水野良
みずのりょう
日本のアナログゲーム(特にTRPG)クリエイターであり、ライトノベル作家。グループSNE初期メンバーのひとり。
ドラクエとならび、日本の青少年層に、いわゆるトールキン系ファンタジーの世界観を広く認識させた立役者として知られる。(それまでも日本にトールキン系ファンタジーが無いわけではなかったが、水野の登場時点では「(発表された時代から時が過ぎていたため)時代遅れの古典」「(ファンタジー的な内容のため)子どものおとぎ話」「(ガチガチに構築された設定のせいで)マニアのための作品」といった扱いで、若年層にとってはよほどの本好きでなければ手に取らないジャンルだった)
代表作はフォーセリア(『ソード・ワールド』)サーガ。すなわち『ロードス島戦記』に代表されるフォーセリア世界の神の一人。そして同時に(人によっては)ラノベの神の一人としても数え(称え)られる人物である。
他にも『スターシップ・オペレーターズ』『ギャラクシーエンジェル』などのSF(スペースオペラ)作品も上梓している。
ゲームサークル「シンタックスエラー」設立メンバーの一人。
同サークルの外部アドバイザー兼のち代表の安田均と、同じくメンバーにして後に「と学会」で知られる山本弘の両名は、共にサークル設立から、同サークルのグループSNEへの発展期を共に支え合ってきた盟友と言える。
両名と共に長らく、グループSNEの屋台骨を支えTRPG『ソード・ワールド』の構築や『GURPS』『D&D』『T&T』を始めとする海外TRPGの紹介に力を注ぎ(ただしD&Dに関しては本来は他社作品であり、まだ自前のロールプレイングベースルールが出来ていない頃に、ロードスやSWの叩き台として使っただけ)その一環としてライトノベルの執筆にとりかかり、人気作家となった。
1997年にグループSNEの現業から一線を退き「社友」となり、以降はフリーの立場から作品の企画立案や作家などの活動を続けている。
作品自体が多いため、主だった作品を挙げる。