概要
映画泥棒とは、盗撮防止キャンペーン【NO MORE 映画泥棒】CMに登場するカメラ男の俗称。
また、同CMそのものや、CMに登場するその他のキャラクターを総称するタグとして使われる。
その見た目の強烈なインパクトから当然ネタ扱いされる事も多いが、異形頭萌えの間では既にキャラクター自体が一つのジャンルとして確立されている。
タグとしては俗に『映画泥棒』と呼ばれているビデオ頭のキャラクターに対してだけでなく、【NO MORE 映画泥棒】CMシリーズに登場したキャラクター達や、更には映画泥棒とは直接関係の無い劇場マナー向上CMに登場するキャラクターをも総括したタグとして使用されることが多い。
カメラ男
映画泥棒というのはあくまで俗称であり、正式名称は「カメラ男」である。
第4弾CMより衣装が少し変わっている。
同CMシリーズに登場するキャラ
2010年春の第2弾CMより登場し、映画泥棒を捕まえている。
当初は正式名称が不明だったため、pixiv上のタグは「パトライト」が使われていた。
1人目の中の人
あいのりに出演していたダンサー、184cm。
本人曰く“藤島巨樹さんはたまに一緒にやらせていただく兄貴みたいな人”とのこと。
ちなみにyuki・joyバックアップダンサーとしてカメラ男とパトランプ男の中の人は共演している。
2人目中の人
ポンキッキーズの赤い某マスコットキャラの中の人、170cm。
3人目の中の人
色々なキャラクターの中の人も務めるダンサー、185cm。
写真集や近年のイベント等はこの方が勤めている。
恐らく、パトランプ男を演じるより先に『俺はまだ本気出してないだけ』劇場マナーCMでo-ki氏と銀幕で共演している。
- 女(演:ティアラ)
第2弾CMに登場。
映画館でポップコーンを食べていたり、2010年から正式となった、パソコンからの違法DL行為でパトランプ男に注意されたりしている。
- ポップコーン男&ジュース男
カメラ男の公式Twitterアカウントによると、正式名称はそのままポップコーン男とジュース男のようである。上記の女性に代わって違法DLを行い、彼らもパトランプ男に捕まってしまう。
2014年10月の第4弾CMより登場。
歴代CM
初代
物陰から登場したカメラ男が怪しい音楽とともにくねくね踊り、頭のビデオカメラを操作する。
やがて警告音と共にサーチライトに照らされ、壁際に追い詰められて、観念したようにうなだれる。
不気味なイメージで「子供が泣き出した」という苦情が寄せられたが、インパクトとしては十分だったと言えよう。
二代目
パトランプ男が初登場。
客席からひょっこり顔をのぞかせたカメラ男が、頭のビデオカメラで上映中の映画を盗撮し始める。
近くに座っていた女性客が唖然としてポップコーンを取り落すが、警告音と共に登場したパトランプ男がカメラ男を羽交い締めにして御用。
また、自宅で違法ダウンロードをしようとしていた女性客の元にもパトランプ男がやって来て警告を行う。
どういう趣旨のCMなのかがわかりやすくなった。
一応、このverでも「怖い」という批判は見られたらしい。
三代目
カメラ男が五人に分身し、ChooChooTrainダンスを行う。
対抗してパトランプ男も五人に増え、スーパー戦隊さながらの決めポーズを取り、カメラ男を追いかけてひっ捕らえる。
初代をいくぶんコミカルにしたような内容。
また、違法ダウンロードのシーンで初めてカメラ男の私服が登場した。
四代目
ポップコーン男とジュース男が初登場。
二代目の女性客のポジションをポップコーン男とジュース男に置き換えたような内容。ただ、ダウンロードの際は単なる警告ではなく、カメラ男と同じくジュース男が羽交い締めになっている。
五代目
遂に映画館を飛び出したカメラ男。
街中を逃走するアクションシーンが盛り込まれている。ポップコーン男とジュース男も健在。
また、この5代目から違法ダウンロードの刑事罰化が浸透したことを理由にこのバージョンには最後に「STOP 違法ダウンロード」シーンはカットされ、代わりに映画泥棒から独立した、映倫からの映画のレーティング関係の広告が付属している。
そしてまさかの…
白戸家でお馴染みのソフトバンクのCMのコラボで映画泥棒に代わり画面に「GIGA」の文字が人の顔を模した図柄で映し出された『ギガ泥棒』ことスマホ男が登場。
豪華寝台列車でスマホをみていた上戸彩が、「ギガ(データ通信量)」が奪われ驚く中で堺雅人扮する名探偵の「ギガ泥棒ですね」という一言をきっかけにスマホ男が乱入。
堺の「見たくもない動画でスマホからギガを奪っているのはお前か?」と問い詰める中で、それを無視してキレキレのダンスを披露していると、なんと本家映画泥棒のパトランプ男も登場!!
