概要
『ケロロ軍曹』原作第10話・アニメ第7話に収録されているエピソード。原題は「壮絶日向家黙示録」。
アンゴル=モアの初登場エピソードである。
時系列上ではタママ加入とクルル加入の間の話だが、メディアによってその間の出来事の展開が異なっており、原作ではギロロより前の登場だったのに対し、アニメではギロロより後に登場したことになっている。ちなみにフラッシュアニメ版ではケロロ以外の小隊メンバーの初登場エピソードは全カットになっているため、本エピソードは放送はおろか言及すらされていない(一応第5話の冒頭でそれを示唆する静止画が映されるシーンはあるのだが、これはケロロ以外の小隊メンバーだけで何故か彼女のエピソードだけは映されていない)。
アニメ版
アニメではモアが寝過ごした設定になったため、あらすじの部分にもわずかに変更が施されている。
特にギロロとの登場時系列が前後した影響で、原作に登場できなかったギロロがアニメ版では本格的に絡んだことになっており、本エピソードのアニメ版では彼が重要な役割を果たしたことになっている。
- アニメでモアが落下した先は日向家(それも屋根から)なのだが、その際屋根から転がっていき、最終的にギロロのテントに落っこちてきたことになっている。
- モアが地球破壊をするために携帯電話(ガラケー)を取り出そうとするシーンが追加されている。この「モアのガラケー=ルシファースピア」という設定も実は元々本エピソードにしか描かれていなかったアニメオリジナルの設定で、後に原作で逆輸入されている。
- その携帯電話を取り出すシーンでモアがどこかへ落としたことで無くして焦る描写があり、その落とした場所というのがギロロのテントで、ギロロがモアに携帯電話を見せつけ、それを夏美が弾き飛ばし、最終的にケロロが手に入れて夏美・モア・ギロロが口論になるという「ガラケー騒動」がアニメオリジナルで追加されている。
- そのガラケー騒動が日向家の庭で起きた影響で、モアの地球破壊(=ハルマゲドン)を実施する場所が日向家の中ではなく外になっている。
また「モアが地球に降り立った際に寝過ごした」という設定がアニメオリジナルで採用された影響で、アニメ版ではその後もオリジナルエピソードでこれを意識させるような描写が頻繁にみられる。