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佐藤大輔

さとうだいすけ

pixivでいう佐藤大輔とは、日本の小説家、ゲームデザイナー、漫画原作家である。
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「アメリカってのはチートなんだよな、ってこと。」
「僕の書いた架空戦記ってのは日本が勝つために、ひどいことばかりしています。一応、バランスを取っているつもりで、かっこいい日本人が世界に死と破壊をまき散らす。」

経歴

1964年4月3日生まれ。石川県出身。
自他ともに認める書痴癖をもち、そこから得られた知識は創作に際して遺憾なく発揮されている。

1980年代、大学在学中にボードゲームデザイナーとして活動し始め、界隈には名の知られる存在となった。
その後、ボードゲームの市場が縮小する中、1991年に『逆転・太平洋戦史』に小説家デビュー。
膨大な知識と徹底したシミュレートにより、架空戦記のジャンルで高い評価を得る。熱心なファンがいることはウィキペディアの充実ぶりを見ればわかるだろう。

2017年3月22日、虚血性心疾患により死去。葬儀は近親者のみで営んだ。

人物

超が付くほどの遅筆で、一向に続刊が出ないことでも有名。原因はこだわり過ぎと怠け癖。30年近くにわたった作家人生で、完結した長編作品が『征途』(全三巻)のたった一作しかない。漫画原作も同様で、打ち切り・休載の憂き目に遭っている。
その上未完結作をほっぽり出して新作を立ち上げる上に、タチの悪い事にそっちも続きが気になる面白さのため、熱心な読者ほど氏を恨んでいるとか。
調教された読者の認識では例え数年新作が無くても、新装版が出たらちゃんと仕事してる事になるらしい。
ほとんどの長編が単行本3巻目で打ち止めになっていることから、三巻王なる渾名すらある。
数字に基づいた説得力のある描写に定評がある一方で、シミュレートできない事物に関しては極度に嫌っている(もしくは理解できなかった)ふしがあり、リアルチートな人物・事物は過小評価する傾向があった(アレクサンドロス大王の死因をただの奇説の一つでしかない「どぶにはまって溺死」を真実のように書くなど)。

晩年は現実離れした頑迷な部分も多く見られた。9.11以降の著書で「超音速ステルス戦略爆撃機を100機揃えて敵国の要所をスマート爆弾でピンポイント空爆すれば必ず勝てる」など、冷戦時代の総力戦構想にひきずられた時代遅れの説を推す等。

また、近年のオタク層にみられる「乃木希典叩き」は、元祖である司馬遼太郎よりもはるかに露骨かつ頻繁にやっており、むしろ佐藤作品の影響のほうが大きいとも言われる。

ファンからの愛称は「佐藤御大」。また複数の作品で「ともあれ合衆国は分割されるべきである」と言わんばかりに「分断されたアメリカ合衆国」を取り上げたことから、大カトーに引っ掛けて「大サトー」という渾名もある。

晩年はなろう系のパロディである『エルフと戦車と僕の毎日』を執筆する一方で、生来のサンダーバードマニアが高じてなのかSFものの新作に取り掛かっていたが、その最中に『光帯の向こうに行』ってしまった。
絶筆にして最後の作品となった「帝国宇宙軍」の初刊の概要には『架空戦史の雄による新シリーズ、初巻にして最終巻』と、煽りとも絶望ともつかない一文が付くことになった。

一部ファンは未完作品の多さに掛けて彼の命日である3月22日を「蜜柑忌」と呼び、その業績とついに出なかった続刊を偲ぶ日としている。

作品

小説

逆転・太平洋戦史
信長新記
征途
レッドサンブラッククロス
侵攻作戦パシフィック・ストーム
遥かなる星
東京の優しい掟
虚栄の掟
地球連邦の興亡
皇国の守護者
鏖殺の凶鳥
黙示の島
平穣クーデター作戦 静かなる朝のために
晴れた日はイーグルに乗って
エルフと戦車と僕の毎日
帝国宇宙軍

漫画原作

東京兵団 - 作画:小林源文
日米決戦2025―そのとき、日本は決断した! - 作画:小林源文
戦火の掟 - 作画:居村真二
戦場の絆 - 作画:居村真二
戦場ドラマコミックシリーズ JAPAN WAR 1945 新大東亜戦記 - 作画:萩原玲二
皇国の守護者 - 作画:伊藤悠
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD - 作画:佐藤ショウジ

作品群が与えた影響

御大自身をして利根のカタパルトを直しにスパナ一本もってミッドウェー海戦の前夜にタイムスリップしたところで太平洋戦争が勝てるわけねーだろ(意訳)」という言葉の通り、ご都合主義を廃した上での戦術や戦略はもとより兵站(=ロジスティクス)までを追求し、『改編』を加えてからの情勢の推移にもこだわった徹底的なリアリティの中で展開される重厚なシミュレートや戦記は多くの読者を魅了した。また、皇国の守護者等で登場する主要キャラクターの多くは田中芳樹作品に見られるようなリアルチートなイケメン主人公はほとんど見られず、対照的に卑屈な、あるいは臆病な側面を持つがゆえに人間的な魅力を多分に有した人物(早い話しが問題児)が困難に立ち向かっていく場合が多いのも魅力の一つに数えられる。

