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「ここで終わる訳にはいかねぇ…!奇跡を、奇跡を起こすんだぁーっ!!」


「コイツは…不思議な力が、身体中に満ちてくる…!この力があれば、どんなピンチだって、きっと…!」


『Ultra Dimension!』


「飛び出せ…ミラクル!デッカーッ!!」


『Ultraman Decker! Miracle Type!』


概要

特撮ドラマ『ウルトラマンデッカー』の主人公・デッカーの形態の1つ。ダイナミラクルタイプ同様に超能力とスピードに秀でた形態。


アスミ・カナタが、ウルトラDフラッシャーにデッカー・ミラクルタイプのウルトラディメンションカードをリードし、「飛び出せ!ミラクル!」の掛け声とともに変身する。巨大化の際には光の渦を纏いながら現れる。


第5話にてエレキングとの戦いで奇跡を起こす力を欲したカナタの思いに応えるようにウルトラディメンションカードが出現し、変身が可能となった。


要所でその名の通り奇跡を起こしている、まさにいかなるピンチも切り抜ける力である。


なお、本編においてカナタが変身したミラクルタイプが倒した怪獣は6話のグドンのみであり、デッカー・アスミが変身したミラクルタイプが怪獣を倒した描写もスフィアソルジャーをダイナ・ミラクルタイプと共に一掃した場面のみである。


容姿

ダイナ・ミラクルタイプ同様、青と銀のカラーリングが特徴。配色はデッカーの形態の中でも特にアシメトリーなもの。

僅かとはいえ、額の意匠が変化し後頭部に小さな突起が現れるなど、3形態の中で頭部の形状変化がもっとも顕著。


プロテクターの保護部分はフラッシュタイプとさほど変わらないが、配色がライトメタリックブルーになり、鋭角的な意匠に変化した。


戦闘スタイル

原典のダイナ・ミラクルタイプと同じく超能力を活かした摩訶不思議な力を武器に戦う形態で、単純明快な攻撃に重きを置いているフラッシュストロングの両形態よりトリッキーな戦い方を得意としている。


格闘能力そのものに関しては他の形態より幾分か劣っているため、第11話、第14話のように一度超能力を使った後にあっさり元のフラッシュタイプ、ストロングタイプに戻るという場面すらあった。


とはいえ、第18話ではパワーに勝るストロングタイプで苦戦したテラフェイザーアリブンタ相手にウルトラデュアルソードも活用しながら一歩も引かぬ接近戦を繰り広げていたため、やはりそれなりの格闘能力はあるようだ。

ちなみに、原典のダイナ・ミラクルタイプはテラフェイザーのモデルになったロボット相手にボコボコにされていたため、ある意味それへの意趣返しとも言えるか。


超能力による人命救助や敵の翻弄といった、他の形態ではできない明確に差別化された長所があるので、ここぞというときの活躍は目覚ましいものもある。


ただし、映像作品ではないNEW GENERATION THE LIVEでは変身解除に追い込まれたり、怪獣や宇宙人の軍団に苦戦してしまったことがある。


必殺技

ウルトラらくがきまとめ21

右手の中に空間を圧縮してブラックホールを作り出し放つ、超衝撃波。

グドン戦では青い光球を生成し、目からの光線を打ち消してとどめを刺している。

早い話がデッカー版レボリウムウェーブ


  • 名称不明の必殺技

プロテクター型の異空間ゲートを開き、エレキングの電気エネルギーを吸収。

七色の光線に変換してエレキングに放ち、幼体の姿に戻してしまった。

レボリウムウェーブ(リバースバージョン)やウルトラマンジョーニアスのリトル光線を思わせる技。


  • 光球(正式名称不明)

対象を光の球に包んで安全な場所に移動させる。

幼体に戻ったエレキングに使用。


  • デッカーテレポーテーション

瞬間移動。

拘束から脱出したり、素早く連続で使用して敵を翻弄する等、活躍の場は多い。


  • 腕を突き出して放つ光線(正式名称不明)

