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ヤプール

やぷーる

ヤプールとは、『ウルトラマンA』を始めとするウルトラシリーズに登場する異次元人である。通称「ヤプール人」。
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概要編集

異次元人 ヤプール

ウルトラマンA』で初登場した、ウルトラシリーズとしては初の「番組を通しての悪役で、『A』テーマ曲の歌詞にまで登場する。

劇中ではヤプール人」「異次元人ヤプールとも呼ばれる。

名前の由来は『家畜人ヤプー』。


人物像編集

異次元に生息している知的生命体で、超獣を使って地球侵略を目論んだ。地球の生物と宇宙怪獣を合成・改造する「超獣製造機」によって超獣を製造し、地球に送り込んでいた。また、配下にはギロン人マザロン人など、多くの宇宙人異次元人地底人を従えていた。

視覚的には、赤紫色の歪んだ時空の中に蠢く、とんがり帽子を被った顔のない人間の姿で現れる。


リーダー格は腹部や帽子に装飾を施しており、その形状には個体差がある。複数の人格が確認されているが、意識は共有されているらしい。なお、輪っかのような模様には怨念を吸収する能力があるのだとか。


その性格及び手段は極めて卑劣かつ陰湿。人間の憎悪や猜疑心を利用して狡猾な作戦を立て、相手を精神的に追い詰める、悪魔のような存在である。その一方で真っ向から力押しで攻撃をかけてくることも少なくない(いずれの場合でも、戦況が有利になった場合にノリノリになることがある。また、不利な戦況を挽回するために超獣や超獣に影響を与えうる存在をそそのかす時には実に楽しそうに行う)。光の戦士であるウルトラマンに対して、自らを暗黒から生まれた闇の化身と豪語する。

ある意味で「地球を征服する」「人類を滅ぼす」などの別の目的を果たす為に人類やウルトラマン達からすると「悪」に見える手段を選択しているのではなく、「地球征服」や「人類抹殺」と「1人または少数の人間を悪に堕とす」「人間が持っている正義や善の心を消し去る」事が彼らにとっては同じ位重要、どころか悪行を行う事それそのものを、それこそ自分達の命以上に求めているようにも見える、いわば「悪を行なう事そのものが彼等の存在意義」という解釈も可能であろう。


種族としての人間は「愚か」「醜い」などと散々見下しているが、意外にも一個人に対して見下すようなことはしておらず(ターゲットにした人間に嘲笑うような態度を取ることはあるにせよ)、個人に対して軽蔑、侮蔑の言葉を吐いたのも悪の心に満ちたアイツにだけである。

ある意味で、彼等が「地球侵略などの別の目的の為に悪という手段を選択した知性体」ではなく、「悪を成す事そのものが目的・存在意義の抽象的・宗教的な『悪魔』の現代的再解釈」とするならば、最初から悪に堕ちている人間は、ゲームで喩えるなら「攻略する意味すらない、とんだ雑魚キャラ」なのかも知れないが。或いはそもそも命を持たない概念的な存在故に「無様な姿を晒してでも自分の命を惜しむ」という行為に理解が無いのかも知れない。


ブラックピジョン戦など地球生物の心に痛い目に遭わされたことも少なからずあり、その強さにはある種の敬意を抱いているところもあるのかもしれない。


『A』放送当時の雑誌記事では、「1人1人は人間の子供にすら負ける程の力しか持っていない為、超獣を使って侵略を行う」と記述されていた。

平成シリーズで等身大でも後述する巨大ヤプールの姿で現れるようになったのは、これが理由かもしれない。


…が、後述する『デッカー』ではヤプール人単体でも次元に穴を開けたり、武装した人間5名をエネルギー波で吹き飛ばしたりしていた為、「子供にすら負ける」というのはあくまでフィジカル面での話で、特殊能力に関しては人間を遥かに凌ぐ十分に脅威的な存在というのが正しいのかもしれない(流石にスフィア相手には為す術が無かったが)。


なお、ヤプール自身は人間等の他の知的生命体の負の心を好んでマイナスエネルギーに変え、自らのエネルギー源としている故に、その存在を完全に消し去る事は不可能とされる(ただし完全に復活するまでには結構な時間を要する)。


ウルトラマンタイガ』のボイスドラマ第20話では、ヤプールの怨念から今でも超獣が生まれ続けているというタイガの説明に、フーマが「タチ悪っ!」と毒吐いていた。


しかし、全知全能の宇宙人たるレイブラッド星人が相手ではその限りではなかったらしく、かつて滅ぼされる寸前まで追い込まれたことがあり、故にレイブラッドの血を引くレイオニクスは恐怖の対象となっているという。しかし、『大怪獣バトルNEO』ではレイオニクスバトラーとして登場している為、利用できるものなら敵の技術も使ってやるというスタンスなのだろう(そもそもエースキラーの制作コンセプトからしてそうだったので)。


