「早く人間どもの恐怖の叫びをこの体一杯に浴びてえ‼︎」
「今度こそ…その命、貰ったぁっ‼︎」
データ
別名 | 俊敏戦士 |
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身長 | 57メートル |
体重 | 5万2千トン |
飛行速度 | マッハ7 |
演 | 婆娑羅天明 |
演(スーツアクター): | 権藤俊輔 |
概要
ルルイエから復活した闇の巨人の一人。人間態は爬虫類のような長い舌を持つモヒカンの男性。
鎧を纏ったウルトラマンという印象のダーラムとは異なり、全体的に異形感が強い容姿をしている。冷酷な性格で、素早さを生かした空中戦が得意。
夢幻空間「ルマージョン」を作り出し、その中に相手を誘い込んで戦う。攻撃を仕掛ける時には不気味なポーズを取る。
また、闇の巨人時代のウルトラマンティガとは恋仲のカミーラ、親友のダーラムと違い、行動こそ共にはしていたが、内心ではティガのことを嫌っていたらしく、ティガを「裏切り者」称ばわりし、他の2人よりも積極的に攻撃を加えていた。
モチーフは恐らくクトゥルフ神話の邪神クトゥルフに仕える旧支配者の一柱「母なるヒュドラ(ハイドラ)」。
必殺技
ジャノック
急降下飛び蹴り。
バルテスター
右腕の爪型武器「ドラフォーク」から発射する光弾。
ヒューガスト
ヒュドラの必殺技。右腕から放つ強力な突風。
最期
ダーラムを倒したティガを襲撃し、ルマージョンの中に誘い込む。
自慢のスピードで翻弄するが、イルマ隊長が起こした爆破によってルマージョンを破られて爆風で吹き飛ばされる。現実世界に戻ったティガにヒューガストを放つがそれすらも光に変えて吸収したティガはティガブラストに変身。ランバルト光弾を喰らって木っ端微塵にされた。
その後の活躍
新世紀ウルトラマン伝説2003
ウルトラマンキングの誕生日を祝う怪獣たちの中にカミーラ、ダーラムと共に登場した。
スーパーヒーロージェネレーション
原作同様にルルイエから復活。何故か仮面ライダー電王の存在を知っていた。こちらでのCVは矢部雅史氏が担当。
TDG THE LIVE ウルトラマンティガ編 in 博品館劇場
カミーラに呼び寄せられ、カミーラウィップで身動きの取れないティガを追い詰めた。
ティガを庇おうとするナイスをダーラムとのタッグで痛めつけ、ティガの為にエネルギーを分け与えた彼を嘲笑する残忍さは相変わらずであり、三人でティガを葬ろうとした所にイーヴィルティガのイーヴィルビームが直撃。ダーラムとの二人掛かりでイーヴィルティガを倒そうとするも、イーヴィルティガに攻撃を全て捌かれ、的確な攻撃に膝をついた所にイーヴィルビームの連射をゼロ距離で浴びて倒された。
ウルトラヒーローズEXPO 2021サマーフェスティバル
「久々の旧友との再会だ。歓迎してくれるよなぁ、ティガ?」
CV:村上ヨウ
アブソリュートタルタロスによってカミーラやダーラムと共に復活し、ティガとウルトラマントリガーの前に出現。
その後ガイア&アグルと交戦し、フォトンエッジとフォトンクラッシャーを受けて倒された。
余談
初期脚本「光よ、永遠に」では白人という設定で、ペルーに現れルルイエの巨人像と一体化するという展開だった。
ヒュドラを演じた婆娑羅は、演じるにあたって実際に頭を剃り、モヒカンにしたとのこと。
また、『ティガ』第14話でもムザン星人の人間態を演じている。
ウルトラマントレギアが登場するまでは唯一「悪の青トラマン」でもあった(ただし、ヒュドラのボディカラーは正確には紫である)。
デザインイメージは、両生類で、体のラインをぬめっとした雰囲気で表現している。初稿では目はカマキリになっているなど昆虫系の気持ち悪い感じをイメージしており、カミーラとボディを入れ替え、武器を右手に付けて左右非対称にしている。また、初稿ではダーラム同様、ウルトラマン的な口元となっていたが、監督の村石宏實が「カミーラ以外は口をなくしたい」との意向で変更された。
闇の巨人は元は光の巨人であった事からヒュドラにもまともな時期があったと思われるが、いつから彼が残虐な性格になったかは不明である(少なくとも人間体の影響であろうが)。
『ダークネスヒールズ』ではカミーラが叛旗を翻した理由は自然を壊す超古代文明を許せなかったからという設定になっているが、ヒュドラがその目的を知っていたのか、それとも別の目的があってカミーラに手を貸していたのかは謎に包まれている。
関連タグ
ラ・ドルド・グ…同じ俳優が演じている。どちらも超古代の悪である。
ヒュドラム…ヒュドラをモチーフとしたキャラ。残虐性では共通しているが、ヒュドラは裏切り者は許さない性格であったが、ヒュドラムは目的のためなら平気で仲間を裏切るという決定的な差がある。カラーリングも異なり、ヒュドラが青紫であるのに対してヒュドラムは紺色という違いもある。
ドラキュラス:ウルトラマンを裏切り者呼ばわりした宇宙人。