『Ultraman Trigger Sky Type!』
『Boot up! Runboldt!』
「天空を駆ける、高速の光!!」
「ウルトラマン…トリガーッ!!!」
『Ultraman Trigger Sky Type!』
データ
ウルトラフライ(空中飛行) | マッハ7 |
---|---|
ウルトラジャンプ(陸上飛躍) | 1000m |
ウルトララン(陸上走行) | マッハ2 |
ウルトラスイム(水中潜航) | マッハ1 |
ウルトラドリル(地中移動) | マッハ1 |
※身長・体重は全タイプ共通のため省く、表中の数値はすべて最大値のもの
概要
特撮ドラマ『ウルトラマントリガー』の主人公・トリガーの形態の1つ。ティガのスカイタイプ同様にスピードに秀でた形態であり、サークルアームズを弓形の「スカイアロー」に変形させて戦う。PVではキック技を多用していた。
変身時にはティガと同様にまずマルチタイプの全身を青紫に変色させ、続いて全身のラインやプロテクターの形状を変化させて後述の容姿へと激変する。
またパワータイプへのチェンジ時には全身が赤いスカイタイプという珍しい姿を経由してから変身した。
サークルアームズとは抜群の相性を誇ることや後述にもあるように変身者本人の好みが反映されてか非常に出番は多く、物語序盤の決め技役を担ったことも多い。
なお、新世代TD世界ではこのスカイタイプの姿もウルトラマントリガーの別形態として認知されているらしく、8年ぶりにこの形態で地球に来訪した際もトリガーとすぐに判別されている。
『ウルトラマンデッカー』では(恐らくグリッターの力でも破壊しきれなかったほどの)強大なスフィアバリアを突破するための加速役として使用され、そのまま後輩のピンチを颯爽と助けたりとかなり重要な局面で活躍した。
容姿
基本カラーは紫と水色。
胸部のプロテクターはウルトラマンダイナ・フラッシュタイプのようにカラータイマーの下を通り抜ける形状になっており、頭部は鶏冠がウルトラマンフーマのようにやや高く、スリットも金のラインが入らないシンプルなものになっている。耳元は金の装飾で縁取りされているため他のタイプより耳が大きく見えるのも印象的。
戦闘スタイル
原点のティガ・スカイタイプと同じくスピード重視の素早い攻撃を主軸とした戦い方を基本とし、目にも止まらぬ速さでガゾートやヒュドラムと激しい空中戦を繰り広げた。反面、格闘能力や防御力自体はマルチタイプ時よりも低下しているものの、サークルアームズを利用した近接戦もそれなりに行えるため、アームズを含めた総合的な火力はむしろティガのスカイタイプを上回る。
グリッタートリガーエタニティが登場する中盤までは「サークルアームズで遠近両方に対応」「空中戦やスカイアローによる戦闘映え」などもあってか多用されていた。トドメ役を担う事も少なくなく、ゼットとのコラボ回ではデルタライズクローと共に反撃の場面でタイプチェンジしている。ちなみに、第21話では明確に変身者のケンゴが「(赤よりも)青の方が好き」と明言しているので、パワータイプよりも重用されているのは本人の好みも関係しているのかもしれない。その他にも、パワータイプは変身者のフィジカルがモロに反映されるため、元々植物学者のケンゴが戦闘慣れしていない前半はスカイタイプの方が扱いやすかったのかもしれない。
ただ、後半に入ると強敵相手には力不足だからなのか、パワータイプとは逆に出番が減ってしまっている。
なお、本来はもっぱらサークルアームズをスカイアローに変形させてから戦闘を行うが、デスドラゴ戦においては敵の電撃を防ぐよう一時的にマルチソード状態に戻して防御を行ったり、第6話のヒュドラム戦ではマルチソードによる高速の連続突きで相手を翻弄する場面もある。
続編である『ウルトラマンデッカー』ではウルトラデュアルソードも活用した。
必殺技
ティガのスカイタイプと同様の必殺技。発動時には他のトリガーの技と同様、プロテクターの紋様が発光する。ゼペリオン光線やランバルトアローストライクよりも威力は劣るが、代わりにチャージや弾速が速いというメリットもある。ちなみに、発射時には名前通り光弾を放つものと持続して光線のように放てるビーム式の二種類が存在する。
- ランバルトアローストライク
『Maximum Boot Up! Sky!』
スカイタイプのGUTSハイパーキーを装填したサークルアームズから青い閃光の矢を発射して敵を貫く必殺技。着弾時には敵に青いエフェクトが起こるのも特徴。第5話ではデスドラゴの強力な電撃を逆手に取る形でサークルアームズに電撃を蓄積させた強化版を使用した。劇中だと一瞬なので分かり辛いが、通常版と異なり発射時にアームズが電気を帯びているのも確認できる。
- デュアルランバルトカウンター
『Trigger Sky! Dual Runboldt Counter!』
ウルトラデュアルソードにウルトラマントリガー(スカイタイプ)のウルトラディメンションカードをスキャンし発動する技。ウルトラデュアルソードを使い高速回転斬りをすることで相手を切り刻む。
なお、技名と音声は上記のもので合っているが、Youtube配信の字幕ではなぜか「Runboldt Buster」となっていた。
- トリガーハンドスラッシュ
右手から連続して青い光弾を撃ち込む牽制技の一つ。マルチ・スカイのどちらでも使用できる汎用性の高い共通技である。
- トリガーフリーザー
劇中未使用。
ティガのティガフリーザーと同様のものと思われる。
- ウルトラシールド(正式名称不明)
両手から虹色に光る盾を放出して敵の攻撃を防ぐ防御技。一応ティガのマルチタイプも同様の防御技を持っているが、他の形態でもシールドを使えるかは不明。第三話のガゾート戦において初めて使われた。
- トリガー・スカイパンチ(正式名称不明)
左手に青色のエネルギーを溜め込んで放つ、スカイタイプとしては珍しい格闘技の一種。発動時には一度両腕を合わせるのが特徴。デルタライズクロー形態のゼットと共に使用した。
- トリガースカイキック
劇中未使用。
ティガのティガスカイキックと同様のものと思われる。
余談
ウルトラマントレギア・アーリースタイルで取り入れられたライトブルーをタイプチェンジのアクセントとして体側にあしらっている。
なお、ファンにはお馴染みS.H.Figuartsシリーズでは、マルチタイプに続いてプレミアムバンダイ限定で1月17日に予約開始。アーツ版ではティガはマルチタイプ→パワータイプの順に販売されていたのとは対照的である。
本編を見ればわかると思うが、ティガ当時よりも時代が流れ技術力が大きく上がっており、スカイタイプ自体も迫力ある戦いを見せ、優遇されていると言ってもいいほどに活躍している。人気と戦闘描写の評価も高い。またティガ要素抜きにしても、前作ではスピード形態が戦闘面での基本タイプであったこともあり、スピード系戦士の扱いが良くなってきている時期だったことも大きいだろう。
関連タグ
ウルトラマントリガー スピード系ウルトラマン マルチタイプ(ウルトラマントリガー) パワータイプ(ウルトラマントリガー)
ジュネッスブルー/ウルトラマンゼロ/ベータスパークアーマー/ウルトラマンゼット:いずれも弓を武器にしているウルトラ戦士だが、あくまで彼らは必殺武器としての使用である。
ヒュドラ:ティガと戦った闇の巨人。彼もまた紫と水色がメインカラーであるスピードファイター。
エクリプスモード:同じく額に黄金の部分があるウルトラマン。