ケサム
身長 | 1.8〜49m |
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体重 | 67kg〜1万4千t |
演 | 菊地謙三郎 |
「宇宙では無益な争いが繰り返されている。知識は文明を発展させ文明は争いを生む。それは人間も同じ、戦争を続け自然を破壊し、地球が自分たちのものであるかのように振舞っている」
第7話「星の破壊者」に登場。
KJ-K5星雲出身の宇宙人で、左腕に装着した時空移動装置で様々な惑星を渡り歩いてきた。
その役目は、文明を発展させた末に争いを繰り返し、星を傷つけてきた知的生命体の排除。
地球に惑星破壊爆弾を仕掛け、爆発前に時空移動装置で脱出する予定だったが、地球到着直後に装置が故障し、負傷していたところをDASHのミズキ隊員に助けられた。
だが、爆弾を発見されウルトラマンマックスに撤去されそうになったため、巨大化しマックスに戦いを挑む。
腕に内蔵されたビームガンやビームウィップ。左腕からの念力と格闘戦でマックスを苦戦させたが、ミズキの説得で動揺したところをマクシウムソードで切り裂かれて重傷を負う。
最後は、自ら爆弾を解除し、ミズキに看取られながら落命した。
だが、宇宙工作員の魔の手はこれで終わったわけではなかった・・・
ケルス
身長 | 1.9〜49m |
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体重 | 68kg〜1万5千t |
演 | 小田井涼平 |
「何を言っても無駄だ。俺はケサムみたいに甘くはない」
第32話「エリー破壊指令」に登場。
任務に失敗したケサムの同族。
情に流されて任務に失敗したケサムを「あんなヤツと一緒にするな」と軽蔑している。
エリーを誘拐し、プログラムを書き換えて宇宙に設置したミサイルコンテナの誘導装置にしようと企んだ。
最終的にはそのミサイルでUDFの基地に攻撃を仕掛けるのが目的。
潜伏先には後述するケダムという兵士たちを配備している。
だが、コバ隊員の奮戦でエリーを奪い返された挙句トウマ・カイトに追い詰められて巨大化。
素早い動きで繰り出す格闘戦や腕から放つ電撃と衝撃波でマックスを苦しめたが、最後はマクシウムカノンを受けて爆死し、ミサイルコンテナもギャラクシーカノンで破壊された。
ケダム
複数で行動している兵士で、武器はビームライフル。
感情らしいものは無く、ケルスの命令にのみ従う。巨大化時のケサムやケルスと同じ顔をしている。
彼らの顔を見たミズキは一瞬何かを感じた表情をするも、次の瞬間には躊躇なく撃ち抜いていた。
放送当時は名前がなく、2013年に発売された「円谷プロ全怪獣図鑑」でこの名がついた。
ケニス
CV:山田成吾
『ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ』で登場。
ケルスと全く同じ姿をしており、彼もまた宇宙工作員の一人であったが、母星の一方的なやり方に疑問を持ち、ギャラクシーレスキューフォースに加入、宇宙工作員時代に培った工作技術を活かして戦闘部隊とは別働隊という形で活躍している。
ケサムやケルスとは同じ世界のKJ-K5星雲出身という設定なので、彼らの地球での行いを知っており、彼らの地球破壊計画を阻止してくれたマックスに会って礼を言いたいと考えている。
意外に軟派な性格で、ソラを親睦会に誘おうとするが、リブットとソラの仲の良さを見て「そういう関係」なのかとからかうフレンドリーな一面も。
余談
デザインは、CGI監督の板野一郎。
ケサムとケルスは着ぐるみは同一のもの。目が赤いのがケサムで青いのがケルス。
ケサムとケルスともに演者が『仮面ライダー龍騎』の重要人物であるが、これは第7話監督の梶研吾と旧知だったケルス役の小田井氏が『龍騎』のキャストを梶監督に紹介したことによる。
ケサムを演じた菊池氏は、自身が演じた役について「共感はできないけど真面目な性格なんだなと思う」と語っている。衣装や小道具が凝ったデザインの為、壊さないように気を使いながら撮影に臨んでいたとか。
第32話の初期案では、ケサムが再登場する案やケルスがケサムと同じ顔であるという案があった。
惑星破壊爆弾のミニチュアはその後、『ウルトラマンジード』のクライシス・インパクトでウルトラマンベリアルが使用した「超時空消滅爆弾」に流用された。
この回を最後に2人以上の脚本家が共同で1エピソードの脚本を担当したのは、『ウルトラマンアーク』第21話までなかった。