹴り「マックス・サテライトキック」などのバージョンがある。


  • マックスパワー

マックスが発揮する怪力でレギーラの爪などを破壊できるほどの威力がある。


他のウルトラ戦士同様に赤い発光体となって宇宙空間を飛行する事も可能である。






ゲスト出演(本編のみ)編集

台詞ありでの客演は●、台詞のない作品は〇、イメージもしくは回想あるいはアイテムのみの登場には△、トウマ・カイトの姿で登場した作品には◎を付記する。


ウルトラ銀河伝説編集

本作よりゼノンと共に光の国出身ウルトラ戦士であることが明確化された。

また、『マックス』は劇場版作品が制作されなかったため、映画には初めての出演となる。


光の国を襲撃してきたウルトラマンベリアルを他のウルトラ戦士と共に迎え撃つが、力及ばず敗北。その後はプラズマスパークを奪われたことで発生した寒波に巻き込まれてしまい、戦闘不能に陥る。

終盤で、ウルトラマンゼロがプラズマスパークを奪還したことで他の住人共々無事復活を遂げ、クライマックスでは聴衆に交じってウルトラマンキングの演説を聞いていた。


ちなみに、この時期の光の国はまだ別次元への移動技術は発展途上にあり光の国の全人口の光を結集してやっと1人別世界へ送り込めるという状態で、複数人が他世界へ移動できるようになるのは『キラーザビートスター』や『ウルトラマンサーガ』まで待つことになる。この事から『銀河伝説』と『ベリアル銀河帝国』は時系列的に本編『マックス』よりも前の時間軸なのではないか?という考察もされている。


ベリアル銀河帝国編集

光の国に大挙して攻め込んできたダークロプスの迎撃に当たるべく、他のウルトラ戦士と共に出動する様子が描かれている。


この2作に関してはカメオ出演的な意味合いも強く、『ベリアル銀河帝国』のアベ監督は『X』でマックスの客演回を担当した際に「マックスを撮るのは初めて」と発言している。


劇場版ウルトラマンギンガS決戦!ウルトラ10勇士!!編集

本格的な客演としては初登場。

本編開始時には既にエタルガーに敗れ去っており、コスモスが封印された直後に時空城にの平成ウルトラマンともども幽閉されていることが判明したが、UPG春野ムサシの尽力によって解放される。そして他の戦士と共にウルトラフュージョンブレスに力を託す。

時空城へ突入した際には他のウルトラマン達に「地球の未来は、人類が自らの手で掴み取る」と語り、スラン星人(エタルダミー)と戦い、激闘の末にこれを撃破。最後は他の戦士と共にクロスオーバーフォーメーションを発動、必殺光線の発動により時空城を破壊した。

決着後はゼロや他のウルトラ戦士たちと共にヒカルたちに別れを告げ、元の世界へと帰還していった。

ちなみにスケジュールが合わなかったのか、声を演じたのは中井氏でもカイト役の青山草太氏でもない(『X』では青山氏が人間体を演じているが、中井氏の声はライブラリ音声として使用された掛け声のみ。変身時は台詞を発しておらず、このためなのかOPでもクレジットされていない)。


ウルトラマンX編集

歓声

第8話に登場。


『X』の世界にやって来たスラン星人クワイラと彼が差し向けたゼットンを追って、トウマ・カイトの姿で現れた。カイトと一体化していた当時の影響か、服装はDASH制服であり、ダッシュライザーも所持している。

彼自身がどの時間軸から来たかは不明だが、カイトを「未来をその手に掴み取った青年」と評することから少なくともマックス本編終了より後の時間軸なのは確かである(カイトが未来をつかみ取ったことをマックスに伝えたのは、最終回を参考にすればカイトの孫のはずであるため、そのあたりか…?)。それほどの時間を経て尚カイトの姿を借りるあたり、マックス本人にとってもカイトは特別な存在であったといえる。


最強最速は相変わらずで、登場直後はアバンでエックスを圧倒したゼットンを逆に圧倒していた。しかしスラン星人クワイラ、ゼットン、そしてクワイラの罠で体を支配されていたウルトラマンエックスとの3対1の対決になり、追い詰められてしまう。しかし、それにもかかわらずパワータイマーが点滅もしていなかったことから、依然変わらぬ彼の最強ぶりが窺える…なんて声もある。これは脚本段階から決まっていたとのこと。

だが大地サイバーエレキングの力で罠を打ち破ると危機を脱し、エックスとのコンビを組みクワイラと一対一での戦闘を開始する。

高速移動し分身を作り出すクワイラに翻弄されるが、マクシウムソードで分身を全て撃破し、さらに高速移動で背後に回ったクワイラを、予め地面に潜らせていたマクシウムソードで迎撃。トドメにギャラクシーカノンを撃ち込み、クワイラを撃破した。


