ああ・・・・・
今日という日が永遠に続きますように・・・
概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第1部「ファントムブラッド」のヒロインであり、ジョナサン・ジョースターの想い人。
名前の元ネタはビートルズのヒット曲「エリナー・リグビー」から。
少女時代、近所の悪ガキ2人組(「そこにシビれる!あこがれるゥ!」の二人)にいじめられているところをジョナサンに助けられ、それが切っ掛けで彼に恋心を抱くようになる。その後、再会して相思相愛の仲となり、ジョナサンとデートをするようになっていった。
河原で水浴びをしたときに、ジョナサンがそのへんの木にハートマークと二人の名前を彫った時には「まあ!ジョジョったらいけないひとッ!」と言いつつ頬を染めながら照れるなど、二人で平和な日々を過ごしていた。
だが、これをジョナサンの同居人で彼を貶めようと企むディオ・ブランドーに知られ、ある日の帰り道でディオに無理矢理に唇を奪われてしまう(当時の価値観で未婚の女性に同意無く性的な振る舞いを働くのは、今で言えば往来で全裸にするくらいの蛮行である)。
だが、敢えてディオの前で近くに川があるのに泥水で口を漱いでみせる気丈さを覗かせた。ジョナサンはこれを知り激昂、ディオを泣くまで殴りにいっている。
この一件の終了後、ジョナサンとは会っていない。
それから月日が流れて7年後、石仮面で吸血鬼となったディオとの決闘で傷ついたジョナサンのもとに現れる。
父が医者であったため一緒にインドへ行き、7年間はそこで生活していた。 自分も看護師となって活躍。エリナが勤務する病院に偶然に運ばれてきたジョナサンを、目が覚めるまで付きっきりで看病し続けていた。
その献身ぶりは、火傷の熱を冷やすために千回を超えるほど冷たい水で布を絞り続け、指の皮がふやけて血が滲み、ジョナサンが目覚めて安堵すると気絶しかけるほどだった。
以後、再び互いを想い合う仲となり、互いに心の支えとなっていく。
ディオとの決着後、晴れてジョナサンと結婚して『エリナ・ジョースター』となる。この出来事は、ロンドンプレスにも掲載された。だが、新婚旅行で乗った蒸気船で首だけとなったディオと再会。
命を使い果たしたジョナサンとともに死のうとしたが、いまわの際に母親を失った赤ん坊を気遣うジョナサンの説得を受け、赤ん坊を抱えて船を脱出する。
その後、赤ん坊をストレイツォに託し、お腹に宿した息子・ジョージⅡ世を立派に育て上げていく。
性格
19世紀イギリスの淑女(レディ)としての教養を仕込まれた淑女然とした穏やかな女性であるが、ジョナサンと気さくに遊ぶ明るく活発な感性と、一度心を決めればそれを曲げない「誇り高さ」を兼ね備えている。
ジョナサンを深く愛しており、7年離れてなお彼を想い続ける健気で一途な心の持ち主。
またジョナサンを喪ってからは、一人の大人の女性として気丈な人物へと成長していく。
余談
ジョナサンに劣らぬ不幸なヒロインでもあり
- 結婚して間も無く夫を喪う
- 更には身籠った息子すら事故に見せかける形で殺害される
- 長年交流があった夫の友人が闇堕ち
- 義娘は殺人容疑の罪を着せられて指名手配、やむを得ず長年離れ離れ
- 後に生存が判明するとはいえ、長年の親友や孫の訃報を聞いて一時は悲しみに暮れる
- 自分の死後とはいえ、夫の肉体が夫の仇に乗っ取られる
- 自分の死後とはいえ、孫が夫の仇に殺されかけるなど、身内がことごとくジョースター家の血統由来の災難に遭う
- そして夫や長年の親友、孫と共にいた世界が夫の仇の親友のスタンドによってリセットされてしまう
と身内絡みで散々な目に遭ってしまっている。
パラレルワールドを舞台にした第7部以降では、彼女の要素はルーシー・スティール(ルーシー・ペンドルトン)および東方理那に継承され、ジョナサンにあたるジョニィやディオにあたるディエゴ・ブランドーとの関係性などもエリナと対比して描かれている。
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ジョナサン・ジョースター ディオ・ブランドー ロバート・E・O・スピードワゴン