概要
映写機で映画をスクリーンに投影する事の出来る施設の総称である。
かつて、映画館と言えば1つの映画館に1つのスクリーンの営業形態が多かったものの、現在では多くが1つの映画館に複数のスクリーンを持つ「シネマコンプレックス(シネコン)」に置き換わっている。
自主映画を主に上映する映画館は「ミニシアター」として扱われる事が多い。
これは旧来1000席程がメジャーだった映画館に対して、規模を200席程に抑えて大手配給系列のしがらみに囚われない番組編成を行っていた事からそう呼ばれている。
またの名を単館系とも言う。
元来映画館の内装と言えば、演芸場から発展した経緯から緞帳と舞台が備えてあり、座席も傾斜平面式(ワンスロープ式、床が階段状になっていない)を採用。
前に体格の大きい人間が座るとスクリーンが見えなかったり。
音響もエコー反射を利用した大衆演芸場であったが、これもシネコン化によって変わりつつある。
映画の上映方式も変化しており、ニュー・シネマ・パラダイスのようなフィルム映写や映写技師といった物は絶滅寸前である。
現在はほとんどで完全自動制御システムが用いられており、外部ストレージに配信、保存されたデジタルデータをDLP映写機というデジタル映写機を用いてスケジュール通りにコンピューターが放映している。
主な映画館系列
シネマコンプレックス
チェーン系
- TOHOシネマズ:東宝系
- MOVIX:松竹系
- T・ジョイ:東映系
- ヴァージンシネマズ:ヴァージングループ(現在はTOHOシネマズ)
- イオンシネマ:イオン系
- ワーナー・マイカル・シネマ:ワーナー系(現在はイオンシネマへ統合)
- ユナイテッド・シネマ:ローソン系
- 109シネマズ:東急系
- シネマサンシャイン:佐々木興業
- コロナワールド:コロナグループ
- ジストシネマ:オークワ系
独立系
ミニシアター
- テアトル・シネ・リーブル:東京テアトル系
- ケイズシネマ(新宿)
- ufotable CINEMA
元祖映画館
閉館
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