概要
2021年に放送開始された『ウルトラマントリガー』から繋がるニュージェネレーションシリーズ作品を『ウルトラマンティガ』~『ウルトラマンダイナ』の「ネオフロンティアスペース」を舞台した作品と区別するためのタグ。
現在ではこの「新世代TD」という呼び名はある程度一般化しつつあり、他にも「ニュージェネレーションTD」、「ニュージェネTD二部作」、「新TD」などの呼び方が使われている。
『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』
(TRIGGER )
(DECKER)
までの二作品が製作されている。
『ティガ』の10年後を舞台としている『ダイナ』と同様、『デッカー』も『トリガー』最終回から10年後(第1話のみ9年後)を舞台としている。
言うまでもなく該当作品は『ティガ』『ダイナ』を意識した作劇・演出が多い事が特徴で、キャラクター名・ガジェット・地名等もそれらのキャラクター名等をもじったネーミングが見受けられるが、怪獣に関しては直接登場する事があれど、やはり着ぐるみの都合あるのか過去の新世代ヒーローシリーズと同じく新旧問わず様々なマルチバース出身の怪獣や宇宙人が多種多様に生息しているなどウルトラマンXとウルトラマンZに似た世界観である。
ネオフロンティアスペースの怪獣も多く生息しているが作中では宇宙人や宇宙怪獣が大半で、地下深くで生息している地球怪獣もデスドラゴの様なこの世界初出の存在を除けばパゴスやテレスドンなどのM78怪獣が多く、ガクマやダイゲルンなどのネオフロンティアスペース初出の地底怪獣達は登場していないがトリガーの第一話目のミツクニの発言からゴルザやメルバは生息していると思われる。
また『デッカー』18話まで超獣は現れて居ないため情報も無かった。
宇宙開発の過程で宇宙人との交流が盛んになったのか、地球平和同盟TPUにはメトロン星人マルゥルを始め多くの宇宙人が所属し、地球に生活している宇宙人も確認されている。
マルゥルと同じメトロン星人のナイゲルがTPU監査局の局長という管理職の地位に就くほど受け入れられている。
一方で、ピット星人やグレゴール人をはじめとした多くの異星人が人間に擬態したうえで社会に紛れ込んで生活を営んでいたり、当のナイゲルがそのような異星人に肩入れするGUTS-SELECT隊長のムラホシ・タイジに侵略者と内通している嫌疑をかけるなど異星人全般に対する不信感は完全には払拭されていない模様。これでも原典の『ティガ』や近年の『タイガ』、『Z』などに比べればまだ宇宙人そのものとの関係は悪くはないが。
物語が進む中で、「ネオフロンティアスペース」から来訪したミツクニと、彼の搭乗していたGUTSウィングを基に技術が大幅に発展したパラレルワールドだと判明するのだが、それにより、かの世界の一部を直接取り込む様な形で独自に『ティガ』と『ダイナ』(及びその数十年後の出来事である『ウルトラマンサーガ』や『古代に蘇る巨人』)の物語を再現していると解釈する事もでき、TPCの技術等の影響を除けば、共通点はそれほど多くは無く、本来なら過去のニュージェネ作品と大差の無い世界観だったと思われるが、「闇の巨人の仲間割れ」、「影の巨人の出現」、「怪獣兵器の創造」、「防衛兵器の奪取」等々、何故こうも酷似した…と言うよりもほぼ同じ出来事が立て続けに起きたのか不分仕舞であるが故に、視聴者からは「本当に只似ているだけの世界なのか?」と疑問視されている。
『ウルトラギャラクシーファイト』との連動要素から、「アブソリューティアンの暗躍が原因でネオフロンティアスペースの歴史から枝分かれした次元なのでは?」等と予想する声もあるが、明確な繋がりは未だに不明(似ている理由に関しては『THE LIVE』シリーズでは一つ明かされている。詳しくは後述)。
尚、この状況をある程度把握しているのはシズマ・ミツクニのみと思われるが、劇中での描写を総合して考察すると、彼はネオフロンティアスペースで起きた数々の事件の詳細を周囲に漏らすのは極力避けている節があり、また本世界に来訪した際のネオフロンティアスペースの時期は少なくとも『ダイナ』よりも前である為、スフィア襲来等の以降の出来事は一切知らない模様。
よって、本世界の人々はこの不可解な事象は勿論、ダイナに関する重要な事実も未だに認識していない(かなり間接的に知れるチャンスこそあったが、結局認識できてはいない)。
『トリガー』では主人公ウルトラマンの必殺技もオマージュ元の技名を引用し、ポーズも同一であったが、『デッカー』では必殺技名や構えを原典から変更している。
ただし、立ち位置はあくまでもオマージュ作品であって、リメイクやリブートではない。『ウルトラマンコスモス』のように過去作怪獣のオマージュ種が登場していたケースと同じようなものか。
また、各ウルトラマンの名前はネオフロンティアのウルトラマンの頭文字+変身アイテムとなっている(ティガの「T」+「銃」型のGUTSスパークレンスで「トリガー」、ダイナの「D」+カード「デッキ」型のウルトラDフラッシャーで「デッカー」)。
コレクションアイテム制を継続しつつも、変身に過去作のウルトラマンを全く借りないという方式をとっており、元ネタからの差別化として新世代ヒーローシリーズお馴染みの手持ち武器が序盤から登場する。
公式もそれを意識してか、 ウルトラヒーローズEXPO 2022 サマーフェスティバルでデッカーとトリガーはポスターのメインビジュアルを飾っている。
また、『ウルトラマンZ』で特空機が好評を博したからなのか、『ウルトラマンX』(より厳密には『ウルトラマンオーブ』)以来の戦闘機を持つ防衛隊が復活した点は大きな注目ポイントである。
この他、以下のように『ウルトラセブン』関連の要素が複数登場している(『ティガ』自体がセブンのオマージュ、意識した展開も多い)。
- 『トリガー』ではGUTS-SELECTのメカにナースデッセイ号が、隊員としてメトロン星人の少年・マルゥル、外伝作品ではワイルド星人が登場。
- 『デッカー』では味方怪獣としてミクラス、アギラ、ウインダムが登場し、新生GUTS-SELECTの戦闘機の名前が「ガッツ"ホーク"」。
もっとも、円谷プロがセブンを重用するのは昭和の頃からなので特別本作から『セブン』オマージュが多くなったという訳でもないが。
年表
本記事では便宜上『ウルトラマントリガー』第1話を「2021年」としております。公式の円谷プロ様から何かしらの正確な情報が出ましたら適宜修正をお願いします。
因みに、『ウルトラマンデッカー』第1話ではアスミ・カナタの住む家に令和3年(2021年)のカレンダーが壁に貼ってあるシーンがよく見ると映っている。そして、『ウルトラマンデッカー』第2話からは第1話の1年後になるため、単純に放送年の2022年(令和4年)ということになる。
『ウルトラマンデッカー』が『ウルトラマントリガー』の続編である一方、明確な年代設定は曖昧である可能性が高い。
なお作品世界の年表という特性上、下記からは『ウルトラマントリガー』『ウルトラマンデッカー』両本編や関連作品のネタバレを多大に含みますので、気になる方はブラウザバックを推奨します。
出典
「新円谷特撮メカ 第5回 TPU(地球平和同盟) GUTS-SELECT所属 対怪獣用戦闘艇 ナースデッセイ号」
「新円谷特撮メカ 第11回 電脳魔人テラフェイザー」
3億5千年前
当時の古代文明により青色発泡怪獣「アボラス」と赤色火焔怪獣「バニラ」の二体が、死亡すると多量の毒素をばら蒔くという懸念から当時の技術により封印される。
3000万年前
当時の超古代文明にて、宇宙をも意のままに作り変えることも可能という神秘のパワー「エタニティコア」を巡る争いが起こる。
超古代文明はエタニティコアを侵略者から守護するべく「地球星警護団」を結成、古代人の巫女を担う少女「ユザレ」がリーダー格を務め、当時のバリガイラーやガーゴルゴンを撃退する戦果を残している。
対する闇の巨人は「トリガー」、「カルミラ」、「ダーゴン」、「ヒュドラム」の4名が暗躍。彼らは圧倒的な戦力差をもって警護団を徹底的に追い詰め、巫女の力のみでは闇の巨人を倒せないと踏んだ彼らは何代にも渡って人を光に変える神器こと「エンシェントスパークレンス」を開発するも、実用段階に突入する前にエタニティコアの場所を巨人側に察知されてしまう。
しかし、そこに突如現れたとある青年と心を通わせたユザレは時間もない中スパークレンスを彼に託し、青年とユザレはトリガーを説得。以降その闇の巨人と青年は"光の戦士"「ウルトラマントリガー」として覚醒する。ユザレは自身の命を犠牲にしてトリガーと連携し闇の巨人を撃破するも、最終的には巨人4名全員が共倒れする結果に終わる。青年を戦いに巻き込んだことを悔いながら、ユザレも消滅していった…。
なお、この出来事は生き残った地球星警護団のメンバーによって石盤に書き残され、伝説として語り継がれることになる。なお、宇宙で石化した巨人はそれぞれが散り散りとなり、トリガーの石像は火星に落下。
1300年前(720年代前後?)
