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キリノ・イチカ

きりのいちか

キリノ・イチカとは、特撮テレビドラマ『ウルトラマンデッカー』の登場人物であり、同作のヒロインである。
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諦めなければ、絶対!!!(キャストコメント欄より)



概要


データ

年齢:20歳
所属:TPU 宇宙開発課→GUTS-SELECT
演:村山優香


本作のヒロインを務める、地上攻撃を担当する新生GUTS-SELECTの隊員。

明るく前向きで、強い使命感と責任感を持つが、それ故に思い詰め過ぎてしまうきらいがある。

体を動かすことが好きで、機敏で小回りが利くスポーツウーマン。

応急処置の知識も持ち合わせているらしく、足を怪我したカナタや被災者の治療を行う様子が見られた。実家はで、趣味はツーリングとのこと。

元々はTPU訓練校の宇宙開発課に所属し、宇宙開拓事業に進むことを夢見ていたが、宇宙浮遊物体スフィアの襲来により、アスミ・カナタリュウモン・ソウマと共に怪獣対策課に転入する。

最終行軍訓練時を経て、同じ班であったカナタ、ソウマと共に正式にGUTS-SELECT入隊を認められた。


気配りのできる人物であり、同期3人の中では何かと衝突しがちなカナタとソウマの仲裁役を務め、訓練時には彼らの主義主張を認めつつも「やらなきゃいけないから、やらずにはいられないからやる」のだと諭している。

反面、カナタには煎餅を勧められた際には断り切れずにいるなど、押しには弱い様子(第2話予告でもカナタに「甘い」と評されている)。

一人称は「私」でソウマは「リュウモンくん」、カナタは「カナタ」と呼んでいる。

また、先の行軍訓練の際には、隊長役のソウマに対し敬語で接するなど、規律を重んじる律儀さも窺える。


スフィアの襲撃により宇宙開発の仕事をしたいという夢が叶わなくなるも、スフィアと戦うことで生死不明となった仲間達を救い、また誰もが普通に夢を追うことを邪魔されない平和な世界を取り戻したいと願っている。


訓練校の校長であるムラホシ・タイジからは「まっすぐの天才」と評されている。


作中での活躍

第1話「襲来の日」


私も…絶対に…


火星の第2コロニーへ向かう新型宇宙ロケット発射の日、TPU訓練校の一員として現場の警備に当たっていた。警備の合間に新型ロケットを強い眼差しで見つめ宇宙開発への思いを馳せていたが、そのとき宇宙港へ煎餅の納品に来ていた「明日見屋」の青年アスミ・カナタと偶然知り合う。お節介で煎餅を渡そうとするカナタの対応に困惑するも、ちょうど集合のために呼びに来たリュウモン・ソウマが入ったことで何とかその場を切り抜けることができた。だが、その直後にレッドシティからスフィア襲来時の映像が届き、息つく間もなくスフィアが地球にも襲来。訓練校校長のムラホシ・タイジの指示を受け、一般市民の避難誘導に当たる。その後、避難誘導の最中に瓦礫に埋もれた被災者の救助を試みるカナタを発見、ソウマとともに協力し救助に成功する。

このとき、スフィアの攻撃が激化し、スフィアに狙われるもカナタの咄嗟のガードにより無事で済んだ。この後、突如現れたデッカーの戦いを他の面々とともに見守る。

戦いが終わり、スフィアに取り込まれながらもカナタが無事生還したことに驚きつつも安堵していたが、彼が新たに現れたウルトラマンの変身者だとは気付いていなかった。

その後、TPU再編に伴い、ソウマら他の訓練生と共に宇宙開発課から怪獣対策課に転属。またカナタがTPU訓練校に入学したことを知り、ソウマとともに驚きの表情を見せた。


第2話「決意のカナタ」


本当にできるかどうかなんてわからない…けど…自信があるからやるんじゃないよ?

  やらなきゃいけないと思うから…やらずにはいられないからやるんだよ?


