カイザキ副隊長「この前逃げた、レッドキング!?」
リュウモン「いや……スフィアに融合されている……!!」
DATA
別名: | どくろ合成獣 |
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身長: | 45m |
体重: | 2万5千t |
出身地: | ナツミシティ地中?→山中 |
スーツアクター: | 新井宏幸(第23話) |
概要
『ウルトラマンデッカー』第9話「誰がための勇姿」に登場したスフィア合成獣。
グレゴール人グレースに追い払われたレッドキングが、スフィアに融合され誕生したと推測される。
再出現時にはスフィアメガロゾーア同様、既にスフィア合成獣化した姿で出現しており、スフィアゴモラのようにスフィアに寄生されるシーンは無く、融合する前に新生GUTS-SELECTの攻撃から逃げた地下から出現していた。
地底でスフィアの襲撃を受けたか、第1話でスフィアザウルスが大地からエネルギーを吸収していたと思われる行動が関係している可能性があるが経緯は不明。
外見はパワードレッドキングの雄の如く真っ赤に染まったレッドキングで、その身体にはスフィアの突起物が背鰭や棘、角のようにあちこちから生えている状態であり、顔付きもより凶悪で、眼もやはり生気を感じさせない青白い色になっている。
鳴き声はただでさえ甲高いレッドキングの声にスフィア合成獣共通の高音が混ざったものとなっており、不気味で不安を煽るような鳴き声となっている。
以前よりパワーが増大しており、怪力以外にも口からオレンジ色の光線、電磁パルスを応用した衝撃波、バリアを張る能力がと言った元々個体が持ち合わせていなかった特殊能力も備わっている。
『ウルトラヒーローズEXPO2022 ウルトラマンデッカースペシャルナイト』において先行登場している。
活躍
第9話「誰がための勇姿」
娘のミカが見守る中、新生GUTS-SELECTとの試合を行うグレースの前に、既にスフィア合成獣化した姿で地下から出現。試合中にリングに乱入する悪役レスラーの如く見境無く暴れ始める。
この緊急事態にカナタはデッカーに変身、グレース親子の想いを知る彼は加勢しようとしたGUTS-SELECTを制止し、試合を優先させるために一人でスフィアレッドキングを相手にする。
しかしストロングタイプをも追い詰める獰猛性を見たグレースはGUTS-SELECTに勝利を譲り、デッカーと共闘する。
二人が相手だろうと構わず大暴れし、GUTSグリフォンの照準を狂わせるなどして一同を苦戦させるが、自身が犠牲になる覚悟のグレースに取り押さえられ、そこに新兵器「ハイパーソーンレーザー」を撃ち込まれ爆散した。
グレースも、ミラクルタイプに変身したデッカーにウルトラデュアルソードで同時召喚されたディメンションカード怪獣3体に爆発前に救出され、一命を取り留めた。
第23話「絶望の空」
3本の支柱「スフィアオベリスク」を建ててマザーを呼ぼうとするテラフェイザーを止めるべく変身したデッカーの前に、大量のスフィアソルジャーが集結してスフィアゴモラと共に再生、さらに空中で復活したスフィアネオメガスも加わり3対1でデッカーを追い詰める。
次々にウルトラデュアルソードで攻撃されるもスフィアゴモラの角で弾き返し、武器を落とし吹き飛ばされたところを3体でリンチを加え、さらにGUTSグリフォンとナースデッセイ号も支柱からの強力な電磁波で航行不能となり、デッカーは孤立してしまう。そこに追い討ちをかけるべくそれぞれ格闘攻撃を仕掛け、スフィアゴモラの角で弾き飛ばしたところに次々に光線を浴びせて吹き飛ばし、三体同時に光線を放つ。
しかしデッカーはデッカーシールドカリバーで踏ん張り吹き飛ばし、その余波で怯んだ隙にウルトラデュアルソードを回収、最期はスフィアゴモラ共々二つの武器を両手に持って横回転しながらの突撃で滅多切りにされ、爆散した。
TAMASHII NATIONSスペシャル配信:ウルトラギャラクシーファイト編
アブソリュートタルタロスが召喚した並行同位体として再登場。
本編でもスフィアを取り込んだ事でより強くなったのだが、タルタロスはスフィアに加えてアブソリュート粒子で本編の時以上に強化させており、まさにゴーデスマガオロチ並の最悪の見合わせとも言える。
デッカーと共闘していたレグロスをも圧倒し、タルタロスとも渡り合えたジョーニアスにも大ダメージを与えるが、謎の声を発したウルトラマンが現れ、タルタロスと、タルタロスがレッドキングと同じくナラクから呼び出したアブソリュートティターンと同じく攻撃を受け、その声に導かれるようにデッカーとレグロスは立ち上がり、以前戦った時は無かったデッカーの新たな力のダイミュート光線と、レグロスの白虎赤龍弾の同時攻撃を受け倒された。
余談
スーツは『ウルトラマンマックス』以降使用されていた平成版レッドキングの改造。足掛け17年間使用されてきた古株だったため、使用による消耗と経年劣化によりスフィアレッドキングへの改造に回されたと後に関係者のインタビューで語られている。
ゴモラとの共闘は『ウルトラマン』の「小さな英雄」没原稿が初出という腐れ縁であり、映像作品では『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODESSEY』以来となる。
スフィアレッドキングとの戦闘シーンでは雪が降っており、特撮シーンでも途中からCGの雪を使用している。これは『ウルトラマンガイア』のシャザックの回と同じである。
スフィアゴモラ同様に登場した第9話OPでスーツアクターがクレジットされておらず、劇中でレッドキングを除くOPでスーアクがクレジットされたウルトラ戦士以外の面々がほぼ同時に登場していたシーンがあることから、レッドキングを担当した新井宏幸がそのまま兼務している可能性が高い。
関連タグ
EXレッドキング:同じくレッドキングのパワーアップ形態。
ジョバリエ:ダイナと関連のあるウルトラマンに登場したレッドキングのスーツを改造した怪獣。