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バオー来訪者

ばおーらいほうしゃ

1984~85年に少年ジャンプで連載された荒木飛呂彦の漫画、およびそれを原作とするOVA作品。
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バル バル バル バル バル

これがッ! これがッ!これが『バオー』だッ


バオー来訪者


そいつにふれることは、死を意味するッ! アームド・フェノメノンッ!

概要

荒木飛呂彦の週刊少年ジャンプ連載作品としては、魔少年ビーティーに続き2作目となる漫画。全2巻と短いながらも、良くまとめられたストーリーと、独特の奇妙な擬音、荒削りながらハイテンションで駆け抜けるような展開から、今なお根強い人気を誇る。
1989年にOVA化され、一部劇場で公開された。

作者・荒木飛呂彦に曰く、「カッコイイけど悲しいお話」らしい。

なおこの作品は連載当時は中々読者人気を得られず、打ち切りの憂き目に遭っている。しかし物語は綺麗にまとめられている為、最初から2巻完結で構想された短編なのではと誤解する声も聞かれる。

あらすじ

秘密機関“ドレス”が創り出した最強の生物兵器・バオー。橋沢育朗に寄生し、超能力少女・スミレと共にドレスから脱走したバオーに、暗殺者たちが次々と襲いかかる。
その時、育朗の中に眠る無敵の生命・バオーが覚醒する!!

登場人物

声優は特筆しない限りOVA版のもの。

橋沢育朗
- 堀秀行(OVA) / 内山昂輝(オールスターバトル)
寄生虫バオーに寄生されている17歳の少年。家族と車で旅行中に交通事故に遭い、意識不明のまま病院へ搬送されるが、験体としてドレスに拉致され、脳にバオーを仕込まれてしまう。その後仮死状態で研究所に移送される途中、スミレの手により偶然目覚め、彼女と共に脱走。以降ドレスの刺客から追われることとなる。真面目で物静かな性格の持ち主。

バオー
霞の目博士によって生み出された生体兵器。見た目は3cm程度の線虫である。生物の脳に寄生し、体から分泌される体液によって宿主を瞬時に戦闘形態へと変態(メタモルフォーゼ)させる性質がある。寄生してから百数十日で成虫になり、宿主を苗床に卵を産み付け繁殖を繰り返す。
その危険な生態とは裏腹に、バオー自体は生物的にごく普通の思考を持ち、敵意に晒されない限りは何もしない。ドレスによって一方的に殺された親子を見たときは憐憫の情すら抱いていた。

スミレ
声 - 日高のり子
孤児院で育ち、予知能力の素質をドレスに認められた9歳の少女。性格はませており、とても口が悪い。その能力は微弱で自動書記(作中ではこれを「心を滑らせる」と表現している)やコックリさんなどの手段を用いるが、稀にはっきりとした映像(ヴィジョン)を見る。物語前半に逃亡中の資金を稼ぐため、予知能力を使い競馬場で大穴を当てている。育朗と同じ列車で移送中に車両を脱走し、育朗と出会う。ノッツォと言う、ドレスが創ったリスのような小動物に懐かれている。

六助じいさん
老婆と二人で山中の民家に住まう、猟師の老人。作中の数少ない、育朗の協力者。逃避行中に納屋へ転がり込んだ育朗たちと対面し、その紳士的な態度にほれ込み客人として手厚くもてなす。猟銃の名手。OVAには登場していない。

霞の目博士
声 - 永井一郎
寺の住職を表の顔にしている秘密機関ドレスの研究者で、バオーの生みの親。「なぜならッ!」が口癖のマッドサイエンティスト。名前の由来は作者ゆかりの地仙台市の霞目地区からだろう。
遺伝子操作を施した様々な動物達を、過酷な環境を作り出す実験室で飼育するという実験を「人工進化」と称して行い、それを繰り返してバオーをはじめとする新生物を多数生み出した。ドレスにおいてはそこまで高い地位の人物ではなく、上からの命令には逆らえない。