長所編集

ヤプールが超獣・怪獣製造技術を持つ他の宇宙人に勝る点は超獣を製造する際の材料のチョイスと運用にあるといっていい。


例えば侵略超獣第1号のベロクロンを送り付けた影で、月を滅ぼしたルナチクスを地球に潜伏させて、南夕子がいなかったら知らず知らずのうちに地球のマグマが吸い尽くされる状況を作っている。


また超獣出現を予期して先制攻撃を画策したTACを返り討ちにするためにガマスを差し向けてTAC基地潜入・破壊を画策するも、マスコミ記者によるアクシデントで失敗すると、マスコミを使ったガマス増殖作戦に切り替え、ガマスがTACのミサイルに一度敗北するとガマスの武器の補充を行っている。


こういった具合に、忠実に任務を果たしてくれることが期待できる者を材料にし、なおかつ授ける作戦などの運用面がしっかりしていたことが、彼らを強大な悪たらしめたといっていい。…時々ゼミストラーのように意味不明な作戦や命令を命じられたヤツもいるが。


心理戦を仕掛ける際の作戦の詰めがしっかりしている、使える超獣は量産するといったことも長所として挙げられよう。


また、ファンの大半は忘れているだろうが、イモムシと宇宙怪獣の合成超獣のはずの一角超獣バキシムがヤプール人を自称しており、超獣がヤプール人を自称したり、コオクスのように超獣人間を自称することを容認している。


ちなみに気になる知能指数は1万5000。これは地球人ではトップクラスの本郷猛(IQ600)は愚か、メフィラス星人(IQ1万)よりも高い数値である(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)。


短所編集

一見、ウルトラヒーローの能力を解析し、生体兵器(エースキラーシリーズや改造怪獣など)に搭載してくる点でいえば侵略者としては一流の部類にあるのだが、何かとエースやウルトラマンタロウやその関係者に辛酸を舐めさせられることが多い


メビウスに挑戦してきた際にはエースキラーにメビウスと同じ能力を搭載したメビウスキラーを差し向けたが、結果はウルトラダイナマイトを手本としたメビュームダイナマイトに敗れた辺り、タロウ対策が疎かなのではないかと思われる節がある(これまで2度もタロウ(の力)に敗れたにも拘らずである)。


漫画『ウルトラ兄弟VS暗黒大軍団』でカブト・ザ・キラーに憑依した際にもタロウを圧倒したはいいが、ウルトラホーンでスペースQ(模倣)を吸収されてコスモミラクルダイナマイトで倍返しを食らっている。


『ギンガS』では『タロウ』の経験がありながらも「人間の強さ」を見くびった結果、ウルトラマンギンガストリウム(ご丁寧に「エースの力」で)に敗れている。


実はこれまでの作品でエースキラーが登場したことはあれども、タロウの必殺技を模倣した事はないのでやはりタロウ対策をしているのかは正直怪しい所である。


巨大ヤプール編集

異次元超人 巨大ヤプール異次元超人 巨大ヤプール(メビウス版)

過去に地球に送った超獣が、エースとTACに全て倒されたため、自らの手で地球を侵略するべく全てのヤプール人が合体・巨大化した姿。ヤプール人の意識集合体ともいうべき存在であり、以後、映像作品に登場するヤプールはこの姿で登場している。詳細は項目を参照。


ウルトラマンA編集

バット星人による地球侵攻がジャックによって阻止され、新たにTACが開設された頃に、突如超獣を率いて地球へ侵攻してきた。しかし、中盤、全ヤプールが結集した「巨大ヤプール」が討滅され、組織としては事実上壊滅することになる。


しかし、この後もヤプールの残党や超獣が登場し、執念深くエースを苦しめていくこととなる。


マザロン人女ヤプールの様な残党の暗躍もあってか超獣の出現は途切れず(ちなみに、ヤプール爆発時に降り注いだ破片が以後の超獣の元になったという)、中にはヤプールと関係なく出現したようなものもあった。


そして、最終話ではジャンボキングを操り、残党が再びエースに決着を挑んだ。しかも、別の宇宙人サイモン星人にヤプールの残党がなりすまし、子供たちと仲良くなる一方で北斗星司にのみ正体を明かし、北斗を心理的に追い詰めるという、実にヤプールらしい狡猾・陰湿な戦法だった。


結果、北斗はヤプールの残党を射殺し、子供たちの目の前で変身、ジャンボキングを打ち破り、戦いにこそ勝利したものの、地球人たちに正体を明かしてしまったことでウルトラの星へ帰還せざるをえなくなり、ヤプールの罠により事実上地球から放逐させられることとなった。もっとも、その翌週には某No.6が防衛の任に就くのだが。