「何やってんだ君たちは…」と堺も唖然とする中でスマホ男を捕まえ、
「NO MORE 映画泥棒」ならぬ「NO MORE ギガ泥棒」が表示されるというものであった。
なお、その際には著作権表記がでてくる。
映画泥棒とは関係の無い劇場マナー向上CM
【NO MORE 映画泥棒】CMシリーズとは関係がないキャラクターだが、劇場マナー向上CM繋がりということで「黒い涙」や「マナー違反者」などが共に描かれることもある。
当犯罪に科せられる刑罰
劇場内での撮影・録音は犯罪となるのは当然として、その映像をインターネットでの公開・DVDに記録して販売すると、10年以下の懲役・1,000万円以下の罰金のどちらかもしくは両方が科せられる。
その他
犯罪防止キャンペーンのキャラクターでありながら、フィギュア化やグッズが発売された。しかし、一応カメラ男は映画業界としては絶対に許されない悪である為、フィギュアやグッズなどには慎重な声もあったとか。
この映画泥棒が話題になった頃、結婚披露宴のオープニングで映画泥棒のパロディムービーを行うのが流行っていた事がある。
また『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場した改造ポーダマンは、頭部の形状やその大袈裟な身振り手振りに「記憶を盗む」という行動から、コイツをモチーフにしているものと思われる。
五代目時には、映画冒頭の映倫レーティング紹介の映像が入る部分(所謂レーティング広告と言われる部分)を『ケロロ軍曹』との違法アップロード警告コラボ映像として流していた時期もある。これは第一弾となる通常の映画泥棒コラボ(映像内では四代目の2人に代わってケロロ小隊の面々がその役を担っており、パトランプ男に代わって日向夏美が彼に扮してケロロたちを捕まえるというものだった)が思いのほか好評だったことによるものであり、急遽制作されたもの。期間限定で映画館で使用されていたが、映画館のコラボ期間終了後も一部動画配信サイトの広告部分でも視聴できる機会があったほど人気を博していた。詳細はこちらへ
関連タグ
映画泥棒100users入り / 映画泥棒500users入り / 映画泥棒1000users入り
怖いCM:特に初代は薄暗いグレーの背景、大きめの打楽器の音、サーチライトに追いつめられるカメラ男などインパクトの大きい映像から怖いCMと評されることがある。
映画刀剣乱舞:監督の耶雲哉治が同CMを手掛けたことから刀剣男士がカメラ男を捕まえる特別版が制作された。
仮面ライダーリバイス:29話でバイスが違法アップロードをしたシーンが有る。また、劇場版では、同時上映の暴太郎戦隊ドンブラザーズよりドンモモタロウと共に共演した特別版が流れた。
ケロロ軍曹:上記の通り過去に二度にわたって新規のコラボアニメが作られた。時期によってはその両者がセットで上映されていたこともある。
名探偵コナン:「業火の向日葵」でのタイアップで、怪盗キッドと共に共演したこともある。
逃走中:「逃走中THEMOVIE」でのタイアップで、ハンターと共演。