90年代~2000年代にかけて紋切り型の勧善懲悪もの等が衰退する一方で、セカイ系に代表されるような(主要キャラが本来ある筈の中間領域である『社会』をすっとばしてそのまま上位領域たる『世界』の在り様や命運に相対する)作品が隆盛していく中で、
攻殻機動隊で有名な押井守をして仮装戦記というジャンルを自己実現』させたと言わしめた御大のシュミレート重視の路線を継承する者や、また何よりも『戦争』という異常事態に際しても『夢』や『生』を追い求めるがゆえに主人公たちの言動からほとばしる狂気を再現しようとする作家も現れ、御大の死後も架空戦記だけでなくマンガライトノベルといった分野にも彼の影響を受けたとみられる作品が続々と出現している。

祝!!皇国の守護者アニメ化!!!!


そいつは素敵だ!面白くなってきた!!



路線を継承する者たち


架空戦記作家

- 林譲治

ゲルググG型(ヴィッシュ・ドナヒュー機)


画像は、ノベライズを担当した機動戦士ガンダム外伝コロニーの落ちた地でから。
御大と同じくシミュレート重視系な架空戦記界の大御所。デビュー時期はほぼ同じ。
最近はSFものの新作に取り掛かっている、絶妙なまでの社会風刺やパロディ、人間としては決して魅力的でない人物をメインに据える、小手先の改編程度ではアメリカに勝てない、新兵器ものの多くはソロモン戦役あたりまで書いたら部分的なエピローグと余白を残したままで単行本3巻あたりで終了…と似通う部分も多くみられる。
ただし、こちらは乃木希典ではなく山本五十六叩き、そして仕事はきっちりと仕上げるのが大きな違い。

マンガ家

シュトヘル


言わずと知れた漫画版皇国の守護者の作画担当。同作は大ブレイクを果たしが、諸般の事情(※一説には漫画版の動向確認を怠っていた佐藤が漫画5巻以降の展開について伊藤と衝突したともいわれるが、定かではない。)によって同作は打ち切りとなってしまった。
しかし、間もなく同じく戦記もののシュトヘルを連載開始。その名を不動のものとした。


朽井迅三郎


代表作であるアンゴルモア元寇合戦記のストーリーと主人公のビジュアルが某作品と比較してとてもn…
だが、それがいい

『蒼海訣戰』5巻11/11と6巻遅延のお知らせ


代表作である蒼海訣戰が(同上以下略)

今の僕


おそらくは、御大の影響を受けた人物= の図式で語られることが1番多いであろう人物。ただし、シミュレートよりも戦争に魅入られたが故の狂気や独特のセリフ回しに定評がある。
「皇国の守護者」単行本第8巻のイラストを担当していることでも有名。


ライトノベル作家

12000km LoveStory


代表作は、とある飛空士への追憶をはじめとする飛空士シリーズ
ジブリ作品やセカイ系のボーイミーツガール的な良さを取り入れながら、正史での紛争などをモチーフにした奥行きのあるファンタジー調の戦記に定評がある。
また、書痴癖持ちであった御大と同じく、「学恩に感謝して」と記した後に、巻末に参考文献を列記しているのも特徴である。

Tanya Von Degurechaff


代表作は幼女戦記約束の国ect。
ある意味では御大より過激なオマージュやパロディを満載したうえで、その描写は御大に勝るとも劣らない重厚な戦局展開や戦闘描写を紡ぎ出す。
幼女戦記が世に出た当初、御大が再び裏アカを作ったのではと疑った者たちがいるとかいないとか。


(要追記求む)



関連タグ

小説家 原作 ゲーム
架空戦記 歴史
先生仕事してください
A君(17)の戦争

関連するクリエイター

横山信義-佐藤と並んでリアリティに定評のある架空戦記作家。こちらも「横山御大」と呼ばれることがある。シミュレーションに定評のある佐藤御大と比較すると、戦闘シーンの迫力と情感あふれるドラマで評価されている。
押井守-架空戦記にはまったときに一番腑に落ちた内容だと評して対談し、SFマガジンおよび「征途」愛蔵版に追悼文が掲載された。一方で佐藤からは軍事的センスへの評価とともに、思想面でのリベラル傾向を批判されている。
小林源文-ご存知一等自営業氏。佐藤とはコミック原作・小説挿絵という形で一時期付き合いがあった。作品多数に登場する目つきの鋭い石破茂風の「佐藤大輔」は、佐藤をモデルとしている。

外部リンク

佐藤大輔 - Wikipedia
佐藤大輔とは (サトウダイスケとは) - ニコニコ大百科
佐藤大輔とは - はてなキーワード

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