本編終了後編集

ウルトラ兄弟に対する怨念や復讐心からか、その猛威はエースが地球を去りTACが解散した後も続いていくことになる。『A』後の世界観である『ウルトラマンタロウ』、『ウルトラマンメビウス』、さらには別宇宙が舞台の『ウルトラマンギンガS』、『ウルトラファイトビクトリー』、『ウルトラマンZ』、『ウルトラマンデッカー』などで度々復活し、その都度ウルトラ戦士達に戦いを挑んだ。

『メビウス』、『ギンガS』、『ファイトビクトリー』での活躍は巨大ヤプールを参照。


さらにはTVシリーズや映画の他にイベント(ライブステージなどのショー)やゲームなどでも度々登場してウルトラ兄弟達を苦しめている(後述)。


平成でも客演以降、ヤプールの名と存在が知れ渡ったこともあってか、現在ではバルタン星人と並ぶウルトラシリーズ屈指の宿敵や、ウルトラシリーズ最凶の悪魔とまで言われている。

恐らく、今後もしぶとく復活してはウルトラマンたちと激闘を繰り広げるという流れを繰り返すことになるだろう。


ウルトラマンタロウ編集

第29話「ベムスター復活!タロウ絶体絶命!」、第30話「逆襲!怪獣軍団」にて再登場。

改造ベムスター改造ベロクロン二世改造サボテンダーを刺客として送り込んでくる。

詳細は改造巨大ヤプールを参照。


ウルトラマンZ編集

第19話「最後の勇者では直接登場しなかったが、ウルトラマンゼットヘビクラ・ショウタ(ジャグラスジャグラー)の口からその存在が語られている。エースへの怨念から、彼らの残留思念が殺し屋超獣バラバとなって登場しており、バラバの口からはヤプールのものと思われる恨みの言葉が発せられている。

最終的にゼットとエースによってバラバが撃破されると、今際の際にかつての巨大ヤプール同様、ヤプール死すとも超獣死なずという断末魔を叫びながら消滅した。


しかしその後、バラバの残した角の破片が防衛軍に回収された結果、恐るべき異次元兵器が開発される事態となってしまうなど、物語に大きな爪痕を残すことになる。


ウルトラマンデッカー編集

「我々は常々こう呼ばれている…“悪魔”と」

「私はヤプール!忌々しき光に与する者は、我らが怨念の前に滅び去るがいい!!」


第18話「異次元からのいざない」に登場。

残留思念のみだった『Z』の時とは異なり、ヤプール人そのものが本作の世界に来訪した。偶然による形ではなく、ヤプール本人が自らの意志で地球を訪れるのは『メビウス』以来となり、M78ワールド以外の世界では初となる。


TPUの偵察部隊に発見されたアガムスを助ける形で接触し、彼に対して「手を組まないか?私もお前と同じ、あの光が…ウルトラマンが実に目障りなのだよ」と同盟締結を打診する(アガムスを誘惑するようなそのやり口はまさに自称する「悪魔」そのものであり、ヤプールにとって後輩ではあるがのスタンスにも似ている)。


戦力としてアリブンタを提供し、自身もカナタに化けて彼の隙を突くと同時に成り代わることで、リュウモンイチカを「あっちから人の声がする」と騙してアリブンタの近くまで誘導した。


その後、テラフェイザーから脱出したアガムスに化けることで、アリブンタを倒した直後のデッカーが、撃破されたアリブンタの爆発や破片から身を徹して守るように誘導。その隙を突いてデッカーを異次元空間に放逐してしまった。


続く第19話「月面の戦士たち」にも引き続き登場。

セルジェンド光線によって異次元空間から宇宙へ脱出したデッカー(カナタ)を、今やスフィアの巣窟となったTPU月面基地内にて発見し、さらにもう一つの「光」であるケンゴも同行していたことから、基地内に機能停止していた警備ロボ・ゾンボーグ兵達を再起動させ襲わせる。


しばらくしてから、カナタがスフィアに囚われたケンゴを救出するためにゾンボーグ兵達を撃破していく中、再び姿を現してカナタを攻撃。そのままトドメを刺そうとする……


「悪魔から逃げられるとでも思っているのか?光よ、終わりだ……うっ!?うぐ…ごぁあ!?」

「ぐおぉ…!!ヤプール死すとも……ヤプール?“ヤプール”とは、何だ?私は…誰だ?…ハハ、ハハハハハハ!!」


…が、直後に基地内に巣食っていた大量のスフィアソルジャーに取り込まれてしまい、自我も記憶も奪われ、狂ったように笑うことしかできない無力な存在と化してしまう(この時、『Z』のバラバと同様、かの巨大ヤプールと同じ遺言を言い残そうとしたが、最後まで言い切る前に自我と記憶を失った。また、取り込まれてからは姿こそ変わらなかったが、スフィアと同じ明るい緑色の光を放っていた)。


