荒木飛呂彦短編集「ゴージャス★アイリン」

あらきひろひこたんぺんしゅうごーじゃすあいりん

荒木飛呂彦短編集「ゴージャス★アイリン」とは、荒木飛呂彦の初期作を収録した単行本である。

概要

漫画家・荒木飛呂彦の表題作および、初期読み切り作品を収録した単行本。ジャンプ・スーパーコミックスより、1987年に初版が発売された。

※媒体によって収録されていないものもある。（後述）

特別な化粧を施すことで華麗な暗殺者へと姿を変える少女・アイリンの物語。

詳細は個別記事を参照。

麦刈公一という少年の奇妙な友人・ビーティーが、遭遇する数々の事件を紐解いてゆく。1話完結。

詳細は個別記事を参照。なお、ビーティーの単行本には、この読み切り版は収録されていない。

読み切り。

運送宇宙船「デリンジャー号」内部に、何者かが爆弾を仕掛けた。乗組員は2人のみ、周囲は宇宙、誰かが侵入した様子は見られない。脱出艇を爆破され、船内に残る爆弾をなんとかして解体しなければならないが……。

「閉鎖空間（船内）での、爆弾の解体」というサスペンスフルな内容。最後のオチなども含め、オムニバス洋画ドラマの一編のような印象を受ける一作である。

ある男が、ポーカーにまつわるガンマンの事を語り始める……。

詳細は個別記事を参照。

デビュー作。荒木氏は20歳の時にこの作品を投稿し、第20回手塚賞を受賞。本格的に漫画家デビューへと至った。1981年の週刊少年ジャンプ（1号）にて掲載された。

舞台は西部開拓時代のアメリカ。「アウトロー・マン」と呼ばれる男が賞金首としてピンカートン探偵社の追撃を受け逃げ回るも、ルートを予測して待ち伏せる「逆尾行」や、草の埃や川底に残った痕跡までも見極めて彼を追う探偵たちに追い込まれる。

読み切り。

愛蔵版と文庫版には収録されているが、最初のコミック版と、ムック版には未収録。初期の短編作品を完全網羅するために、愛蔵版の刊行の際に追加収録された。