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概要編集

 バンダイナムコゲームスが2014年に発売したコンパチヒーローによるSRPGで、PS3PSVitaで遊べる。システム担当はSDガンダムGジェネレーションを手掛けるトムクリエイト

 世界を繋げる謎の敵「ムサボルデス」によってまとめ上げられた悪役たちとヒーローたちの戦いを描く。ちなみにこんな内容ながら仮面ライダーディケイドは出ません別の作品で一緒に戦った2人は出演しているのに……)。

 声優やSE、BGM、技演出などはかなり原作を再現できている。まあ、最近の作品を優先しているためゲソゲソうるさいイカデビルとかもいるが。キャラクターは戦闘シーンや会話の立ち絵に置いてはリアル頭身で描かれているが、ガンダムにはちゃんと黒目が打たれている(パイロットがいない、SDガンダムの証)のも特徴。


 余りに参戦作品が多いため、事実上いるだけ参戦になっている作品も割かし多く、話を大幅に凝縮したため一部ストーリーが変になっている部分もある。

特に『仮面ライダーウィザード』は世界観の都合上人間キャラが出せないことから、シナリオの根幹に関わるコヨミを丸ごと削られてしまった。

その他設定改編により話が噛み合わず、原作を見ていないと首をかしげそうなシーンも多々見受けられ、『機動戦士ガンダムUC』は主人公地球連邦軍にもジオンにも属していないため全勢力にボコられたり、あとクライシス帝国は全く登場せず、ジンシグーといったザフトの量産型MSも出番がない。

 また、バルタン星人ゼットンすら出ていないにもかかわらずアークボガールアロンが出る、ネオワイドショットマリンスペシウム光線が登場するなど一部の原作再現がかなりマニアックなのも特徴の一つ。また、インフィニティードラゴンスーパータトバコンボといった劇場版限定フォームはあまり登場していない傾向にある(ただしサイクロンジョーカーゴールドエクストリームタマシーコンボといった一部の形態は出ている)。


同時期に展開されたロストヒーローズシリーズとはサブキャラを単なるアシストではなく、プレイアブルで使える、暗黒四天王が全員出るなどの差異点があり、興味があれば遊び比べて見るのも一興である。


主題歌は『Jumpin' to the space』(作詞:YOFFY/作曲・編曲:河野陽吾/歌:サイキックラバー)。


あらすじ編集

 様々な世界を破壊しつくす邪悪の軍団、ムサボルデス。彼らは様々な世界を巡り、食い荒らしていった。「ラーティア」と呼ばれる世界もその一つ。ラーティア王妃(声:喜多村英梨)のアルフロディ=セオ(声:井上麻里奈)は、ムサボルデスに捕まったを救い出し、ラーティアを元の満ちた世界に戻すため、万能艦「ノーベン・ノヴァ」に乗り旅立った。

 様々な世界から導かれたヒーローやヴィラン達と出会いながら、ノーベン・ノヴァの旅は続く。


参戦作品編集

☆は初参戦作品、◎は「いるだけ参戦」を除けば初参戦



登場キャラクター編集

☆はオリキャス。特殊な例は※。各種システム音声はオリキャスである。

プレイアブル編集

ウルトラマン編集


仮面ライダー編集

仮面ライダーバース(声:岩永洋昭)☆


ガンダム編集


エネミーキャラクター編集


ラスボス、ムサボルデス

真のラスボス、ドガ・ラーティアン

裏ボス、ドガ・セオ






システム編集

 本作はスーパーロボット大戦などと同じマス目に沿ってユニットを動かすシステムになっており、戦艦などの巨大ユニットは複数マスに跨っている。PS2以降のGジェネに近いか。しかしどう見ても5~60mは有りそうなネェル・アーガマが25マス、戦闘画面を見る限り等身大のエンペラ星人が9マスなどサイズ差はテキトーである。スパロボもそんな感じだしな。


 原作再現などの特定の条件を満たすと「ミッショントリガー」「ボストリガー」が発動し、より物語に深みが増す。また、ボスユニットのみを残して残りの敵ユニットを全滅させるとラストショックが発生し、ボスが強化されてしまう(撃破後の経験値も跳ね上がる)。

 敵ユニットを撃破したユニットはもう1回行動できる。これをチャンスステップと呼ぶ。これを繰り返せば雑魚殲滅することも可能だ。

 また、味方ユニットと隣接しているユニットは、次ターンが開始した瞬間にHPが回復する。


世界観編集

大前提としてそれぞれのヒーローの世界は独立している。ここら辺はスーパーロボット大戦シリーズに近しい設定である。


初期メンバー(ティガ・電王・フリーダム・F91・RX)はムサボルデスの力で『ウルトラマンティガTHE_FINAL_ODYSSEY』の世界に集められ、ノーベン・ノヴァに乗り、パラドックス空間を跳躍することで各世界を行き来するというのが主なストーリーの流れである(ムサボルデスによって世界そのものが呼び寄せられる場合もある)。