その隙に人間サイズに変身したデッカーとトリガーによってゾンボーグ兵達が撃破され、スフィア達が外へ逃げ出した際に取り残されたところをウルトラマン2人の放った光線を食らい、呆気なく爆散されてしまった。


今回は変身能力を駆使しており、ターゲットが信頼を寄せる仲間や見捨てることができない人物に化けて罠に嵌めるなど、相変わらず人間やウルトラマンの心に付け込んだ悪辣な戦術を披露している。

また、手からエネルギー波を放って地球人を攻撃するなど、配下の超獣に頼るのみならず自ら直接手を下すこともあり、異次元に潜むだけでなく三次元世界にも直接現れるなど、暗躍ムーブに徹していたこれまでのシリーズと比べても、かなり活発かつ積極的な行動を見せていたのが特徴的である。


TVシリーズに直接登場するのは『ギンガS』以来8年ぶりだが、巨大ヤプールの姿ではないヤプール人としての登場は『A』以来50年ぶりとなる。

登場した理由については、2022年が『A』50周年であるのに因んでと思われ、さらに巨大ヤプールの着ぐるみはおそらく劣化により前述の『ファイトビクトリー』で限界を迎えた、もしくは元がアトラク用スーツの改造という都合でショーやライブステージなどに出払っていて使えなかったのだと思われる(前述の『ゴーストリバース』においても、本来は巨大ヤプールが出る筈だったがスケジュール的にスーツが使えなかった為、メビウスキラーに憑依しているという形になった。ちなみに、ドラゴリーとルナチクスも『ファイトビクトリー』を最後に映像作品には未登場となっている)。


また、監督の坂本浩一からの巨大ヤプールでは無くヤプール人での要望もあって、新規スーツが制作され、映像ではエフェクト処理を施している。

『A』当時の資料が現存していなかったため、同作品の映像を見て当時のスーツを想像しながら制作した。原典がネガポジ反転で、緑色のスーツだったという説があったが、造形ではピンクとなっている。合成前提ではあるが、スーツでも不思議な感じやもやもや感を出したいという気持ちがあったため、ただのタイツではなく、色味が見る角度によって変わるベルベットの生地を使っている。


ヤプール人が今後登場する際にレギュラーで声優が必要となるため、Amazon Prime Videoの海外配信ドラマ『ザ・ボーイズ』でスタン・エドガー役のジャンカルロ・エスポジートの吹き替えを担当していた掴みどころない怪しい声だった菊池にオファーを掛けたという。


本編では、常に異次元空間に佇んでいる時のような強めのエフェクトが掛かっている。なお、これまでヤプール人としての姿を見せる時は複数人で現れていたが、単独で現れるのは今回が初である。

また、ケンゴはヤプールの名を聞いてもこれと言った反応は見せておらず、因縁を持っているゼットやハルキからは彼らに関する情報を教えられていなかった模様。


第19話での末路を視聴者たちは『単体故に力不足』と解釈する説と『スフィアが凶悪過ぎた』と解釈する説に分かれている。

前者はヤプール人単体故に力不足だったことに加えてそもそも襲来目的が「ウルトラマンを滅ぼす」ことであったため、ヤプール自身スフィアの存在は眼中になかった(知らなかった)可能性が高い。そのため、メガロゾーア復活させた超古代の闇や、(今作のスフィアとは若干毛色の異なる「宇宙球体」の方だが)ハイパーゼットンを生み出したバット星人のように、他の勢力のようにスフィアを利用することにできず、もしもヤプールも万全な状態であれば、彼らの生み出した怪獣に負けず劣らずな超獣を生み出せていただろう。


後者はヤプールのような過去に度々地球人やウルトラマンを出し抜いてきた大物ヴィランでさえ、スフィアの前では呆気なくその餌食となり得てしまうこと、そして完全に同化されたら最後、自我や記憶を失い狂ったように笑うことしかできなくなってしまうことなど、改めてスフィアの恐ろしい生態を認識させられることとなった。さらに言えば他人の(負の)感情ありきの策略を得意とし、自身も尊大な自我と底知れぬ執念の持ち主であるヤプールにとって、他人の感情や自我を吸収してしまうスフィアは非常に相性が悪い存在であったと思われる。


いずれにせよ、今回の件で超獣や異次元人の存在を『デッカー』世界に知らしめたり、結果的にカナタとケンゴを再会させ、カナタが両親からのメッセージを受け取り前に進むきっかけを得る事になるなど、物語においてそれなりに重要な役割を担い、爪痕自体はしっかり残したと言える。

