概要
カシュー・アルナーグI世とは、『ロードス島戦記』のキャラクター。
元々はロードス島の砂漠地帯における風の部族と火の部族の戦争において風の部族に雇われた傭兵。
その活躍と人望から請われて風の部族のトップとなり、戦争終結後はフレイム王国を建国、初代国王となる。
その出自から「傭兵王」の肩書きを持つ、劇中最強格の戦士。
(カシュー≧レオナ―≧アシュラム>パーン>レドリック>(>オルソン)>スパーク>シーリス)
(マーモ国王ベルドはカシューより強かった様だが、カシューとの決闘中に雑兵の介入が原因で敗北して死亡。また、カシュ―の防具は普通の革鎧もしくはプレートメイルなのでヴァリス国王も基本スペックはともかく国宝級の武装フル装備ならカシューより有利。ミスリルのハルバートとフルプレートで武装し生半可な攻撃では傷一つつかないフレーべも、一対一はともかく軍隊同士での戦いならばカシュ―より高い戦果を挙げられる。)
第三部の主人公スパーク(火の部族出身)から尊敬されている。
どんな強固な鎧をも羊皮紙のように切り裂くと言われる魔剣「ソリッドスラッシュ」を所持している(なお、ゲーム版では相手の防護点を無視するという特殊能力を持つ)。
デザインのモチーフは絵師である出渕裕氏がキャラデザインを手掛けた『超新星フラッシュマン』に登場するエイリアンハンター、サー・カウラー。
髪型(特に前髪)と髭にその名残を強く見せている。
運命の巡り会わせなのか、英雄騎士伝ではサー・カウラーを演じた中田譲治氏が声を当てた。
剣匠(ソードマスター)ルーファス
その正体は、かつて(ソード・ワールド関係の)アレクラスト大陸最強と謳われた剣闘士ルーファス(なおこちらの方が偽名(あざな))。
出自の詳細は不明だが、城塞都市プリシスの風習に「名は神聖な意味を持っているため、心許した者以外に本名は明かさない(例外的に国王は「国父」と言う立場から本名を名乗る(国民に本名を明かす)義務がある)」というのがあるため、プリシス出身と思われる。
ルーファスとしての活躍はロードス島戦記シリーズではなく、『アイテムコレクション』というRPGアイテム解説本やソード・ワールドワールドガイドのサイドストーリーなどで書かれている。
それによると、まだ少年と呼べる年齢(おそらく10代後半)でロマール王国とレイド帝国との戦いでレイド側に傭兵として参加するも、レイドが敗戦・併合。捕らわれたルーファスはロマール貴族であるランス卿にその強さを買われ剣闘士奴隷となり、短期間で実績を積み重ね、最強の剣闘士ケイドを倒し「剣匠(ソードマスター)」と呼ばれるほどのチャンピオンとなる。
数年後、引退を許され自由の身となったルーファスはランス卿たちからの士官の誘いを断り、冒険者となり数々の功績と莫大な財を手に入れる。そんなおり、占い師から告げられた
「一度は王冠を戴く事になる。吉なる方角は南、立ち向かうは炎」
の言葉から、稼いだ財を元手にロードス島に渡ることを決意(フレイム王国の名もこのお告げが元となっている)。
彼は懇意にしていた冒険者の店「奇跡の店」の店主に再会の約束と友情の証として真の名である「カシュー」を明かし、旅立っていった。
関連タグ
サー・カウラー:デザインが同じ人で、演じたのも『英雄騎士伝』でのカシューの中の人。