戦いが終わると、自身のせいで戦いに巻き込んでしまったことを謝罪した後、「人を信じることの難しさと素晴らしさ」を大地とエックスに教え、自らの力であるウルトラマンマックスカードを授け、地球を去って行った。


きたぞ!われらのウルトラマン』〇編集

劇場版 ウルトラマンX 「きたぞ!われらのウルトラマン」

2016年3月公開の『ウルトラマンX』の劇場作品に前作でも共演したティガマックスゼロギンガビクトリーと共に前作に引き続き登場。3度目のゲスト出演となる。劇場版への出演はこれで4度目となる。

今作では他のウルトラマンとともにサイバーカードによって召還され、スイスジュネーブツルギデマーガの1体と戦い撃破した。終盤に他の戦士たちと合流している。


ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀編集

『X』以来の客演であり、声の出演は『マックス』本編以来に中井氏が担当することになる。

またリブットがギャラクシーレスキューフォースに所属する前は文明監視員であり、マックスが先輩的な立場であったことが判明した。


リブットと共に調査に来た惑星ミカリトにてマガオロチの卵を発見し、その際出現したヘルべロスと戦闘になるも、突如現れたスラン星人によってゴーデス細胞を埋め込まれてしまい、さらには卵から伸びる触手に捕らわれエネルギーを吸収されてしまう。助けに向かおうとするリブットをゴーデス細胞に取り込まれる危険性から制止し、一度撤退して宇宙警備隊に報告するよう訴えかけ力尽きる。この戦闘の際、マックスの指示なのか不明だがリブットは後方支援に徹しており、公式のストーリー解説では「リブットを庇って罠に落ちた」と語られている。

センシティブな作品

ヒカリの分析によると、全ての光エネルギーを体内に集め、ゴーデス細胞の侵食を辛うじて抑制しているようだが、それでも3日間が限度ということが判明。この間に、光の国はゴーデス細胞への抗体の開発と、事態の真相解明に向けて動き出すことになる。また、リブットも己の戦士としての未熟さを痛感し、かつてウルトラマンゼロも訪れたK76星で、グレートパワードの先輩海外ウルトラマンたちの指導の下、心身を鍛え直すことになった。

第2話ではゴーデス細胞が全身に拡散してしまい遂に左腕が怪獣の腕へと変質してしまう。リブット達が到着した際に意識が覚醒し触手を引きちぎるも暴走してしまった。しかし、リブットはあきらめずにマックスを元に戻そうと果敢に挑みかかり…

MAX HAS BEEN INFECTED

第3話では暴走してリブットに襲いかかり追加装備であるリブットブロッカーを使わせるほどに追い詰めるが、羽交い締めにされた隙に抗体を打ち込まれ、左腕が元に戻り正気を取り戻す。しかしゴーデス細胞を埋め込まれた上で3日間エネルギーを吸収されていたことから、遂に孵化したゴーデスマガオロチを前にしてエネルギー不足に陥る。そこにゼノンからマックスギャラクシーを受け取り回復、3人がかりでゴーデスマガオロチに立ち向かう。戦闘開始直後こそゴーデス細胞で強化されたゴーデスマガオロチに押されるものの、ゼノンとの連携で徐々に圧していき、最後はゼノンがゼノニウムカノンを撃ち込んだ隙にリブットの同時攻撃でギャラクシーカノンを放ちゴーデスマガオロチを撃破。ここでも、マックスギャラクシーによりエネルギー回復し、リブットやゼノンと共闘したとはいえ、いわゆる病み上がりの状態で惑星ミカリトのエネルギー、ゴーデス細胞、マックスのエネルギーを吸収し続けたゴーデスマガオロチをパワータイマーが点滅するまえに撃破するという最強ぶりを発揮していた。

その後は無事に光の国に帰還し、80ユリアン、グレート、パワードと共に報告を行っていた。


なお、パワータイマーの音がブルに酷似した音になっていたが、ディレクターズカット版およびソフトに収録された配信版共に従来のものに差し替えられているため、単にミスであった可能性が高い。


ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突編集

回想シーンにのみ登場。前作のシーンが流用されている。


余談編集

「セブンタイプ」が採用されたのは、これまでのシリーズとの差別化とプロデューサーの八木毅がセブンを一番好きだったという理由から起用された。

21世紀TVシリーズの主役ウルトラマンでウルトラマンタイガが登場するまでは唯一セブンタイプだった。しかしタイガは他の二人のウルトラマンにも変身するため、単独及び3クール以上のTVシリーズの主役ウルトラマンでは現在でも唯一である。


昭和ウルトラシリーズと同じくM78星雲光の国から地球へと来訪したウルトラマンという設定だが、カラータイマーの名前がパワータイマーになっていたり、作品の世界観が昭和のウルトラシリーズとは異なるため、過去のM78星雲出身のウルトラ戦士達との関係は長い間不明だった。