また、アガムス役の小柳友氏によると、カナタ役の松本氏とヤプールのスーツアクターさんの動きに合わせようと打ち合わせをしており、最初はただただ手をくねくねさせてるだけだったが小柳氏が何となく指をつけると本編では、ヤプールも指を動かしていたことにびっくりしていた。松本氏は、最初から指を動かすことを聞いており小柳氏きっかけなんだなあと思ってたが小柳氏はメイクさんがヤプールに小柳君指動かしてるよと言ったことで意識し始めたんだなあと推測している。


ちなみに、近年、巨大ヤプールの姿で登場している為忘れている人もいたかも知れないがヤプールもスフィアと同じ無数の体に一つの精神を持つ存在である。しかし、スフィアはかつて「全てが一つになれば争いは起こらない」と 等と語ったがどちらも争わないどころか「自分」ではない全てを攻撃し寧ろ争いを広げているのは皮肉としか言いようがない。


NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマンデッカー編 STAGE4~遥か彼方へ~編集

「スフィアめ…私を利用したつもりかもしれんがそうはいかんぞ、逆にキサマたちを取り込み、パワーアップさせてもらったぞォ!」


本作では『デッカー』19話の後日談として、なんと以前自分を操ったスフィアを逆に取り込んで巨大ヤプールの姿となって復活スフィア合成獣を操る能力を獲得するという強化まで果たした。


今回は宇宙を旅しながら自身の膨大なエネルギーを広げ宇宙内のバランスを維持するリセスティア星人と呼ばれる種族を抹殺すべく地球に異次元ゲートを使って飛来し、スフィアエレキングスフィアゼットンの援護も借りてデッカーに勝利、ウルトラDフラッシャーをまんまと強奪。リセスティア星人のハルカ少年を吸収し、より強いパワーを手に入れ宇宙の王になろうと画策した。


しかし、ハルカ少年の奮闘によりDフラッシャーを取り戻したカナタにデッカーへ変身され、自分たちのエネルギーを逆に利用されスフィアバリアを破壊する手助けをしてしまった。さらに空いた穴から侵入したトリガー、トリガーダーク、カルミラ、ダイナも加わったウルトラマンたちに軍団を叩きのめされてしまう。


最後の一人になり未だ執念を見せるヤプールだったが…。


「おのれっ…!!リセスティア星人を喰らいさえすれば、私は宇宙の帝王に…!」

アスカ「……それは本当に"お前の意志"か?」


「なんだと…!?」


宇宙にエネルギーを循環させ「生命を広げる」リセスティア星人の生態は、他生命体と融合し「個を捨てる」スフィアといわば真逆の存在である。なんとヤプールは自分の意思でスフィアを利用していると思っていたが、その実以前の月面と何ら変わりなくスフィアの操り人形のままだったのだ。


自分の意思でリセスティア星人を喰らおうとしていたと頑なになるヤプールだったが、上空から飛来したスフィアたちに次々と寄生されていく…。


「あっ…私は、私の意思で…。ちがう…私とはなんだ…?私は…ああああぁぁ……!!!!!」


最終的に爆死したヤプールは、その残ったエネルギーすらも吸収され尽くされ巨大スフィアザウルスが誕生する材料にされてしまった。新世代TD世界において2度もウルトラマンたちを苦しめたヤプールだったが、結果的に言えばその両方をスフィアによって利用される羽目に終わった。


外伝作品での活躍編集

その人気故かスピンオフ作品においても度々登場しているが、近年では原作の様な単純明快な悪役とは言い切れない描かれ方をされるケースも増えてきている


ヒーロー戦記編集

パプテマス・シロッコシャドームーンと肩を並べる、ネオ・アクシズの三大幹部の1人として登場。

アポロン総統の持つ「ウルトラマンキングと同じ性質の光」に導かれて、忠実な部下となったらしい。アポロン総統への忠誠心は紛れもない本物であるが、それ以外の面は悪一色であり、原作にも劣らぬ悪事を起こした。

ふたがみすけきよが病気を苦にし、ふたがみ一族を皆殺しにした為に妻、ふたがみさつきが彼を小屋で殺害、自らの手を切って自殺しようとした際、死ぬ直前にヤプールが介入、さつきの肉体を再生させて自らの駒として利用した


「異次元に生息している」という設定を反映し、最初に相対した際は実体を掴めない為、一切ダメージを与えることが出来ない。

イベントでウルトラセブンが覚醒し、本来の冷静な判断力と覚醒によって解放された力でもって、ようやく有効打を与えることができる。


悪行はこれにとどまらず、のちにメフィラス星人を殺害して相方のバードンを強奪・改造して悪用した

それを知ったセブンが激怒し、三大幹部の中で唯一戦闘後に爆死するという明確な死亡描写が描かれている。

HPはボスの中ではかなり低いものの、リライブ光線によって大幅に回復するため、セブンの怒りを反映させるかのごとく、最強の必殺技で一気に仕留める判断が正解と言える。


原作同様にウルトラ戦士に対しては深い怨みを持っている。また、レイブラッド星人に滅ぼされかけた原作の設定からか、「虐げられた者として己の理想を実現すること」がモチベーションだったらしい。死に際のセリフも、ウルトラ戦士への怨念ではなく、自分の理想が散ったことへの無念である。