腕を突き出してスペシウム光線のエフェクトに似た光線を発射。

高速でスフィアメガロゾーアの周囲を飛び回り、この技で牽制した。


  • デッカーマジック

OPで使用。ダイナのウルトラマジックに相当する分身技。

本編では第18話で初使用。二人に分身しテラフェイザーやアリブンタと戦った。

特殊な入手経緯から一本しか存在しないウルトラデュアルソードも同時に増やせる模様。

ライブステージではトリガーと自身の最強タイプを除く全タイプを召喚している。


  • デッカーテレポータル

Ultraman Decker Miracle Type

腕を大きく回し、ゲートを生成。

入った相手を任意の空間へ転送する(空中にも転送可能)。グドンとの戦いで使用した。


  • デッカーサイキック

OPで使用した念動力。岩を浮かせて敵に次々とぶつけるなど様々な応用法がある。

スフィアメガロゾーア戦では触手の動きを封じたり、気力をフル集中して、スフィアメガロゾーアからカルミラを引き抜き助け出すという大きな活躍を見せた。

LIVESTAGEでは、スカイタイプサークルアームズ・スカイアローから放ったアローストライクの軌道を変え、レギュラン星人の頭上に落として倒した。

  • デュアルトリプルモンススクラム

『Miclas! Agira! Windom! Mons Combo!』

『Dual Triple Mons Scram!』

ウルトラデュアルソードにミクラスアギラウインダムのウルトラディメンションカードをスキャンし発動する技。

ディメンションカード怪獣3体を一斉に召喚、超能力の力でワープ移動&出現する。スフィアレッドキングの爆発からグレースを守るために一緒にその場から消滅する(要はその場から退避する)形で救出した。

今回はミラクルタイプの力が大いに作用していると思われるため、他のタイプだと変化するかもしれない。


活躍

  • 第5話

本編後半、エレキングのエリーが電気の吸いすぎで半ば暴走してしまったのを受けて奮戦するデッカーことカナタだったが、本来は戦闘を怖がる面も持つエリー故に本気で倒すのでは駄目だと感じ、

「奇跡を……奇跡を起こすんだぁぁ!!」と叫ぶ。

そこへホルダーから三枚目のデッカーのディメンションカード、ミラクルタイプのカードが射出され、みなぎる不思議な力を感じたカナタはタイプチェンジ。

尻尾の拘束を瞬間移動で抜け出し、放たれた雷撃もバリアに集めて被害を防ぎつつ、プロテクター型異空間ゲートを使い雷雲を作り出して雷撃を集める。そして、雲の隙間から不思議な光を放ち、そのままエレキングを幼体まで退化させてから光球に乗せてイチカとユウコに返してあげ、デッカーはそのまま光とともに消えていった。

なお、なんと今回はこのタイプでは攻撃を一切せず、防御と鎮静化のみを行っていたり、消える際に周囲の電灯が一瞬消える演出がされていたりもする。


  • 第6話

グドンを倒すためにフラッシュタイプからタイプチェンジ。

突進してきたグドンをワームホールをつくって地底から空中に放り出し、自身も潜り地上へ飛び出す。

その後振り向きざまに青い光球レアリュートウェーブを発射、グドンの光線を真っ向から相殺してそのまま撃破した。


  • 第8話

スフィアメガロゾーアとの再戦においてトリガーがスカイタイプにチェンジしたのを受けてカナタもチェンジ。二人の超高速機動で翻弄しつつ確実に攻撃を当てていた。

仲間達の援護もあってカルミラが傷穴からある程度現れ、トリガーに手を伸ばし、ケンゴも応えようとするがメガロゾーアの火力に阻まれてしまう。


しかしカナタはここで、


「……俺はまだ、戦いの先に何があるのかも、何をやるべきなのかも……本当のところ、よくわかんねぇけど……


今は! これが俺のやりたいことだぁぁぁ!!」


と、ずっと考えていたケンゴの言葉に「今、自分ができることを全力でやる」という、正しく「今やるしかねぇんだ!」の思いを、自分なりの覚悟を決め、ミラクルタイプの超能力をフルチャージしてカルミラを引き抜こうとする。


「俺の本当の戦いは!ここからだぁぁぁぁぁぁ!!」


トリガーの援護と、シズマ・ユナに10年越しに応えたユザレの力も手助けし、カナタの「今最もやりたいこと」に全力を注いだその力はついにカルミラを闇の化身から引き抜き解放した。

