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ネオフロンティアスペース

ねおふろんてぃあすぺーす

ネオフロンティアスペースとは、ウルトラシリーズで展開される宇宙の一つ。「ウルトラマンティガ」及びその続編である「ウルトラマンダイナ」の物語が展開され、「ウルトラマンサーガ」のタイガ・ノゾムが元々いた世界。 悪トラマンや「人類の防衛兵器としてのウルトラマン」が初登場した宇宙でもある。
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概要補足編集

M78星雲』や『ウルトラ兄弟』が登場し、主に昭和ウルトラマンや『ウルトラマンメビウス』の舞台となった「M78ワールド」とは連続性がないレベル2マルチバースの別の世界である。このために、基本的にはウルトラ兄弟やヤプール人エンペラ星人は一切かかわっておらず、存在していない可能性が高い世界である。


もっとも、例外的にティガ第49話『ウルトラの星』では、初代ウルトラマンがこの世界の円谷英二監督の前に姿を見せている等、本当はネオフロンティアスペースにも存在しているのか、実は別次元から来た彼自身なのか、不明のまま謎を残している(少なくともゴジラモスラ初代ウルトラマンといった円谷英二監督の著作物はこの世界に存在するようである)。

また、それ以外でもティガとダイナがスペシウム光線を使用しており、また『ダイナ』では火星にスペシウムの存在が明かされ、実際に(アスカの夢オチではあったものの)それを使った兵器が登場しているため、過去作要素が全くないというわけではない。


また、同じTDG三部作の「ウルトラマンガイア」とも基本的に連続性がない世界観だが、「ウルトラマンガイア」の世界に存在した運送会社・らくだ便とその社員の清水がこちらの世界(「帰ってきたハネジロー」)にもいた。

また、本ワールドに登場した錦田小十郎景竜という人物の名も、『ウルトラマンガイア』および『ウルトラマンコスモス』に登場している。


「ティガ」での舞台は西暦2007年から2010年となっており、サワイ・ソウイチロウ総監らTPC=地球平和連合の努力もあって既に全世界で起きた戦争・紛争がなくなり、全世界の組織がよりよい未来を築くために団結している。


「ダイナ」の時代では、TPCは火星木星衛星ガニメデに基地を有し、火星への植民といった宇宙開発・進出も行われていたために、「ネオフロンティア時代」と呼ばれており、この世界の名称の元にもなっている。


人々の生活や文化などは放送当時の現代レベルと変わらないが、東京はメトロポリスと呼ばれ近未来的な建物が建設されその発展ぶりを象徴している。一方で中盤に入ると近代都市化が進んでいない下町や田舎が登場しており、現代の都市化のような状況の模様。


ウルトラ戦士の変身者の一人が歴史の教科書にも載り、記念日まで創設されているのもこの世界の特徴である。


また、「ブースカ!ブースカ!!」の登場人物がダイナのOVに登場している為、同作品の出来事もこの世界で起こったらしいことが窺える(流石に考え過ぎかもしれないが、「ブースカ!ブースカ!!」は「快獣ブースカ」の続編なので、「快獣ブースカ」もこのネオフロンティアスペースでの物語なのかも知れない)。


平成ウルトラマンでは数少ない「2作以上の舞台となった世界」である。ちなみに、『ウルトラマンサーガ』でも本ワールドは登場しており、同じく平成では数少ない本編後の客演作品でその後が描かれた世界である(他に描かれたのはM78ワールドコスモスペース綾香市程度)。



略史編集


約12億年前編集

全宇宙の覇者となるという野望を抱き、知的生命体を次々と滅ぼしたヌアザ星系人イシリスが反逆者によって滅ぼされ、そのミイラを月の遺跡「王家の谷」に封じられる。後にダイナ本編にて復活し、今度は地球を滅亡しようと目論む。

宇宙帝王  ヌアザ星人イシリス


時期不明編集

ゼネキンダール人が南米を拠点に、デキサドルをはじめとした3匹の怪獣を使役し、地球を支配していたらしい。3匹の怪獣は、後にナスカの地上絵に封じられる。当時、まだティガやユザレたちが存在していた頃なのかは不明だが、もし存在していたらゼネキンダール人はティガたちに倒されていた可能性が高いため、恐らく同じ時代に同時に存在していなかったと推測される。