メラニー遊星が当時の地球に「モンスアーガー」シリーズの宣伝用カプセルを発送。後に「阿賀神社」の阿賀大明神の伝説となる。
334年前(1687年?)
リシュリア星人イグニスが誕生。後にトレジャーハンターとしてヒマラと切磋琢磨(?)しながらお宝集めに勤しむ。
1822年頃(?)
日本の「海童村」と呼ばれる内陸の貧しい漁村が干拓により海を埋め立てられる(後に海童村は近代都市「ワダツミシティ」として発展する)。
1921年(?)
闇の巨人の一人である「ヒュドラム」が復活。リシュリア星を滅亡に追い込み、イグニスを除いてリシュリアの民は全員死亡。以降イグニスはトレジャーハンター活動の傍ら、打倒ヒュドラムに執念を燃やす。
一方のヒュドラムも正確な時期は不明だが惑星守護神の改造や魔獣の持ち込みといった密かな暗躍を開始する。
1961年頃(?)
海童村に伝わる「羅権衆」の一人であるウラサワ・ナギが土地神である羅権と親しくなるが、羅権踊りに巻き込まれ海女の岩戸で離ればなれにされてしまう。
1991年(?)
当時、ネオフロンティアスペースにおけるTPCの情報局の一員であった「シズマ・ミツクニ」が原因不明の時空の歪みによってこの世界に転移、後に妻となるユリカの献身的な支えもあり、宇宙開発や遺跡調査を主とする組織「シズマ財団」を築き上げ、僅か一代で急成長させる。
また、ミツクニが乗っていたガッツウイング1号を基に技術が急速に発展していく。
やがてミツクニは、この世界が「超古代の闇」や妻ユリカの先祖でもある「ユザレ」など、自身の出身世界とほぼ同様の背景を持っている事に注目し、やがて遠くない未来に闇の巨人の復活とウルトラマンの出現が起きる事を予見。来たるべき時のために地球平和同盟組織の設立に奔走する。
そして、ここからネオフロンティアスペースの地球で起きた事件と同様の事象がこの世界で本格的に頻発する様になる。
2000年(?)
シズマ財団の遺跡発掘局が超古代文明の遺跡を発掘。調査を進める中、この世界にも闇の巨人の伝説が存在する事を知る。同年、ユリカと結婚。
一方火星では、火星開拓局員のマナカ・レイナ氏が超古代遺跡と火星の神器なるものを発見。同時に、三千万年前の時を経て生まれた神秘の赤子を保護。以降その赤子は「ケンゴ」と名付けられ、レイナの息子として暮らす。
2004年(?)
ミツクニとユリカの間に娘・ユナが誕生。しかしその後ユリカはユザレの話をミツクニに話した後に娘を残し病死。
また同年に、後に天才発明家となるヒジリ・アキトが誕生。
2006年頃(?)
闇の巨人の伝説が本当であると確信したミツクニは、自身の素性を世界政府に明かし防衛組織設立を呼び掛けるが、信じてもらえずに難航する。
2011年(?)
アスミ・カナタ誕生(?)
キリノ・イチカ誕生(?)
2015年(?)
ユナに憑依したユザレから、エタニティコアの活性化により怪獣が出現する事を預言され、程なくして現代社会にて初の怪獣災害が発生。後に「始まりの怪獣」の異名を持つことになる「デスドラゴ」が日本で出現し、当時のヒジリ・アキト少年の両親を始め多くの被害者を生むもシズマが急遽乗り込んだガッツウイング1号がこれを撃退、結果的に怪獣対策について懐疑的な態度であった上層部の納得も得て平和同盟組織「TPU」(Terrestrial Peaceable Union)が設立。
直後地球に飛来した「メトロン星人マルゥル」がタツミ・セイヤのスカウトを受けTPU職員となる。
2016~2020年(?)
正確な時期こそ不明だが、少なくともTPU設立後に考古学のエキスパートことトキオカ・リュウイチ氏がエンシェントスパークレンスを発掘。これを応用して後のGUTSスパークレンス開発がスタートされる(少なくとも『トリガー』第1話の時点でシズマが使用しているため、完成は防衛隊の設立よりも前である)。
『開発秘話』1~5話
TPU開発部特務3課にマルゥルが配属。主任のホッタ・マサミチ氏、経理担当のヤザキ・テルミ氏の三人体制となる。
特務3課の戦闘艦開発が中々進展しないことを受け、タツミ隊長の提案から開発設計を当時天才科学者として名を馳せていたヒジリ・アキト少年が手掛け、特務は実機製作に専念すると決定。
『開発秘話』6話~9話
防衛チームの戦闘機・「GUTSファルコン」の開発検討用雛型が製作。マテリアル問題などに特務3課が四苦八苦する。アキト青年のアイデアからファルコンを無人機にすることが決定され、データ集めのためにガッツウイングが無人システムのプロトタイプを組み込むテスト機として抜擢される
『開発秘話』12話~17話
戦闘艇開発のためマルゥル主導で開発会議が行われる。サロメ星、チブル星、円盤生物、チルソニア遊星などの技術などがアイデアに挙がったが、ソラフネシティ在住のワイルド星人「ザガー」という人物とコンタクトする機会があり裏取引の末に宇宙竜ナースの入手に成功し、アキトや技術部・特務3課との協力の甲斐あって巨大戦艦「ナースデッセイ号」の開発が始まるが、エネルギー不足問題でバトルモードが稼働できない問題が浮上する。
『開発秘話』20話~21話
エネルギー不足問題解消のための会議が繰り返され、エレキングやゼットンなどがエネルギーの調達候補にされるが、怪獣を制御できる技術が地球にないなどの理由で却下される。
結局、当時ではエネルギー不足問題でバトルモードは完成せず。
『開発秘話』22~25話
防衛チームのメンバー選定が開始され、マルゥルがタツミ隊長の推薦からチームのオペレーター部門担当として特務3課から転属することが決定。また、かねてより仲を深めていたザガーとテルミが結婚を発表する。
2021年(?)
