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日本のクリエーター集団であり、アナログゲームメーカーとして知られる。


RPG、ボードゲームカードゲームなどを制作しているほか、海外の作品の翻訳も行っている。


繰り返すがゲームメーカーはゲームメーカーでもアナログゲームメーカーである。コンピュータゲームは基本的に専門外なので注意。(ただしメンバーが手がけたコンテンツがコンピューターゲームになった事はある。ただ、その場合でも原作者・原案者のくくりであり開発に関わる事はほぼ無い)


概要編集

団体としての前身は山本弘水野良が、SF翻訳作家安田均を外部アドバイザーに迎えて立ち上げた、SFゲーム研究サークルシンタックスエラー」である。

現社名のSNEは前身サークル名の英語表記による略語(SyNtax Error)を企業名として用いたもの。

企業として独立した折に外部アドバイザーであった安田を正式に代表として迎えてクリエーター集団としてスタートする。


1980年代後半よりメンバーのひとりである水野良がブチ上げた『ソード・ワールド』を軸とした各作品群によって名を知られるようになり、以降、様々なアナログゲームでムーブメントを巻き起こした事で知られる。


同社の作品は、おおよそプロジェクトの主幹担当者を前に出した上で「所属を示すカッコ書きの使用」あるいは「共同作業者としての併記」などにより、名義表示・著作権表記がなされるが、様々な事情で担当者が名義を出したくない場合には「にしかけみもじ」というハウスネーム(擬人名称)が用いられる場合がある。


作品編集

オリジナル編集

ロードス島戦記 ロードス島伝説 ソード・ワールド クリスタニア

ゴーストハンター ラプラスの魔 パラケルススの魔剣

ハイパートンネルズ&トロールズ ルナル・サーガ 妖魔夜行 百鬼夜翔

デモンパラサイト パラサイトブラッド ソードワールド2.0

モンスター・コレクション 六門天外モンコレナイト

シルバーレイン エンドブレイカー! エンブリオマシン セイクリッド・ドラグーン

ドレッドノート(TCG)


翻訳編集

ドラゴンランス戦記 ダークエルフ物語 トンネルズ&トロールズ GURPS

シャドウラン バトルテック メックウォーリアRPG


所属歴のあるクリエーター編集

※Pixiv百科事典に項目のある者


関連タグ編集

TRPG KADOKAWA 富士見書房





※ 以下、軽いネタバレ的トリビア




















名義などについて(ネタバレ)編集

  • 前述のように「にしかけみもじ」のハウスネームを使用するが、これは企業名として用いた「SNE」の三文字が偶然にも方角を示すアルファベットで構成されていた事に由来する。
    • あえて解説するならば、地図上において、Sは南を示すSouse、Nは北を示すNorth、Eは東を示すEastの略記として使われる。そして方角のうち西を示すW(West)だけが欠けている。すなわち「西欠け三文字にしかけみもじ」となる。
    • ちなみにグループSNEの本拠は兵庫県神戸市。すなわち関西である。
  • グループ名の原義となっている「シンタックスエラー」(Syntax Error)とは、元々はプログラムの用語で、出来上がったプログラムを実行するためにアセンブリなどで機械語に直す際、ミスがあった時(=コンピュータがプログラムをプログラムとして読み込めない時)にコンピュータが返答する言葉。「構文が間違っています」という意味。当時のプログラマ・SE界隈では「きちんとプログラムができていれば避けられる初歩的なミス」とされていた。
    • そのため80年代後半のヲタ界隈の一部では、転じて「プログラムが出来ない人」あるいは「コンピュータが使えない人」(現代的に言えばアナログ(アナクロ)人間)に対する揶揄を含めた意味で用いられていた。当時はいわゆるマイコンブームからファミコンブームへと至る過渡期かつパソコン通信が隆盛を極めていた頃である。プログラムが出来るヲタ、というのは、それだけで一目置かれる存在であり、そこからコンピュータゲーム市場に打って出て成功を手にした人間も多かった。
    • そんな中で、こうした単語をあえて自身のサークル名に据える、というのは早い話が「俺たちはパソコンなんて使えない、コンピューターゲームだってできない、時代遅れなやつらかもしれないけれど、それでも面白いモノは作れるし人を楽しませることはできるんだ!」という、当時のファミコンブームにおいてプログラム技術を鼻にかけて内容が伴わないクソゲー伝説のクソゲー)を乱発していたような人々に対する(当時のオタ学生にはありがちな)自虐と皮肉を交えながらも、その高き志を掲げた主張でもあった。
    • ちなみにITの発達とともにプログラムの使用選択肢が増えた上、開発内容が高度化・複雑化した現代においては、Syntax Error(SNE)は一流のプログラマでも頻繁にやらかす避け得ないプロセスである。現在のプログラミングにおいては、このSNEをあえて乱発させて試行錯誤を繰り返して開発する、という状態もまま多い。そのため、グループSNE発足当初の上記した揶揄・皮肉の意味は、時代ゆえに通じた内容であり、現代においては、ほぼ無実(死語)化していると言っていい。

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