流石に全力を使いすぎたためか、直後カラータイマーの点滅とともにフラッシュタイプに戻ってしまったが、それでも十分過ぎる大活躍といえよう。


  • 第9話

グレースが身を挺してスキを作ったおかげで、GUTSグリフォンの必殺光線がスフィアレッドキングに命中、爆発寸前になるが、このままでは弱ったグレースも危ない。

そこでカナタはストロングタイプからこのタイプへ素早く交代し、即座にウルトラデュアルソードでミクラス・アギラ・ウインダムを使い『トリプルモンスクラム』を発動。ミラクルタイプの超能力でディメンションカード怪獣3体をグレースの真後ろにワープ&出現させ、彼を助けつつその場から消滅(恐らく退避)させることで、レッドキングの爆発から救った。


  • 第14話

デッカー・アスミテラフェイザーとの戦いにおいて二度変身した。一度目はフラッシュタイプからタイプチェンジし、テラフェイザーの後ろにテレポートした。(タイプチェンジの際、この姿に戸惑うような素振りを見せた。)その後、再度ストロングタイプからタイプチェンジし、デッカーマジックにより4人に分身したうえでテラフェイザーの周りを高速で移動し、大量の残像を作り出すことで相手を翻弄して合間に攻撃を加えた。


  • 第15話

デッカー・アスミからディーフラッシャーを託されたカナタが変身。フラッシュタイプからタイプチェンジしテレポート能力を発揮するも、テラフェイザーには動きを尽く読まれてしまい、クロ―アームに首を掴まれてしまったためストロングタイプにタイプチェンジした。原点のダイナ・ミラクルタイプもデスフェイサーに首を掴まれたことがある。ちなみにミラクルタイプがダメージを受けたのはこの回が初めてである。


  • 第18話

俺だって、負けられねぇんだ!

アリブンタに羽交い締めにされた状態から抜け出すためストロングタイプからタイプチェンジ。アリブンタとテラフェイザーに対抗するためデッカーマジックで二人に分身し、さらにウルトラデュアルソードを用いた攻勢で形勢を逆転。その後、フラッシュタイプにタイプチェンジした。

この回では2対1の不利な状況をひっくり返すための切り札として使われており、テラフェイザーの格闘攻撃を素早い動きで次々と捌き、格闘技術が以前の戦いから大きく向上している事もうかがえる。ウルトラデュアルソードを用いることで攻撃面でも優勢に立つなど大きな活躍を見せた。


  • 第19話

ギャラクトロンMK2との戦闘においてフラッシュタイプからタイプチェンジ。ギャラクトロンMK2の背後に回り光弾を放ったり、デッカーサイキックで岩を浮かせ次々にぶつける攻撃をした。その後、ギャラクトロンMK2のギャラクトロンベイルを用いた地面からの振動波攻撃に対してストロングタイプへタイプチェンジした。


  • 第20話

お別れ

ラゴンの口から吐く水流により地下に沈められてしまった後、異世界に旅立とうとするナギとそれを止めようとしたイチカを救出するべくフラッシュタイプからタイプチェンジし(タイプチェンジした場面自体は描写されていない)、二人を救い出し安全な場所に下ろした。この回ではラゴンの居る異世界に干渉するという地味にすごいことをしており、他のタイプではできない活躍をしたといえる。


  • 第22話

直接は登場しないが、アガムスの回想に登場。未来の宇宙でダイナと共にフラッシュタイプからタイプチェンジ。光線技で共にスフィアソルジャーを蹴散らした。


余談

ウルトラマンダイナでミラクルタイプは2番目の形態だったが、デッカーでは3番目の形態である。


劇場版『旅立ちの彼方へ…』ではストロングタイプ・ダイナミックタイプ共々未登場。これのような例外を除いて基本的に全ての形態が出演するニュージェネの劇場版では珍しい事例である。


関連タグ

ウルトラマンデッカー デッカー(ウルトラマン)

ミラクルタイプ

スピード系ウルトラマン


アクロスマッシャージードの形態の一つ。ミラクルタイプとは「第5話で初登場した青いスピード特化形態」「初めて戦った怪獣を倒さなかった」といった共通点を持つ。


ウルトラマンデッカーの形態項目

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