同年、怪獣研究の第一人者でTPU科学技術大学理学部の権威シゲナガ・マキ氏が怪獣の化石を発見、後に大学の生徒であるカイザキ・サワ氏にも一度化石を披露する。
また、この頃に宇宙をさすらう中でエネルギーを循環させ、宇宙バランスを保つとされる種族「リセスティア星人」の女性が地球に飛来しており、ハルカという子供を儲ける。
『トリガー』第1話~3話
闇の巨人「カルミラ」が復活。「トリガー」にトドメを差そうと怪獣「ゴルバー」を従えて火星に出現。闇の巨人から石像や人々の笑顔を守るというマナカ・ケンゴ青年の意志が石像とリンクし、光の巨人「トリガー」に覚醒。現代にて初めてウルトラマンと闇の巨人が確認されることとなる。
同時期にはシズマの手引きにより対怪獣エキスパート集団「GUTS-SELECT」が結成、ナースデッセイ号の他、ガッツウイング1号をベースに開発された「GUTSファルコン」が配備された。また、正確な時期は不明だがガッツウイング1号はファルコンのプロトタイプとして保存される。シズマの意向で、GUTSスパークレンス開発者のアキトを除き以外ケンゴの正体は秘匿される。なお、次いでカルミラの手により「ダーゴン」も復活する。その上、100年前に復活していた「ヒュドラム」も地球へ飛来する。
なお、先の大戦で封じ込められていたトリガーのパワータイプとスカイタイプの力をアキト隊員の尽力によりGUTSハイパーキーに転送、トリガーのタイプチェンジ能力も復活する。イグニスも地球に飛来、比較的早期にトリガーの正体を看破する。
『トリガー』第7~8話
別次元の宇宙からバロッサ星人(四代目)を追ってナツカワ・ハルキが地球に来訪。その過程で変身能力を一時的に失うも、アキト隊員の開発したGUTSハイパーキーにより復活、この地球で2体目のウルトラマンこと「ウルトラマンゼット」へ変身する。直後にはキングジョーストレイジカスタムがダダに操作される事件も発生するが両ウルトラマンがこれを阻止、ゼットはキングジョー回収後に地球を去った。なお、この過程でシズマ・ユナ隊員のユザレの力が目覚め始める。
『トリガー』第9~10話
シズマ会長がユナ隊員に自分の出自を明かす。かつてユザレに封印されたガーゴルゴンが復活するも、トリガーとシズマ会長の操るガッツウイング1号の協力で撃破。
『トリガー』第11~12話
闇の三巨人とトリガーがまたも対決、呪術によりトリガーを闇の戦士に戻そうとするカルミラの作戦が開始される。
(※)なお、ほぼ同時期に光の国・宇宙警備隊との大規模な戦争から別次元のワープに巻き込まれたアブソリューティアンが地球に偶然飛来している。
この呪術の影響でケンゴの意識が三千万年前の時代に移動されてしまい、現代のトリガーの肉体はかつての姿「トリガーダーク」へと戻る。しかし、過去の世界から帰還したケンゴへユナ隊員がエタニティコアの欠片を授け、「グリッタートリガーエタニティ」へと進化。最終的には脱け殻のトリガーダークも撃破されるが、闇のパワー自体はイグニスに回収された。
『トリガー』第14話~15話
「アブソリュートディアボロ」が本格的に始動(なお、この時直前に「アブソリュートタルタロス」がほぼ一方的な形ではあるが盟約を結ぶ)。トリガーの持つエタニティコアの力を狙って先に入手していたデアボリックなどの劣兵を送り込む。
ディアボロに苦戦するトリガーをレスキューすべくこの世界では3人目のウルトラ戦士となる「ウルトラマンリブット」も参戦。エタニティの力を使いこなせないケンゴに特訓を課す。
ディアボロの持つアブソリュート粒子を回収し凍結されていたナースデッセイ号・バトルモードを実戦投入する「オペレーション・ドラゴン」を開始。盟約を破棄した闇の巨人の一時的な協力も相まってバトルモードの稼働に成功。
バトルモードの力を得たナースデッセイ、グリッターの力を制御したトリガー、そしてリブットの共闘によってディアボロは撃破され、リブットは地球を去った。そしてタルタロスらも撤退した。
同時期にリブットの助言を応用し、事前に手に入れていたGUTSスパークレンスの試作品を改造しイグニスがトリガーダークへの変身能力を手に入れる。
『トリガー』16~17話
ヒュドラムが持ち込んだメツオーガが復活しGUTS-SELECTやイグニスと対決。イグニスがトリガーダークの力を使いこなせず暴走した上、メツオーガはトリガーとGUTS-SELECTに討たれたが、その死体が脱皮しメツオロチに進化する非常事態となる。
メツオロチ戦でナースデッセイ号が撃墜し戦闘不能となったため、防衛軍の協力も得た一大作戦が決行される。なお、一度パイロットから特殊部隊へ移動したとある隊員が対ヒュドラム作戦の行動中に逃げ遅れた当時の民間人(リュウモン・ソウマ少年)の避難を優先したために作戦が失敗し、その隊員は一ヶ月の謹慎処分を受けた。
その後メツオロチはウルトラマントリガーにより撃破、イグニスは変身解除後に身柄を拘束される。
『トリガー』第18~19話
キリエル人の暗躍が開始される。モルフェウスRの影響で闇の三巨人の関係が急速に悪化。キリエロイドとの戦いで苦戦するトリガーを救うべく、シズマ会長に残っていた光からこの世界4体目のウルトラマンとなる「ウルトラマンティガ」が出現。トリガーと協力してキリエロイドを撃破する。ユナ隊員のユザレ(巫女)としての力も完全に覚醒。
『トリガー』第20~21話
ユザレとの因縁を持つバリガイラーが出現。ヒュドラムとも結託しており、ユザレの力を持つユナ隊員を狙う。ユナ隊員をバリガイラーが確保したその時、ヒュドラムはバリガイラーを噛ませ犬と言い切ってユナを奪取する。その態度にバリガイラーは憤慨しトリガーに加勢、ユナ隊員は解放されヒュドラムも撤退する。バリガイラーはユナ隊員に謝罪、宇宙へ帰っていった。
が、バリガイラーが放った雷の影響でアボラスとバニラが復活してしまい、2体は市街地で取っ組み合いを始める。更に、アボラスの泡にケンゴ隊員が取り込まれてしまう。これに対しアキト隊員は、拘束中のイグニスへ協力を要請。拘束を解き、トリガーダークへ変身させる。その協力によりケンゴ隊員も救出され、トリガーとトリガーダークの共闘により2体は撃退された。だがその戦いの直後、イグニスはユナ隊員を連れ去り消えてしまう。
『トリガー』第22~23話
イグニスはユナ隊員の力でエタニティコアへのゲートを開かせ、途中乱入したヒュドラムと決戦。結果はケンゴからエタニティの力を一時的に借り入れたイグニスが制し、一族の仇を討つ。
ヒュドラムは何とか生き残るも満身創痍であり、そこを突いたカルミラにトドメを刺され闇のエネルギーを吸収される。
続くダーゴンもカルミラとの関係に嫌気が差すも彼女からの洗脳を受けてトリガーやGUTS-SELECTと激突し、ナースデッセイ号のマキシマギャラクシウムにより死亡。その闇をも吸収し力を得たカルミラがエタニティコアの力を手に入れ、邪神「メガロゾーア」に進化。
『トリガー』第24話~最終話
メガロゾーア第1形態とトリガーが激突し、苦戦するもトリガーダークの加勢で持ち直し、何とか撃破に成功する。しかし、メガロゾーアは第2形態に進化してしまう。
覚醒したメガロゾーアへGUTS-SELECTがシズマ会長の駆るガッツウイングやイグニスの協力込みの総力戦を挑む。ケンゴが正体をGUTS-SELECTメンバーに明かす。
第2形態へ強化されたメガロゾーアを直接撃破する作戦も失敗したため、闇と光の力を合わせた真のトリガーでメガロゾーアの闇を中和させる案をアキト隊員が立案。一時的にトリガーダークの力を返還され、光と闇の力を手にした「トリガートゥルース」に変身。
ナースデッセイ号に集めたエタニティコアの力もトリガーに結集、メガロゾーアが遂に打倒される。その後メガロゾーアの影響で一度暴走しかけたエタニティコアを沈静化させるため、ケンゴが自らコアの制御に赴く。
なお、時期は不明だがこの後タツミ隊長は情報局へ異動。以前エンシェントスパークレンス発掘に多大な貢献をしたトキオカ・リュウイチ氏が新しく隊長代理として就任。怪獣災害もある程度減少傾向へ。
2023年(『ウルトラマントリガーエピソードZ』)
無事安定化したエタニティコアから消滅の危機に瀕したケンゴを救い出すため、人口衛星ソルを利用した救出作戦が敢行される。同時期に超古代人の末裔を自称する謎の集団「ライラー」が本格的な暗躍を開始。別宇宙の住人とも結託してGUTS-SELECT、TPUと衝突する。
影を継ぐ最悪の巨人こと「イーヴィルトリガー」の出現や再びこの地球に訪れたウルトラマンゼットが一時的に敵に回るアクシデントに見舞われるが、トリガーたちは見事ライラーの目論見を打破。遺跡は消滅し、エタニティコアへのゲートも閉じられた。
本事件で確認されたパゴス・ガゾート・ゲネガーグ・デスドラゴ・デストルドス以降、地球での怪獣災害もほぼ無くなり、イーヴィルトリガーを最後に新たな巨人が出現する事も無く、GUTS-SELECTメンバーやTPUの要人は火星開拓のため地球から移転。大規模な戦闘が極端に減少したため、怪獣対策も緩やかに軍縮が進んでいき、ナースデッセイ号などの兵器も自動操縦式化され、闇の三巨人への対抗策として進められていたDG計画001も凍結となる。
なお、GUTS-SELECTメンバーのうち会長秘書となるユナと宇宙進出にはあまり興味が湧かなかったマルゥルは地球に引き続き滞在、マルゥルは後に「デバン」と呼ばれる宇宙人と一時期同居する(この時、変身こそしてないが「ウルトラマンジード」の人間熊である「朝倉リク」が、「ペガッサ星人ペガ」と共にトリガーの世界に来訪している)。
一方、ゼットは「光の国」に帰還したが、宇宙警備隊では「エタニティコア」が存在しているこの次元の地球に大きな関心を寄せており、ザ・キングダムから標的にされている影響もあってか、今後の動向が見守られる事となった。
2026年(?)