ウォーケン
声 - 屋良有作
架空のアメリカインディアンの部族・スクークム族の末裔で、誇り高き戦士。霞の目曰く「地上最強の超能力者」であり、物語における最強最後の敵としてバオーの前に立ちはだかる。電子レンジのように物質分子を振動させることができる超能力の使い手である。戦いこそが全てであると語り、殺戮を生きがいとする男。敵であるバオーを自身と対等の力を持つ戦士と認め、命を賭した凄絶な戦いを繰り広げる。外見は永井豪の作品バイオレンスジャックの主人公によく似ている。

バオー武装現象(アームド・フェノメノン)

バオーは宿主のに寄生している。
宿主が生命の危機に陥ると精神を乗っ取り、体液を全身に流すことで宿主の肉体を強靭なものに変化させる(いわゆる変身である)。これをバオー武装現象と呼ぶ。
変身中は「バル バル バル バル バル」という咆哮しか発せず、人間の言葉はしゃべらない(そのため、オールスターバトルでは彼の思ったことや、やったことをセリフの代わりにナレーションが教えてくれる)。
バオー自体が生まれたばかりの種族なのでそのポテンシャルは未知の領域が多く、霞の目博士ですらその能力を把握し切れていない。
高い治癒能力と代謝能力の活性化や体液の変質などにより、宿主の体の一部が切断されても傷口を重ねるだけで元通りに接合して治すことができる。
物語中盤まではバオーが武装現象を起こすと意識はバオーのものとなり、育朗の意識は眠っていた。
物語が進むにつれて育朗はバオーと意識を共有し、自分の意識と意思を保ったまま武装現象を発動させられるようになり、さらには瀕死の生物にバオーの血を飲ませることでその命を救うことができるようになる。

『オールスターバトル』では橋沢育朗のバトルスタイルとなっている。

以下は育朗が変身中に発現した現象、いわば必殺技である。

・バオー・メルテッディン・パルム・フェノメノン

体外に排出されると強力な酸へと変わる体液を主に掌から放出し、人体や金属などを溶解することができる。
作中の解説では強力な酸によって自らの体組織も溶解しているが、酸を出すと同時に特殊なカスを作り出しており、このカスが新たな皮膚となって溶解部分を再生するために事実上ダメージは無いとされている。
育朗の力が増大してきた結果、自身の意思で武装現象への肉体変化なしに発動させることに成功している。

・バオー・リスキニハーデン・セイバー・フェノメノン

前腕側部の皮膚組織を突出・硬質・鋭利化して刃物状にする。「セイバー オフ!」の掛け声で切り離して飛ばすことも可能。OVAでは掛け声なしで切り離している。
その硬度を以って銃弾を跳ね返すなど、盾のような防衛手段として活用される事もあり、更に中盤では銃弾を敵に向けて正確に跳弾させ反撃する場面がある。
因みに「ジョジョ」第二部にて登場するカーズが、この現象と類似な輝彩滑刀と言う流法を用いる。

・バオー・シューティングビースス・スティンガー・フェノメノン

毛髪を硬質化して射出し、標的に突き立てる。これだけでも物理的ダメージがあるが、更に刺さった標的からの熱の伝導などで毛髪が一定温度に達すると発火し、標的を炎上させる効果も持つ。

・バオー・ブレイク・ダーク・サンダー・フェノメノン

体細胞から発生される生体電気を直列にして放出、放電する。デンキウナギと同様の原理だが、バオーの筋肉細胞は一つ一つが強力なために60,000ボルトの高圧電流となる。
直接放電する以外にも、兵器への電力供給を行うことも可能。



関連イラスト

僕の邪魔をするなァーッ!『バオー来訪者』
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来訪者
来訪者


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荒木飛呂彦 ゴージャス★アイリン ジョジョの奇妙な冒険
ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル(主人公:橋沢育朗がプレイアブルキャラとして参戦)

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