これは、『ティガ』以降の平成ウルトラシリーズの設定にそこまで詳しくなかったパイロット監督を務めた金子修介が「ウルトラマンなら当然M78星雲出身だろう」と設定したことによるもの(一応、メビウスのような正史M78ワールドで活躍したウルトラ戦士を抜きにしても、平成ウルトラマンでM78星雲出身のウルトラマンがいないわけではない。初期設定ではM78星雲出身だった平成ウルトラマンも存在する)。


しかし、後の『ウルトラ銀河伝説』や『ベリアル銀河帝国』でマックスやゼノンが他のM78星雲出身のウルトラマンと共演したことや、後述の『X』にて世界観の異なるはずの『X』の世界に現れたことから、ウルトラマンゼロと同じように「出身はM78ワールドだが、別次元の地球を監視(マックスの本来の役目は地球の文明を監視することであるため)するために時空を超えてやって来た」という説が有力視されていた。(『スペシャルフィナーレ ウルトラの未来へ』において故郷に戻った後別の宇宙へ行くとも言っているので、マルチバースが確立する以前でも推察が可能となっている)。

そして上述の通りM78ワールドが舞台である『ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ』においてマックスが守った地球についての言及があった為、上記の説がほぼ確定的となった。


だが、『ウルトラマンジード』第1話冒頭で描かれたクライシス・インパクトの回想シーンではマックスもゼノンもいない。あれほどの一大事を放っておくとは考えにくいが、単に画面に映っていなかっただけで、実際にはどこかにいたのであろうか……?

まあジードはサイドスペースと呼ばれる別の宇宙での戦いであるため、ウルトラ兄弟が出払った光の国を防衛する役でも担ってたのかもしれない(オメガ・アーマゲドンはM78ワールドだけでなく、アナザースペースまで巻き込んだ大事件であったため、マックスたちが他の場所で戦っていたとしても何の問題もない)。


『UGF』まではM78星雲出身の他のウルトラ戦士からマックスの言及がされたことはほとんどなく、現在でもゼノンやリブット等一部を除いた他のウルトラ戦士とのつながりは明確ではないと言える。


デザイン段階では頭部のマクシウムソードを別パーツとする案もあり、マクシウムソードが外れた状態のマスクも制作されていたが、投げた際の頭部がハゲて見えるため、造形ではトサカ内部に収納する設定になった。


上記にもある通り、ウルトラギャラクシーファイト(第1章の時系列はリブットの現実での誕生・活躍時期等も考慮して「ウルトラ10勇士」以前ではないか?という考察がある)にて、マックスはスラン星人によって大ピンチに見舞われた為、「ウルトラ10勇士にて、マックスに相手するエタルダミーがスラン星人だったのは、この時のトラウマが原因だったのでは?」という考察が挙がっている(『X』の段階では「ストーカーされているのが原因では?」というネタよりの考察ではあった)。

怪獣化してしまった左腕のパーツは、2019年のウルフェスのショーで使われた、怪獣化してしまったダダの左腕パーツの流用である。その後スフィアトリガーに流用された。

Xの客演回でマックスを演じたスーツアクターの石川氏はXがデビュー作であり初めて本格的に参加した作品の為右も左も分からずにいたと語っている。(出典)


最強最速のウルトラマンの肩書きだが、後に関係者のインタビューにて「初期プロットの名残」であると明示された。

この時点でマックスが『最強に類する強さを備えたウルトラマン』の設定があったが、速さに関してはスペックよりもマックスに関係する存在に関連付ける(カイトの初期名称がハヤテである、所属する組織名がダッシュ等々……)程度であった。しかし最終的に組織名のみが残り、マックスが『最強最速のウルトラマン』として設定されることになった。


容姿/特徴編集

デザインは平成ウルトラ作品の主役では初のウルトラセブンタイプで平成ウルトラマンでは唯一の戦士。また、装着した変身アイテムが必殺技使用時に使われるのも特徴で、これは次回作以降にも連綿と受け継がれていった。


平成の主役ウルトラマンでは唯一タイプチェンジを行わない(途中で追加武器は手に入れた)が、そもそも基本スペックが充分以上に高くパワーもスピードも最強最速と謳われるほどであるため、わざわざタイプチェンジや大規模な強化変身を行う必要性自体が薄いとも言える。

後述の特殊能力を考えれば充分に最強・最速であると言えるだろう。客演作品では、一見すると普通にやられているように見えて実はとてつもないタフさを見せているという場面も見られる。


関連イラスト編集

「地球の未来は、君達自身の手で掴んでくれ」ウルトラマンマックスウルトラマンマックスウルトラマンマックス涙さえ強さに変えたら


関連タグ編集

ウルトラマンマックス トウマ・カイト ウルトラ10勇士 ウルトラ戦士 巨大ヒーロー


ウルトラマンリブット…後輩。彼が文明監視員だったUGFではゼノンと3人で共闘している。

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