TPU科学技術大学教授と怪獣研究室長を兼任していたシゲナガ氏がクローン技術により怪獣の脳にコントロール・システムを搭載して制御する「怪獣兵器」を作る実験計画を立ち上げるも、それに反対した当時のカイザキ氏がこれらを上層部に告発。結果クローン生体規制法及び生体兵器禁止法違反により、シゲナガ氏はTPUから解任される。
なお、解任後にシゲナガ氏は消息を絶ち、様々な国や企業からの資金提供を受け密かに怪獣兵器の設計を進める。
2030年(?)
地球、火星でほぼ同時に「宇宙浮遊物体スフィア」が突如襲来。TPUの地球支部がほぼ壊滅状態に追い込まれ、スフィアバリアの影響でほぼ宇宙との交信が不可能となる。
その頃、地球ではアスミ・カナタが5人目の光の巨人「ウルトラマンデッカー」へと変身、新たなる戦士として地球防衛のために戦う。
なお、本事件で地球が「宇宙の孤島」と化した影響のため、壊滅した人員の補填としてTPU訓練校怪獣対策課が設立。カナタをはじめ多くの若者が訓練校入りする。
次いで、宇宙開拓用に開発されていた「GUTSホーク」と自律AI「HANE2」が軍事用として流用され、たまたま宇宙で旅をしていた所を宇宙船の不調で来訪したピット星人の一人が孤立状態となるなどの弊害も起こる。
さらには一時凍結されていた対・闇の巨人用巨大ロボット開発プロジェクトがTPU技術部の天才科学者・アサカゲ・ユウイチロウ博士の強い推薦と事態の悪化にともない再び始動する。
当初ネオマキシマエンジンが動力源として搭載される予定だったが、アサカゲ博士の提案によりネオマキシマは補助動力装置に回し、これを上回る高出力エネルギーを発生させることが可能な特殊粒子をメイン動力に据えることが決定される。
これにより、駆動問題や攻撃兵器のエネルギー問題を賄うのに十分すぎるほどの動力源が確保できたものの、その出力制御が失敗すれば、エネルギーの逆流により武装そのものが損壊どころか最悪ロボットそのものが爆発する危険があったため、かねてより開発・建造が進んでいた新型戦闘機の実践投入が優先される。
この事態を重く見た宇宙警備隊はこの次元宇宙の地球を訪れた経験を持つゼットとベテランのウルトラマンエースに調査を命令(同じ期間に闇の勢力の活発化も確認される)。
ほぼ同時期、イグニスやヒマラをはじめとした面々による、感情を力に変える異物こと「叫びの壺」を巡った戦いが巻き起こる。
2031年(?)
『デッカー』第2話~5話
デスドラゴ以降、再び地球怪獣災害が活発化する。TPU訓練校長ムラホシ・タイジによる行軍訓練の末、アスミ・カナタ、キリノ・イチカ、リュウモン・ソウマの三名が対スフィア部隊として再編された新生GUTS-SELECTのメンバーとなる。ウルトラマンデッカーの活動も再び活発化する。なお、この頃からGUTSホークが実戦に投入される。
新生GUTS-SELECTメンバーがゴモラ出現に伴い初陣を飾るが、直後スフィアが怪獣に寄生できる能力を持つことが判明、以後これらの個体を「スフィア合成獣」と呼称することに。この頃GUTS-SELECT間で正式に「でっかくてカッコいいから」という理由付けで「ウルトラマンデッカー」という名が世間で通るようになる。
相次ぐ戦闘の中デッカーがディメンションカード怪獣の召喚能力、ストロングタイプ、ミラクルタイプへのタイプチェンジ能力を順に獲得。GUTS-SELECT内でもホッタ・マサミチ氏のアイデアからGUTSホークとGUTSファルコンを合体させる「GUTSグリフォン」の案が採用され、モンスアーガー戦にてHANE2がグリフォン・フォーメーションを無事成功させる。
特別総集編
マルゥルが再び特務3課に配属され、ホッタ氏との2人構成となる。GUTSグリフォンの思わぬ戦果から予想以上に良好な実践データが集まったため、巨大ロボットのエネルギー出力調整問題解決にメドがつく。
極秘任務として「DG計画001」が始動する。
ネオマキシマエンジンと特殊粒子の平行起動によりエネルギー調整機能が飛躍的に向上。媒介物としても優秀であったこの特殊粒子は後に「TR粒子」(TRは「TWIN RESPONSE」の略)と名付けられる。
『デッカー』第7~8話
火星の防衛に初代GUTS-SELECTメンバーが奔走する中、新たにトリガーへ新しい武器「ウルトラデュアルソード」とウルトラディメンションカード4枚を入手。アキト氏の協力で調整されたスフィアカードを用い、一時的にウルトラマントリガーが地球に帰還する。
ほぼ同時期に闇のエネルギーから産み出された「スフィアメガロゾーア」や古代の植物「ギジェラン」を倒すべく、トリガーとデッカーの両名が活躍。
ユナ隊員やデッカーの協力でスフィアメガロゾーアからカルミラが復活し、トリガーらと手を組んでスフィアメガロゾーアを撃破。ケンゴ隊員がデュアルソードをカナタ隊員に託し、再び火星へと帰還。生き残ったカルミラも居場所を求めて宇宙へと旅立つ。
『デッカー』10話~11話
シゲナガ氏が極秘に開発した怪獣兵器「ネオメガス」が試験的にサドラ、キングゲスラと対決。計画を察知したカイザキ副隊長がこれを看破し、ネオメガスもデッカーに敗北後シゲナガ氏がTPUに逮捕される。なお、この時期にDG001「テラフェイザー」が完成する。
数日後にすぐさまアサカゲ・ユウイチロウ博士のもとテラフェイザーの稼働実験が開始され、専用のAIがライバッサー戦で破壊されたことから新たにハネジローが代理のAIを担当する。
『デッカー』12話
TRメガバスターの発射時にAIがオーバーヒートする問題を解決すべく調整が進む中、爆死したネオメガスの破片にスフィアが寄生し「スフィアネオメガス」として復活、地中に残ったスフィアザウルスの細胞を活性化させるためエネルギーを地下に送り込む。同時期にアサカゲ博士がデッカーの正体に気づく。
『デッカー』14~15話
テラフェイザーとデッカーが怪獣災害で頻繁に活躍を続けるが、スフィアネオメガスの残したエネルギーからスフィアザウルスが復活し、再び星からパワーを吸収し始める。対するデッカーとGUTS-SELECTも作戦を開始するが、突如テラフェイザーがアサカゲ博士=バズド星人アガムスに制御されてしまう。
アガムスを追って時空移動システムで未来からやって来た本来のデッカーがテラフェイザーと激突するも、自らの手で地球を守ると奮起したカナタが彼だけのタイプである「ダイナミックタイプ」に覚醒し、アガムスとテラフェイザーを撃破。本来のデッカーも元の時代へと帰還した。
『GUTS-SELECT交流記』2話
破損したHANE2を特務3課が修理。カナタ隊員がホッタ主任と初対面する。
『デッカー』17話
組織内に敵が潜り込んでいた件で、情報調査局長のナイゲルがムラホシ隊長に尋問を開始する事になるが、リュウモン隊員の機転から冤罪が解かれる。
『デッカー』18~19話
光の戦士を忌み嫌う異次元人ヤプールが一時的にアガムスと同盟を結び、アリブンタ・テラフェイザーがデッカーと交戦。2体は撃破されるもヤプールの思惑によりデッカーが宇宙空間に飛ばされてしまうが、月面基地を調査中だったトリガーの救援により命を救われる。
月面基地でスフィアに支配されたヤプールとギャラクトロンMK2をウルトラマンが撃退するが、この際にケンゴ隊員の記憶をスフィアが吸収し、エタニティコアの詳細を知る。
『デッカー』21話
サイテックスラボラトリーホールディングス社がスフィアの死骸からエネルギーを抽出する「Sプラズマ増殖炉」を開発するが、試験中スフィアが蘇生しSプラズマ融合獣・スフィアジオモスが誕生。未来からスフィアザウルスを呼び込んでバリア収縮作戦を開始する。