念力種族  ゼネキンダール人


時期不明(『ウルトラマンフェスティバル』でのライブステージの設定)編集

キリエル人アトランティスに高度な文明を築いて人類の祖先を支配。ナスカの地上絵やモアイ像ストーンヘンジスフィンクスを造り、地球にとどまらずM78星雲光の国にまで干渉し、光の力を求めた結果人工太陽プラズマスパークの爆発を引き起こし、M78星雲人をウルトラマン化させたらしい。…ナスカの地上絵をつくったということは、ゼネキンダール人と3匹の怪獣を封印したのは、キリエル人の可能性もあるが不明。



3000万年前編集

この世界線の地球と当時の人類は、遥か3000万年前にも一度高度な超古代文明を築いていた。もっとも、第1話でもホリイ隊員たちの指摘では、地球の歴史上、この時期の地球人類はまだ猿から進化する途中の段階と言える時期であり、とても高度な文明を築けるレベルではないため、別の星から来たヒューマノイド宇宙人が飛来し植民地として超古代文明を築いた可能性が大きい。

幽莎怜


その一方、怪獣や邪悪な侵略者の襲撃や、聖人を気取りながら人類の支配を目論む魔人キリエル人の脅威もあった。

三千万年前

そんな時、ウルトラマンたちが宇宙の彼方から飛来してそれらの脅威と戦い、人々を守った。やがてウルトラマンたちは自分たちの力を宿した肉体を石像に変えて分離、本来の姿である『光』となって宇宙に帰っていった。


その後は地球人自身が残された石像と一体化したことでウルトラマンとなり、代わって地球を守るようになった。

しかし、長い戦いの果て、ウルトラマンたちは二つの勢力に分かれて対立し始め、地球の守護という使命を放り出してお互いに争い合うようになってしまう。

さらに悪いことに、『M78星雲が存在する世界』にて悪に堕ちたウルトラマンがいるように、この世界のウルトラマンたちの一部であったティガダークカミーラダーラムヒュドラのように闇の巨人となってしまう者が現れるようになった。(「ダークネスヒールズ」の設定によれば、カミーラが闇に堕ちた要因の一つが、超古代文明が自然を破壊するようになったからだと語られている)


巨人同士の戦いで地球は滅亡寸前となる中、闇に堕ちていた当時のティガダークが地球星警備団団長のユザレとの出会いを経て、正義の心を取り戻すと同時に仲間だったカミーラたち闇の巨人たちを裏切り、闇の力を奪い取って彼らをルルイエに封印。光の戦士=ウルトラマンティガとして再び地球を守るようになる。

封印されし闇


ようやく平和になったはずの地球だったが、今度はギジェラの花が地球全体に咲き誇り、その花粉を吸った人類は夢の世界に溺れ、堕落していく。

あくまで『光』であるウルトラマンは、人類の選択に干渉することはせず、ギジェラの花粉で甘い夢に自ら溺れた人類を救おうとしなかった。

その頃には、ティガは仲間だった他の二人の巨人(他にもイーヴィルティガがいるが、関係は不明)と共に肉体から分離し、光となって宇宙へ消えた。石像は後の『ティガの地』と称される土地に、光のピラミッドの中に封じられた。

最後は邪神ガタノゾーアが現れたのを期に、超古代文明はユザレたち僅かな生き残りを残して滅び去った。

超古代人  テラとヌーク超古代植物  ギジェラ


縄文時代(5000年前)編集

遮光器土偶魔神  ドグーフ

2038年から縄文時代タイムスリップしたマドカ・ツバサと、彼に出会ったアムイがウルトラマンティガに変身して、ドグラ・マグマらが操るジョーモノイドドグーフと戦う。


200年前編集

宇宙人少女  サキ


宇宙人少女サキが宇宙に帰るためのカプセルを紛失。


1965年編集

円谷プロで特撮ドラマ「ウルトラQ」〜「ウルトラマン」が制作される。


1980年代頃編集

超宇宙人  デシモ星系人怪鳥 シーラ

地球侵略を画策していたデシモ星系人の乗った円盤が落下、中に乗っていたデシモ星系人1名がアジア軍に捕獲される。その後、コールドスリープされていたデシモ星系人を保管していたアジア空軍基地が仲間の宇宙船の襲撃を受ける。


北海道エネルギー開発研究所所長の根津正親博士が新エネルギー資源として「ゼルダガス」を発明するが、爆発する危険性のある代物であった為学界から非難され、その上自宅の研究室にあったガスのサンプルがふとした事で待機中に漏れて爆発、その事故で博士の娘アサミとペットのインコシーラは死亡。その事件により根津はとうとう学会を追われ、ゼルダガスも全て押収された。


