どこもおまえのせいではない
おまえは何も悪くない いいな…
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第4部の吉良吉影
⇒吉良吉影
概要
享年29歳。とある貨物船で船医として働いていた。
作中ではすでに心筋梗塞で死亡しており、遺体は定助が埋まっていた場所の下から発見されたのだが、なぜか睾丸がなかった(一方、定助には睾丸が4つある…)。
人物
ナルシストかつあいまいなことを嫌う性格で、笹目桜二郎を唆して彼の指を自ら食べさせるなど奇妙なカリスマ性を持っている。記憶力も高く、積み荷のリストを見て、荷物の複雑なナンバーを瞬時に暗記してしまうほど。
彼の住んでいたマンションのキッチンの戸棚にはワサビやグリーンピース等の緑色の食品が陳列されている。
「手に執着を持つ」「切った爪を月日ごとにビンに保存する」「部屋にモナ・リザの絵が飾ってある」など、第4部の吉良吉影と関連性が見られる。
ただ、唆して奇行に走らせたり、下記のロカカカの実を巡って少々危険なことに手を出そうとすることはあるものの、基本的にスタンドを悪用したり、自分から暴力などを振るうことはなく、スタンド能力の応用で医療行為をする等、第4部と比べると善良な人柄。
東方家に残されていた家系図によると、第7部の主人公であるジョニィ・ジョースターの後裔らしい。また、ジョニィは東方家の女性(ノリスケ・ヒガシカタの娘)と結婚しているため、東方家とも遠い親戚関係にある人物ということになる。
身内として母に吉良・ホリー・ジョースター、妹に虹村京がいる。吉輝(よしてる)という父親もいたが、既に故人。
少年時代から医師である母の手伝いをしていたらしく、スタンド能力で患者の血栓を破壊して蘇生させる描写がある。
ホリー・ジョースターの息子であることから、この世界の彼は前の世界における空条承太郎の立ち位置の人物である様子。
定助の本来の姿とされる空条仗世文とも親交があった。謎の奇病に侵された母親を救うために、仗世文と共謀してロカカカの枝を奪取する計画を立てていたようだが…。
容姿
顔立ちは第4部の吉良吉影と似ているが、真っ黒な瞳と目つきはどちらかと言えば川尻浩作。また、水兵帽から黒い髪が少し溢れた特徴的な髪型や、白を基調としたいでたちは空条承太郎を思わせる(記憶力がいいという点でも類似)。
笹目曰く、「美しい手の持ち主」らしい。
ファンの間では第4部の吉良と区別するため、「8部吉良」と呼ぶことが多い。
スタンド「キラークイーン」
詳細はキラークイーン(ジョジョリオン)へ
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ネタバレ
【警告】
これより先、第8部の重要なネタバレが含まれるため注意されたし。
実はロカカカの実の奪取計画が実行された後、空条仗世文と一緒にスタンド使いの岩人間に捕まり拷問されてしまい、共に脱出はできたものの逃げる途中で力尽きていたらしい。
この時、吉良は意識のないまま、空条仗世文によってソフト&ウェットの泡で新ロカカカの欠片を摂取させられたのだが、体が振動するなどわずかに蘇生の兆候を見せたものの結局うまくいかなかった。拷問自体も内臓を抉り出されるという致命的な傷を負わされていたのだが、特にやばかったのはキラークイーンの能力で船着き場を爆破した際、後頭部に小さな無数の破片がいくつも深く突き刺さってしまったことのようである。
仗世文から摂取させられた新ロカカカである程度回復したはずだが、吉良の頭から夥しい血液とともに破片が無数に地面に零れ落ちる。それを見て絶望した空条仗世文は、嗚咽を漏らしてしまった。
そして追手に追いつかれようとしたときに空条仗世文と共に壁の目に飲み込まれ、土地の影響によって東方定助となったという。
そのため東方定助の外見には二人の人間が混ざっている痕跡があり、遺伝子の90%以上は吉良吉影とも同一であるらしい。
吉良吉影は死体として発見されており、逆に空条仗世文の死体は見つかっていないことからベースとなっているのは仗世文の肉体ようである。
かつての世界線における彼に当たる立ち位置の人物である空条承太郎は、28歳の頃に吉良吉影のスタンドによって一度殺されているため、ある意味前の世界(の自分に相当する存在)と同じく、30歳になる前にスタンド使いとの戦いで死亡する運命を辿っていることになる。
また、相棒の負傷を直したのにもかかわらず意識が戻らなかったという点では虹村億泰とも共通する。