しかし、未来世界から現れた巨人にして、6人目のウルトラ戦士「ウルトラマンダイナ」も戦線に飛来し、デッカーと共にテラフェイザーとスフィアジオモスを撃破。ダイナは未来世界へと戻っていった。
『EXPO THE LIVE STAGE4』
10歳になると生まれた星から旅立ちエネルギーを循環するためまた別の惑星へと住まいを変える掟がある「リセスティア星人・ハルカ」を宇宙に送り出すため、スフィア合成獣の力を逆に利用してバリアに穴を開ける作戦が発案される。
スフィアの力で再び復活したヤプールとバリアからやって来たトリガー、カルミラ、トリガーダーク、ダイナとデッカーらの戦闘が起こるが勝利、ハルカは無事に地球を旅立った。
『デッカー』22~23話
アガムスが自身の過去をムラホシ隊長らに明かし、スフィアに侵食されながらもデッカーと対決。激しい戦闘の末にアガムスは記憶を喪い、カナタと面会する中「マザー」と呼ばれる存在を語る。
スフィア軍団も計画の大詰めにスフィアオベリスクやスフィア合成獣、テラフェイザーを使ってのバリア収縮作戦を開始。ほぼ同時に未来世界からスフィアの本体たる「マザースフィアザウルス」が現代の宇宙に来襲するが、調査に来たトリガーに迎撃される。
『デッカー』24~25話(最終話)
GUTS-SELECT内でスフィアオベリスク破壊作戦が発案され、メガアース爆弾とナースデッセイ号によるチームプレイが提案される。なお、カナタの肉体で急速にスフィア因子が蓄積され、満足にデッカーとして戦えなくなる。それでもなお必死に未来を救うよう説得し続けたカナタの努力が功を奏し、アガムスがスフィアを離反しデッカーたちに協力。スフィアオベリスクが破壊され、スフィアバリアが崩壊する。
しかし、マザースフィアがエタニティコアの力を吸収するため地球へ飛来し、宇宙空間から叩き落としたトリガーを撃破後、デッカーとテラフェイザーをも撃破。アガムスはフェイズライザーにマザーの弱点のデータを残して戦死する。マザーの胸にあるコアが最大の弱点であること、そしてデッカーの正体を知ったGUTS-SELECTは、トリガーとの連携でマザーから奪ったエタニティコアのエネルギーで一時的にデッカーを強化再変身させる作戦を開始する。
再変身が可能になったデッカー、有人化されたGUTSホークとGUTSファルコンが合体したGUTSグリフォン、HANE2が乗り込み再び正義のために戦うアガムスが遺した力テラフェイザー、ムラホシらの尽力で再起動したナースデッセイ号による一団が激戦の後コアを破壊しマザーを撃破、遂に地球圏、火星圏のスフィアらが一挙に消滅し、地球が遂にスフィアの支配から解放される。そして、カナタはデッカーの力を失った。
『GUTS-SELECT交流記』最終回
ナースデッセイ号量産化計画が提案される。ホッタ主任がカナタ隊員の正体を知る。
『デッカー』最終回から半年後
ケンゴが宇宙探索チームの一員として抜擢され、他に選ばれたメンバー達と共に太陽系を旅立つ。
2032年(?)(『旅立ちの彼方へ…』)
カイザキ副隊長は怪獣予知対策センターのセンター長、ムラホシ隊長は訓練校長に再び復帰、リュウモン隊員が3代目GUTS-SELECTの隊長に就任することが決定。
明日見屋も火星に店を開けることが決まっている。
ゾゾギガ星のマッドサイエンティスト「プロフェッサー・ギベルス」がスフィアの侵略を阻んだ人類の精神力に興味を抱き侵略行為を開始。GUTS-SELECTがこれに立ち向かうが、同時期に地球へラヴィー星人の「ディナス」と呼ばれる女性が飛来、本世界7人目のウルトラ戦士「ウルトラマンディナス」となってギベルスの一派と対決する。
GUTS-SELECTはディナスやTPU情報局らと協力して対ギベルスに全力を注ぎ、ディナスの力によってカナタが再びウルトラマンへの変身能力を取り戻し、ギベルスことギガロガイザを打倒。
ギベルス戦から3ヶ月後(推定2032~2033年?)
TPU訓練生のサトウ隊員、ノジマ隊員、イソザキ隊員が新たにGUTS-SELECTに加入。リュウモン・ソウマ隊員が正式にGUTS-SELECTの3代目隊長に就任。また、ナースデッセイ号が正式に量産される。
ギベルス戦から半年後(推定2032~2033年?)
キリノ・イチカ、ディナス、HANE2、そして初代ナースデッセイ号の艦長に就任したカナタが宇宙探索チームに参加し、D97星雲第9惑星に旅立つ。
『ニュージェネレーションスターズ』
光の国のデータベースを何者かが襲撃し、ウルトラマンたちのこれまでの記録が破壊されてしまう。そこで未来の新世代TD世界から「ディメンションナイザー」と呼ばれるウルトラの記憶を呼び戻すアイテムが送られ、ウルトラマンゼロがニュージェネレーションズ全員に複製したナイザーを配布する。
「NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマンデッカー編STAGE5 -彼方への旅立ち-」
イチカ・ディナス・HANE2と共に宇宙を旅してるカナタは、ナースデッセイ号を襲撃してきた怪獣達をテラフェイザーを召喚したHANE2と共に戦っていると突如カナタの元に助けを呼ぶ声が現れ声がした惑星にHANE2と二人で向かうとそこではアブソリューティアンの雑兵と戦ってるダイナとデスフェイサーの姿がありカナタ達はダイナ達にすぐさま加勢してアブソリューティアンを追い払うことに成功。ダイナの紹介でデスフェイサーのパイロットであるリーフと知り合いカナタを呼んだのがダイナというのも明らかになる。彼によると数ヶ月前からキングフラワーと呼ばれる大きな花が咲き出して惑星の植物が枯れ出してるという事でありカナタとHANE2を呼んだのも調査を依頼するためであったが、元々実働部隊であったためカナタは植物関係には詳しくなくHANE2も植物に関するデータは無かったため、植物学者でウルトラマントリガーであるケンゴが呼び出され調査してるとタルタロス、ディアボロ、ティターンの襲撃を受け テラフェイザー、デッカー、トリガー、ダイナ、デスフェイサーの奮闘によって撃退されるもキングフラワーよりかつてティガとダイナが倒したモネラ星人がデスフェイサーとリーフ惑星グリンの住人を乗っ取りウルトラマン達を襲撃すると勝手にナースデッセイを離れたカナタを連れ戻しに来たディナスとディナス達の光を受けて現れたティガも参戦し配下の怪獣はトリガー達に倒されモネラ星人も依代であるリーフをカナタに奪われるとファイブキングに変貌するもウルトラマン達に倒された。
分岐した数百年後の未来
この頃には明日見屋が宇宙進出して火星でも煎餅の販売が開始されていたが、宇宙中でスフィアが跋扈する時代となる。対する地球人類もデッカーを含めたウルトラ戦士達やユザレ、他の宇宙人と共にスフィアと対決するが、バズド星がスフィアバリアに阻まれ閉じ込められてしまう。
故郷がもう助からないと絶望したアガムスは時空移動システムを開発し過去の時代へスフィアを引き連れて逃亡、破壊された時空移動システムを完全に直すことができなかったデッカー・アスミがウルトラDフラッシャーを過去の世界へと送り込む。
尚、アブソリューティアンの暗躍と同様、未来からの干渉を受けた事で本編の世界の歴史はこの数百年後の未来世界とは繋がらないパラレルワールドと化しており、新生GUTS-SELECTの結成もカルミラの復活も本来ならば起きない出来事だったと思われる。
ちなみに、ディメンションナイザーの存在を踏まえると少なくとも未来では過去の世界の光の国が突如襲撃されたことを察知しかつナイザーを別次元へ転送できる程の科学力があるようだ。