1986年編集

小中千昭と思しき人物がキリエル人を目撃する(小説「キリエル人」より。ただし、一種のメタフィクションであり、ネオフロンティアスペースの出来事とは限らない)。


1995年編集

現実世界同様に、阪神・淡路大震災が起こる。


2001年編集

防衛軍海上本部基地としてダイブハンガーの建設が始まる。


2004年編集

炎魔人  キリエル人

イタハシ・ミツオ死亡。のちにキリエル人が彼の姿を借りる事に。


2005年編集

地球平和連合TPC サワイ・ソウイチロウ総監地球平和連合TPC(ティガ) エンブレム

当初は各国の首脳陣たちに「ドン・キホーテの如きもの」と冷笑されるも、世界中の科学者達のフォーラムと当時の国連事務総長だったサワイ・ソウイチロウ氏が数年の時を掛け、2005年に世界各国の軍備を解除した上で防衛軍を解体し、国家間の枠組みを超えてTPCを創設、サワイはその初代総監となる。また、旧防衛軍海上本部基地であるダイブハンガーにTPC本部を置く。

尚、防衛軍解体の際に押収されていたゼルダガスはゼルダポイントに封印された。


2006年頃編集

サワイ総監が謎の円盤の拉致被害に遭いそうになった所を、TPC輸送部のマドカ・ダイゴに救われる(『ティガ』第34話から見て3年前)。


2007年から2010年編集

TPCの特殊調査チームとしてGUTSが創設される。

超古代文明が滅んで3000万年後、超古代怪獣であるゴルザおよびメルバが出現。

封じられていた石像の内二体を破壊してしまう。

これを迎撃したGUTS隊員のマドカ・ダイゴがティガの石像と一体化し、新たなウルトラマンティガとなって地球と人類を守るようになる。

一方でこれが契機となり、非武装だったTPCが武装化していく事になる。

光を継ぐもの


ティガは、超古代怪獣やティガに呼応して出現したキリエロイドレギュラン星人やデシモ星系人などの侵略宇宙人、人類とは相いれないガゾート、超古代文明の滅亡の一端を担ったギジェラなどと戦う。またGUTSも駿河湾においてグロッシーナを一度倒すことに成功している。


最終的にティガは復活したガタノゾーアを打倒、ダイゴは力を使い果たしてティガに変身できなくなる。


邪神と戦う神


防衛軍から引き継いだゼルダガスが消滅する一方で、民間人で物理学者のマサキ・ケイゴとそれに協力したタンゴ・ユウジによるイーヴィルティガの復活・暴走を起源としたF計画と、その結果としての惨劇の歴史が始まることになる。


マサキ・ケイゴ


2012年編集

ガタノゾーア撃破後の2012年、TPC警務局所属のナグモ副長官が、極秘かつ独断でルルイエ調査団を組織しF計画を強行、闇の巨人たちを復活させ、再度地球が危機を迎える。闇の巨人たちはダイゴをティガダークに変身させることに成功するも、ティガダークからティガに変化し、最終的にはかつての仲間にしてリーダーだったティガに倒された。


闇の巨人とシビトゾイガーの大群によって多くの犠牲者が出たことでナグモ副長官は逮捕され、F計画は永久凍結となる。


また、グランドームの建設がはじまる。


2013年編集

2013年には病によりサワイ総監が退任し、フカミ・コウキがTPC2代目総監に就任した。


2014年編集

GUTSが改編・強化されたスーパーGUTSが誕生し、TPCの総合本部をグランドームに移転。また、3匹のダイオリウスにより、冥王星で建設中の宇宙ステーションが壊滅。『ネオフロンティア時代』に突入。


ちなみに、この年のスーパーGUTS誕生とTPCの総合本部移転前の時点までにTPCメンバーのシズマ・ミツクニが原因不明のマシントラブルが立て続けに起きた事件を調査した際に、時空の歪みに呑み込まれて『ウルトラマントリガー』兼『ウルトラマンデッカー』の世界に転移する。