それだけに、前述のセブンが激怒したシーンでは、セブンに「貴様に理想をどうこう言う資格は無い!」と吐き捨てられていた。


ガイアセイバー編集

黒幕である「システム」を破壊し、ウルトラキラーから元の姿に戻ったゾフィーに連れられ亜空間から脱出する際にヤプールと遭遇するのだが、ザコ同然のステータスでしかないためあっさり勝てる

戦闘前の「き きさまら……なにものだ?」が唯一の台詞であり、何の説明も無く倒した後は無言爆死。これが本作における事実上のラストバトルであり、倒すと経験値も貰えるのだが何の意味も無い

はっきり言って、通り魔被害のような形で倒されるだけの、あまりにも可哀そうな扱いである。


ウルトラマン超闘士激伝編集

超闘士激伝ヤプール

第2部・ヤプール編の敵として登場。

こちらでは単に「ヤプール」と呼称する場合はヤプール軍のリーダー首領ヤプールとしての一個人を指し、その他のヤプール人については「ヤプールコマンド」という戦闘員のような扱いとなっている。


かつての地球侵略の失敗(エースに倒されたのは下っ端の雑魚でしかなかった)から幾多の年月を経て、今度は宇宙全体を侵略すべく暗躍を開始したが、闘士ウルトラマンタロウに敗れ、元のヤプール次元へと戻っていった。


ウルトラマン超闘士激伝新章』では、エンペラ星人配下の四天騎星のメンバーとして、かつてエースが戦った地球先遣隊のヤプール(先述のクソザコ)がジェロニモンの力で復活、首領に匹敵するほどの強さを持って顕現した。


ウルトラマン Fighting Evolution 0編集

メビウスのパラレル前日譚である本作にも登場。

ヒッポリト星人やババルウ星人、バルタン星人を裏で操っていた黒幕であり、真エンディングルートでは遂にその正体を現し、ゾフィーのM87光線を浴びて倒される。死に際に究極超獣を作り上げて復讐する事を予告する。


ULTRAMAN編集

本作では、異次元人ではなく地球に移住してきた異星人移民の一人「ヤプール」として登場(そのため、恐らく『A』本編に登場したヤプールとは別の存在と思われる)。普段は地球人の老人に擬態しているが、本来の姿は巨大ヤプールにも似たやせ型の宇宙人である。


非常に高い技術を持っている技術者で、ウルトラマンの謎を知る少年「北斗星司」と協力関係にあり、彼の為にウルトラマンスーツVer.Aを独自に開発、有償で提供および整備を行っている。また、ベムラーの装着するスーツのメンテナンスも行っている模様。


しかし、星団評議会は彼の持つ高い技術が地球に流出することを恐れており、重要対象者としてマークし、アダドに彼の捜索を行わせている。そうした追跡の手を逃れるためなのか、普段はさびれたジャンク屋を装ってひっそりと生活している。


12年前の航空機爆破事件に関する情報を知っており、北斗が危険を顧みずに犯人の殺害へと動き出した際には科特隊にすべての事情を打ち明け、彼をなんとか助けてほしいと懇願した。

その後は、ジャックの保護の元アメリカへと渡り、暗躍を始めた「暗黒の星」への対抗策として、ジャック専用のウルトラマンスーツの開発に着手する。


北斗の身を案じる一面があるなど、これまでのウルトラシリーズのヤプールと比べて悪党ぶりはほとんどなく、寧ろぶっきらぼうながらも善良な一面が強い。


ただし、原典のように超獣を作る能力も健在なようで、作中ではベロクロンキングクラブを製造していた。


ウルトラマンF編集

上記の『ULTRAMAN』とはまた別の『ウルトラマン』の後日談(時間軸上は『ウルトラマン』最終話と『ウルトラセブン』第1話の間に位置する)で、第4章の「究極超獣」に登場。

本作では『ウルトラマンA』よりも以前に地球を訪れて地球人たちと交戦した時の様子が語られている。


暗黒破壊神ダークザギがウルトラマンによって倒されたことを知ってウルトラマンに興味を示し、ブルトン細胞の作り出した超次元微小経路を通って地球へと襲来、Uキラーザウルスと一体化して、名古屋市を一瞬で焦土に変えるほどの戦闘力を見せつけると、地球人にウルトラマンを引き渡すよう要求した(なお、ウルトラマンを捕らえてどうするつもりだったのかは不明。自分の侵略の邪魔になる存在として抹殺しようとしたか、侵略用の手駒として改造しようとしたのかは定かではないが、いずれにせよとんでもない事態に発展したのは疑いようがないだろう)。