なお、ディメンションナイザーは「ナイザー本体が」ウルトラの記憶を呼び起こすアイテムとされるため、少なくともM78スペースのウルトラマンや新世代ヒーローズの戦士たちとも幾度か交流があるようだ(現代の時点で既にリブットやゼットと言った宇宙警備隊の面々と関わりを持っている)。なお、この未来世界ではあのジャグラスジャグラーもヒーローとして認識されていることが16話で明かされている。
確認された巨人達
この世界の出身者だけで無く、別次元からやって来た者達も含まれる。
ウルトラマン
3000万年前にトリガーダークが光の力を手にし誕生したウルトラマン。現代においてその光が人間の姿となって転生し、マナカ・ケンゴとして活動する。
確認された形態:マルチタイプ・パワータイプ・スカイタイプ・グリッタートリガーエタニティ・トリガートゥルース
登場:『トリガー』1〜25話、『エピソードZ』、『デッカー』7・8・19・23〜25話
- 闇黒勇士トリガーダーク
3000万年前に三巨人と共に暴れ回ったもう1人の巨人。現代にはカルミラの呪術にかけられたトリガーの身体が変異する形で復活するが、グリッターの力を得たトリガーに討たれる。が、その闇の力はイグニスに取り込まれ、イグニスが変身する形で再び出現。制御前は街の破壊活動もしていたが、制御後はトリガーと共闘するなど味方になっている。現在はイグニスがリシュリアの復興に向かったため地球を去っている。
登場:『トリガー』11・12・15〜17・21〜25話、『エピソードZ』
別次元出身のウルトラマン。バロッサ星人を追って現れた。ナツカワ・ハルキが変身する。2年後にセレブロを追って再訪。
確認された形態:オリジナル・アルファエッジ・ベータスマッシュ・ガンマフューチャー・デルタライズクロー
登場:『トリガー』7・8話、『エピソードZ』
ゼットと同じ次元世界のウルトラマン。アブソリューティアンと同時期に現れ、彼らを追って地球に現れた。アブソリュートディアボロを撃退した後、地球を去った。
登場:『トリガー』14・15話
ネオフロンティアスペースにおける超古代の戦士。シズマ・ミツクニに残っていた光が実体化し出現した。キリエロイド撃破後は光となって消えていった。
登場:『トリガー』19話
スフィア襲来と時を同じくして現れた新たなるウルトラマン。アスミ・カナタが変身する。マザースフィアとの決戦後力を失うが、1年後の事件の折に復活する。
確認された形態:フラッシュタイプ・ストロングタイプ・ミラクルタイプ・ダイナミックタイプ
登場:『デッカー』1〜25話、『旅立ちの彼方へ…』
スフィアジオモスが発生させたワームホールから現れたウルトラマン。デッカーとのタッグでスフィアジオモスやテラフェイザーと激闘を繰り広げた。撃破後、ワームホールへと消えていった。
シズマ・ミツクニやウルトラマンティガと同じ次元世界の出身とは知られていない。
登場:『デッカー』21話
デッカーに酷似したフォルムを持つ新たなウルトラマン。ラヴィー星人ディナスが変身。
登場:『旅立ちの彼方へ…』
闇の巨人
- 妖麗戦士カルミラ
闇の三巨人のリーダー格。トリガーに深い愛情を持っているが、不幸な誤解からケンゴへの憎悪に取り憑かれていく。やがて仲間達の闇を取り込んでメガロゾーアへ変貌し牙を剥くが、トリガーに撃破される。直後にケンゴとの対話で誤解は解けるも消滅してしまうが、10年後にスフィアが原因で復活。
宇宙に居場所を求め地球を去っていった。
登場:『トリガー』1話〜25話、『デッカー』7・8話
- 剛力闘士ダーゴン
闇の三巨人の中で最後に復活した個体。パワーに秀でていて、トリガーとの真剣勝負を望む武人肌。三人の中では最も人間と心を通わせ、仲間になる話も出ていたほどだった。カルミラに暴走させられた際、自身を討つようにアキトへ頼み込み、それを承諾したアキトが発動したマキシマ・ギャラクシウムで死亡する。
しかし、死亡時の闇を吸収されていた影響かカルミラ共々精神体と思われる状態で復活し、カルミラに連れられて地球を去っていった。
登場:『トリガー』2〜23話
- 俊敏策士ヒュドラム
闇の三巨人で最初に復活した個体で、100年ほど前からリシュリア星などをはじめ星々に侵攻していた。カルミラ達の復活に合わせ地球に現れ暗躍。悪辣な性格をしており、仲間達を利用することも厭わない。最終的にはイグニスのトリガーダークに討たれた後、カルミラにトドメを刺され死亡した。
こちらもダーゴン同様精神体と思われる状態で復活しており、カルミラに連れられて地球を去った。
登場:『トリガー』3〜22話
トリガー達に牙を剥く、ザビルが変身した「影を継ぐ最悪の巨人」。トリガーの光エネルギーを使い生まれた。トリガーを圧倒するが、最終的にはグリッターの力を取り戻したトリガーとトリガーダーク、ゼットに撃破された。
登場:『エピソードZ』
敵性勢力
「超古代の闇」や「スフィア」等、ネオフロンティアスペースの地球を脅かした敵と同義の存在と思われる者達が現れているが、彼らのみならず宇宙警備隊と深い因縁を持つアブソリューティアンやヤプール人までもが襲来しており、僅か10年の間にM78ワールドの地球の歴史に劣らぬほど強大な侵略者の脅威に晒されている。
『トリガー』で人類を脅かした超古代の闇の勢力。主に闇怪獣を使役している。エタニティコアを狙っていたが、地球人類のみならず他にコアを狙う第3勢力からも攻撃される羽目になり、その影響で仲間割れを起こした末に壊滅する悲劇的な結末を迎えてしまうが、その10年後の『デッカー』の時代に現れたスフィアが原因でカルミラが復活する。また、他の2人の精神体と思われる存在も。しかし、既にコアに対する執着を捨てていた為、再び人類と敵対する事は無く地球を去った。
「光の国」の奪取を企む究極生命体アブソリューティアンの軍団。この世界には「アブソリュートタルタロス」と「アブソリュートディアボロ」が現れた。かねてよりエタニティコアを狙っていたが、とある事件の影響で偶発的にこの次元に来訪。闇の巨人に圧力をかけて不可侵条約を強引に結ばせた後、コアの欠片を手にして間もないトリガーを襲うが、リブットに阻まれた上に反撃の機会を窺っていた闇の巨人からも妨害を受ける。しかし、コアに関する調査等の必要最低限の目的は果たし、その後は「光の国」との戦いを優先する為に早々に撤退した。
あくまでもこの時は後回しにしたに過ぎない為、いずれコアを狙って再び襲来する腹積もりでいる模様。
ミツクニの出身世界「ネオフロンティアスペース」にも現れた侵略者。やはりコア狙いであり、モルフェウスRによる幻覚攻撃で人類と闇の三巨人を罠に嵌めて苦しめるが、突如現れた因縁の敵であるウルトラマンティガと彼の加勢を受けたトリガーによって野望を打ち砕かれる。
超古代文明を崇拝する宗教団体の様な組織。しかし、そのリーダーであるザビルこそがコアや闇の三巨人に関する情報を記した石版をもたらした張本人であり、『トリガー』における黒幕の一人だった。セレブロと結託してトリガーから光を奪い、イーヴィルトリガーへと変身するも、感情をコントロールできずに暴走状態となり、トリガーとトリガーダーク、ゼットに倒される末路を辿り、生き残ったメンバーもTPUによって逮捕され壊滅したと思われる。
かつて『ウルトラマンZ』の地球で「文明自滅ゲーム」を画策し、大混乱を起こすもゼットとストレイジに敗北した寄生生物。何らかの方法で『Z』の宇宙から逃亡し、本作の世界の地球へ来訪。ライラーと結託し、自分を追ってきたハルキを罠に嵌めて寄生してゼットを操り、それが失敗すると怪獣メダルからデストルドスを召喚するなどして大暴れするが、結局はまたしても敗北して捕獲。『Z』の宇宙へ強制送還となった。
