「「見せてやるぜ!俺たちの絆!」」
「「ウルトラタッチ!!」」
「ギンガー!」「ビクトリー!」
「「ギンガビクトリー!!」」
データ
身長: | ミクロ〜無限大 |
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体重: | 0〜無限大 |
デザイン: | 後藤正行 |
概要
2015年公開の劇場版『ウルトラマンギンガS決戦!ウルトラ10勇士!!』で初登場。同作で登場した強敵エタルガーに対抗するためにウルトラフュージョンブレスによってウルトラマンギンガとウルトラマンビクトリーが融合した超強化形態。
しかも実際はウルトラマンティガからウルトラマンゼロまでの平成ウルトラマンから授かった力も加わっている。
変身時の「ウルトラタッチ」はウルトラマンエースのオマージュ。
ギンガとビクトリーの能力をより強化して使用できる上、ギンガストリウムがウルトラ6兄弟の技を扱うのと同じ演出で、ティガからゼロまでの平成ウルトラマンの必殺技を使うことができるという、ギンガストリウム以上の全部乗せ仕様。まさに奇跡のヒーローであり、本気で戦えばエタルガー以上の力を持つ。
あまりにもそのままなネーミングから勘違いされやすいが、ウルトラフュージョンブレスのCMで「新たなヒーロー誕生」と謳われていたことからもわかるように、公式では別のウルトラマンとして扱われている(ウルトラマン50周年記念イベントやEXPO2018などではレジェンドやサーガと同じくギンガ・ビクトリーとは別に登場している)。イメージとしてはこちらに近い。
とはいえ、ギンガとビクトリーはコンビで登場するのが基本で変身の制約がほぼないため登場頻度が多く(むしろ2人が客演しても登場しなかった事の方が珍しい)、単独で変身できるギンガストリウムが長らく変身できない状態だった事もあって、実質的なギンガの最強形態となっている。
この点で滅多に登場しない「最後の切り札」的なイメージが強かったそれまでのスーパーウルトラマンとは大きく異なり、後発の作品にもこの要素は受け継がれていく。
他作品での登場
『ウルトラファイトビクトリー』
巨大ヤプールとの戦いに際しこの形態に変身、ウルトラフュージョンシュートでヤプールを倒した。
しかし、直後に復活したジュダ・スペクターにより召喚されたスーパーグランドキング・スペクターと交戦することとなる。
倒すのに特殊な手段が必要だった怪獣でもあり、最大の必殺技を使って消耗していたためかメビュームシュートでグランドキングに攻撃するも通用せず、グランドキングの反撃で合体が解けてしまった。
『ウルトラマンX』
ウルトラマンエクシードXと協力してモルド・スペクター、ギナ・スペクター、更にはジュダ・スペクターが一体化したグア・スペクターを撃破した。
今回はウルトラマンガイアのフォトンエッジ、ウルトラマンダイナのソルジェント光線、そしてウルトラマンティガのゼペリオン光線を使用している。
『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』
ヒカル「ゼロに教わった勇気と...」
ショウ「諦めない心で...」
2人「俺たちは...お前たちを倒す!」
ゼロから教わった「勇気」と「諦めない心」の象徴として、ダークルギエルとエタルガー相手に変身。
ゼロの力であるワイドゼロショットを放ち、二人を撃破した。
劇場版『ウルトラマンタイガニュージェネクライマックス』
今作では他のニュージェネレーションズ達と同時に変身し、ヘルベロスら怪獣軍団の攻撃を軽々とかわしながらウルトラフュージョンシュートで撃破する。
グリムドにはグルーブやトライストリウム形態のタイガと共にまたもウルトラフュージョンシュートを放ったが、これといったダメージも与えられず苦戦を強いられる。
最終的にはタロウの指示によりニュージェネレーションズのリーダーとして真っ先にタイガのウルトラホーンにエネルギーを預けることを後輩に呼び掛け、ウルトラマンレイガへの変身に貢献した。