そして、かつて初代ウルトラマンと一体化していたハヤタが現場に現れ、接触を試みるが、彼が既にウルトラマンへの変身能力を失っていることを知ると、「おまえは残り滓だ!!」と激昂し、ハヤタを殺害しようと攻撃を加える。


科学特捜隊がハヤタを巻き込む危険があることから迂闊に攻撃できないことを良いことに、あと一歩のところまでハヤタを追い詰めたものの、そこへ突如ウルトラマンFが飛来。

ハヤタを人質にとってFに抵抗しようとしたものの、自らの肉体を光線化させたFに体を突っ切られ、ハヤタを救出されると同時に肉体も崩壊、最後は科学特捜隊の一斉砲撃を受けて粉砕された。

Uキラーザウルスの破片はその後無数のヤプール人へと変化し、時空の亀裂を通って元の異次元へと逃走していった。


ウルトラ怪獣擬人化計画編集

擬人化ヤプール&エースキラー

ぱすてるデザインによる擬人化が発表されている(名称はヤプール人)。

上のイラストを見ればわかるように、モチーフになっているのはヤプールやら女ヤプールやらといった「個体」ではなく、その集合体である巨大ヤプールの方である。


デザインを担当したPOP氏曰く、一番よくできた怪獣らしい。「あの体のボコボコとボアボアをいかにムックにならないようにするか、気を使ったところが好きです。」とのこと(ヤングチャンピオン2015年11号より。後述する漫画版の単行本1巻にも掲載されている)。


本作では怪獣墓場で暮らす、女子高生(!)になったヤプールが登場(設定上、ヤプールは不死身のはずなのだが、普通に怪獣墓場にいるあたり、本作ではそのあたりの設定はなかったことになっているか、うやむやにされている模様)。

一人称は「オレ様」で、上から目線で話す(第21話では「私」という一人称を使っていたが、単行本化された際に修正されている)。


姿形は巨大ヤプールのものだが、学生業の傍らで歯医者を経営しているなど、女ヤプールの特徴も一部取り入れられている(歯科医の名称も原作と同じく「Q歯科医」である)。一方で、巨大ヤプールの人間態である老人が口にしていた「信じなさい」という言葉が口癖になっているなど、色々な個体の特徴が複合されている。もっとも、原典の巨大ヤプール同様、様々な個体の意識集合体だと考えればさほど不自然な話ではないが。

また、エースの必殺技を研究でもしたのか、切断技が得意という設定になっており、43話ではサーキュラーギロチンで林檎を賽の目切りにした。


相変わらず打倒エースを目標に活動しているが、ギャグ漫画ということもあってか原作程の悪党ぶりは見せておらず、他の(同じく女子高生になった)怪獣・宇宙人たちとは仲良く暮らしている。他の生徒の為に給食を調理してあげたり、(侵略のための資金を調達するという下心はあったものの)虫歯の治療のために訪れたメフィラスをちゃんと治療してあげたりと面倒見のいいところも。単行本2巻では部下のバキシムと漫才を披露するイラストも挿入されているなど、遊び心のあるところも窺える。

一方で、時折狂気染みた表情を見せることがあり、メフィラスを震え上がらせたことも。


実は心の奥底でエースに対して恋心を抱いているツンデレ

あの月の女が去った後、後釜に収まるのはこのオレ様のはずだった」と発言したり、第21話では最新型の超獣製造機でエースを倒すための超獣を作り出そうとしたところエースとよく似た姿の者ばかりできて狼狽してしまう。挙句の果てには手下のバキシムが材料を取りに行っている間に両手壁ドンバージョンのエース人形を作って1人悦に入っているという有様。

どうしてこうなった


その後も、バキシムとエースとの闘いを想定したトレーニングを行うも、バキシムから反撃を受けた際に「エースならここで相手を助けて、その後でお茶に誘ってくれるだろう」という無茶苦茶な発言をしている。また、料理の下手なバキシムに対し、「料理もできないようではおヨメに行けないぞ」と言う一幕も。

ここまでくると、最早完全に恋する乙女である


なお、風上氏はツンデレや「原作では不倶戴天の敵であったエースに対して恋心を抱く」という設定は、原作の内容を著しく無視したものであることから円谷側からは却下される可能性が高いと考えていたらしいが、結局特に修正の指示などはなかったそうで、本人も「よく許してくれたなぁ…」と驚いたのだそう。


終盤でエースキラーを復活させ、メフィラスたちとは別行動で地球へやってくるが…?


