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人物

1949年12月2日生まれ、東京都出身。東京俳優生活協同組合所属。


元々は子役出身で、声優としては1970年代ごろから洋画吹き替えを中心に活動していた。


代表作はアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズの「シャア・アズナブル」。声優に詳しくなくとも、シャアの人と言えば通用する程に彼を代表する役とも言える。

元々池田は主人公アムロ・レイ役でオーディションを受けていたが、その際シャアのデザインに惹かれ、シャア役でオーディションを受けた事で同役を射止めた。この事に関しては本人をして「シャアに呼び止められた」と言わしめている。


一方で、「池田秀一=シャア・アズナブル」のイメージが強すぎる為に現場から「シャアを求められる」事も多くあった。イメージの固定化により池田自身を苦しめる事もあったことから、かつてはシャアに固着したイメージを忌避する姿勢を取っていた。しかし現在はその姿勢は軟化しており、むしろパロディを楽しむようになっていった。

ファンからシャアとしてのイメージを崩さない為に普段は愛想よく振る舞わないよう心がけているとも語っており(例として「ガンダムさん」の作風で下品なシャアに最初は難色を示し、ミニアニメでキャストが変わったのはこの為。ケロケロエースのCMでは演じている)、それが原因で「冷たい人とよく言われる」との事。


声は「ハリのあるバリトン」と表現される。

シャアや本人のイメージもあって「美形の悪役」や「高いカリスマ性を持つ大ボス」の印象が強いものの、実際には悪役やクールなキャラ以外にも幅広い役柄を演じている。例えば、赤髪のシャンクスなど明るい口調のキャラはシャアのイメージからすると驚きである。もっともそれ以前にSDガンダム劇場でいろいろぷっつんしたシャアも演じているが(「宇宙の神秘大作戦」では完全にハマーンがツッコミに回る程のボケキャラ)。

シャアと同じ声音という設定があるフル・フロンタルについても、「シャアとは別のキャラクター」として演じていると語っている。実際の作品でも「シャアのような話し声」、「フル・フロンタルとしての話し声」、「そのどちらでもない素の話し声」を演じ分けていることがわかる。


元妻は戸田恵子、現在の妻は玉川砂記子。戸田は結婚生活を振り返って「ジオン軍と連邦軍だからうまくいかなかった(笑)」とオチをつけている。


『ガンダム』キャストとは長年にわたって親交がある。鈴置洋孝井上瑤とも親密な間柄であり、特に鈴置とは本人が腐れ縁とも言える程の親友であった。

シャアのライバルであるアムロ・レイを演じる古谷徹とは、放送当時に連邦とジオンで席が分かれる風潮があったこともあり、ほとんど口を利かなかった。現在のように親密な間柄になったのはガンダムが再度脚光を浴び始めた頃で、厳密に言えば古谷も酒を飲むようになったのが理由だという。

ララァ・スンを演じた潘恵子には何かとフォローを入れられており、池田のファンであるGACKTが面会を希望した際、池田が難色を示したことに対して「あの時助けてあげたのに!(※ララァはシャアを庇って命を落としたため)」と冗談混じりに叱責し、池田がGACKTに電話をかけることになったというエピソードが知られている。なおGACKTとはその後ラジオ番組にゲスト出演したことや、イベントで共演したことを機に親交を深めている。


無類の酒好きとして知られ、同業の飲み仲間も多い。ガンダムの収録打ち上げの際には自分の出番が無い回の収録であっても飲み会には顔を出している程。

また酔った際の逸話の多さも有名で、電話越しに別れ話をされて泣いている女性に事情を聞き、憤慨して電話をふんだくり「俺はシャア・アズナブルだぞ」と電話相手に説教をかました話や、酔って後輩に電話をかけたつもりが大先輩の富山敬にかけて気づかず横柄な態度を取ってしまい、間違いに気付いた後に真っ青になった話は有名である。

また、若井おさむに酒の先で絡んだ後には、先述のように潘がフォローを入れており「昨日は大佐がごめんなさいね」と若井に電話をしたという。


芝居人としては非常に厳しい人物で、自身が認めた相手しか昔からの愛称である「秀ちゃん」と呼ぶことを許さなかった。その愛称を知っていた古谷が軽い調子で呼んでみると「君にそう呼ばれる筋合いはない!」と激怒されたという。

1985年放映の『Zガンダム』では、当時新人だった小杉十郎太が番組ナレーションを担当していたが、小杉を含めた番組出演俳優の数人で飲みに行った際、「これから病気にならない? 今ならまだ変われるから」と彼に厭味を言ってしまったこともある。この事については、2007年に刊行された自伝『シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星』にて、「ひどいことを言ったもんです」と自身の非を認め、小杉が前作『機動戦士ガンダム』を作り上げた永井一郎や白石冬美など数多くの関係者が作り上げた作品の魅力を受け取り、相応の覚悟をもって、ガンダムに関わった全ての人の期待に応えようと努力したと、働きぶりを称賛している。


2023年、ONE PIECE FILM REDにおけるシャンクスの演技が評価され第17回声優アワード助演賞を御年73歳(史上最年長)で受賞。


俳優として

幼少期から活躍し、演技の世界に生きてきた生粋の俳優。

声優業以前には子役として名を馳せており、デビューは1960年に放送された『少年探偵団』。その後1964年にNHKの『次郎物語』で主演を務めている。この作品で「天才子役」として一世を風靡したことを皮切りに、60年代から80年代にかけて、様々な時代劇やドラマ、映画で活躍した。

また70年代を代表するテレビドラマである『太陽にほえろ!』にも出演しており、子役時代から数えるとそのキャリアはとても長いものである。

中学時代に石原裕次郎とも共演しており、お互いに「先生」と呼び合っていた。


シャア役を務めてメインの仕事が声優業に移行してからは、実写の物語に姿を現すことは殆どなくなかったが、現在でもごくたまに俳優として出演していることがある。


大河ドラマにも複数作品に出演しており、2015年の『花燃ゆ』ではナレーションを務めた。


主な出演作

アニメ

ガンダム


イラスト未確認


ゲーム


イラスト未確認


特撮


吹き替え


担当俳優



俳優としての出演

次郎@次郎物語

寺島忠三郎@花神

五木一夫@ザ・カゲスター(第30話)

アサミヤ・シゲキ@ウルトラマンティガ(第7話)

大学学部長@大魔神カノン

ナレーション@花燃ゆ

英舜@西遊記(1978)(第9話)


外部リンク


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声優 CV:池田秀一

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