怪獣対策課への転属から一年が経過。

成績は訓練生の中では真ん中ぐらいで、上位者との差に落ち込む様子を見せる。訓練生の中から選抜された者がGUTS-SELTCTに入隊することとなっていたが、それを今の今まで知らずにいたカナタに対し「今まで何を目指してきたの!?」と呆れる様子を見せた。

程なく最終の行軍訓練が実施され、隊長役のソウマ、カナタとともにB班を結成。カナタと一緒にソウマに改めて挨拶をするも「足引っ張んなよ」と釘を刺される(ソウマの態度を見るに、この発言はカナタ個人への警告と思われる)。

行軍訓練では順調にチェックポイントを追加していくも、ソウマのペースの速さからカナタと共に疲労の色が見え始める。ペースの速さをソウマに指摘するも、突っぱねられてしまう。

そのとき地震が発生、バランスを崩して転倒したカナタが左足を負傷してしまう。カナタに治療を施すが、怪我人を連れての任務成功は不可能と判断したソウマはリタイアを本部に報告しようとする。

合理的な思考に基づき無理せずリタイアしようとするソウマと最後まで挑戦せずにリタイアすることを嫌うカナタの間で意見が衝突するが、イチカはソウマの判断は正しいと評しつつ、最後まで諦めようとしないカナタの気持ちも理解し「最後まで挑戦してみて、無理だと感じたら自分が止める」と提案する。さらに、元々宇宙開発の仕事を望んでいたがスフィアのせいでそれも叶わなくなり、「今はスフィアと戦うことで火星の仲間達を助けると共に、みんながまた夢を追いかけられる世界を取り戻したい」という自身の思いを吐露し、二人を諭す。


その最中、再び地震が発生。山中からデスドラゴが姿を現す。

本部から訓練中止の宣告と退避命令が出る中、カナタ、ソウマとともに住民の避難活動に当たる。逃げ遅れた住民の避難誘導中にデスドラゴに目を付けられるも、ムラホシの操縦するGUTSファルコンが捨て身でガードしたことで被害を受けずに済む。その後、避難誘導の傍らデッカーの戦いをソウマと共に見守る。

デスドラゴ撃破後、カナタと合流。再び険悪になりかけたカナタ、ソウマを宥めるが、被災した住民達を見て救助活動を再開、主に怪我人の治療に当たる。

遅れて合流したムラホシに対し、「三人で決めたこと」として、退避命令を無視して住民の避難活動を優先したことを報告。忠告をしたムラホシに揃って謝罪するが、その直後にムラホシが自分達のことを「GUTS-SELECTの一員として」と発言していたことに真っ先に気づき、自分達がGUTS-SELECTに選ばれたことに驚愕する。


後日、正式にGUTS-SELECTに入隊。カナタらと共に自己紹介をした。

ムラホシから「大切なものを守るために戦おう」と呼びかけられると、三人揃って「ラジャー!」と笑顔で返事をした。


第5話「湖の食いしん坊」


わかりません…。ただ、彼女にもうこれ以上、寂しい思いをさせたくなかったんです!

  でも、TPUがどんな判断を下すかわからない。

  それを考えた居ても立っても居られなくてつい…



町の発電所にエレキングが現れ、避難誘導に当たる中で必死に攻撃をやめるように訴える女性を発見。倒壊から庇った際にピット星人だということに驚いた直後、瓦礫が頭に当たって気絶してしまい、女性が住んでいるアパートで手当てを受ける。

当初は異星人ということもあって警戒していたが、ユウコと名乗るピット星人もスフィアのせいで故郷に帰れなくなった事、不安だらけだった地球の生活でエレキングのエリーが心の支えだったこと、そしてユウコと遊ぶエリーに、昔飼っていた犬の面影を重ねて協力を決意。HANE2から対災害用バッテリー『メガアース(旧式だがシティ3日分の電力を賄える)』の存在を聞き、こっそり持ち出そうとするがアスミとソウマに見つかってしまう。ムラホシから勝手な行動を咎められるも、同時に二人の保護を申請すると告げられる。

こうして正式に許可を得てエリーにメガアースを与えるも、エネルギー過多で暴走。辛くもミラクルタイプにタイプチェンジしたデッカーの活躍によってエリーが幼体まで戻った後、ユウコと共にエリーの食生活改善に取り組んでおり同時にゆうことも良き友人関係となる。