スーパーGUTS ロゴ地球平和連合TPC(ダイナ) エンブレム


2017年から2020年編集

人類が宇宙開発・進出に乗り出すも、今度は宇宙の彼方から『スフィア』が現れ、宇宙進出に乗り出す地球の新たな脅威として立ちふさがる。


ティガが消滅し、他の超古代のウルトラマンたちも完全に消え去り、なすすべのない状況に立たされた人類だったが、宇宙にて正体不明の光と一体化したアスカ・シンが『ウルトラマンダイナ』に覚醒。新たな地球の守護者となって戦うようになり、スフィア合成獣などの怪獣やスヒュームモネラ星人などの人類の宇宙進出を嫌悪する侵略宇宙人を撃破していく。またクイーンモネラ戦では、人々の光の集合体という形で再びティガが降臨する。


光の星の戦士たち


一方で、新兵器開発に意欲的な警務局所属の参謀長・ゴンドウ・キハチは、ブラックバスター隊を結成し、独断でF計画を再興してテラノイドを生み出すもスフィアに乗っ取られ、ゼルガノイドへの変貌を許してしまう。


最終的にゼルガノイドは倒され、ゴンドウの死とともにF計画は再度永久凍結となる。また、その正体を知られたダイナ=アスカ・シンはスフィアの本体たる暗黒惑星グランスフィアを撃破すると同時に消息を絶ち、アスカ記念日の起源となった。


グランスフィア戦

2027年編集

地球防衛組織として、ネオスーパーGUTSが設立。スーパーGUTSは火星防衛担当となり、スーパーGUTSマーズと改称。また太陽系の他の惑星にもスーパーGUTSが設立されていく事となる。

尚、この間にも怪獣や侵略宇宙人が出現したがスーパーGUTSの活躍で撃破された模様。


2035年編集

この頃までに、かつてスーパーGUTS隊長だったヒビキ・ゴウスケが総監となる。また15年ぶりにスフィアが襲来し、迎撃に向かったスーパーGUTSマーズの新人隊員であるタイガ・ノゾムが消息不明となる(『ウルトラマンサーガ』)。


アスカーーーー!!!


2038年編集

ネオスーパーGUTSの訓練生であったマドカ・ツバサがジョーモノイドに遭遇、縄文時代にタイムスリップし、一時行方不明となる(『外伝 古代に蘇る巨人』)。


現れた巨人達編集




用語編集

TPC/GUTS/スーパーGUTS編集

詳細は該当項目にて


ティガの地編集

日本の東北地方にある光のピラミッドの所在地。

ピラミッドの中には後のウルトラマンティガを含めた3体の巨人像が収められている。

「外伝」に登場した里との関係は不明。


スターチャイルド編集

地球外生まれの地球人を指す用語。

マドカ・ヒカリは火星生まれの第1世代である。


アースネット編集

この世界におけるインターネットに相当する世界規模の通信システム。特撮ドラマ厳海超人タラバマンもこのネットワーク間で放映されている。

ネオフロンティア時代には太陽系惑星を繋ぐ『コスモネット』が構想されており、TPC科学局に移ったホリイ隊員もといホリイ博士が開発に携わっている。


マキシマ・オーバードライブ編集

ヤオ・ナバン博士が開発したエンジンシステム。アートデッセイ号スノーホワイトに実装され、大気圏内外での高速飛行を可能にした。マキシマ・オーバードライブを運用した航行方法は『マキシマ・オーバードライブ航法』と呼ばれる。

ネオフロンティア時代には『ネオマキシマ・オーバードライブ』に改良され、ガッツイーグルやガッツシャドーなどに搭載。ガッツイーグルに搭載されたものは宇宙空間でマッハ50のスピードを発揮できるように。

これらの技術を応用して武器開発もなされており、ガッツシャドーにはクローンダイゲルンを瞬殺した『偏曲マキシマビーム砲』電脳巨艦プロメテウスクラーコフNF-3000には怪獣は愚か、島一つ消し飛ばすほどの威力を持つ『ネオマキシマ砲』が搭載された。逆位相で発射すれば『反マキシマエネルギー』となり、『スフィア合成獣』の発生させる亜空間バリヤーを貫通させる事が可能(ガッツウイング1号、EX-J、ガッツイーグルが合同で使用した)。


ギャラクシークライシスの際にM78スペースに技術が流入したようで、現地の組織であるZAPの戦艦スペースペンドラゴンに搭載された。


光速に近づくことを意識して「ゼロドライブ」の開発計画も進められていたが、とある事故により計画は頓挫してしまう。しかし、試験機であるプラズマ百式が冥王星付近で発見された事でアスカ・シンをテストパイロットに迎えて計画は再開、実験は成功に終わった。



