自明の下では見過ごされて良い事など
ひとつとしてないの
概要
52歳。第7部の主人公の1人であったジョニィ・ジョースターの子孫であり、吉良吉影と虹村京の母親。
かつては医師をしていた。現在は脳に奇妙な症状が見つかった(後述)ためTG大学病院に入院している。
また第8部の主人公:東方定助と同様、物の全長・距離を目視で精密に測ることができる。
スタンドの存在についても知っているようで、病院を訪れた康穂がスタンド能力に覚醒したことを見抜いている。また、吉良に関する情報を聞き出そうとする康穂に対して「家系図を調べろ」というメッセージを残している。
彼女がスタンド使いであるかどうかはわかっていない。
名前は、第1部から第6部の世界にて空条承太郎の母親であった空条ホリィ(ホリィ・ジョースター)と同じである。また、ジョナサン(ジョニィ)のひ孫にあたる点など空条ホリィとの共通点も多く、吉良・ホリーはこの世界の空条ホリィに相当すると考えられる人物である。
なお、彼女とはまた別に、空条仗世文の母親として、空条聖美(きよみ)という人物も登場している。こちらは、第3部でホリィが「聖子さんって呼んで」と言っていたことに因んだ名前と思われる。
過去
海で溺れて病院に搬送されてきた仗世文を吉影と共に助けている。この出来事のおかげで仗世文は彼女をとてもよく慕っており、彼が吉良のロカカカ強奪計画に協力する動機にもなっている。
また、かつて自殺未遂をした康穂を助けたのも彼女である。康穂はこのことをアーバン・ゲリラ戦後に思いだし、定助に協力する動機を強めることになった。
症状
物語序盤、康穂が会いに行くと、彼女は康穂をエロ本の写真の女性と思い込んだり、看護師をブーツと間違えるなどといった奇妙な行動ばかりを取った。
医師の話によると、その原因は「脳の一部が欠落している」ためであるが、その欠落のあまりの不自然さに、病院の医師たちは当惑している。まるで「人為的に奪われている」ようであるらしい……。
また田最戦後は症状がさらに悪化しており、自身の指を誤って食いちぎるほどであった。
関連タグ
TG大学病院 明負悟 ロカカカ アーバン・ゲリラ プアー・トム 羽伴毅
原因
※ここから先は物語の根幹にかかわる事柄が記載されているため、未読の方は閲覧注意
第8部第92話より、謎の症状の原因は病院の岩人間たちによる秘密裏のロカカカ投与実験によるものだったことが判明する。明負悟が新院長に就任したころから症状が無自覚ながらも悪化し始めたようである。またホリー自身もロカカカの秘密ラボを作るなど、ロカカカの研究に携わっていた。
しかし、東方家に代々伝わる石化病との関連やロカカカ研究にどれ程かかわっていたのかなどは未だはっきりしていない。
またこの時の症状は前述したものではなく、時間が経つにつれて体の下の部位から皮膚が岩化、岩は転移を繰り返しながら一定時間で脳まで到達し昏睡する、というものになっている。ロカカカの投与実験を繰り返したことにより症状が変化した可能性がある。
その後、ホリーを治療する為に定助が新ロカカカの実を入手しようとするが、康穂と透龍が新ロカカカの実を傷の治療の為に使用。その後、花都が自らのスタンド能力で樹木ごとすり潰して作った樹液をつるぎに飲ませたことで、新ロカカカはこの世から完全に失われてしまう結末となった。
その結果、吉良吉影、空条仗世文、東方定助の悲願であったホリーの治療は叶わず物語は完結してしまう。
今後、ホリーがどうなるのかは現時点では不明。
なお、続編となる第9部「TheJOJOLands」では、妹がいたことが判明した。