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尺の都合

しゃくのつごう

尺の都合とは、物語などが時間の制限上展開に制限を受ける事を主に指す。
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解説

雑誌ならページ数、TV映画館で放映する映像作品には決まった時間が割り当てられ、この制限の中で作品は作られることになる。
そのため、当初予定していたキャラの登場やシーンが減らされたり、展開を駆け足にせざるを得なくなる事も発生する。

尺の都合で起こり得る事態

キャラクターの増減

漫画やアニメの場合、連載や放送が長期化するとエピソードごとにキャラを追加していく必要性が強く、特に人気の出たキャラは本来の登場エピソードが終了しても、ゲストや準レギュラーとして出続けるケースが多い。
逆に、特にアニメ原作のアニメだと、2000年以降から1クール(3ヶ月/12~13週間)区切りでアニメの放送枠が区切られるようになったため、本来なら登場すべきキャラクターを省いたり、チョイ役程度にしか出れなかったりといった事態が多発する。

ストーリーの短縮

原作があるアニメなどであれば、原作で起こった出来事が起こらなくなったり、別の事件とひとまとめにされたりする。
また分岐によって謎が解明されていくゲーム作品のアニメ化の場合では別ルートの情報をアニメオリジナルエピソードで補って、一本道のアニメに別ルートの情報を盛り込みつつも事実上の短縮を行ったりもする。

強引なオチ

余分なエピソードの追加や、オチを引っ張り過ぎた場合に起こり得るパターン。
本来は長期間の掲載や放送を要するエピソードを、尺の関係からやむを得ず強引に締めるという手法。たとえば、ダンジョンの中盤でいきなりボスキャラが出張ってきて決戦になったり、描写すべき交流や葛藤をすっ飛ばしてあるキャラが仲間になったり、まったく気配が無いのにいつの間にか恋愛フラグが発生してゴールインしていたり……、など。
最悪の場合は、そのまま打ち切りもあり得る。
ただしギャグ漫画では、わざとこの尺の都合を利用し、散々引っ張った後に下らないオチで笑わせるという手法が存在する。

引き延ばし

本来はあっさりと終わるはずが、後に控えた内容の制作に間に合わなかったり、想定した以上に反響が大きかった場合に発生するパターン。
原作付きのアニメの場合、長期放送になると原作に放送採用が追いついてしまうことがよく起こってしまう。その場合に、オリジナルエピソードを追加したり、本来は一話で収まる内容を数話ぐらいまで引き延ばしたりして、原作が再びアニメ放送より一定以上リードできるようにすることが多い。
またバラエティー番組などで、見せ場でCMを跨がせたり、「CMの後」「この後すぐ!」と銘打って番組の後半までメインとなるコーナーの登場を引き延ばすことは、もはや常套手段となった。

尺余り

昨今は無くなったが、特にお笑いバラエティーなどの検証コーナーで取り上げた問題が、思った以上にあっさりと解決したり、無計画にシナリオを汲んだ結果として放送時間を余してしまった場合に起きる。

特典映像化

本来は描かれるべきエピソードが、放送時間の尺の関係で挿入できずに終わったしまった場合に起き得る。
特に本編の切っ掛けとなったエピソードなどで、主人公や州へ人物が登場しないものの、そのエピソードを語るには必要な話等が多く、ビデオ映像として作製し、売上にも貢献させようとする手法で使われる。

短編作品の都合

短時間という尺が決まっているためにストーリー面を除いても長編物とはまた違った尺の都合がある。
例えば円谷プロの『ウルトラファイト』系列の作品では、


と短く抑えなければならないため、それに応じた工夫がなされている。


大体の目安

※あくまで目安なので、諸所の都合によりバラつきがあります。

ジャンル尺の加減備考
30分アニメ番組20~22分 OP・ED、CMを挟むと大体このくらい
60分ドラマバラエティー番組40~45分特にゴールデン枠は実質50分前後
東映アニメ映画90分子供の集中力の限界が45分ほどと言われており、そこに休憩をはさむと大体このくらいらしい
週刊少年誌20~30P雑誌の容量的に概ねこのくらい
月刊少年誌30~40P雑誌の規模や作者の作業量に左右されやすい
4コマ漫画4コマ×2行×10~20P一ネタの尺と本数の加減で大体この程度で収まっている
コミック190~200P3~4ヶ月分ほどをまとめるとこれくらいに収まる
文庫小説150~∞Pこの界隈は鈍器職人が割と多い

関連タグ

ソードマスターヤマト LegendofSanctuary
 尺余り

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