CV:池田秀一(OVA版)
ドレス特殊工作部門の戦闘員。
元兵士で、本人の弁によれば『戦場では2500人を殺した』という。暗殺術と狙撃の達人であり、霞の目が生み出した生物兵器・芳香蝙蝠(アロマ・バット)や催眠術を駆使して育朗を狙う。
その身体は半分以上が機械化されたサイボーグ。過去に戦場にて、爆弾で身体を吹き飛ばされために改造されたらしい。右腕は金属製の義手であり、洗脳装置を内蔵している他、アロマ・バットをコントロールする超音波も発する。
拳部分には仕込み銃を装備。更に、遠隔操作できる他、爆弾を内蔵している。
胴体部には折り畳み式のハングライダーも内蔵しており、空中滑空が可能。緊急時には空中へ逃れた。
また、義手はアタッチメントになっているらしく、専用のライフルを装着。右目部分をスコープに連結して、育郎の狙撃を試みた。
当初は、バオーを単独で始末しようと目論み、右腕義手の洗脳機能を用いて六助じいさんを洗脳。敵意の「におい」のない状態の六助じいさんに銃を撃たせて、眠っている育朗を殺そうとした。しかしそれに失敗し、アロマ・バットを用いてバオーの感覚と動きを封じ、薬物注射で殺害しようとする。が、正気に戻った六助じいさんの銃に注射器を破壊される。
六助じいさんを義手からの弾丸で負傷させるも、アロマ・バットを撃ち落とされて形勢逆転。
バオーのリスキニハーデン・セイバーで喉を切られ、右腕義手も切断。顔面部にシューティング・ビースス・スティンガーを受けて燃やされる。
が、まだ死んではおらず、サイボーグとしての姿をさらしつつスミレを攫い、ハングライダーで逃走。彼女をドレス三陸海岸研究所へと送り届ける。
しかし、貴重なアロマ・バットを死なせ、更にはバオーを倒せなかった事から、霞の目やドレス内の人間たちから責められる。
失敗続きから来る焦りから、単独行動でバオーの遠距離狙撃を狙うが失敗。最期は霞の目博士の命令を受けたウォーケンによって粛清された。
自分に有利な内は余裕ぶるものの、予想外の出来事が起こり、不利な状況になると途端に狼狽えてしまう性格。
また、自分が無能扱いされることは我慢ならないらしく、独断で狙撃を行ったのも「育郎=バオーを自分が狙撃し殺害する事で、霞の目や周囲から受けた屈辱を晴らす」という、小物じみた発想からだった。
しかしその結果、育郎は監視衛星から逃れ、寄生虫バオーも学習し成長してしまう事になる。
OVA版では冷静な性格になっており、終始冷静沈着に行動していた。また、ドレス抹殺部隊の隊長になっており、「第22の男」やウォーケンを部下にしているなど、設定も変更されている。その最期も原作と異なる(岩壁に貼り付くバオーをヘリから狙撃せんとするが、バオーのブレイクダーク・サンダーを受けて爆薬入り弾丸を跳ね返され、ヘリごと爆死する)。
関連タグ
ルドル・フォン・シュトロハイム:同作者の後年の作品。「ジョジョの奇妙な冒険」第二部「戦闘潮流」のキャラクター。同様に身体を爆弾により吹き飛ばされ、体内に様々な武装を内蔵したサイボーグと化して再登場する。ただしこちらは主人公側の味方。