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ノストラダムス

のすとらだむす

ミシェル・ド・ノートルダムとは、ルネサンス期フランスの医師、占星術師、詩人。
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キバヤシ「時空を超えてあなたは一体何度――

我々の前に立ちはだかってくるというのだ!!

ノストラダムス!!!」(集中線


解説編集

16世紀(生没:1503~1566年)フランスの人物。南仏サン=レミ=ド=プロヴァンスで生まれる。

本名はフランス語でミシェル・ド・ノートルダム。ノストラダムスはラテン語風のペンネームである。


四行詩で未来を予言した内容の『予言集』を残した人物。

『予言集』には、100個ずつの四行詩を書いた『百詩篇』や序文、補遺が含まれる。


あいまいな表現を付会したり、内容を改竄して自説に合わせる信奉者も現れ、終末思想を支えるものとしてオカルト新興宗教に利用されたりもした。

日本においては1973年に発表された五島勉の『ノストラダムスの大予言』を皮切りに大きく取り上げられ、一時期はテレビ番組にもよく登場していた。

オカルトブームの頃は漫画にもよく取り上げられ、「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」などでも散々ネタにされたほか、MMRに至っては鉄板ネタであった。


最も有名なのは次の詩。


1999年7の月、

空から恐怖の大王が来るだろう、

アンゴルモアの大王を蘇らせ、

マルスの前後に首尾よく支配するために。

(『百詩篇』第10巻72番)


これを真に受けた子供の精神に悪影響が出たとして『ノストラダムスの大予言』の出版元である祥伝社にクレームが殺到したり、「どうせ死ぬなら何やっても無駄」と自暴自棄になったり、カルト団体に入ったりする人が大勢いた。

やがて1999年7月が近づくにつれ「世界が滅亡するかも」とテレビや書籍で散々煽られていたが、1999年7月31日が終わっても結局なにも起こらず、その後ブームはすとんと沈静化した。

日時を指定してしまった予言は大きくコケるのが常であるが、スピ業界でのアセンション(次元上昇)やマヤ暦カレンダーの曲解による滅亡説という形で、歴史はまた繰り返すのであった。


実際の人物像編集

医者としての偉業編集

本場ヨーロッパでも有名だが、それは本職の『医者』としてである。

むしろ日本が勝手に予言だの世紀末ブームだのに踊らされていく中で、その実態を知らないまま彼の人物像を構築していった部分が大変に大きい


中でもペスト医師としての業績が最も有名。

当時の医術は宗教や錬金術の影響が強かったが、ノストラダムスは黒死病の原因がネズミの糞であることに気付き、ネズミの駆除と、清潔な空間を保ち菌の繁殖を予防するという科学的かつ合理的な方法で、黒死病の蔓延に歯止めをかけようとした。


またジャムの開発者でもあり、栄養失調や病後の体力回復のために、果物と砂糖の栄養価に目を付け、保存の効く栄養食品としてジャムを作り上げた。


このことを『化粧品とジャム論』と言われる(本当のタイトルは大変長い、詳細はリンク先参照)著書にまとめて世に広めたことにより、ヨーロッパでは栄養失調や病気で死ぬ人間が減ったという。

なおペストとネズミとの関連に気づいていたペスト医師は他にもおり、ノストラダムスの名が特に知られているのは著書がヒット作になった事によりその知識を広めた事が大きい。