第18話「異次元からのいざない」

とある地下駐車場をいつもの2人と共に調査に赴いていたが、異次元空間に引きずりこまれたカナタと摩り替わる形でヤプールがカナタに化けて「あっちから人の声がする」言ってリュウモンと共に誘導される(この時、ヤプールが扮した偽カナタは本物と違ってやけに物静かだった)。やがてヤプールが本性を現し、本物のカナタが異次元から帰還して合流…はいいのだが、いきなりイチカはビンタお見舞いし、カナタも「いってぇ…何すんだよ!」と当然の反応をするも、当のイチカは「良かった、本物だぁ…」と安堵するのだった。本人確認にしたって、あんまりなやり方である。なお、カナタからは、はぁ?と不服そうであった。(当然と言えば当然)更に地下から超獣アリブンタが出現し、そこから逃げる際には「私、狙われてる!?」と言った旨の発言をしていたが、これは原点での事を踏まえれば、イチカの血液型がO型だったがゆえに狙われたのかもしれない。



第20話「らごんさま」

久々のメイン回。

200年以上前に埋め立てられられ海があったのは今は昔となった地方都市ワダツミシティにて謎の怪物が出現するという怪事件が発生し、イチカはカイザキ副隊長と共に調査に赴き、それにまつわる伝承に詳しい老女の郷土史家浦澤ナギの元を訪れる。 そんな時建設会社の関係者や市役所職員などが襲撃される事件が発生、二人は怪物を追いかけるが捕まえたのは怪物・ラゴンに扮した浦澤老人だった。 実は70年前彼女が子供だった頃、子供のラゴンとけん玉を通じて一緒に遊んで友人となるも、羅権衆によって引き離され彼らの手によえってラゴンは海女の岩戸に封印されてしまう(この一連のシーンはさながら『風の谷のナウシカ』のようだった)。浦澤もその後羅権衆に入り、長い年月の中で今では彼女一人になってしまう。そんな中地盤が緩み海女の岩戸が崩れかけ、撤去工事が進められていることを知ったラゴンの手によって建設会社の関係者や市役所職員らが襲撃されていたのだった。その後ラゴンが巨大化し、街中で暴れ出す(浦澤ナギ老人曰く「荒神」)と、浦澤老人は、ラゴンを鎮めるべく舞を踊り、海女の岩戸の中に開かれた異空間にラゴンと共に行こうとするも、イチカは「スフィアの襲撃のせいで会えなくなった友人や先輩に会いたい!だけど諦めずに生きてる!」と必死に説得をするが、浦澤老人は聞く耳を持たず、それを止めるべく飛び込んできたイチカに止められ、あわや二人とも閉じ込められるかと思われたが、ミラクルタイプにチェンジしたデッカーに救出され二人も無事に脱出。 そして崩れる海女の岩戸からウラサワ老人に別れの挨拶に手を振って、ラゴンは地中深くへと消えていった… その後、司令室で今回の事件のことを話し合っている時、「イチカは?」とカナタが探すと、カイザキは、調査に出てると言っていたが、実際は、浦澤老人の家に遊びに行って交流をしており、浦澤老人が大切にしている貝殻(幼い頃に当時子供だったラゴンから貰った物)を貰い、耳に傾けるとエンディングが流れ始めた。

尚、この回ではAパートで「こういう不思議な物を見ると胸がわくわくします」「私、スフィアで世界がこうなる前は色んな所をツーリングしてたんです。行った所の無い所に行ってみたくて…海が見たくなったら、気ままに出かけたりして。この村に海があった時は、さぞきれいだったんでしょうね」と浦澤老人に語っていた。更にカイザキ副隊長と2人で坂道を登るシーン(坂道を登るのがしんどいのに愚痴をこぼす副隊長に「副隊長だって若いじゃないですか」と言うのに対し、「30の坂は、もっときついんだよ」と加齢による悲哀をうかがわせる言い返しをされる)や、浦澤老人から「心がきれいで若くて美しい娘」と2度も言われてその度に副隊長がひがんだり、と言った視聴者の笑いを誘うシーンが繰り広げられた。