ライラーの事件以降、怪獣災害が途切れていた地球に襲来した謎の生命体。
地球をバリアで覆い、宇宙との交信を遮断して孤島にしてしまった。
後に、本来なら現在から数百年後の未来に人類と接触する筈だったが、バズド星人アガムスの暗躍によって時間軸を超える形で襲来していた事が判明する。
劇中で明言されてはいないが、設定によるとその実態はネオフロンティアスペースに出現した「宇宙球体スフィア」そのもの。
かの世界でもスフィア壊滅の15年後に残党が初めて確認されていたが、他にも別次元へ逃れて独自に勢力を増した群れが存在しており、それが巡り巡って本世界に出現した。
かつての闇の三巨人同様にエタニティコアの掌握を目論んだマザースフィアザウルスが地球へ直接降臨する事態となるが、トリガーにそのコアのエネルギーを取り出され、それによって一時的にパワーアップしたデッカーと戦う羽目になり、最終的に自分達の考えを完全否定された末に滅ぼされた。
バズド星という惑星の出身で、スフィア襲来の黒幕。数百年後の未来世界からの来訪者であり、地球との接触が原因で故郷がスフィアに襲撃されてしまったという歪んだ考えに囚われ、八つ当たり同然の感情で過去の地球を滅ぼすべく暗躍。アサカゲ・ユウイチロウを名乗ってTPUに潜入し、DG計画001のプロジェクトを乗っ取ってテラフェイザーを開発。デッカーの変身者がカナタだと知ると本性を現してテラフェイザーを奪取し、本格的に現代の地球人類と敵対する。
尚、アガムスの干渉を受けた時点でパラレルワールドが発生しており、彼の知る未来世界には何の影響も無い。
自棄を起こしてはいたが本来は善良な人物であり、カナタの必死の説得によって改心に至るもマザースフィアザウルスとの戦いで戦死する。しかし、彼の持つフェイズライザーにはマザーの弱点が記録されており、これが後にマザー打倒の鍵となった。また、彼の遺したテラフェイザーは真の意味で平和の守り手としてその後も戦っていく事になる。
怪獣兵器『超獣』を使役する凶悪な異次元人。宇宙警備隊のウルトラ戦士達と深い因縁を持っている。この世界のウルトラ戦士達を標的にしているらしく、アガムスと手を組み、アリブンタを刺客として送り込むなど暗躍。
デッカーとトリガーの双方を狙うが、スフィアの同化攻撃で自我を失い混乱状態に陥った所を倒された。
ゾゾギガ星の科学者で、全宇宙の征服を企む極悪人。ディナスの故郷ラヴィー星を襲った黒幕。
スフィアとの戦いが終わった1年後の地球に宇宙人軍団を率いて襲来し、日本人全員を人質に取り、TPUやGUTS-SELECTの装備も掌握する等、順調に計画を進ませるが、GUTS-SELECTに装備を奪還された上にウルトラマンデッカーが復活。更にナースデッセイ号とGUTSグリフォンの攻撃によってゾルガウスを破壊され、窮地に陥り宇宙へ逃げ出すもデッカーに追いつかれ撃破された。
用語
正式名称「地球平和連盟TPU」。創設者はシズマ・ミツクニ。
日本に本部が位置し、世界各国に支部が存在する。
このTPUのメンバーの中でも選りすぐりのメンバーがGUTS-SELECTに入隊する他、本部にナースデッセイ号の格納庫も存在。事実上GUTS-SELECTの真の本部という側面も備えている。
『デッカー』の時代までには宇宙開拓チームが結成され、火星の更なる開拓が進められた他、太陽系外への進出も開始している。
また、ネオフロンティアスペースから漂着したガッツウイング1号を保管している(所有権自体はシズマ個人にあるようだが)。
TPUが擁する防衛組織。『トリガー』時代に結成され、「ナースデッセイ号」や「GUTSファルコン」を駆使して戦った。地上部隊には「GUTSスパークレンス」や「GUTSハイパーキー」が配備された。これらを駆使し、ウルトラマントリガーと共闘して闇の三巨人の陰謀を打ち破ることに成功した。2年後にはスパークレンスを基にした新兵器「GUTSトリプルハイパー」や「GUTSハイパーブラスター」が開発されている。
『デッカー』時代には対スフィア部隊として再編・再結成され、新生GUTS-SELECTとして生まれ変わった。改造されたナースデッセイ号やGUTSファルコンの他、新たに「GUTSホーク」が配備され、ファルコンと合体した「GUTSグリフォン」という攻撃手段を得た。更にはウルトラマンと同等の力を持つ人型ロボ・「テラフェイザー」も配備された。途中アガムスによってテラフェイザーが奪取される事件に見舞われるも、ウルトラマンデッカーと連携しスフィアの殲滅に成功した。その1年後には新造された別機体のナースデッセイ号が配備され、三代目GUTS-SELECTが始動している。
「宇宙を意のままに作り変えることができる」とされる、地球奥深くに存在する超高エネルギー体。超古代から存在しており、3000万年前から闇の三巨人がこれを狙って活動し、現代に復活した後はコアへのゲートを開く力を持つユナを執拗に狙った。
トリガーがコアの欠片でグリッタートリガーエタニティへ覚醒した他、カルミラがコアに触れてその力を吸収、メガロゾーアに進化した。
人類にとっては疫病神も同然で、後のメガロゾーア戦で闇の巨人達でも完全な掌握は端から無理だったという事実も判明。挙句に他にコアを狙うアブソリューティアンやキリエル人が現れ、更にはマザースフィアザウルスもこれを掌握する為に本来あり得ないとされる星に降りる行為を行うなど、様々な脅威や不幸な出来事を招く種となってしまっている。
一方、メガロゾーア打倒の際やマザースフィア戦でデッカーを復活させる際などにもコアの力が使われており、結果的に勝利に繋がっている。強大な力も使い方次第、といったところか。
イーヴィルトリガーの事件でゲートは消失するも、スフィアの様な時空を超える能力を持つ者達には関係が無い為、今後も何らかの問題が発生する可能性は高い。
余談
・『ティガ』の世界の技術は『トリガー』の世界から見れば、オーバーテクノロジーな反面、火星へのテラフォーミングは『トリガー』の方が都市ができている程に進んでいるなど技術面は格差が激しい。
・『ネオフロンティアスペース』ではウルトラマンの力を持て余して暴走したが、新世代TDではウルトラマンの力を装置一つに収められるほどのオーバーテクノロジーが存在し、各種兵器でその力を限定的に行使する事ができるという違いもある。
・『ティガ』をモチーフとした『トリガー』のように企画段階当初から『ダイナ』がモチーフと思われる『デッカー』だが、円谷プロ上層部からは「『トリガー』の続編にしてくれ」との要望が最初に提示されており、『ダイナ』要素は所謂後付けだったことが制作側へのインタビューにて明かされている。
・上述の通り、何故かネオフロンティアスペースの事件と同じ出来事が多発しているが、大筋自体は共通していても、その結末と詳細のほとんどが対照的なものになっている。
ネオフロンティアスペース | 新世代TD | |
闇の巨人の離反者 | 恋人と仲間を裏切って封印した後、ティガの石像を置いて地球を去り、そのまま行方をくらます。後に石像と一体化したダイゴによって闇の勢力は壊滅するも、変身能力は失われ、そのまま戦いから離れた人生を送ることになる。 | 現代にて人間の赤ん坊の姿で転生し、切り離された自分の一部でトリガーダークに変身したイグニスと共にかつての仲間と再び激突。両者とも変身能力を保持したまま戦いは終わり、ケンゴは地球圏に残るもイグニスは宇宙へ旅立つ。そして『デッカー』の時代でも後輩達と共に戦い抜き、その後は宇宙探索チームの一員として宇宙へ旅立つ。 |