なお、この本にはペストの治療薬の処方箋も載せられているが、ハーブなどを配合したもので、あまり効果はなかったと思われる。


フリーライターとしての業績編集

当時フランスでは『アルマナック』(年鑑)という本が売れていた。

主に日の出・日の入りの時刻表、天気予報など。さらには料理のレシピや生活面でのアドバイスなど。

ノストラダムスも生活に関する記事を書く著述家として、しだいに売れっ子となった。

そして四行詩が連なる予言集を出すこととなった。これが『ノストラダムス師の予言集』である。


占星術を使っての予言や、これまでのヨーロッパの歴史をもとにした予想も書いた。

当時の読者は戦争や伝染病が起きるといった内容と、さらに「恐怖の大王」などの過激な表現に興奮した。


錬金術との戦い編集

一方、前述のように錬金術と自然哲学による医療が浸透していたところに、「病毒の存在」や「栄養の摂取」といった発想を持ち込んだことで、当時の学界からは白眼視された。


特に錬金術師として知られるパラケルススは、彼の発表した『化粧品とジャム論』を邪道として大いに批判している。

パラケルススは「硫黄水銀」から物質を論じる「三元論」を論拠に、「砂糖は塩と硫黄から成り、その過剰な摂取は体の組成を崩す」とした。


ノストラダムスの考えは、現在でいう「衛生管理」と「栄養学」の先駆けといえる。

当時の病気についての研究は、古代ギリシアの哲学や錬金術の理論に基づいていたため、ノストラダムスはまだまだ異端児でしかなかった。


関連タグ編集

歴史 人物 医者 黒死病 ジャム

予言 予言者 人類滅亡 1999年


創作における扱い編集

ザ・ドラえもんズスペシャル編集

第2巻『時空の魔神』の真の黒幕。全創作物のノストラダムスの中で一番ぶっ飛んだ設定のキャラ

その正体は2万年前に没したアトランティス大陸の悪しき預言者「ノートルダム」。自らの予言を無理矢理実現させるべく魔眼を作り出したことで神の逆鱗に触れ、アトランティス共々大西洋に沈むこととなったが、転生を繰り返し世界史を陰で操っていた。

コロンブスアメリカ発見を阻止して歴史を改変したがドラえもんズにより阻止され、自らの封印の術を記したインカ帝国(アトランティス王家の末裔が作ったことになっている)を滅ぼそうと目論んだ。

最後は1999年に飛び、巨大彗星をぶつけて「汚れた人類文明を浄め」ようとしたものの、インカの王子エルドとドラえもんズにより地球の「気」が解放されたことで弱体化し、最後は自分が手駒として操っていた時の巫女により時空の狭間に永久に封印された。


英雄*戦姫編集

センシティブな作品

ぐうかわ英雄戦姫らしく女体化されている。

ネタ集めに世界を放浪する同人誌作家

「アンゴルモア」からインスピレーションを受けているそうな。


現在はアフリカの「暗黒領域」と呼ばれる場所にいる。

ここではネタがよく浮かぶため喜んでいる。


コジコジ編集

虎田進

CV:内藤玲

予言者という自分の人生に絶望し、その人生をもう一度やり直すため、自分の名前を入れ替え虎田進と名乗り主人公コジコジの住むメルヘンの国の学校に転校してくる。

常に聖書を持ち歩いており、聖書の中には未来の出来事が書かれているため、他人には決して見せようとしない。

その後、様々な予言をしてクラスから人気を得るが、このまま自分がメルヘンの国にいると迷惑がかかると思うようになり、メルヘンの国の平和は永遠に続くという予言を残しメルヘンの国から去る。


モンスターストライク編集

いくよ、アンゴルモア!!

ぐうかわ英雄戦姫同様、こちらは少女風に女体化されている。

相棒のアンゴルモアとともに、宇宙からの電波を受信して予言を行う。

詳しくは該当記事へ。


ブラックホワイトフリー編集

ブラックワールド0マリードの剣の登場人物として登場する。

ミシェル・ノストラダムス(BW)


クレヨンしんちゃん及びクレしん映画編集

地名ではそのままで原作とアニメ版に登場し、登場人物のモチーフとしてはヌスットラダマス二世として登場する。


ソウルキャリバーⅥ及びケロロ軍曹編集

本人は登場しないが、彼の記した予言書が【惑星断罪の司】であるアンゴル族を呼び寄せる要因となっている。

その内容こそ二作品の歴史に直結した出来事であり、彼の死後である16世紀末にアンゴル・フィアがその真相を確かめるために地球に降り立って"邪聖闘争"に参加をし、その500年後の1999年アンゴル=モア再び審判を下すために地球に降り立ったということになっている。

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