また、イチカがナギと共に常世の国へ放り込まれた際、サワは、いつものキリノ隊員ではなく、イチカぁぁぁぁぁぁぁ!!!と叫んでいる。

第25話「彼方の光」

前話でケンゴがトリガーであることとカナタがデッカーである事を知り、さらにハネジローからカナタが大量のスフィア因子に取り込まれたことを知りいつ死んでもおかしくないことを知った。カナタがアガムスから得た情報を元に考えた作戦を隊長の元に提出した際には、ついにずっとカナタがデッカーであることを知ってから溜まってた思いを爆発させて、カナタを最前線に行かせないようにしようと必死に引き止めようとするも、カイザキにカナタが仲間だからみんなに心配かけたくないと諭された。一夜明けた最後の決戦には、ファルコンに乗り込んだ。その際に、3話でカナタがムラホシにかけられた言葉と同じ事をかけられて肩の力を抜いて、ファルコンに搭乗し、ケンゴをマザースフィアザウルスの元に送り届けた。スフィアに飲み込まれるも私たちの未来を邪魔をするな!とスフィアの支配を払い除け、ナースデッセイ号と共にテラフェイザーとデッカーの露払いをして道を切り開いた。

戦いの後ハネジローを抱えてカナタとケンゴの元に向かいバリアが解けて戻ってきた宇宙船に手を振った。

最終回から1年経った劇場版では、念願叶って宇宙開発の任務に付きカナタとハネジロー新たに参加したディナスと共に新たな新天地(フロンティア)に向かって宇宙ように改造されたナースデッセイ号に乗って旅立った。

劇場版の後日談にあたるLIVESTAGEでは、何も言わずにウルトラマンダイナの元に向かったカナタとハネジローをディナスに連れて帰らせている。

余談

イチカ役を演じる村山氏は特撮作品初出演となる。元々ウルトラシリーズを観たことは無かったが、出演決定を機に過去作を観るようになり、現在はブースカピグモンがお気に入りらしい。


第5話で回想という形で登場したイチカの愛犬は、5話の監督を務めた辻元監督の愛犬で、これまでのシリーズにも何度かカメオ出演している柴犬『むーちゃん』である(ただ、むーちゃんは2021年に左眼に腫瘍が出来てしまい、その治療によって左眼を失くしてしまっており、実際の回想シーンは腫瘍が出来る前の頃のむーちゃんのホームビデオが使われると言う形になった)


なお、2015年の映画『忘れ雪』ではヒロイン・深雪(演:大野いと)の子ども時代を演じているが、同作品には『仮面ライダー鎧武』のメロン兄さんこと呉島貴虎/仮面ライダー斬月役の久保田悠来氏や、『炎神戦隊ゴーオンジャー』の城範人/ゴーオングリーン役の碓井将大氏、『仮面ライダードライブ』のチェイス役の上遠野太洸氏など、特撮ファンには馴染み深いキャストが出演している。

また、先日の座談会にて、11話のハネジローをテラフェイザーまで送り届けるシーンアサカゲ達がパス回しをしながら走っているが、アサカゲ基アガムス役の小柳氏によると、後ろ向きながら喋るシーンがあって前を向くと、村山女史だけかなり先に行ってて、小柳氏がなんでこんなに早いの?と一応聞くと家系ですかねと答えており、同席してたメイン監督の武居氏もオーディションで言ってたねえと返した。同座談会にてムラホシ役の黄川田氏が選んだシーンが9話のグレゴール人のグレースが登場した回にて、GUTS-SELECTのメンバーがグレースとの試合に向けてトレーニングをしてる描写で先程の足が早いという情報を元にメンバー全員がフィットネスバイクを漕いでるシーンをよく見るとイチカがほかのメンバーより少し早いことが分かる。

関連タグ

ウルトラマンデッカー 新生GUTS-SELECT


  • シズマ・ユナ:『デッカー』の前作『ウルトラマントリガー』のヒロインであるGUTS-SELECTの先輩隊員の一人。彼女も、劇中にて主に地上攻撃や民間人の避難任務を担当していた。スフィアメガロゾーア及びギジェラン戦で共闘。



歴代ウルトラマンのヒロイン系譜

シズマ・ユナ→浅見弘子/キリノ・イチカ→アオベ・エミ

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