ちなみに今回の登場は怪獣達の一斉攻撃の最中に爆煙から変身する形だった他、今作ではウルトラフュージョンシュートしか必殺技を使用していないため、ギンガビクトリーとしてはフュージョンブレスによる10勇士の力はほぼ使っていない。
そのウルトラフュージョンシュートを撃つ時も10勇士の姿は現れなかったが、もし現れていたらニュージェネクライマックスどころか平成ジェネクライマックスになっていたところだった。
何気に映像作品では初めて坂本監督担当でない作品での登場となる。また、カラータイマーの点滅はこれが初めてである。ちなみにカラータイマーの点滅音はギンガとビクトリーのカラータイマーの点滅音を足したものだった。
『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』
アブソリュートタルタロス戦にて合身。共闘していたロッソとブルもウルトラマンルーブになりタルタロスに挑む。ウルトラフュージョンシュートとルービウム光線の合体光線を放つも避けられ即座にアブソリュートデストラクションに押し返された。
その後、タルタロスに強制的にグア・スペクターにされたギナ・スペクターを救いたいというグリージョの思いを汲んでレイガに合体変身した。
その他
アーケードゲーム『ウルトラマン フュージョンファイト!』にも参戦。
ギンガとビクトリーを組み合わせることで使用可能となる。
また、『DXオーブリング』『DXジードライザー』でも同様の方法で「ウルトラフュージョン!」の音声と共に変身を再現できる(後輩のウルトラフュージョンとは無関係)。
必殺技
ギンガとビクトリーそれぞれの必殺技も使いこなすことができる他、ビクトリーのウルトランスも使用可能。(光線技については主にフュージョンファイトで披露している)
ブレスによる技の発動方法や歴代戦士の姿が現れる演出はギンガストリウムと同じだが、発声はヒカルとショウが行う。
こちらもギンガストリウム同様演出時は各ウルトラマンの変身バンクが背景として出てきたり、技を繰り出す際対応するウルトラマンと同じファイティングポーズをしたあと技を繰り出す。
大半は右隣に10勇士のイメージが浮かぶが、後方に浮かぶパターンや右後方に浮かぶパターンと複数のパターンがある。
現時点では劇中で披露した必殺技と玩具に収録されている必殺技以外の10勇士の技も使えるかどうかは不明(ギンガストリウムで使用可能の可能性が示唆されたためおそらくこちらも可能性が高い。そうなると必殺技の数がエースやコスモス以上になる)
ギンガビクトリーの必殺技
- ウルトラフュージョンシュート
ウルトラ10勇士の力を一つにして十字に腕を組んで発射する超絶必殺光線。
早い話だが平成版コスモミラクル光線。構えはスペシウム光線に準じているとのこと。
モーションは下記の通り。
握り拳の状態で両肘を腕の外側を向けるように曲げる→両腕を左右に大きく広げウルトラ10勇士のエネルギーを集約させる→腕を十字にクロスして発射する。
- ギンガビクトリーブレイカー
超高速で敵に突撃して体当たりを食らわせ粉砕する荒技。
その威力はエタルダミーとはいえ本編ラスボスであるダークルギエル(しかも人々の恐怖で巨大化している)を一撃で倒すほど。
この技だけウルトラフュージョンブレスを使用せずに発動する。
ギンガの必殺技
ビクトリーの必殺技
- ビクトリウムシュート
- EXレッドキングナックル
- エレキングテイル
- ハイパーゼットンシザース
- シェパードンセイバー
ウルトラ10勇士の必殺技
「ウルトラマンティガの力」で発動。ティガ・マルチタイプの必殺光線。『X』第13話にて使用、エクシードXのエクスラッガーショットとの同時攻撃でグア・スペクターに引導を渡した。
「ウルトラマンダイナの力」で発動。ダイナ・フラッシュタイプの必殺光線。こちらも『X』第13話で使用、グア・スペクターのバットキャリバーを破壊した。なお、他の10勇士の技と違いエネルギーチャージの動作がないためサムズアップした後腕を回転させて振りかぶるモーションをしてから腕を十字に組んで発射している。
