概要
シリーズを通して、「ジョージ・ジョースター」という人物は5人登場している。
1人目は第1部「ファントムブラッド」に登場するジョージ・ジョースターI世、
2人目は第2部「戦闘潮流」に登場するジョージ・ジョースターII世、
3人目は第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するジョージ・ジョースター、
4人目は第8部「ジョジョリオン」の回想シーンに登場するジョージ・ジョースターIII世、
そして5人目は「JORGE JOESTAR」に登場するジョージ・ジョースター(Joji Joestar)である。
一般的に「ジョージ・ジョースター」というと第2部に登場するジョージ・ジョースターII世を指すことが多い。
なお、英語名の「ジョージ」の綴りは「George」である(≠JoJo)が、スペイン語とポルトガル語の名前で、同じ意味の「Jorge」(ホルヘ、ジョルジ)が存在する。
第1部のジョージ・ジョースター
第1部の主人公・ジョナサン・ジョースターの父親。
詳細はジョースター卿を参照。
第2部のジョージ・ジョースター
第2部の主人公・ジョセフ・ジョースターの父親で、リサリサの夫。ジョージII世。
上記のジョージ・ジョースターの孫にあたる人物で、名前も祖父のものを受け継いだとされている。
作中では既に故人であり、スピードワゴンの回想シーンに登場する。
イギリス空軍に所属するパイロットであり、その非凡な才能により第一次世界大戦の戦場において数々の手柄を立て、やがて幼馴染みであるリサリサ(エリザベス・ジョースター)と結婚して息子ジョセフを授かるなど、順風満帆な人生を送っていた。
しかし、ある時自身の上官である空軍司令官がディオの生み出したゾンビの生き残りであることに気づき、密かに調査を行っていたが、(素質はあったものの)波紋の修業をしていなかったため、逆に司令官に惨殺されてしまった。
その後、この司令官はリサリサによって始末されたが、それを軍人の1人に目撃されてしまったことから彼女は英国空軍司令官殺害の汚名を着せられてイギリスを追われることとなった。
彼の母エリナは、夫のジョナサンだけでなく息子のジョージをも「石仮面と吸血鬼」の因縁で失うこととなり、せめて孫のジョセフだけはその因縁に関わらないようにと、「父親は幼い時に戦死した」とのみ語り、真相を語ろうとはしなかった。
なお、第5部の主人公:ジョルノ・ジョバァーナおよび第6部に登場するDIOの息子とは異母兄弟の関係にある(DIOは首から下がジョナサンの肉体である為)。
第7部におけるジョージ・ジョースター
一巡後の世界におけるジョージ・ジョースターで、主人公:ジョニィ・ジョースターとその兄であるニコラス・ジョースターの父親。ここでは牧場の経営者。
優秀なジョッキーであったニコラスを溺愛していたあまり、弟のジョニィに対して愛情を注ごうとしなかったため、間接的にではあるがジョニィが道を踏み外してしまう遠因を作ってしまう。
しかし、レース終盤で息子:ジョニィの前に現れ、涙を浮かべながら息子の活躍を見守っていた。
第8部におけるジョージ・ジョースター
8部に登場する東方家に残された家系図にも、ジョニィの息子としてジョージ・ジョースターIII世がいたことが明らかになっており、その後回想シーンにて登場を果たしている。その際の描写から、父:ジョニィと母:理那と共に来日していたようだ。
なお、吉良・ホリィ・ジョースターは彼の孫に、吉良吉影と虹村京は彼の曾孫にあたる。
「JORGE JOESTAR」におけるジョージ・ジョースター
作中ではあくまで脇役として描かれていたジョージ・ジョースターII世だが、舞城王太郎氏の「JORGE JOESTAR」では主人公を務めている。この話はジョージの若い頃の活劇を描いたもので、第1部と第2部のミッシングリンク的な話でもある。
この話は20世紀初頭(「ファントムブラッド」と「戦闘潮流」の間の時期)と21世紀(2012年)の日本(杜王町)の2つの舞台を軸に進められていく。
20世紀初頭では上記のジョージII世を主役として話が進められていくのだが、21世紀の杜王町においてももう1人「ジョージ・ジョースター」という人物が主人公として登場してくる。幼い頃に名前もないまま里子に出された少年で、ジョースター家に引き取られて育てられたため、ジョースター姓を名乗っている。現在では福井県に在住して探偵業を営んでいる。
余談
「ジョージ」という名前の由来は、ビートルズのメンバーの1人であるジョージ・ハリスンだと言われている。
関連イラスト
関連タグ
ジョジョの奇妙な冒険
1部 ファントムブラッド ジョナサン・ジョースター
2部 戦闘潮流 ジョセフ・ジョースター リサリサ エリナ・ペンドルトン
7部 SBR ジョニィ・ジョースター
8部 ジョジョリオン