概要
初使用は映画『ウルトラマン物語』。ウルトラ5兄弟と合体しスーパーウルトラマンタロウとなったタロウの最強の必殺光線。
腋から発射する(正確には伸ばした右腕から下の身体全体から発射する)という独特の構えは、ウルトラ戦士の光線技としては後にも先にも例がない(ちなみに同じくタロウの技であるフット光線は、同じ理屈で股間から発射している…ように一見見えるが、膝より下のみから出てるようにも見える)。
公式に宇宙最強の光線と呼ばれており、宇宙そのものを破滅させるほどのパワーでしか倒せないとされたグランドキングをジュダの怨念ごと跡形もなく消し飛ばしてしまった。
その後、長らく映像作品では披露されていなかったが、『ウルトラマンギンガS』にてウルトラ6兄弟の力を授かったウルトラマンギンガストリウムの最強必殺技として30年ぶりに披露された。
こちらでもオリジナルは3人の合体光線すら吸収し撃ち返したハイパーゼットンのハイパーゼットンアブソーブを強引に撃ち破りそのままハイパーゼットンを撃破した他、ウルトラマンビクトリーとの合体技コスモミラクルエスペシャリーで各種必殺光線・ウルトランスの連続攻撃に耐えたビクトルギエルを撃破している。
『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』では遂にタロウ本人が36年ぶりに使用。
発射手順は変わらないが、エフェクトが異なっており、タロウ本人のコスモミラクル光線に加え、5兄弟の幻影がそれぞれの必殺光線を放つという必殺技となっていて(さながらギンガSのOP映像を意識したような形である)、モルド・スペクター、ジュダ・スペクターを一撃のもとに消し去った。
絶大な威力の分消耗は大きく、今作では合体前は全員カラータイマーが青だったのに対して、使用後は全員赤に点滅し膝をつくほど消耗している。
これに関しては「怨念ではないジュダ本人或いはモルドとジュダの両方を倒すためには相応の出力が必要だった」等が可能性として挙げられている。
『ウルトラマン超闘士激伝』では超闘士ウルトラマンタロウが仲間たち(原典同様に5人)から分け与えられたエネルギーを使用して放ち、ヤプール次元からのエネルギー放出を防ぐためにテリブルゲートを破壊するのに使用した。この余波を受けて拠点となったメビウス星が消し飛び、タロウも全エネルギーを使い果たし気絶してしまったが、ヤプール次元の滅亡は防がれた。
ゲームでは何とタロウ単独で使用できる場合もある。
『ウルトラマンフュージョンファイト!』では合体元であるはずの初代ウルトラマンの八つ裂き光輪との合わせ技「コスモミラクルスラッシュ」が登場しており、ウルフェス2018ライブステージでもウルトラ6兄弟のエネルギーを合わせる事でカミソリデマーガを撃破した。
最強光線にふさわしく、複数回使用されてるにもかかわらず一度も破られていない。
関連項目
スペースQ:同じく有名な合体技。
メビウスインフィニティー:同等のエネルギーを纏って体当たりする技コスモミラクルアタックを使用するほか、漫画作品等ではコスモミラクル光線も使用している。
ウルトラマンギンガビクトリー:ウルトラ10勇士の力を集めたウルトラフュージョンシュートという似たような技を使用する。こちらは王道の十字型。