この作品から派生した宇宙編集

大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO編集

ウルトラマンティガ』最終回から分岐し、ダイゴがそのままティガとして戦い続けている世界線。

加えて、漫画版『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』では以下の設定が掘り下げられた。

  • GUTSのメンバーでイルマ隊長、ムナカタリーダー、レナは現役である様子。ガッツウイング1号ガッツウイング2号も運用され続けている。
  • 主人公アサマ・アイは医療班の母を持ち、かつてグリッターティガの光になった事があるという経歴を持つ。
  • 第49話を踏まえてか昭和ウルトラシリーズはいわゆるフィクションの物語という扱いであり、それに関する出版物の類も出回っている。
    • ギャラクシークライシスの影響からか、M78スペースの怪獣もちょくちょく確認されている。
  • この世界での闇の巨人が存在するか、覚醒するかについては不明。
  • なお、キリエロイド本人は正史のネオフロンティアスペースからやって来たためか、最初は世界観の違いに混乱していた。これ以外にもグローザム(暗黒四天王豪将その人)やテンペラー星人などM78星雲スペースの存在がカネゴンの持つバトルナイザーを狙って次々に出現した。
  • また、あらゆる攻撃を無力化するグリッターティガがEXゼットンに敗北するなど細かな面での設定の差異がある。
  • 余談だが、ゲーム版と漫画版では登場怪獣が異なり、ガッツ星人の実験場に現れた怪獣がグランドキングが漫画版ではキングオブモンスになっているなどの違いがあるので、漫画版とゲーム版は設定が全て共通しているというわけではない事に留意されたし。

これら「ティガ」が存在する並行世界がいくつか確認されている為、ウルトラマンティガがその後の作品で客演しているのにもある程度の説明が付くようになっている。


余談編集

視聴者からは「ネームドキャラの行方不明者(≒異世界転移)の多さに定評のある世界」と言われることもある。


一部例を挙げると


  • シズマ・ミツクニ:時空の歪みに呑み込まれ『ウルトラマントリガー』世界の地球へ。その後は永住。
  • アスカ・カズマ:ゼロドライブ航法の実験中に行方不明、その後は脚本家の裏設定ではウルトラマンになっているとされており、小説『未来へのゼロドライブ』で明言された。
  • アスカ・シン:グランスフィアとの戦いでワームホールに巻き込まれ別の宇宙へ。一時帰還するも再び旅立つ
  • タイガ・ノゾム:バット星人のスフィア捕獲に巻き込まれフューチャーアースへ。その後は永住を決める。
  • マドカ・ツバサ:パトロール中にワームホールに巻き込まれ縄文時代へ。その後は帰還。
  • アサマ・アイ:時空の歪みを通ってM78ワールドへ。その後は帰還。
  • スフィア残党:人間では無いが一応。バット星人によって一部が鹵獲され、フューチャーアースでゼットンの養分にされる。また、他の別個体も『トリガー&デッカー』の宇宙で力を蓄え暗躍。

その他、ネオマキシマの実験で15日間ほど行方不明になったミヤタ・セイジ、『超時空の大決戦』にて赤い玉に呼び出された際に一時期行方不明になっているはずのマドカ・ダイゴなど、結構な人々がその手のことに巻き込まれている。



関連タグ編集

円谷プロダクション ウルトラシリーズ

TDG三部作 ウルトラマンティガ ウルトラマンダイナ

THE_FINAL_ODYSSEY 光の星の戦士たち

古代に蘇る巨人 帰ってきたハネジロー

ウルトラマンサーガ


ウルトラマントリガー&ウルトラマンデッカー超古代文明や闇の巨人の存在等の共通点を持った世界。『トリガー』の物語の中でTPC隊員であるシズマ・ミツクニGUTSウィングの来訪が切っ掛けで技術が大幅に発展していた事が判明するが、超古代の闇の勢力の復活ガゾートの出現、更にキリエル人の干渉など、何故かネオフロンティアの一部を取り込む様な形で独自に『ティガ』の物語を再現しているとしか思えない事象が続き、続編である『デッカー』では遂にスフィアの襲来までもが発生。こちらもモンスアーガーの出現やグレゴール人の挑戦等、やはり『ダイナ』の物語を独自に再現するかの様な形となったばかりか、かつてTPCの失策が原因で誕生したネオザルスデスフェイサーに相当する存在も現れている。

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