各世界編集

()内はモデルになった場所

  • ウルトラマンティガの世界(ルルイエ)
  • ウルトラマンギンガの世界(降星山/降星小学校)
  • 仮面ライダーフォーゼの世界(天ノ川学園高校)
  • 仮面ライダーオーズの世界
  • 機動戦士ガンダムUCの世界(インダストリアル7/サイド5宙域)
  • 仮面ライダーWの世界(風都)
  • ウルトラマンゼロの世界(惑星チェイニー/怪獣墓場)
  • ウルトラマンメビウスの世界
  • 仮面ライダーウィザードの世界
  • 機動戦士ガンダム00の世界(メメントモリ/ソレスタルビーイング号)
  • 機動戦士ガンダムAGEの世界(ノーラ)
  • 機動戦士ガンダム逆襲のシャアの世界(アクシズ)
  • 仮面ライダーの世界

関係性への影響編集

以上のような世界観設定なので(特にクロスオーバー作品の多いウルトラシリーズや仮面ライダーシリーズの)人物関係が大変ややこしいことになっている。


ウルトラシリーズ編集

  • ティガダーク(SD)は『ギンガ』のキャラクターとして扱われ、プレイアブルのティガとは別人扱い(ただし、『TFO』を踏まえているティガ本人はティガダークを認知している設定)。
  • ジャンナインは『ギンガ』のキャラクター扱いなので人格は一条寺友也がベース。
  • ウルトラマンタロウは『ギンガ』のキャラクター扱いで物語の途中で力を取り戻してプレイアブル化する(正式加入にはヒーロークエストのクリアが必須)。
    • なお、ギンガの立ち位置も一部兼任しており、別れのセリフもタロウが言う。
  • 『メビウス』のストーリーは序盤からの追体験となるのだが、後日談の存在であるメカザムを知っているという設定になっている。
    • その割にはウルトラマンヒカリ覚醒前であるのにも拘らず、巨大ヤプールが攻め込んできたり、最終回後のボスであるアークボガールウルトラマンヒカリ覚醒イベントのボスとして登場したりとややこしいことに…。
    • 加えてエンペラ星人の襲撃直後にアーマードダークネスが襲来したり(スペシウム・リダブライザーを破壊するという形での登場)、『ウルトラ銀河伝説』の前日譚が『ゴーストリバース』であるにも拘らず、『銀河伝説』のストーリーと同時並行となっている(一応、エンペラ星人を復活させるという目的自体は本作でも撃破後に展開される為に矛盾はないが…)。
    • なお、ザムシャーの出現タイミングがエンペラ星人撃破後となっており、死亡回避…と思いきや単なる乱入敵キャラとして扱われている
    • ちなみに、メビウス編のシナリオではUキラーザウルスがいるにも拘らず、ウルトラ6兄弟は全く関わらない
    • ウルトラ銀河伝説』の再現シナリオでは主役の一人だったゴモラが全くの敵として登場する(尤も、これはロストヒーローズにも言えることだが)。

仮面ライダーシリーズ編集

  • 原作ではインフィニティースタイルの初陣となったレギオン戦がビーストの仲間入り前に発生。これにより、敵陣営のグレムリン加入やマンティコア戦が後回しになっている
  • 原作でフォーゼと友達になったXVⅡや白い魔法使いに洗脳されていた仮面ライダーメイジ単なる敵キャラ扱い
  • 本作のショッカーはレッツゴー仮面ライダーがベース。なのでキングダーク岩石大首領ショッカーグリードがさも当然のように所属しているが、これといってオーズや電王との繋がりはない。
  • MOVIE大戦MEGAMAXの再現シナリオ(オーズ加入パート)では『アンク復活と未来のメダルとつながる希望』をベースとしているが、恐竜グリードやら錬金術師ガラやら冬映画時点では倒されているような連中が乱入してくる

余談編集

スパークドールズは基本的には本作でモデルのある怪獣やヒーローのものしか登場しないが、『ウルトラマンギンガ』本編のオマージュとして背景にガンQシルバゴンゾアムルチなどモデルが存在しない怪獣が映るシーンがある。


関連項目編集

グレイトバトルフルブラスト ロストヒーローズ ヒーローズバーサス

スーパー特撮大戦2001

大怪獣バトル…アーケード版から効果音が流用されている。

超ヒロイン戦記……同時期に販売されたクロスオーバー作品。

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