これからあなたが目撃するものは
それを見た瞬間 身の毛のよだつような恐怖の疼きを
味わわせることでしょう
概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第2部に当たる、1987~1989年に「週刊少年ジャンプ」に連載されたバトル・アドベンチャー作品である。
連載時のサブタイトルは「第二部 ジョセフ・ジョースター ―その誇り高き血統―」
第6部以前のシリーズで唯一、DIOが姿を見せない。ただし、ストレイツォが吸血鬼と化す原因となったり、ジョセフが父と死別し、母親とも生き別れになってしまう遠因ともなっているので、ストーリーには影響を及ぼしている。
一方で、バトル・アドベンチャーのバトルに重きが置かれたストーリー展開は以降のシリーズの方向性を決定付けたと言え、さらに以降の物語でキーとなるジョセフ・ジョースターやスピードワゴン財団が登場するなど、どちらかと言うと第1部と第3部以降の「ミッシングリンク」的セクションである。また、第1部における重要な要素であった石仮面に纏わる物語の帰結が描かれている(第2部を最後に、石仮面やそれに関わる存在と対峙してきた波紋使いの組織は登場しなくなる)。
第1部からさらに発展した独特のテンションが持ち味で、ストーリーの壮大さや構成の巧みさから「第2部が一番好き」というファンも少なくない。
バトルに於いては、発展的な波紋技術と道具や環境を用いた小技が特徴。ジョセフ達は持ち前の知能でこれらを駆使して、心理戦を軸に戦い抜いていく。
基本的に敵も人間(あるいは元人間)であるジョジョシリーズの中でも、後の作品である『ジョジョリオン』と同様に人類とは全く異なる種族が敵であるシリーズ中の異色の作品。
あらすじ
自由と活気に満ちあふれながら危険と隣り合わせなその都会に、誇り高き紳士ジョナサン・ジョースターの孫のジョセフ・ジョースターが移住してきた。
ある日ジョセフは、祖母のエリナと友人のスモーキー・ブラウンとの食事中、マフィアの男から、自分たちをアメリカに招いた恩人であるスピードワゴンがメキシコで殺されたという知らせを受ける。
そして数日後、かつて祖父とともにディオ・ブランドーと戦った波紋戦士ストレイツォがジョセフの前に現れ、襲いかかった!彼は石仮面の力で吸血鬼と化していたのだ。
ジョセフは死闘の末ストレイツォを倒すが、彼の言葉から「柱の男」の存在を知り、メキシコに渡る決意をする。
同時にそれは、人類と「柱の男」たちが数千年に渡って繰り広げてきた、種の存亡を掛けた生存競争の渦中に巻き込まれていくことを意味していた───!
今、再びジョースター家と闇の遺産を取り巻く因果が巡り始める!!
主要な登場人物
※CVはテレビアニメ版
声 - 杉田智和
今作の主人公で二代目JOJO。ジョナサン・ジョースターの孫。お調子者ながら抜け目ない策士。
声 - 佐藤拓也
ジョナサンの師匠であったツェペリ男爵の孫。
シャボン玉に波紋を練りこんだ独自の戦闘スタイルが特徴。
声 - 田中敦子
ジョセフとシーザーの師匠である波紋使い。
冷静沈着なクールビューティー。物語のキーアイテムである『エイジャの赤石』を所持している。
声 - 上田耀司
世界の経済をリードするスピードワゴン財団の創設者でジョナサンの友。
波紋使いを支援する。
声 - 伊丸岡篤
ナチスドイツの軍人。
高圧的で傲慢な性格だが誇り高き男。
声 - 乃村健次
メキシコで眠っていた柱の男。他の3人より地位が低く、一番弱いとされるも、驚異的な戦闘能力を持つ。
声 - 大塚明夫
戦闘の天才と呼ばれ、戦いに誇りを持つ武人。風の流法を使う。両腕からの暴風で敵を引き裂く「神砂嵐」は必殺の威力を持つ。
声 - 藤原啓治
激情的な性格で相手の裏をかく戦いが得意。炎の流法を使い、500度の血液で敵を焼きつくす。
声 - 井上和彦
本作のラスボスで、石仮面の製作者。光の流法を使う。両腕両脚からでる刃「輝彩滑刀」はあらゆるものを両断する。
「エイジャの赤石」を手に入れ、全ての生物を超越した究極生命体への進化を目指している。
その他登場人物は戦闘潮流の登場キャラクター一覧を参照
テレビアニメ
david productionが制作したTVアニメーション。ジョジョ連載25周年の2012年冬、第1部と共にアニメ化された。話数は第1部から通しとなる。
詳細は【ジョジョの奇妙な冒険(アニメ)】へ。
関連イラスト
関連タグ
← 第1部 | 第2部 | 第3部 → |
---|---|---|
「ファントムブラッド」 | 「戦闘潮流」 | 「スターダストクルセイダース」 |