曖昧さ回避
- エーゲ海(地中海の一部)に浮かぶギリシャ領の島(Rhodes)。本項で詳述。
- 『ロードス島戦記』の略称、または舞台となる架空の島名(Lodoss)。スペルが違うことから分かるように、実在の島とはまったく関係ない。
概要
「ロドス島」(ギリシャ語:Ρόδος)ともいう。ギリシャ本土よりアナトリア半島に近いエーゲ海南西部にあり、トルコ領との距離はわずか18キロ。北東から南西の長さ80キロ、面積1,400平方キロとけっこう大きい(沖縄本島より大きく、国後島よりやや小さい)。
最大都市のロドスの街は島北東部にあり、世界遺産に指定されている城塞都市「ロドスの中世都市」が世界中から観光客を集めている。ロドスの城塞都市は、かつてこの島を本拠地とした聖ヨハネ騎士団(後のマルタ騎士団)がマムルーク朝やオスマン帝国の攻撃からこの島を守るために築いたものである。また、古代には世界の七不思議のひとつに数えられる「ロードス島の巨像」(ロドスの港をまたいで立っていた太陽神ヘリオスの巨像)があった。
なお本記事ではわかりやすいように島の名を「ロードス」、都市の名を「ロドス」と書き分けているが、本来の表記はギリシャ語でも英語でもまったく同じで、いずれも「ロードス」とも「ロドス」とも書かれる。
関連タグ
島 ギリシャ エーゲ海 ロードス島の巨像 世界遺産 観光地 ロドス
中世ヨーロッパ 塩野七生 ロードス島攻防記 聖ヨハネ騎士団 オスマン帝国