概要
機動戦士ガンダムのキャラクターデザイン等で知られる安彦良和が手掛けたアニメ作品。全26話。コミックボンボンでも清水としみつによりコミカライズされた。2000年前後まではEDタイトル文字数が一番長いモノとして有名だった。
原作、監督をはじめキャラクターデザイン、作画監督などを安彦が一手に担っており、2015年にはスーパーロボット大戦BXにも参戦を果たしている。
本作はロボットアニメであるが、冒険小説的な要素を多分に含んでおり、物語性を重視した作風はもとより、主役ロボット「ゴーグ」が物語に登場するまでに相応の時間がかかっている(第四話の終盤でようやく登場)など、それまでのロボットアニメ像から大きくかけ離れた物となっている。
高い作画クオリティとストーリーは今なお高い評価を示しているが、ロボットアニメに於いて重要な要素の一つである「玩具を売る」事を念頭に置いていない作風から、マイナーな部類に入るいわゆる隠れた名作の一つとして扱われている。
また、本来は1983年10月から放送開始予定だったのが、スポンサーのタカラ(現:タカラトミー)の意向もあってか半年遅れの1984年4月からの放送開始となっている。但し制作作業は放送延期中も予定通り行われていた事から第1話放送時点で最終話の制作作業が行われるという特異な製作状況にあった作品でもある(その結果が高い作画クオリティであるとされる)。
あらすじ
サモア諸島の東南200kmに存在する地図からその名を消された島、オウストラル島。ここを調査していた亡き父の跡を継いで冒険の旅に出た少年、田神悠宇。巨大複合企業GAILやギャング組織クーガーコネクションの妨害をかいくぐり、島に上陸した悠宇はそこで謎の怪物に襲われる。
悠宇を救ったのは、謎の青い巨人ゴーグ。何故か悠宇を守るような行動をするゴーグに不思議な暖かさと懐かしさを感じる悠宇はゴーグと仲間達と共に、島に眠る秘密を探る冒険へと出発する。
登場人物
旧島ゲリラ
GAIL
クーガー・コネクション
遺跡
その他
関連項目
機動戦士ガンダムUC…今作の船長がスベロア・ジンネマンの元ネタとなっている。