「ウルトラマンガイアの力」で発動。唯一頭部から放つ。ガイア全形態共通の必殺技だが、ギンガビクトリーのものはV2が元になっている。こちらも『X』第13話にて使用、グア・スペクターのバットアックスを破壊した。
「ウルトラマンコスモスの力」で発動。コスモス・ルナモードの技で、相手を沈静化させる効果がある。劇中未使用。ギンガビクトリーの技の中では唯一攻撃技ではない。
「ウルトラマンコスモスの力」で発動。コスモス・エクリプスモードの必殺光線で、破壊力に優れる他相手の洗脳を解いたりなど非常に強力な必殺光線。劇中未使用。
「ウルトラマンネクサスの力」で発動。アンファンスの必殺光線(ただし、決め手となったことはない)。劇中未使用。
「ウルトラマンネクサスの力」で発動。こちらはジュネッスの必殺光線であり、クロスレイ・シュトロームよりも高い威力を持つ。劇中未使用。
「ウルトラマンマックスの力」で発動。原典では左腕のマックススパークから放っている。劇中未使用。
「ウルトラマンマックスの力」で発動。マックスギャラクシーを使用すると思われるが詳細は不明。劇中未使用。
「ウルトラマンメビウスの力」で発動。本来はメビウスブレスのエネルギーを開放するが、こちらはそれがなくとも使用可能。エタルガーにダメージを与えた他、『ファイトビクトリー』でも使用したがこちらは弾かれてしまった。メビウスの使うメビュームシュートと違い、右手刀部分からではなく右腕全体から発射される。
- メビュームバースト
「ウルトラマンメビウスの力」で発動。バーニングブレイブの必殺技で、胸にチャージした炎を火球として放つ。劇中未使用。
- エメリウムスラッシュ
「ウルトラマンゼロの力」で発動。原典では額のビームランプから発射しており、ギンガビクトリーは額のクリスタルから放つと思われる。劇中未使用。(ただし、ウルトラマンフュージョンファイトでは通常攻撃としてエメリウムスラッシュが使用されている)
- ワイドゼロショット
「ウルトラマンゼロの力」で発動。エタルガーにダメージを与えた他、『ギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ』ではエタルガーとダークルギエルを撃破した。
これらの光線技は大半が未使用で、当初、使ったのはウルトラフュージョンシュート、メビュームシュート、ワイドゼロショットのみだったが、『X』にてフォトンエッジ、ソルジェント光線、ゼペリオン光線(TDG三部作でワンセット)が使用され、残るはコスモス、ネクサス、マックスのみとなった。
大半の力が未使用に終わったのは、同じく究極の姿であるあの2人を連想させる。
今後の客演次第によっては未使用の技も登場の機会があると思われる。
ちなみに現在、2度以上使われた必殺技はウルトラフュージョンシュート、メビュームシュート、ワイドゼロショットの3つのみである。
余談
デザインを担当した後藤正行は、コンセプトを「光のアーマーをまとったウルトラマン」と述べており、ギンガとビクトリーの融合形態のため、双方の基本ディテールと配色を分かりやすく組み合わせたものとなった。また、映画用のウルトラマンであることから、発光パーツを多く派手なものにしている。初期稿では両肩のプロテクターが下に向けて尖っていたが、この形状だとソフビが抜けないため、形状を変更している。詰め襟のため、後藤は番長のようなものであるとしている
関連イラスト
関連タグ
合体したスーパーウルトラマン繋がり
番外
ウルトラマンオーブ(フュージョンアップ)、ウルトラマンジード(フュージョンライズ)
違う意味で、歴代ウルトラ戦士の力を変身アイテムによってフュージョンさせて戦う後輩ウルトラマン。
しかも前者は、ギンガとビクトリーの力を同時に駆使する姿が劇中に存在する。
新世代ヒーローズ最強形態
ウルトラマンギンガビクトリー→ベータスパークアーマー