ウルトラマンキッズ母をたずねて3000万光年編集

ヤンピーとして第16話「それはクシャミで始まった?!」に登場。


配下の種族&協力者編集

☆…配下と明言されている。

★…正式な配下ではなく、一時的に協力関係を結んだり、口車で唆して配下代わりに利用した。


超獣アリブンタを操る。エースを地底に閉じ込めるがゾフィーに救出され、アリブンタ共々倒された。


超獣ドラゴリーを操り、妖星ゴランと地球の衝突を企てる。劇中ではヤプールの配下との明言はないが、ヤプールがドラゴリーに指示を出す様を地球人が目撃していなかったため、『メビウス』ではメトロン星人Jr.がドラゴリーに指示を出していたことになっている。しかし、エースとの戦闘中にドラゴリーがメトロン星人Jr.と誤って激突した際の反応から、彼もヤプールと共闘関係にあったのは確かだろう。


超獣ザイゴンを操り、郷秀樹に化けてTACへの潜入を図る。


坂井という彫刻家に化けて美川隊員に近付き、北斗の暗殺を狙う。また、子供達に超獣ブラックサタンの像を作らせた。


健太少年の母よし子にヤプールの破片を寄生させ、虚像の超獣マザリュースを作り出しTACを撹乱した。

謎の老人の正体をマザロンの変身とする説もある。


ヤプール人の生き残り。歯科医に化けて北斗の歯にベロクロン二世の幻覚を見せる装置を取り付けた。


平時は地球人を下等な存在と見做しているヤプールであるが、彼らの抱く私利私欲や歪んだ心に付け入り、甘言で唆しながらエースやウルトラマンメビウス打倒の手先代わりとして、それぞれ利用した。


同じく地球壊滅とその邪魔をするウルトラマンデッカーの排斥に燃える彼と接触し、手を組んでデッカーの排除を狙った。また戦力としてアリブンタを提供してる。


ULTRAMANREGULOS』に登場したレオ兄弟の故郷L77星を滅ぼしたマグマ星人達の軍事組織であり取引相手。提督のヴォルカンバラバを戦力として譲っていた事が語られており、間接的な形ではあるが、マグマ星人の暴虐にはヤプールの暗躍も影響していた模様。


ヤプールの死後に現れた超獣やその関係者。劇中では明かされていないが、元配下か生前に協力関係を結んでいた可能性もある。


担当声優編集

高田裕史(A~タロウ)

玄田哲章(メビウス、大怪獣バトルギンガSウルトラファイトビクトリー)

田中亮一(ゴーストリバース)

金子はりい(Z)

菊池康弘(デッカー)

野島昭生(ULTRAMAN)


声質から、一時期は『ウルトラマンタロウ』でメフィラス星人二代目カタン星人メドウーサ星人の声を担当した西川幾雄氏がヤプールの声優だと思われたが、本人は「演じた覚えはない」と語っていた。2013年に「円谷プロ画報 2013」にて、脚本家の高田裕史氏が演じていたことが判明した。


平成作品以降、巨大ヤプールの姿で登場している場合は主に玄田哲章氏が担当しているが、『ゴーストリバース』でメビウスキラーの姿で登場した際には田中亮一氏が、『Z』ではバラバに宿ったヤプールの怨念の声という設定で金子はりい氏が担当。そして、『デッカー』では菊池康弘氏が担当する。


余談編集

ヤプール人のスーツは、後にマスク以外がレボール星人や『西遊記』のバッタ女王の手下達、『恐竜戦隊コセイドン』の戦闘員などに流用されている。

『A』本編では映像が加工された状態でそのスーツ本来の色味は分かりにくかったが、これらの流用から緑と黄の2色だった事が判明している。

また、バッタ女王の手下は7人が登場している事から、少なくとも7着以上のスーツが作られていたようである。


主な名言集編集

「行け!ベロクロン!!恐れを知らぬ地球の者供に、我ら異次元の悪魔の力を見せてやるのだ!!」

人間を滅ぼすのは人間だ…。人間を滅ぼすのは人間しかいない。行け、久里虫太郎!!破壊し尽せガラン!!」

「暴れろブラックサタン、全てを消し、全てを…殺せ!!」

Aは倒れた。次はTACを皆殺しだ!行けぇーっ、行けぇーっ、ブラーックピジョーン!!」

「誰にもわからない。わかるはずが無いんだよ、地球の馬鹿供め!!フハハハハハハ……!!」

「地球の奴ら覚えていろ!ヤプール死すとも超獣死なず、怨念となって必ず復讐せん!」


関連タグ編集

ウルトラマンA A怪獣 ウルトラ怪獣

超獣 暗黒四天王 グア軍団


エンペラ星人ジュダ・スペクター:一時期それぞれの軍門に下っている。


プリカーサーパシフィック・リムに登場する敵。ヤプールをモデルとしている。


セレブロ:同じく単体では弱い反面、地球人の野心を利用した計略を仕掛けるなど極めて優れた知性と狡猾且つ悪辣な性格を持ち合わせた、まさに『令和版ヤプール』と称すべきヴィラン。

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