アンゴルモア元寇合戦記
あんごるもあげんこうかっせんき
たかぎ七彦による歴史漫画。元寇に立ち向かう鎌倉武士と地元の人々を描いた。
2013年にKADOKAWAの漫画雑誌「サムライエース」で連載された。しかし、「サムライエース」が廃刊に追い込まれたため、2014年からは同じKADOKAWAが運営しているウェブコミック誌コミックウォーカーで連載されている。
NAZによってアニメ化されており、2018年7月からサンテレビ、TOKYOMX、KBS京都、テレビ愛知、TVQ九州放送、BS11、対馬ケーブルテレビ、長崎放送、中国放送で放送。
文永11年(1274年)秋。嵐の玄界灘を流刑人たちを乗せた一艘の船が対馬を目指していた。その中の一人・朽井迅三郎は元御家人だったが、鎌倉で二月騒動により捕まり、幕府より流刑にされていた。
対馬に着いた彼らを出迎えたのはその地を治める宗氏の姫君・輝日姫だった。手厚くもてなされたが、輝日姫から大変な事実を告げられる。大陸の強大な大国が高麗と組んで日本に攻め入ろうとしており、その最前線となった対馬では侵略者を迎え撃つために朽井たちを送らせたのだという。
その大国とは、東は中華から西は東欧に至る広大な版図を誇る、ユーラシア大陸の支配者にして草原の覇者。後にフランスの医師にして占星術師で知られるノストラダムスは『予言集』で「『恐怖の大王』が『それ』を蘇らせに天から来るだろう」と記した。その「それ」を巡って解釈は定まっていないが、一説にはその大国を意味するともされる。「アンゴルモア」。すなわち、大元大モンゴル帝国。
敵は大陸全土に広がる大帝国の大軍、迎え撃つは小さな島に過ぎない。
だが武士は「一所懸命」、己の土地を守る為ならどんなことをしてでも、命を捨ててでも戦うもの。
かくして朽井たちは島と島民たちを守る為、圧倒的な戦略的不利にもかかわらず元寇に立ち向かう。
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