超古代の闇 | ルルイエでの戦いを最後に事実上滅亡し、闇の巨人カミーラは改心するも死亡。『ダイナ』の時代にゴルザが復活する事件が起きるが、闇の脅威そのものが復活する事は無かった。 | 『デッカー』の時代にスフィアの影響で倒された邪神が復活し、超古代植物も同時に出現。闇の巨人カルミラも復活するが、既に改心していた彼女はかつての敵達との共闘で自ら邪神を倒し、和解したトリガーと共に地球を去った。 |
イーヴィルの変身者 | 超古代人の遺伝子を持つ人物が変身。TPCの人間を利用して目的を達成するも暴走して失敗に終わり、大きなダメージを負いつつも生還し逮捕された。後に石像になったティガ/ダイゴを救出する作戦に協力する。 | 超古代人本人が変身。目的達成の為にTPUを利用し、死にかけていたトリガー/ケンゴを救出するなど行動。結局暴走し、その果てに消滅する末路を辿った。なお、こちらのイーヴィルは巨人像では無く、トリガーの光と超古代人の部下を媒体としている。 |
別宇宙のウルトラ戦士との共闘 | 過去の時間軸へ跳んだティガがそこで遭遇した初代ウルトラマンと共闘し、後に別次元の地球へ喚ばれたダイナは、過去の時間軸から喚ばれたティガと共にウルトラマンガイアと出会い、共闘。いずれも別次元で発生した事件故にTPCはこの出来事そのものを知らない。 | 敵対者を追撃する過程で次元の壁を突破してきた光の国の戦士達が、本世界に直接来訪。彼らと接触したTPUは別宇宙やウルトラマンに関する多くの情報を得る事になった。 |
スフィアとの初戦 | 宇宙、火星、地球と戦力を逐次投入する状態であり、尽く防衛チームとダイナに撃破され失敗に終わり、再襲来まで大きく間を空ける。 | 地球と火星の同時二正面攻撃を展開。トリガーとデッカーの奮戦もモノともせずにそのまま地球をバリアで覆い、一年以上の長期にわたり人類を脅かし続ける事になる。 |
他媒体での扱い
『NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマントリガー編STAGE4 -僕らが咲かす花-』では本編で実現したティガとトリガーの共演に加え、トリガーダーク(イグニス)VSティガダーク、新世代闇の三巨人VS闇の三巨人の対決が実現している。ガタノゾーアとの決戦では利害の一致から全員が共闘することに。
闇の巨人たちも暗示を掛けられて争っていたとは言え、性質が似通っている所は似通っており、ダーラムとダーゴンに至っては友情が生まれていた。
新世代TDがネオフロンティアスペースと似通っている点に関してトリガー本人はティガを好きだった人々がもう一度、彼に会いたいと強く望んで生まれた時空だからではないかとメタ気味に推測している。
またゼットを除くゾフィーやウルトラマンゼロといった1部の光の国出身の精鋭ウルトラマン達もネオフロンティアスペースと似通っている事を把握しておりゾフィーは数ある時間の流れが存在するマルチバース宇宙の中で同じ時間を辿ってるのは杞憂な例と評している。
なお、本作の出来事の要因となった現世と黄泉の狭間の世界にいた男たちはキリエル人を名乗っており、どちらの時空が優れているか決着を付けるためにティガたちを時空の狭間に呼び寄せたという。
『NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマンデッカー編STAGE2』では、ダイナ本編42話に登場したマウンテンガリバー5号のオマージュロボであるマウンテンガリバーⅡ-Ⅴ
『NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマンデッカー編STAGE5 -彼方への旅立ち-』では、かつてティガとダイナが倒したモネラ星人やテラフェイザーのオマージュ元であるデスフェイサー等光の星の戦士たちをオマージュした展開がされている。
彼方への旅立ちからさらに後のウルトラマンブレーザー編「未来へ...」ではウルトラマンブレーザーの時空からブレーザーを苦しめた宇宙怪獣を甦らせるためにチャリジャがエタニティコアを利用してヴァラロンを復活させコアを守りに来たトリガー達を一蹴した後トリガー時空とブレーザー時空が繋がった時空間の穴を通じてコアの力をヴァラロンに供給し続けそれを止めるためにヴァラロン撃破に動いたブレーザー達と時空間の穴を閉じるトリガー達の2面同時作戦が結構された。
関連タグ
ウルトラマントリガー ウルトラマンデッカー 新世代ヒーローズ
ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ:ネオフロンティアスペース出身のウルトラ戦士達。本世界ではトリガーとデッカーが彼らの立ち位置を担っているが、「変身者達」の立場と置かれている状況等が大きく異なる。
TPC、GUTS、スーパーGUTS、スーパーGUTSマーズ、ネオスーパーGUTS:TPUとGUTS-SELECTの大元と言うべき組織と部隊。
超古代怪獣、闇の巨人:ネオフロンティアスペースの「超古代の闇」の勢力。本世界では闇の三巨人と闇怪獣が立ち位置を担う。
イーヴィルティガ:ネオフロンティアスペースで出現した「影の巨人」。本世界で立ち位置を担っているのはイーヴィルトリガーだが、あちらが「元からティガとそっくりな巨人」であるのに対し、こちらは「トリガーそっくりの巨人に変身した人間」。
宇宙球体スフィア:宇宙浮遊物体スフィアの前身。
デスフェイサー、ネオザルス:TPCの不祥事と失策が原因で出現した怪獣達。立ち位置を担っているのはテラフェイザーとネオメガス。また、両者ともテラノイドの役割の一部をも同時に果たしている。
モネラ星人:上記のデスフェイサーを操っていた宇宙人。「地球防衛の兵器を乗っ取る」という所業も含め、彼らに近いのはアガムスだが、情報を持っていたマルゥルはテラフェイザーがデスフェイサーと酷似している事に気付き、アガムスがモネラ星人と過去に何らかの形で接触した可能性を疑っている(但し、モネラ星人が侵略を仕掛けた次元の地球が「シズマ・ミツクニの故郷」だとは知らない)。
タンゴ・ユウジ、ゴンドウ・キハチ、オオトモ博士、ヤマザキ・ヒロユキ:ネオフロンティアスペースで「心の闇」を解放し、大事件を起こしてしまった者達。元々は純粋に人類の未来を憂いていたが、独善が過ぎた為に周囲から理解を得られず、悪い事にそれを逆恨みして完全に闇に堕ちてしまった者もいる。本世界ではアガムスやシゲナガ・マキ、そしてトキオカ・リュウイチが彼らの立ち位置と言っていいが、お互いに面識も無ければ情報すらも持っていない筈なのに、何故か出来すぎな程に酷似した出来事になってしまった事については疑問が残る。
バット星人:ネオフロンティアスペースとフューチャーアースを襲撃したマッドサイエンティストの宇宙人。「スフィアとの戦いが終わった地球に魔手を伸ばす」、「実験の為にあらゆる命を弄ぶ」などの所業から彼に近いのはギベルスだが、『トリガー』の時代に襲来したアブソリューティアンが放った刺客たるデアボリックは、そのバット星人が最後に調整を施した兵器であり、間接的な形だが本世界も彼の被害を受けている。
大決戦!超ウルトラ8兄弟:ある意味ではトリガーやデッカーの時空と同じ、ネオフロンティアスペースのパラレルワールド。ゼットやリブットと同じ時空のウルトラ戦士が来訪したという共通点がある。
ウルトラマン/ウルトラマンパワード:関係性としてはこの2作品に似るが、後者の登場怪獣の殆どが初代怪獣のリメイクである。また、『パワード』の世界は『ウルトラマン』の世界とは一切接点を持っていないのに対し、本世界は限定的とは言え、ネオフロンティアスペースと繋がりを持った影響で、かの世界と同じ様な事件が立て続けに起きたという大きな違いがある。