CV寺坂頼我
概要
舞台「NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマンデッカー編 STAGE3 希望の光に導かれ」に登場した、ウルトラマントリガーの偽物。
デッカー本編7話と8話で未来ユザレから託されたスフィアディメンションカードの力を身体に取り込み行きと帰りの2度に渡りスフィアバリアを突破したマナカ・ケンゴ。
しかしカードが持つ一時的にスフィアに擬態する能力には、(おそらく未来ユザレや調整したアキトさえ知らなかった)擬態と同時に一時的に身体にスフィア専用のゲートが出来てしまう副作用があった。
その弱点をつかれ、ウルトラマンに変身中の体内からスフィアに取り憑かれたケンゴは、バリアの向こう側で別の思惑から偶然待ち伏せしていた宇宙人達や、自身と一緒にバリアを突破したカルミラの目の前で、トリガーの力を全て奪われて強制的に光から分離させられてしまう。
これによって誕生したのがスフィアトリガーである。
容姿
トリガーマルチタイプの右手と左肩にスフィアが変形した武器が付いたような見た目で、顔も正体バレしたミーモスのような醜悪な姿をしている。
人物像
一人称は「僕」
声こそケンゴと同じだが機械的に喋っており、その意思はスフィアそのものである。
活躍
以下ネタバレ注意
最初はマルチタイプの姿で現れ街を破壊し尽くし、それを本物と思ったカナタはデッカーに変身して止めに入るも、自分の憧れのヒーローであるトリガーが破壊行動をしてることに動揺したこともあり苦戦してしまう。
本物のケンゴ登場でスフィアがトリガーの力を悪用していることを知りHANE2の誘導で会場の観客が光をデッカーに届けようとするも身体自体は本物のトリガーであるスフィアトリガーはなんと、その光の力を自らも受け取りデッカーを圧倒してしまう。
その後、追い打ちをかけるためにスフィアゴモラを召喚して追い詰め、デッカーの変身が解けるが、それを倒せたと誤認しその場を撤退。
デッカーが再戦を挑んで来た際には、サークルアームズのマルチソードをもってデュアルソードを装備したデッカーと斬り合いに発展。その最中にケンゴをゼペリオン光線でふっ飛ばし今度こそデッカーを始末するために、デッカー自らの誘導による会場からの応援を利用してさらにパワーアップしてトドメを刺そうととした瞬間にトリガーの力が蒸発するように消滅してしまう。
実は、カナタは何の覚悟も無いスフィアがデメリット無しにウルトラマンの力を使い切れないと読み、何かしらの綻びが出るタイミングを待っていたのだった。
その後ミラクルタイプにチェンジしたデッカーによって光を奪還され、ケンゴがトリガーに再変身してしまう。
自らは失った光をスフィアで補い、スフィア合成獣達と共に奇襲を仕掛けるも、デッカーマジックでミラクルタイプが呼び出した(最強タイプを除く)全タイプを召喚され、スフィア合成獣を倒される。
最後の悪あがきとして、スフィアザウルスを召喚するも、会場の観客からの光を受け取って威力を上げたゼペリオン光線とセルジェンド光線をくらい、スフィアザウルス諸共撃破された。しかしながらその戦いは、第3勢力の思惑に利用された。
STAGE5では、直接の登場は無いものの諸事情あってフラッシュタイプの力しか使えずスランプに陥ってるカナタが、ウルトラマンダイナ/アスカ・シンに今までの旅路を話す中でスフィアトリガーとの戦いを話している。
余談
スーツはおそらくアトラクション用のウルトラマントリガーの改造、右腕はゴーデスマックスの左腕の改造(更に元を辿るとウルフェスに登場したそうたくんのダダのソフビが怪獣化しかけた時の左腕である)。
NEW GENERATION THE LIVEシリーズは公演によって差はあるが、TVシリーズ本編と限りなく近い位置にいながらもその後の回とは繋がってないことの方が多く、どちらかと言えば世界観の拡張や本編の補完等のファンディスク的な側面が強いショーである。
一方で後に本編で起こる出来事の伏線のような場面が描かれることが多々あり、STAGE3終了後のTVシリーズにてケンゴがスフィアに取り込まれそうになったり、カナタがスフィアに浸食されてしまうなどの出来事が起きた際には、TV本編にもスフィアトリガーが登場するのではないか?といった予想も多く見受けられた(メタ的に言うとテレビ本編の撮影時期が3月頃のため、まだスーツが出来上がって無かったと思われる)。
関連項目
カオスウルトラマン:誕生の経緯がよく似ている存在。
ゼルガノイド:人造だがスフィアが取り憑いたウルトラマン。スフィアトリガーはこれの強化版となっている。
カイザージードダークネス:同じくライブステージに登場し似たような経緯で登場したニセウルトラマン。性格も本人とは真逆となっている。
ダークブレーザー:翌年のショーで登場した偽ウルトラ
マン。