HANE2「グリフォンフォーメーション!」
「グリフォンフォーメーション、無事成功!
GUTSグリフォン、これより攻撃に移ります!」
概要
飛龍モードとなったGUTSホークがGUTSファルコンの背部に後ろ向きに合体する。この合体の都合上両機の推進器が塞がるので、合体後はGUTSホークの前面にある推進器を使用する。
飛行時には猛禽類の鳴き声にも似た音が轟く。
2機のエンジンを直結させて、GUTSホークのホークタロンビームを「グリフォンタロンビーム」に強化する為の形態であり、将来的にはスフィアが地球に張ったバリアを突破することも視野に入れて開発された。
合体後はGUTSホークが上下逆さまになるので、GUTSホークが無人のAI制御機だからこそ可能な合体と言える。
グリフォンタロンビームは通常の怪獣相手ならば十分有効打になる威力を誇り、更に改修によって、ホークソーン(合体時にファルコンのコックピットに覆い被さる部分)からスフィア合成獣を一撃で撃破できる威力を有する「ハイパーソーンレーザー」が発射できるようになった。これらの高火力火器を搭載しているため、登場する度に怪獣を撃破する戦果を挙げている。
合体シークエンス
まずHANE2がグリフォンフォーメーションを作動させ、GUTSホークが180°回転。
前方のGUTSファルコンに、ホークが元に裏返りながら上から乗る形でドッキング後、砲身を残して機体が再び裏返りバーニアが連結。最後にホークの尾翼を展開して完成する。
第4話を見るに、やろうと思えばGUTSファルコンが無人でもHANE2が主導権を握る事で合体・操縦が可能である。
活躍
- 第4話
元々構想はあったものの、アサカゲ・ユウイチロウによれば、まだまだテストを繰り返して調整が必要な段階だった。
しかし苦戦するデッカーストロングタイプを援護しモンスアーガーを倒すため、HANE2が勝率を0.01%でも上げるため遂に解禁した。
デッカーの踵落としでヒビが入ったモンスアーガーの弱点部位に向かって、最大出力のグリフォンタロンビームを叩き込みとどめを刺すという活躍を見せた。
- 第9話
4話以来となる登場。
現在も調整中だったが、グレゴール人グレースの訓練への協力により、更なる調整が成功。デッカーとグレースを苦戦させたスフィアレッドキングを新兵器ハイパーソーンレーザーで撃破した。
その際、身を挺してスフィアレッドキングを捕まえたグレースもデッカーがギリギリの所でウルトラデュアルソードのトリプルモンスクラムでテレポートさせた事で助かった。
アサカゲは今回の結果から、ハイパーソーンレーザーがスフィアに有効であると確証を得てDG計画001への応用を考える…
- 第12話
スフィアネオメガス出現時、テラフェイザーの調整がまだ完了してなかった為、スフィアへの即戦力として出撃。ハイパーソーンレーザーで角を破壊するも、突然現れたスフィアソルジャーに角の再生、襲撃を受けてしまう。HANE2は、形勢不利だと判断して、カナタを変身させるために脱出させる。(ムラホシからはスフィアとの戦闘で『落とされた』と認識される。)
- 第14話
復活したスフィアザウルス迎撃の為に出撃。今回はテラフェイザーにHANE2が搭乗している為、カナタのみの搭乗。
グリフォンタロンビームでスフィアソルジャーを迎撃。
テラフェイザーを援護するために、ハイパーソーンレーザーと地上部隊の一斉射撃で、スフィアザウルスの右腕の結晶を破壊するも、前回、同様にスフィアソルジャーによって、再生させられた上に、スフィアザウルスの新たな攻撃手段である頭部からの追尾型拡散ビームで撃墜され、市街地に墜落する。カナタはすぐさまデッカーに変身してテラフェイザーの援護に回るが…
- 第17話
ゴメス(S)との戦闘で、カナタがデッカーに変身すると同時に合体完了して、攻撃を行うが、尻尾の一撃で墜落する。
- 第18話
初めて遭遇する超獣アリブンタとの戦闘では、HANE2が操縦するファルコンとホークの連携攻撃でも効果が無い為、合体して攻撃を仕掛けようとするが、高熱火炎と、蟻酸で攻撃する間も無く、装甲を溶かされ墜落する。
- 第21話
新たなスフィアザウルスを呼び寄せたスフィアジオモスに対して、ナースデッセイ号と共に攻撃を仕掛けるも効果なく撃墜される。
- 第22話
ムラホシ隊長を呼び寄せたアガムスの確保の為に出動したGUTS-SELECTを急襲した有翼怪獣チャンドラーに対してHANE2が出撃。ムラホシが怪獣による待ち伏せ攻撃を予想して事前に待機しており、GUTS-SELECTと自動攻撃システムとの連携攻撃の末にグリフォンタロンビームで撃破した。
- 第23話
テラフェイザーが出現させたスフィアソルジャーで出来た3つのタワー『スフィアオベリスク』の出現により、出動しナースデッセイ号と共に分離と合体を駆使してスフィアソルジャーの迎撃を行うが、スフィアオベリスクによってスフィアバリアが強化した結果、呼び寄せられた存在がワームホールから引き起こしたこれまでにない強力な電磁波を受けてナースデッセイ号共々、機能が停止し不時着した。
- 第25話
マザースフィアザウルスとの決戦にて、イチカが搭乗するGUTSファルコンとリュウモンが搭乗する有人用に改造されたGUTSホークによる合体分離を用いてマザースフィアザウルスを牽制する。スフィアに取り込まれそうになるも、デッカーの気力の影響でスフィアを弾き出し、ナースデッセイ号、テラフェイザーとの連携攻撃でデッカーのトドメに繋げた。
余談
元ネタはおそらくガッツイーグル。ちなみにガッツイーグルはウルトラホーク1号がモデルである。
GUTSファルコンの合体は『トリガー』企画時から考案されていたアイデアだが、現在2クール放送体制のウルトラシリーズでは難しく、「2年目にもGUTS-SELECTが出るのなら」と提案された。
当初、合体メカは地面を掘り進むものも考案されたものの、特撮技術が難しいということで飛行メカであるGUTSホークが採用された。
玩具でもこの合体は再現可能。GUTSファルコンの玩具版は後部にジョイントがあったが、その用途が判明する形となった。GUTSホークのアームを上手く動かすことで、作中通りの合体シークエンスも再現できる。
ただ、GUTSホーク後部にもジョイントがありグリフォン合体時は未使用。こちらの用途は不明。
これらのことから、三機目が出ると予想するファンもいる(もし、青い機体が登場した場合、名実ともにカラーリングや合体数がガッツイーグルと同じになる他、ガッツウイングの派生機にも青い機体が存在しているので、そちらのオマージュ機体にもなり得る)。
関連タグ
ストライクチェスター、ガンフェニックストライカー:異なるライドメカ同士が合体した戦闘機。